クロップ、今夏の大型補強を否定

2019.07.12 16:55 Fri
Getty Images
リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督が今夏の大型補強の可能性を否定している。イギリス『スカイ・スポーツ』がドイツ人指揮官のコメントを伝えている。
PR
昨夏、ブラジル代表GKアリソン・ベッカーや同MFファビーニョ、スイス代表FWジェルダン・シャキリなど積極補強に動いたリバプール。その補強のかいもあって昨季はチャンピオンズリーグ(CL)制覇と、プレミアリーグ史上最多勝ち点での2位フィニッシュと充実した1年を過ごした。
更なる飛躍を期待される新シーズンに向けてはリールのコートジボワール代表FWニコラ・ペペやスポルティング・リスボンのポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデス、アヤックスのオランダ代表DFマタイス・デ・リフト、レアル・マドリーのスペイン代表FWマルコ・アセンシオらの獲得の噂が出ているが、ここまで獲得した選手はズウォレのU-19オランダ代表DFゼップ・ファン・デン・ベルグのみとなっている。

その中でプレシーズン最初のトランメア戦を6-0で快勝した試合後に補強に関する質問を受けたクロップ監督は、今夏の大型補強の可能性を否定している。

「我々はすでに補強しているよ。オクスレイド=チェンバレン、リアン・ブリュースター。彼らは昨年プレーしていなかった。また、今日の試合でプレーした多くの若手は我々にとって全員が新戦力みたいなものだよ」
「もちろん、我々はチームの現状、今後を見守っていく必要がある。しかし、我々にとって史上最大の移籍市場になるとは考えていないよ」

CL連覇や異次元のマンチェスター・シティ相手の覇権奪還に向けては、昨季同様に積極補強の必要性を問う声も出ているが、若手の育成に長けたクロップ監督は、若手選手たちの成長こそが最高の補強だと考えているようだ。

PR
関連ニュース

ガスペリーニ、クロップ、アルテタ…個性豊かな名将に師事してきたソクラティスの“特別なボス”とは「師匠のサッカーは…」

レアル・ベティスの元ギリシャ代表DFソクラティス・パパスタソプーロスが、これまで師事してきた名だたる指揮官たちを振り返った。 ギリシャを代表するフットボーラー、35歳ソクラティス。ミランやドルトムント、アーセナルといった強豪に在籍歴を持つ歴戦の雄だ。 そんな彼は20年近いプロキャリアの中で名だたる指揮官たちに師事。 例えば、19歳で加入したジェノアにて、当時のボスは現在アタランタで長期政権を敷くジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督。“個”を伸ばすマジシャンであり、普段は温厚かつ選手に対する平等な姿勢から人望も厚い男として知られる。 ジェノアからのレンタル移籍で10-11シーズンに1年間だけ在籍したミランでは、セリエA優勝メンバーの一員に。ボスは当時まだ40代前半で、青年指揮官として評価急上昇中だったマッシミリアーノ・アッレグリ監督。 ドルトムントではユルゲン・クロップ監督の“深い愛”に始まり、トーマス・トゥヘル監督体制下でレギュラーポジションを確保。アーセナル時代はウナイ・エメリ監督およびミケル・アルテタ現監督と共闘した。 現所属ベティスでも、指導者として世界各地を渡り歩いた老将マヌエル・ペジェグリーニ監督に師事。スペイン『Relevo』のインタビューで“ボスたち”を振り返ったソクラティスは、それぞれの特徴を語っていく。そこに負の記憶はない。 「誰もがそれぞれ異なる特徴を持っているのは面白いよね。クロップなんか、ピッチを離れれば選手の友達じゃないか(笑) 心理学者のように選手の内側を見透かしていく。信頼されるはずだ」 「トゥヘルとアルテタは似ているかも。戦術面に強くて、それらを試合で表現するための努力を絶対に怠らない。僕はアルテタの下で長くプレーできなかったけど、負の感情はない。優れたボスであることは就任初日から明らかだったんだ」 「エメリもいわゆる“真面目タイプ”かな(笑) 熱心に仕事に取り組む一方、選手との対話にも時間を割く。そうだね、僕のキャリアで最も重要な1人はエメリだ」 そんななかでも「特別な人」がいると言う。 「特別な人は…やっぱりガスペリーニかな。師匠のサッカーは本当に難しくて、最初の1カ月は混乱しっぱなしだったよ(笑) ようやく理解し起用して貰えるようになり、彼の下での経験は今の僕の基礎となっているよ」 「アッレグリを含め、総じてイタリアの指揮官は『戦術面』に明るい。僕がディフェンダーだからなのか、カルチョの戦術は本当にレベルが高いと感じる。あの経験は大きかったよ」 このように歴代の名だたるボスたちを振り返ったソクラティス。現在師事するぺジェグリーニ監督からロッカールームのリーダーを託される35歳は、引退後の将来をどう考えているのか。 「マヌエル(ぺジェグリーニ監督)にはとてつもなく長いキャリアがあって、僕は彼に何でも相談することができる。常に冷静で、それは40年の経験値からなせるものだよ。いつか僕もそうなれるか?...まだ考えたこともないな(笑)」 多くの名将に師事してきたソクラティスにも監督業を期待したいところだが、今のところ、自身はその名将たちの足元にも及ばないと考えているようだ。 2024.04.18 17:20 Thu

ソシエダ・久保建英にリバプールが関心? 98.8億円を投じる可能性も本人はスペイン残留を希望か

レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英(22)だが、リバプールが獲得に動き出す可能性があるという。スペイン『Fichajes.net』が伝えた。 2022-23シーズンからソシエダでプレーする久保。高いレベルに身を置いたことでより能力が発揮されると、今シーズンはチームの攻撃を牽引。ラ・リーガで24試合7ゴール3アシストを記録。チャンピオンズリーグ(CL)でも8試合プレーし1アシストを記録している。 スペインでも注目は常に集めており、古巣のレアル・マドリーが狙っているという報道も何度もある中、新たな候補が浮上。それがリバプールだという。 ユルゲン・クロップ監督が今シーズン限りで退任することが決定しているリバプール。今夏の移籍市場では積極的に動く可能性が指摘されており、その中の1人が久保だという。 日本代表MF遠藤航が所属しており、獲得時には批判の声が大きかったが、ピッチ上で黙らせる結果に。その影響もあってか、久保の獲得に熱を上げているという。 ただ、久保はスペインに残ることを考えているとみられているとのこと。ソシエダに残ることはもちろん、古巣のマドリーに戻る可能性もゼロではないとみられている。 いずれにしてもリバプールが獲得に動くことは自由。交渉が簡単にはならない可能性が高いが、6000万ユーロ(約98億8000万円)を用意しているとも報じられており、夏に注目を集めることは間違いなさそうだ。 2024.04.18 10:20 Thu

「とても良い気分」リバプールの月間最優秀選手にマク・アリスターが選出!「重要な瞬間があった」

リバプールのアルゼンチン代表MFアレクシス・マク・アリスターが、クラブの月間最優秀選手に選出されたことを喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。 今シーズン、ブライトン&ホーヴ・アルビオンから加入したマク・アリスターは瞬く間にチームの主軸に定着。ここまで公式戦39試合出場6ゴール7アシストの成績を残している。 特に2024年になって以降は、多くの主力が負傷離脱したチームにあって文字通りチームを牽引する働きを見せており、違いを作れる選手として八面六臂の活躍。3月にはプレミアリーグ全試合フル出場を果たしたほか、延長戦までもつれ込んだFAカップ準々決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦にも120分間出場した。 こうした活躍が高く評価され、マク・アリスターはファンが選ぶ3月のクラブ月間最優秀選手に選出。クラブ公式のインタビューに応じたアルゼンチン代表MFは、喜びと印象に残っているプレーを語っている。 「ありがとう、とても良い気分だよ。僕に投票してくれたファンにも感謝したいね。そしてもちろん受賞は素晴らしいけど、これは重要な役割を果たしてくれたチームメイトのおかげでもあるんだ」 「(3月の試合で)決して忘れられない瞬間が2つある。1つは重要な試合、マンチェスター・シティ戦でのPKだ。僕はその責任を負う必要があったけど、PKを蹴るのは本当に好きなんだ。だから、あれは重要な瞬間だった」 「それから、ノッティンガム・フォレスト戦でダルウィン(・ヌニェス)へのアシストもあったね。あれは誰にとっても特別なものだったと思う。だから、この2つの瞬間は忘れられない」 また、インタビューでは5日に行われたプレミアリーグ第31節シェフィールド・ユナイテッド戦で見せたミドルシュートにも言及。クラブのレジェンドであり、強烈なミドルシュートを武器としていたスティーブン・ジェラード氏と比較されることを喜んでいる。 「あれは間違いなく本能的なものだった。あの位置でボールを受けたとき、考える暇はなかったよ。試合は1-1だったから、ゴールを決める必要があった。あれは重要なゴールで、僕にとっても素晴らしいゴールだったと思う」 「かつてスティーブン・ジェラードが決めたゴールと比較されるのは光栄だ。彼はこのクラブのレジェンドであり、本当に尊敬する人だからね。ただ、僕は自分のやり方で自分の道を歩みたい。今はこのクラブで本当に良い気分さ」 2024.04.17 16:10 Wed

「真実ではない」、ニコ・コバチ氏がリバプール行きの噂を完全否定…

リバプールの新指揮官候補として交渉の可能性が報じられたニコ・コバチ氏(52)が、その噂を完全に否定した。 今シーズン限りでのユルゲン・クロップ監督の退任が決定しているリバプールは、スポルティングCPのルベン・アモリム監督をトップターゲットに、ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督ら数名の候補をリストアップしていると言われる。 そういった中、先日にはイギリスメディアがコバチ氏の代理人がロンドン入りし、プレミアリーグのクラブへの売り込みを行っていることから、リバプール行きの可能性を報じていた。 しかし、『Sport & Talk』のインタビューでその噂について問われたクロアチア人指揮官は、「ここ数日浮上したリバプールとの関連付けに真実はない。それは真実ではない」と、交渉の可能性を否定した。 現役時代にヘルタ・ベルリンやレバークーゼン、バイエルンといったクラブで活躍した元クロアチア代表MF。現役引退後は古巣レッドブル・ザルツブルクで指導者としての礎を築き、クロアチア代表やフランクフルト、バイエルン、モナコといった代表チーム、クラブチームの指揮官を歴任。2022年5月から今年3月まではヴォルフスブルクの指揮官を務めていた。 2024.04.17 07:30 Wed

C・パレス戦負傷交代のブラッドリー、約3週間の離脱に

リバプールの北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリーが約3週間の離脱になるようだ。イギリス『BBC』が報じている。 ブラッドリーは14日に行われたプレミアリーグ第33節クリスタル・パレス戦に先発するも、後半早々に相手FWエベレチ・エゼとの接触で左足首を痛め交代していた。 リバプールは18日にアタランタとのヨーロッパリーグ準々決勝2ndレグを控える他、優勝を争うプレミアリーグでは今後、フルアム戦、エバートン戦、ウェストハム戦を4月中に消化していく。 幸い、DFトレント・アレクサンダー=アーノルドが代わって復帰しているが、今季飛躍を遂げたブラッドリーをタイトルレース佳境のこの時期に失ったのは痛い。 2024.04.16 23:40 Tue
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly