3部降格もチームを支えたカッターモールが10年過ごしたサンダーランドを退団

2019.07.02 13:05 Tue
Getty Images
リーグ1(イングランド3部)のサンダーランドは1日、MFリー・カッターモール(31)の退団を発表した。

カッターモールは、ミドルズブラの下部組織出身で、2006年1月にトップチーム昇格。2008年7月にウィガンへと加入すると、2009年8月にサンダーランドへと完全移籍。以降、10シーズンをサンダーランドに捧げた。
プレミアリーグを戦っていたサンダーランドだったが、2016-17シーズンはプレミアリーグで最下位となりチャンピオンシップへ降格。すると、主力選手を大量に放出した影響もあり2017-18シーズンはチャンピオンシップで24位となり2シーズン連続で降格。2018-19シーズンはリーグ1で戦っていた。

カッターモールは2度の降格もチームを去ることはなく、サンダーランドでプレー。2017-18シーズンはチャンピオンシップで35試合に出場し1ゴール6アシスト、2018-19シーズンはリーグ1で29試合に出場し7ゴール1アシストを記録していた。

チームはチャンピオンシップへの昇格を懸けたプレーオフに進出すると、準決勝ではポーツマスを下すものの、決勝でチャールトンに敗れ昇格を逃していた。
サンダーランドでは公式戦通算262試合出場10ゴール11アシストを記録。プレミアリーグで170試合2ゴール3アシストを記録していた。

10シーズンを過ごしたサンダーランドを退団することとなったカッターモールは、クラブを通じてコメントしている。

「サンダーランドは特別なクラブであり、この決断は容易なことではありませんでした。ただ、新しい挑戦を見つけるのにふさわしい時期だと思います」

「このクラブでの10年間では、素晴らしい監督、スタッフ、そして選手がいました。そして、僕はその一部になることができ、ラッキーでした」

「ジャック・ロス監督とかれのスタッフに感謝します。彼と現在のチームがこれからのシーズンに向けて最善を尽くして欲しいと思っています。このクラブにはエキサイティングな若手選手がいて、彼らが成長するのを楽しみにしています」

「最後に、最も重要なのはファンです。クラブを特別なもののしているのはあなたたちであり、情熱と献身はサンダーランドでの僕のキャリアの中で常に刺激をくれ、チームを刺激してくれていました。ありがとう」
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