【J1ピックアッププレビュー】優勝争いを左右する令和初の“多摩川クラシコ”《FC東京vs川崎F》
2019.07.14 08:30 Sun
14日の明治安田生命J1リーグ第19節で、多摩川を挟み、隣接する2つのクラブが味の素スタジアムで激突する。首位のFC東京(勝ち点39)と、暫定3位の川崎フロンターレ(勝ち点32/1試合未消化)。勝ち点差は「7」。通算34回目を迎える“令和初”の多摩川クラシコは、優勝争いに向けて互いにとって重要な一戦となった。
◆試金石の一戦~FC東京~
一時、連敗を喫したものの、第17節の横浜F・マリノス戦(4-2〇)、前節のガンバ大阪戦(3-1〇)を連勝し良い状態でダービーマッチを迎えるFC東京。不安視されていたFW久保建英の穴は、MFナ・サンホが久保とは異なる攻撃スタイルで埋めつつあり、新攻撃陣の連携も強化中。FWディエゴ・オリヴェイラとFW永井謙佑のツートップも揃って2試合連発と復調し始め、悲願のJ1初優勝へ再び勢いを加速させようとしている。その中、直近のリーグ戦4試合では先制点を与えており、試合運びに関しては修正したいところ。相手がリーグ最少失点の守備を誇る川崎Fであれば尚更だ。そういう意味でも今節は試金石となる。暫定ではあるものの勝利できれば、王者との勝ち点差を「10」に広げられるだけに3連勝で突き放したい。
◆首位急接近へ~川崎フロンターレ~
対する川崎Fは、13試合無敗。聞こえは良いが、引き分けも多く勝ちきれない試合が多い印象だ。その原因は売りとしながら17試合25ゴールに留まる攻撃力。前節のサガン鳥栖戦(0-0△)でもいくつか決定機を作ったものの、決めきれず。3連覇に向けても攻撃の厚み、フィニッシュワークの改善したいところ。そういった状況の中で前節のMF大島僚太の負傷は気掛かりだが、同試合ではMF中村憲剛が途中からピッチに立っており、今節の先発復帰の可能性が。中途半端な攻撃ではFC東京のカウンターの餌食になるため、中村含めた攻撃陣がリードし得点を奪いきれるかがカギを握るだろう。今節、勝利すれば一試合未消化ながら勝ち点差を「4」に縮小できるだけに、ダービーでの勝利で一気に首位へ接近したい。
【予想&フォーメーション】
◆FC東京[4-4-2]
DF:室屋成、渡辺剛、森重真人、小川諒也
MF:東慶悟、高萩洋次郎、橋本拳人、ナ・サンホ
FW:ディエゴ・オリヴェイラ、永井謙佑
監督:長谷川健太
FC東京は前節同様のメンバーを予想。13日にアル・ヒラルへの移籍が発表されたチャン・ヒョンスの位置には引き続きDF渡辺剛が入るだろう。ここ2試合連続で得点に絡むなど、好調のナ・サンホは左サイドハーフ。前任者の穴埋めが期待される2人の活躍が今後の優勝争いに向けても重要になる。
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
DF:車屋紳太郎、ジェジエウ、谷口彰悟、登里享平
MF:田中碧、下田北斗
MF:阿部浩之、中村憲剛、長谷川竜也
FW:小林悠
監督:鬼木達
一方の川崎Fは数人を変更か。前節、負傷交代した大島に代わり、MF下田北斗が第7節以来の先発の見込み。中村はトップ下で先発に復帰することとなりそうだ。
【注目選手】
●永井謙佑(FC東京)
●小林悠(川崎フロンターレ)
◆優勝争いを左右する“多摩川クラシコ”は先制点がより重要?
J1初優勝へライバルを引き離したい首位のFC東京(勝ち点39)と、その差を一気に縮めたい3位の川崎F(勝ち点32/1試合未消化)。勝ち点差が「10」に広がるか、「4」に縮まるか。今回の多摩川クラシコは、優勝争いを左右すると言っても過言ではないだろう。
そんな一戦ではゲームの流れとしても当然だが、データ上でも先制点が重要となりそうだ。FC東京は今シーズン、先制したホームゲームでは7試合全勝とリーグ最多。一方の川崎Fは今シーズンのアウェイゲームにおいて唯一、先制されたことがないクラブだ。この数字からもどちらが先にゴールを奪うかも注目だ。
今シーズンの最初の対決は、ゴールレスドロー。優勝争いはもちろん、今シーズンのリーグ戦での決着をつけるという意味でも激しい戦いになることは間違いないだろう。ライバルを上回り、目標達成に向けて大きな一歩を踏み出すのは…。FC東京vs川崎Fの“多摩川クラシコ”は14日、19時にキックオフを迎える。
◆試金石の一戦~FC東京~
一時、連敗を喫したものの、第17節の横浜F・マリノス戦(4-2〇)、前節のガンバ大阪戦(3-1〇)を連勝し良い状態でダービーマッチを迎えるFC東京。不安視されていたFW久保建英の穴は、MFナ・サンホが久保とは異なる攻撃スタイルで埋めつつあり、新攻撃陣の連携も強化中。FWディエゴ・オリヴェイラとFW永井謙佑のツートップも揃って2試合連発と復調し始め、悲願のJ1初優勝へ再び勢いを加速させようとしている。その中、直近のリーグ戦4試合では先制点を与えており、試合運びに関しては修正したいところ。相手がリーグ最少失点の守備を誇る川崎Fであれば尚更だ。そういう意味でも今節は試金石となる。暫定ではあるものの勝利できれば、王者との勝ち点差を「10」に広げられるだけに3連勝で突き放したい。
◆首位急接近へ~川崎フロンターレ~
対する川崎Fは、13試合無敗。聞こえは良いが、引き分けも多く勝ちきれない試合が多い印象だ。その原因は売りとしながら17試合25ゴールに留まる攻撃力。前節のサガン鳥栖戦(0-0△)でもいくつか決定機を作ったものの、決めきれず。3連覇に向けても攻撃の厚み、フィニッシュワークの改善したいところ。そういった状況の中で前節のMF大島僚太の負傷は気掛かりだが、同試合ではMF中村憲剛が途中からピッチに立っており、今節の先発復帰の可能性が。中途半端な攻撃ではFC東京のカウンターの餌食になるため、中村含めた攻撃陣がリードし得点を奪いきれるかがカギを握るだろう。今節、勝利すれば一試合未消化ながら勝ち点差を「4」に縮小できるだけに、ダービーでの勝利で一気に首位へ接近したい。
【予想&フォーメーション】
◆FC東京[4-4-2]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:林彰洋DF:室屋成、渡辺剛、森重真人、小川諒也
MF:東慶悟、高萩洋次郎、橋本拳人、ナ・サンホ
FW:ディエゴ・オリヴェイラ、永井謙佑
監督:長谷川健太
FC東京は前節同様のメンバーを予想。13日にアル・ヒラルへの移籍が発表されたチャン・ヒョンスの位置には引き続きDF渡辺剛が入るだろう。ここ2試合連続で得点に絡むなど、好調のナ・サンホは左サイドハーフ。前任者の穴埋めが期待される2人の活躍が今後の優勝争いに向けても重要になる。
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:チョン・ソンリョンDF:車屋紳太郎、ジェジエウ、谷口彰悟、登里享平
MF:田中碧、下田北斗
MF:阿部浩之、中村憲剛、長谷川竜也
FW:小林悠
監督:鬼木達
一方の川崎Fは数人を変更か。前節、負傷交代した大島に代わり、MF下田北斗が第7節以来の先発の見込み。中村はトップ下で先発に復帰することとなりそうだ。
【注目選手】
●永井謙佑(FC東京)
(c)J.LEAGUE PHOTOS
ダービー勝利のキーとなるのが永井だ。日本代表での活躍を機に勢いに乗るスピードスターは、直近2試合で3ゴール2アシストと連勝の立役者に。ゴールに向かうプレーが増加し怖さが出てきており、長谷川健太監督も「感覚がストライカーになってきた」と称賛する。そうした中で迎える川崎F戦。自身にとってはこの勢いが本物かどうかが試される一戦となるだろう。●小林悠(川崎フロンターレ)
(c) CWS Brains, LTD.
一方、川崎Fの注目はFW小林悠だ。J1通算100ゴールの大台まであと一つに迫るエースだが、前節はチャンスがありながらも不発に終わり、記録達成はお預けに。チームも手痛いドローとなった。今節は優勝争いに向けて、勝利で首位との差を縮めたい一戦。ダービーマッチでのゴールで100ゴール目を記録すると共に、チームを勝利に導けるか。◆優勝争いを左右する“多摩川クラシコ”は先制点がより重要?
J1初優勝へライバルを引き離したい首位のFC東京(勝ち点39)と、その差を一気に縮めたい3位の川崎F(勝ち点32/1試合未消化)。勝ち点差が「10」に広がるか、「4」に縮まるか。今回の多摩川クラシコは、優勝争いを左右すると言っても過言ではないだろう。
そんな一戦ではゲームの流れとしても当然だが、データ上でも先制点が重要となりそうだ。FC東京は今シーズン、先制したホームゲームでは7試合全勝とリーグ最多。一方の川崎Fは今シーズンのアウェイゲームにおいて唯一、先制されたことがないクラブだ。この数字からもどちらが先にゴールを奪うかも注目だ。
今シーズンの最初の対決は、ゴールレスドロー。優勝争いはもちろん、今シーズンのリーグ戦での決着をつけるという意味でも激しい戦いになることは間違いないだろう。ライバルを上回り、目標達成に向けて大きな一歩を踏み出すのは…。FC東京vs川崎Fの“多摩川クラシコ”は14日、19時にキックオフを迎える。
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