モウリーニョ氏、アーセナルの新生3トップに言及! エメリに生かし方をアドバイス
2019.09.02 21:15 Mon
イギリス『スカイ・スポーツ』で解説者を務めるジョゼ・モウリーニョ氏がアーセナルの新生3トップについて言及した。
同試合においてアーセナルは初めてガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤン、フランス代表FWアレクサンドル・ラカゼット、コートジボワール代表FWニコラ・ペペを同時に先発起用し、3トップを形成させた。
そして、2点ビハインドを負う中で、前半アディショナルタイムにペペの巧みなパスからラカゼットが決めて1点差とし、71分にはMFマテオ・グエンドウジのクロスをオーバメヤンが技ありのワンタッチシュートで合わせ、貴重な同点ゴールとしていた。
同試合後、モウリーニョ氏は『スカイ・スポーツ』のスタジオで3選手ともに得点に絡む活躍を見せたアーセナルの新生3トップに関して言及。これまで得点を量産してきたリバプールの3トップと比較しながら、3選手の効果的な生かし方について助言した。
「オーバメヤンはおそらくゴールに近い真ん中でのプレーを好んでいるように思う。そして、真ん中でプレーすれば、より多くのゴールを決められると思っているだろう。しかし、彼は左でも同じぐらいゴールを決められるはずだ」
「リバプールでは(FWロベルト・)フィルミノがライン間に下がり、(FWサディオ・)マネと(FWモハメド・)サラーがダイアゴナルに攻撃するためのスペースを与えている。仮に、リバプールの左サイドでオーバメヤンがプレーすれば、より多くのゴールを決めるだろう」
「アーセナルのラカゼットはそういった特質は持ち合わせていないが、チームには2つの選択肢がある」
「1つは、スタート時に3人のMFが直線的にプレーさせるのではなく、後半の残りの20分から10分にかけてやっていたように中盤を2人のMFと10番タイプの1人で構成させることだ。そうすれば、ラカゼットをライン間に落とすことなく3トップを効果的にプレーさせることができるはずだ」
「もう1つはペペを右のインサイド付近でプレーさせることだ。最近の多くのチームは4バックで守り、ビルドアップの局面では3バックを採用している。それによって、右サイドバックはウイングのようにワイドに張るため、一列前の右ウイングは中でプレーさせることができる」
「ペペが中央寄りでプレーする場合、よりラカゼットにダイアゴナルなボールを入れることができる。つまりグエンドウジが今日の最後のゴール(オーバメヤン)を演出したような形だ。ペペの場合、右サイドから左足であのようなボールをラカゼットに供給できるはずだ」
「彼らはたくさんの選択肢を持っているし、素晴らしい選手たちだ」
「ベンチの(ヘンリク・)ムヒタリアン(メスト・)エジル(ダニ・)セバージョスはそれらのパスを供給できる選手でもある。とりわけ、中央から攻撃エリアに至る中で、アーセナルには進化するうえでの多くの解決策を持っている」
さすが百戦錬磨の戦術家という的確かつ明快なアドバイスを語ったモウリーニョ氏だが、ウナイ・エメリ監督はその助言通りの起用法を選択するのか…。
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エミレーツ・スタジアムで行われたプレミアリーグ第4節、アーセナルvsトッテナムによる、今季最初のノースロンドン・ダービーは2-2の引き分けに終わった。そして、2点ビハインドを負う中で、前半アディショナルタイムにペペの巧みなパスからラカゼットが決めて1点差とし、71分にはMFマテオ・グエンドウジのクロスをオーバメヤンが技ありのワンタッチシュートで合わせ、貴重な同点ゴールとしていた。
同試合後、モウリーニョ氏は『スカイ・スポーツ』のスタジオで3選手ともに得点に絡む活躍を見せたアーセナルの新生3トップに関して言及。これまで得点を量産してきたリバプールの3トップと比較しながら、3選手の効果的な生かし方について助言した。
「彼らは非常に良い選手たちだと思う。基本的には3人一緒にピッチに立つべきだ。一方で、他の人の意見(同時起用は難しい)もある意味正しい」
「オーバメヤンはおそらくゴールに近い真ん中でのプレーを好んでいるように思う。そして、真ん中でプレーすれば、より多くのゴールを決められると思っているだろう。しかし、彼は左でも同じぐらいゴールを決められるはずだ」
「リバプールでは(FWロベルト・)フィルミノがライン間に下がり、(FWサディオ・)マネと(FWモハメド・)サラーがダイアゴナルに攻撃するためのスペースを与えている。仮に、リバプールの左サイドでオーバメヤンがプレーすれば、より多くのゴールを決めるだろう」
「アーセナルのラカゼットはそういった特質は持ち合わせていないが、チームには2つの選択肢がある」
「1つは、スタート時に3人のMFが直線的にプレーさせるのではなく、後半の残りの20分から10分にかけてやっていたように中盤を2人のMFと10番タイプの1人で構成させることだ。そうすれば、ラカゼットをライン間に落とすことなく3トップを効果的にプレーさせることができるはずだ」
「もう1つはペペを右のインサイド付近でプレーさせることだ。最近の多くのチームは4バックで守り、ビルドアップの局面では3バックを採用している。それによって、右サイドバックはウイングのようにワイドに張るため、一列前の右ウイングは中でプレーさせることができる」
「ペペが中央寄りでプレーする場合、よりラカゼットにダイアゴナルなボールを入れることができる。つまりグエンドウジが今日の最後のゴール(オーバメヤン)を演出したような形だ。ペペの場合、右サイドから左足であのようなボールをラカゼットに供給できるはずだ」
「彼らはたくさんの選択肢を持っているし、素晴らしい選手たちだ」
「ベンチの(ヘンリク・)ムヒタリアン(メスト・)エジル(ダニ・)セバージョスはそれらのパスを供給できる選手でもある。とりわけ、中央から攻撃エリアに至る中で、アーセナルには進化するうえでの多くの解決策を持っている」
さすが百戦錬磨の戦術家という的確かつ明快なアドバイスを語ったモウリーニョ氏だが、ウナイ・エメリ監督はその助言通りの起用法を選択するのか…。
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