【ACLプレビュー】カギを握るのはバランスとコントロール、ベスト8への大一番《サンフレッチェ広島vs鹿島アントラーズ》
2019.06.25 14:10 Tue
25日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16の第2戦、サンフレッチェ広島vs鹿島アントラーズが、広島広域公園陸上競技場で行われる。
ラウンド16で実現した日本勢対決。第1戦は鹿島が1-0で先勝しアドバンテージを持って臨むことに。一方の広島は、ホームで逆転勝利を目指す。
◆失点せずに逆転勝利を〜サンフレッチェ広島〜
アウェイで行われた第1戦は鹿島の対策に苦しんだ。ホームゲームとなった鹿島は、アウェイゴールを与えないために強固な守備ブロックを形成。裏を取らせない守り方に苦しんだ。
おかげでポゼッションを高めることはできたものの、崩しの部分とフィニッシュワークに精度を欠き、無得点。24分に許したセルジーニョのゴールで逃げ切られ、1-0で敗戦となった。
まずは同点に追いつくことが必要となる広島だが、鹿島にゴールを許してしまえば、3点が必要となる状況だけに、前掛かりになり過ぎるのも避けたいところ。ゲームコントロールが勝敗を分けそうだ。
◆精神的優位の王者はトドメをさせるか〜鹿島アントラーズ〜
対する鹿島は、精神的にも余裕がある状況だ。アウェイゴールを許さずにホームでの勝利。第2戦で先に得点を奪うことがあれば、一気にゲームを優位に進めることができる。
ホームでは王者らしく、試合巧者ぶりを発揮した鹿島は、先週末のリーグ戦もなかったためにコンディション面も問題はない。昨シーズンは抜け目のない勝ち上がりで頂点まで上り詰めており、今シーズンもその戦いぶりは健在だ。
第2戦で必要なのは、アウェイゴール。しかし、先制を許せばイーブンの状態となり、広島を勢いづかせてしまう可能性も高い。まずは落ち着いて試合をコントロールしながら、広島が攻勢に出たタイミングをしっかりと生かすことができるか。決定力がカギを握ることになるだろう。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆サンフレッチェ広島[3-4-2-1]
DF:荒木隼人、野上結貴、佐々木翔
MF:清水航平、川辺駿、吉野恭平、柏好文
MF:森島司、柴崎晃誠
FW:ドウグラス・ヴィエイラ
監督:城福浩
出場停止:稲垣祥
日本代表:大迫敬介、松本泰志
勝利が必要な広島は、前述の通り稲垣祥が出場停止となりボランチの人選が難しい状況に。3バックの中央でプレーしていた吉野恭平を1つ前にあげ、ACLで出場を重ねる荒木隼人が3バックの右、中央に野上結貴、左に佐々木翔と予想する。また、渡大生に代えて柴崎晃誠をシャドーで起用と予想。攻守のバランスをいかに取れるかがカギとなる。
◆鹿島アントラーズ[4-4-2]
DF:永木亮太、チョン・スンヒョン、犬飼智也、安西幸輝
MF:遠藤康、三竿健斗、レオ・シルバ、白崎凌兵
FW:セルジーニョ、土居聖真
監督:大岩剛
日本代表:安部裕葵
出場停止:なし
対する鹿島は、第1戦と同じ陣容で臨むと予想する。前述の通りリーグ戦がなかったため、広島戦から過密日程を避けられている。現状のベストメンバーを用意し、しっかりと2戦合計で勝利を目指す。
【注目選手】
◆MF柏好文(サンフレッチェ広島)
◆MF土居聖真(鹿島アントラーズ)
◆先制ゴールで変わる展開
この試合のポイントは先制点の行方だろう。ホームの広島が先制し2戦合計で追いつくのか、それとも鹿島が先制しアウェイゴールを奪うのかで大きく展開は変わる。
互いにゴールを目指す展開が予想されるが、その意識がより強いのは広島だろう。しかし、失点もしたくないだけに、固い入りになるはず。どちらが均衡を破るかはわからない状況だ。
試合のポイントはバランスとゲームコントロール。いかにチームとしてバランスを取りながら、自分たちのペースに持ち込むかが互いに求められることだ。中盤の攻防もカギを握るが、時間が進むたびに焦りが出るのは広島。そこを見逃さずに鹿島は仕留められるかだ。
日本勢同士の対決となったラウンド16第2戦。ベスト8を懸けた戦いは、25日の19時にキックオフを迎える。
ラウンド16で実現した日本勢対決。第1戦は鹿島が1-0で先勝しアドバンテージを持って臨むことに。一方の広島は、ホームで逆転勝利を目指す。
アウェイで行われた第1戦は鹿島の対策に苦しんだ。ホームゲームとなった鹿島は、アウェイゴールを与えないために強固な守備ブロックを形成。裏を取らせない守り方に苦しんだ。
おかげでポゼッションを高めることはできたものの、崩しの部分とフィニッシュワークに精度を欠き、無得点。24分に許したセルジーニョのゴールで逃げ切られ、1-0で敗戦となった。
広島にとっての苦しみは敗戦だけではない。86分にはMF稲垣祥が2度目の警告を受け退場処分に。第2戦では起用できないことも影響を与える。
まずは同点に追いつくことが必要となる広島だが、鹿島にゴールを許してしまえば、3点が必要となる状況だけに、前掛かりになり過ぎるのも避けたいところ。ゲームコントロールが勝敗を分けそうだ。
◆精神的優位の王者はトドメをさせるか〜鹿島アントラーズ〜
対する鹿島は、精神的にも余裕がある状況だ。アウェイゴールを許さずにホームでの勝利。第2戦で先に得点を奪うことがあれば、一気にゲームを優位に進めることができる。
ホームでは王者らしく、試合巧者ぶりを発揮した鹿島は、先週末のリーグ戦もなかったためにコンディション面も問題はない。昨シーズンは抜け目のない勝ち上がりで頂点まで上り詰めており、今シーズンもその戦いぶりは健在だ。
第2戦で必要なのは、アウェイゴール。しかし、先制を許せばイーブンの状態となり、広島を勢いづかせてしまう可能性も高い。まずは落ち着いて試合をコントロールしながら、広島が攻勢に出たタイミングをしっかりと生かすことができるか。決定力がカギを握ることになるだろう。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆サンフレッチェ広島[3-4-2-1]
©️CWS Brains, LTD.
GK:中林洋次DF:荒木隼人、野上結貴、佐々木翔
MF:清水航平、川辺駿、吉野恭平、柏好文
MF:森島司、柴崎晃誠
FW:ドウグラス・ヴィエイラ
監督:城福浩
出場停止:稲垣祥
日本代表:大迫敬介、松本泰志
勝利が必要な広島は、前述の通り稲垣祥が出場停止となりボランチの人選が難しい状況に。3バックの中央でプレーしていた吉野恭平を1つ前にあげ、ACLで出場を重ねる荒木隼人が3バックの右、中央に野上結貴、左に佐々木翔と予想する。また、渡大生に代えて柴崎晃誠をシャドーで起用と予想。攻守のバランスをいかに取れるかがカギとなる。
◆鹿島アントラーズ[4-4-2]
©️CWS Brains, LTD.
GK:クォン・スンテDF:永木亮太、チョン・スンヒョン、犬飼智也、安西幸輝
MF:遠藤康、三竿健斗、レオ・シルバ、白崎凌兵
FW:セルジーニョ、土居聖真
監督:大岩剛
日本代表:安部裕葵
出場停止:なし
対する鹿島は、第1戦と同じ陣容で臨むと予想する。前述の通りリーグ戦がなかったため、広島戦から過密日程を避けられている。現状のベストメンバーを用意し、しっかりと2戦合計で勝利を目指す。
【注目選手】
◆MF柏好文(サンフレッチェ広島)
Getty Images
広島の注目選手はMF柏好文だ。キャプテンとして、そしてアタッカーとしての活躍が求められる柏。第1戦でも好機を作りながらもゴールを奪えず。鹿島の堅い守備に苦しんだ。ホームで迎える第2戦。グループステージでの勝負強さを体現するため、柏の切れ味鋭いドリブルが火を吹くか。◆MF土居聖真(鹿島アントラーズ)
Getty Images
鹿島の注目選手はMF土居聖真だ。第1戦でもそのプレーに輝きを見せており、直近のリーグ戦でも持ち味であるボールを持った際のプレーが際立っていた。ACLではセルジーニョが得点を量産しているが、その1つ手前のプレーでチームを支えられるか。広島に止めを刺すゴールを奪いたい。◆先制ゴールで変わる展開
この試合のポイントは先制点の行方だろう。ホームの広島が先制し2戦合計で追いつくのか、それとも鹿島が先制しアウェイゴールを奪うのかで大きく展開は変わる。
互いにゴールを目指す展開が予想されるが、その意識がより強いのは広島だろう。しかし、失点もしたくないだけに、固い入りになるはず。どちらが均衡を破るかはわからない状況だ。
試合のポイントはバランスとゲームコントロール。いかにチームとしてバランスを取りながら、自分たちのペースに持ち込むかが互いに求められることだ。中盤の攻防もカギを握るが、時間が進むたびに焦りが出るのは広島。そこを見逃さずに鹿島は仕留められるかだ。
日本勢同士の対決となったラウンド16第2戦。ベスト8を懸けた戦いは、25日の19時にキックオフを迎える。
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