ついに決勝で勝利を収めたクロップ監督「最高の夜だ」

2019.06.02 08:45 Sun
Getty Images
リバプールのユルゲン・クロップ監督が、チャンピオンズリーグ決勝を振り返った。『BT Sports』が伝えた。
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トッテナムとのイングランド対決となったCL決勝。リバプールは開始20秒にハンドでPKを得ると、エジプト代表FWモハメド・サラーがしっかりと決めて先制。トッテナムに反撃を許さないでいると、後半には途中出場のベルギー代表FWディボック・オリジが追加点を奪い、0-2で勝利。6度目のCL優勝を達成した。
昨シーズンは決勝で敗れていたリバプールだったが、見事にCL制覇に導いたクロップ監督は、試合後のピッチで優勝の感想を聞かれ「いやあ……(笑)。(優勝出来て)選手たちにとって本当に良かった、ファンの皆さんにとっても本当に良かったと思う。僕の家族にとっても良かったよ」と優勝を噛み締め、試合やチーム、トッテナムについても語った。

「彼らは毎年苦しんできたんだ、(今までは)シーズン最後の一戦まで進んだのに負けていたからね。みんな誰よりも優勝に値するよ」

「(客席のファンを指しながら)こんなに支えてくれたんだからね。選手たちも支えてくれた」
「こんな風に本当に最後の力を振り絞って戦うチームを見た事があるかい? 両チームに言えることだけど」

「トッテナムは攻撃的にスタイルを変えて向かってきた。でも、(リバプールには)難しい仕事を簡単に見せてしまうGK(アリソン)がいたんだ」

「とても良かったよ。ありがとう。信じられない、なんて夜だ。今夜はこれからもっと良くなるさ。インタビューを少しやって、カップをファンに見せなきゃいけない。今夜は本当に僕のプロとして最高の夜だよ」

また、これまで決勝での弱さを見せ、シルバーコレクターとも言われていたクロップ監督。「優勝できないと言われていたが?」と聞かれると「そうだね、ごめんよ(笑)」と皮肉混じりに返し、改めてビッグイヤー獲得を喜んだ。

「(トロフィーの獲得まで)少し時間がかかってしまったし、何回もトライしなきゃいけなかった。大切なのは我々が成長したり改善することだけど、我々が良い方向に向かっていても、他の人たちはいつも「そうだけど、じゃあなんで何も勝ち取ってないんだい?」と言うんだ」

「だからこの(CL優勝という)1つの指標は、我々がこの先も成長し続けていく上でとても助けになるよ」

「オーナーたちも、プレッシャーをかけるような事はせずに、ただただサポートしてくれた。そのおかげで成果をあげることが出来た。(オーナーの)ジョン(・ヘンリー)、マイケル(・ゴードン)、トム(・ワーナー)は最高だ」

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