アフリカネーションズカップ2019準決勝、アルジェリア代表vsナイジェリア代表が14日に行われ、2-1でアルジェリアが競り勝った。
準々決勝でコートジボワール代表にPK戦の末勝利したアルジェリアと、南アフリカ代表に2-1と競り勝ったナイジェリアの決勝進出を懸けた一戦。
マフレズやフェグリ、ベナセルらをスタメンで起用してきたアルジェリアと、イウォビやチュクウェゼ、イガロらをスタメンで起用してきたナイジェリアの試合は、時間の経過とともにアルジェリアがポゼッションを高めていく展開となる。
すると16分、アルジェリアに先制のチャンス。左サイドからのFKにベンセバイニがフリーでヘッド。だが、シュートはわずかに枠の上に外れた。
劣勢のナイジェリアは20分にムサがボックス手前左からオンターゲットのシュートを記録するも、中盤の構成力で上回るアルジェリアが試合をコントロールし続けていく。すると29分に決定機。ロングボールに抜け出したブネジャーがGKと一対一に。だが、シュートはGKアクペイにセーブされてしまう。
それでも40分、アルジェリアが先制点を奪いきった。右サイドをマフレズが突破して右足でクロスを入れると、トルースト=エコングのオウンゴールを誘った。
アルジェリアが1点をリードして迎えた後半、自陣に引いてナイジェリアの攻撃を受け止める展開で推移していく。
膠着状態が続いていた中、67分にナイジェリアがPKを獲得する。ムサのミドルシュートがボックス内のマンディのハンドを誘った。このPKをイガロが決めてナイジェリアが試合を振り出しに戻した。
逃げ切りに失敗したアルジェリアが一転してボールを握る展開とすると、後半終盤の追加タイム2分にはベナセルの強烈なミドルシュートがバーを叩く。1-1のまま試合は延長戦にもつれ込むかに思われたが、アルジェリアがラストプレーで劇的弾を叩き込んだ。
ペナルティアーク右で得たFKをマフレズが直接狙うと、完璧なシュートがゴール左に吸い込まれた。直後にタイムアップとなり、アルジェリアが勝利。2度目の優勝を目指すアルジェリアがセネガルの待つ決勝へ15大会ぶりに進出した。
