【日本代表プレビュー】「令和」最初の代表戦! 経験豊富なメンバー起用で、久保建英はベンチか《キリンチャレンジカップ2019》
2019.06.05 12:55 Wed
日本代表は5日(水)、キリンチャレンジカップ2019でトリニダード・トバゴ代表と対戦する。
3月以来の代表活動となった今回のシリーズ。日本はトリニダード・トバゴ、そしてエルサルバドル代表(9日)と中南米の2カ国と対戦する。
◆変則的な代表活動
欧州リーグはシーズンが終了したものの、選手の派遣を渋るクラブもある一方で、Jリーグも中断期間とはしないため、選手の招集が制限。さらに、トゥーロン国際大会(U-22日本代表が参加)、U-20ワールドカップ(U-20日本代表が参加)と世代別の国際大会も開催されており、招集できる選手が限られ、結果としてこのシリーズとコパ・アメリカの連動性は低いものとなった。
そんな中、GK川島永嗣(ストラスブール/フランス)やFW岡崎慎司(レスター・シティ/イングランド)といったロシア・ワールドカップ組の未招集選手が招集。さらに、MF久保建英(FC東京)やGK大迫敬介(サンフレッチェ広島)、DF中山雄太(ズヴォレ/オランダ)が初招集され、9月に始まるカタール・ワールドカップ予選への準備を感じさせるメンバー構成となった。
中米に位置する島国。トリニダード島とトバゴ島から成る国で、リンボーダンスなどが有名だ。
かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍したFWドワイト・ヨークやサンダーランドやストーク・シティで活躍したFWケンワイン・ジョーンズなどを輩出した国。2006年のドイツ・ワールドカップに初出場していた。
FIFAランキングは93位と格下になるが、ゴールドカップに向けた準備と強化のために日本へ乗り込んできたトリニダード・トバゴ。どのような戦いを見せるかに注目だ。
◆ベースは常連組
9月に始まるワールドカップ予選に向け、時間をかけて選手を見ることが可能だ。コパ・アメリカには東京オリンピック世代の選手も多く呼ばれているため、このキリンチャレンジカップ2試合はコパ・アメリカに参戦しない選手のチェックがメインとなるだろう。
これまでのシリーズも2試合で多くの選手を使ってきた森保一監督だけに、2試合でのマネジメントにも注目が集まる。
★予想フォーメーション[4-2-3-1]
GK:権田修一
DF:酒井宏樹、冨安健洋、昌子源、長友佑都
MF:柴崎岳、橋本拳人
MF:堂安律、南野拓実、中島翔哉
FW:大迫勇也
トリニダード・トバゴ戦の前日会見で、「これまで招集させてもらった選手をベースに考えていく」と森保監督はコメント。また、若手については「このキリンチャレンジカップでトレーニングしながら、経験のある選手から色々なことを学び、次に繋げていってもらえたら」とコメントしており、いきなりの先発起用はないと予想する。
GKは4名が招集されているが、権田修一(ポルティモネンセ/ポルトガル)とシュミット・ダニエル(ベガルタ仙台)はコパ・アメリカには参加しない。そのため、この一戦はどちらかが起用されると予想。仙台でのゲームが控えていることを考えて、この試合は権田と予想する。
最終ラインはお馴染みとなっているメンバーだ。多くの選手がコパ・アメリカには参加しないが、森保監督の言葉をそのままに、アジアカップを戦ったメンバーが並ぶと予想。酒井宏樹(マルセイユ/フランス)、冨安健洋(シント=トロイデン/ベルギー)、昌子源(トゥールーズ/フランス)、長友佑都(ガラタサライ/トルコ)が入ると見る。
中盤のボランチは、軸として考えている柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)が入ると予想。相棒は、守田英正(川崎フロンターレ)か橋本拳人(FC東京)が予想されるが、橋本が入ると見る。本来であれば遠藤航(シント=トロイデン)が入るだろうが、今回は招集外となっている。
2列目は森保ジャパンの攻撃の軸となる3名が並ぶと予想。右から堂安律(フローニンヘン/オランダ)、南野拓実(ザルツブルク/オーストリア)、中島翔哉(アル・ドゥハイル/カタール)と並べるだろう。香川真司(ベシクタシュ/トルコ)や久保建英(FC東京)は途中出場もあると考える。
そして1トップは大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)だろう。不動の1トップになっている大迫だが、アジアカップの問題でクラブが難色を示す状況。結果的にコパ・アメリカは派遣を許可されず、この2試合のみの参加となるため、改めて確認するためにも起用は間違いないと言える。
◆9月のW杯予選へ向けた強化
コパ・アメリカには招待国として参加し、本気で戦う南米勢と試合ができる良い機会だ。若手に世界を知らせるという意味合いも強いが、一方で日本代表というものを体感させることも重要となる。それはチームを、日本サッカーを底上げさせるということにつながるからだ。
トリニダード・トバゴ戦もフレンドリーマッチではあるが、当然勝利を狙って戦いに行く。経験豊富な選手とそうでない選手がどういった反応を見せるのかも重要だ。しっかりと形を作ること、そしてピッチ内での修正ができるかどうかもポイントだ。
時代が変わり、「令和」になって最初の日本代表戦。トリニダード・トバゴ代表戦は、5日(水)の19時30分にキックオフを迎える。
3月以来の代表活動となった今回のシリーズ。日本はトリニダード・トバゴ、そしてエルサルバドル代表(9日)と中南米の2カ国と対戦する。
(C)CWS Brians,LTD.
今回のシリーズは、いつもとは少し違う変則的な活動となる。日本は、コパ・アメリカに招待されており、このシリーズ後にブラジルへと旅立つ。しかし、コパ・アメリカはFIFAが定めるインターナショナルマッチウィークには該当しないため、選手の招集に関して強制力がない。欧州リーグはシーズンが終了したものの、選手の派遣を渋るクラブもある一方で、Jリーグも中断期間とはしないため、選手の招集が制限。さらに、トゥーロン国際大会(U-22日本代表が参加)、U-20ワールドカップ(U-20日本代表が参加)と世代別の国際大会も開催されており、招集できる選手が限られ、結果としてこのシリーズとコパ・アメリカの連動性は低いものとなった。
そんな中、GK川島永嗣(ストラスブール/フランス)やFW岡崎慎司(レスター・シティ/イングランド)といったロシア・ワールドカップ組の未招集選手が招集。さらに、MF久保建英(FC東京)やGK大迫敬介(サンフレッチェ広島)、DF中山雄太(ズヴォレ/オランダ)が初招集され、9月に始まるカタール・ワールドカップ予選への準備を感じさせるメンバー構成となった。
◆2度目の対戦となるトリニダード・トバゴ
Getty Images
今回対戦するトリニダード・トバゴは、2006年以来2度目の対戦となる。前回の対戦は、ドイツ・ワールドカップ後に行われ、2-0で日本が快勝。三都主アレサンドロ(当時浦和レッズ)の2ゴールデ勝利していた。中米に位置する島国。トリニダード島とトバゴ島から成る国で、リンボーダンスなどが有名だ。
かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍したFWドワイト・ヨークやサンダーランドやストーク・シティで活躍したFWケンワイン・ジョーンズなどを輩出した国。2006年のドイツ・ワールドカップに初出場していた。
FIFAランキングは93位と格下になるが、ゴールドカップに向けた準備と強化のために日本へ乗り込んできたトリニダード・トバゴ。どのような戦いを見せるかに注目だ。
◆ベースは常連組
(C)CWS Brians,LTD.
日本としては、コパ・アメリカとは切り離したシリーズとなり、今回招集されている選手の見極めの場となるだろう。9月に始まるワールドカップ予選に向け、時間をかけて選手を見ることが可能だ。コパ・アメリカには東京オリンピック世代の選手も多く呼ばれているため、このキリンチャレンジカップ2試合はコパ・アメリカに参戦しない選手のチェックがメインとなるだろう。
これまでのシリーズも2試合で多くの選手を使ってきた森保一監督だけに、2試合でのマネジメントにも注目が集まる。
★予想フォーメーション[4-2-3-1]
(C)CWS Brians,LTD.
◆日本代表GK:権田修一
DF:酒井宏樹、冨安健洋、昌子源、長友佑都
MF:柴崎岳、橋本拳人
MF:堂安律、南野拓実、中島翔哉
FW:大迫勇也
トリニダード・トバゴ戦の前日会見で、「これまで招集させてもらった選手をベースに考えていく」と森保監督はコメント。また、若手については「このキリンチャレンジカップでトレーニングしながら、経験のある選手から色々なことを学び、次に繋げていってもらえたら」とコメントしており、いきなりの先発起用はないと予想する。
GKは4名が招集されているが、権田修一(ポルティモネンセ/ポルトガル)とシュミット・ダニエル(ベガルタ仙台)はコパ・アメリカには参加しない。そのため、この一戦はどちらかが起用されると予想。仙台でのゲームが控えていることを考えて、この試合は権田と予想する。
最終ラインはお馴染みとなっているメンバーだ。多くの選手がコパ・アメリカには参加しないが、森保監督の言葉をそのままに、アジアカップを戦ったメンバーが並ぶと予想。酒井宏樹(マルセイユ/フランス)、冨安健洋(シント=トロイデン/ベルギー)、昌子源(トゥールーズ/フランス)、長友佑都(ガラタサライ/トルコ)が入ると見る。
中盤のボランチは、軸として考えている柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)が入ると予想。相棒は、守田英正(川崎フロンターレ)か橋本拳人(FC東京)が予想されるが、橋本が入ると見る。本来であれば遠藤航(シント=トロイデン)が入るだろうが、今回は招集外となっている。
2列目は森保ジャパンの攻撃の軸となる3名が並ぶと予想。右から堂安律(フローニンヘン/オランダ)、南野拓実(ザルツブルク/オーストリア)、中島翔哉(アル・ドゥハイル/カタール)と並べるだろう。香川真司(ベシクタシュ/トルコ)や久保建英(FC東京)は途中出場もあると考える。
そして1トップは大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)だろう。不動の1トップになっている大迫だが、アジアカップの問題でクラブが難色を示す状況。結果的にコパ・アメリカは派遣を許可されず、この2試合のみの参加となるため、改めて確認するためにも起用は間違いないと言える。
◆9月のW杯予選へ向けた強化
(C)CWS Brians,LTD.
今回の2試合では初招集も含め、森保監督が招集していなかった選手も多く含まれている。その意味は、やはり手元において確認したいことがあるということだろう。実際の動きを、目で見て確かめたい。その狙いは試合にも出るはずだ。コパ・アメリカには招待国として参加し、本気で戦う南米勢と試合ができる良い機会だ。若手に世界を知らせるという意味合いも強いが、一方で日本代表というものを体感させることも重要となる。それはチームを、日本サッカーを底上げさせるということにつながるからだ。
トリニダード・トバゴ戦もフレンドリーマッチではあるが、当然勝利を狙って戦いに行く。経験豊富な選手とそうでない選手がどういった反応を見せるのかも重要だ。しっかりと形を作ること、そしてピッチ内での修正ができるかどうかもポイントだ。
時代が変わり、「令和」になって最初の日本代表戦。トリニダード・トバゴ代表戦は、5日(水)の19時30分にキックオフを迎える。
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