【J1ピックアッププレビュー】移籍ウィンドー解禁! 不調グランパスが至宝“再々デビュー”のガンバと激突《名古屋vsG大阪》
2019.07.19 20:30 Fri
夏の移籍ウィンドーがオープンしたなかで迎える今週末の明治安田生命J1リーグ第20節。新加入選手の活躍に期待が膨らむ今節、4連敗を含めて直近8試合で勝利から遠ざかる名古屋グランパス(9位/勝ち点25)は、ここ8試合4勝3分け1敗と息を吹き返したガンバ大阪(11位/同23)をホームに迎え撃つ。
◆太田宏介デビューも不安要素多し〜名古屋グランパス〜
シーズン序盤の順調さが嘘かのように、低調な戦いが続く名古屋。アウェイで行われた前節のC大阪戦も相手の術中にハマり、0-3の完敗を喫した。風間八宏監督も何とかしようとシステムや選手選考に手を加えながら再建を図っているが、逆に悪循環を引き起こしている。その悪い流れを断ち切りたい今節から今夏加入の太田宏介が出場可能だが、丸山祐市に続いて、米本拓司も負傷離脱のバッドニュースが…。闘争心溢れるプレーでチームに新たな風を吹き込んできた米本の離脱は、かなり痛い。ここ2カ月にわたり得点から遠ざかるジョーの状態も気がかりだが、風間監督は徹底するパスワークからの局面打開のスタイルで悪しき流れを断ち切れるか。今節の相手であるG大阪とは、わずか2ポイント差。敗れるようなことがあれば、残留争いに巻き込まれかねないだけに、何としてでも勝たなければならない一戦となる。
◆“至宝”宇佐美貴史がカムバック〜ガンバ大阪〜
対するG大阪は上述のとおり、調子が右肩上がり。直近8試合で敗れたのは、首位に立つFC東京戦のみであり、複数失点もその試合以外にない。前節の清水戦も矢島慎也の移籍後初ゴールとなる決勝弾で勝利。シーズン折り返し地点にきて、チームの目指す姿が戦いぶりから見て取れるようになってきたのは大きい。そんな矢先に6選手が相次いで退団。なかでも、エースとしてチームを牽引したファン・ウィジョと、主力に定着しつつあった中村敬斗(今節までプレー)の離脱は痛いが、今野泰幸ら残る4選手は若手の台頭に押し出された格好だ。ただ、離脱者続出のマイナスイメージが漂うなか、今夏復帰を果たした宇佐美貴史がついに今節から出場可能に。新たなエースとしてファン・ウィジョからバトンを受け継いだ宇佐美が存在感を示せば、間違いなく活気づく。2ポイント差で射程圏内にとらえた名古屋との直接対決でもあるだけに、ここを勝ち切り、さらなる上昇気流に乗りたい。
【予想&フォーメーション】
◆名古屋グランパス[3-4-3]
DF:千葉和彦、中谷進之介、太田宏介
MF:宮原和也、エドゥアルド・ネット、ジョアン・シミッチ、吉田豊
FW:前田直輝、ジョー、和泉竜司
監督:風間八宏
上述したとおり、負傷組の丸山と米本の欠場が決定。デビュー戦となる太田は合流以来、調整を続けてきた3バックの左で先発の見込みだ。
◆ガンバ大阪[3-1-4-2]
DF:高尾瑠、菅沼駿哉、キム・ヨングォン
MF:矢島慎也、福田湧矢、小野瀬康介、倉田秋、中村敬斗
FW:アデミウソン、宇佐美貴史
監督:宮本恒靖
三浦弦太が18日の練習中に左足親指を痛めたため、今節の出場が流動的。欠場となれば、菅沼駿哉が7試合ぶりの先発となる可能性が高い。
【注目選手】
太田宏介(名古屋グランパス)
宇佐美貴史(ガンバ大阪)
◆勝ち点2差の両雄
勝ち点2差でひしめく両雄の一戦となる今カード。それぞれの新戦力のデビュー戦というだけでなく、中村のオランダ挑戦前ラストゲームといった話題満載のカードでもある。その今節を迎えるG大阪は昨シーズンから対名古屋戦3戦全敗。ジョーに対しては3試合で4ゴールを許しており、かなり手を焼いている。G大阪からしてみれば、天敵封じが鍵となり、名古屋からしてみれば、ジョーのゴールゲッターとしての輝きが今カードのポイントになってきそうだ。勝てばより高みを狙うこともできてくる今カードを制するのは果たして――。風間グランパスと宮本ガンバの一戦は豊田スタジアムで20日18時キックオフだ。
◆太田宏介デビューも不安要素多し〜名古屋グランパス〜
シーズン序盤の順調さが嘘かのように、低調な戦いが続く名古屋。アウェイで行われた前節のC大阪戦も相手の術中にハマり、0-3の完敗を喫した。風間八宏監督も何とかしようとシステムや選手選考に手を加えながら再建を図っているが、逆に悪循環を引き起こしている。その悪い流れを断ち切りたい今節から今夏加入の太田宏介が出場可能だが、丸山祐市に続いて、米本拓司も負傷離脱のバッドニュースが…。闘争心溢れるプレーでチームに新たな風を吹き込んできた米本の離脱は、かなり痛い。ここ2カ月にわたり得点から遠ざかるジョーの状態も気がかりだが、風間監督は徹底するパスワークからの局面打開のスタイルで悪しき流れを断ち切れるか。今節の相手であるG大阪とは、わずか2ポイント差。敗れるようなことがあれば、残留争いに巻き込まれかねないだけに、何としてでも勝たなければならない一戦となる。
◆“至宝”宇佐美貴史がカムバック〜ガンバ大阪〜
対するG大阪は上述のとおり、調子が右肩上がり。直近8試合で敗れたのは、首位に立つFC東京戦のみであり、複数失点もその試合以外にない。前節の清水戦も矢島慎也の移籍後初ゴールとなる決勝弾で勝利。シーズン折り返し地点にきて、チームの目指す姿が戦いぶりから見て取れるようになってきたのは大きい。そんな矢先に6選手が相次いで退団。なかでも、エースとしてチームを牽引したファン・ウィジョと、主力に定着しつつあった中村敬斗(今節までプレー)の離脱は痛いが、今野泰幸ら残る4選手は若手の台頭に押し出された格好だ。ただ、離脱者続出のマイナスイメージが漂うなか、今夏復帰を果たした宇佐美貴史がついに今節から出場可能に。新たなエースとしてファン・ウィジョからバトンを受け継いだ宇佐美が存在感を示せば、間違いなく活気づく。2ポイント差で射程圏内にとらえた名古屋との直接対決でもあるだけに、ここを勝ち切り、さらなる上昇気流に乗りたい。
【予想&フォーメーション】
◆名古屋グランパス[3-4-3]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:ランゲラックDF:千葉和彦、中谷進之介、太田宏介
MF:宮原和也、エドゥアルド・ネット、ジョアン・シミッチ、吉田豊
FW:前田直輝、ジョー、和泉竜司
監督:風間八宏
上述したとおり、負傷組の丸山と米本の欠場が決定。デビュー戦となる太田は合流以来、調整を続けてきた3バックの左で先発の見込みだ。
◆ガンバ大阪[3-1-4-2]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:東口順昭DF:高尾瑠、菅沼駿哉、キム・ヨングォン
MF:矢島慎也、福田湧矢、小野瀬康介、倉田秋、中村敬斗
FW:アデミウソン、宇佐美貴史
監督:宮本恒靖
三浦弦太が18日の練習中に左足親指を痛めたため、今節の出場が流動的。欠場となれば、菅沼駿哉が7試合ぶりの先発となる可能性が高い。
【注目選手】
太田宏介(名古屋グランパス)
(c) CWS Brains, LTD.
名古屋の注目選手は、太田だ。Jリーグ屈指の左サイドバックとして名高い太田だが、今シーズンのFC東京で出番が減り、今夏の名古屋入りを決断。今節が新天地でのデビューゲームとなる。ここ最近、暗い話題が多いチームで光明差し込む活躍を披露できるか。不慣れなセンターバックでの出場が見込まれるが、大いに注目だ。宇佐美貴史(ガンバ大阪)
Getty Images
G大阪の注目選手は、宇佐美だ。3年ぶり2度目の復帰となる宇佐美は合流後、2トップの一角やインサイドハーフでプレー。アデミウソンと好連係を見せるなど、状態の良さをアピールしている。ファン・ウィジョが移籍した喪失感が隠せないサポーターに生え抜きエースとして、J1昇格や国内3冠達成時の頼もしい姿を見せつけられるか。◆勝ち点2差の両雄
勝ち点2差でひしめく両雄の一戦となる今カード。それぞれの新戦力のデビュー戦というだけでなく、中村のオランダ挑戦前ラストゲームといった話題満載のカードでもある。その今節を迎えるG大阪は昨シーズンから対名古屋戦3戦全敗。ジョーに対しては3試合で4ゴールを許しており、かなり手を焼いている。G大阪からしてみれば、天敵封じが鍵となり、名古屋からしてみれば、ジョーのゴールゲッターとしての輝きが今カードのポイントになってきそうだ。勝てばより高みを狙うこともできてくる今カードを制するのは果たして――。風間グランパスと宮本ガンバの一戦は豊田スタジアムで20日18時キックオフだ。
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