ファーディナンド、盟友ランパードのチェルシー監督就任を推す「完璧な選択」

2019.06.13 06:01 Thu
Getty Images
かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元イングランド代表DFのリオ・ファーディナンド氏が、代表の元同僚でダービー・カウンティを率いるフランク・ランパード監督の古巣チェルシー新監督就任を推している。イギリス『メトロ』が伝えている。
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今シーズン、プレミアリーグを3位でフィニッシュし、ヨーロッパリーグ優勝を果たしたチェルシー。しかし、就任1年目で上々の結果を残したマウリツィオ・サッリ監督(60)が今季限りでクラブを去り、ユベントスの新監督就任が濃厚となっている。
そのため、イタリア人指揮官の後任を探すクラブは前ユベントス指揮官のマッシミリアーノ・アッレグリ氏やニューカッスルとの契約延長交渉が難航しているラファエル・ベニテス監督、ワトフォードのハビ・グラシア監督など、複数の候補をすでにリストアップしている。

その中で有力な候補に挙がっているのが、クラブのレジェンド中のレジェンドであるランパード監督だ。昨年5月にチャンピオンシップ(イングランド2部)のダービーで監督キャリアをスタートした同監督は、就任1年目でチームを昇格プレーオフ圏内の6位に導いた。最終的にプレーオフ決勝でアストン・ビラに敗れてプレミア昇格は逃したものの、早くも優れた手腕を発揮している。

ファーディナンド氏は前述の候補に比べて、ランパード監督の経験や実績が劣ることを認めながらも、チェルシーというクラブを知り尽くしている点、今季のダービーで多くの若手選手を育て上げた手腕を高く評価。同監督がバルセロナ時代のジョゼップ・グアルディオラ監督のように大きな成功を掴めるはずだと主張している。
「彼は完璧な選択だ」

「多くの人は経験云々の話を持ち出すが、ペップがバルセロナで初めて監督を務めたとき、彼はどんな経験をもっていた? 当時彼はクラブの若手の指導をしていただけだっただろう」

「フランクはクラブ、プレーヤーをよく知っていて、プレーヤーたちも彼をリスペクトしている。それに彼はメディアの前、クラブの中においても特別な方法で自身を表現できている。同時にシーズン中に多くのことを変えられる能力も示した」

さらに、ファーディナンド氏は、ダービーでチェルシーからのレンタルプレーヤーのMFメイソン・マウント、DFフィカヨ・トモリ、リバプールからのレンタルプレーヤーのMFハリー・ウィルソン、ダービー生え抜きのDFジェイデン・ボーグルと4人の若手を成長させたランパード監督の育成力が今のチェルシーにとって不可欠な能力だと主張している。

「チェルシーが補強禁止処分を科された場合、適任はフランク以外にありえないと思う。彼と(副官の)ジョディ(・モリス)は16歳以上の若手全員を把握している。彼ら2人はその若手がどんな能力を持っているかをよくわかっている」

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