来季CLの9つのマイナーチェンジ

2019.06.01 21:10 Sat
Getty Images
イギリス『ミラー』が来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)で変更がある9つのルールを紹介している。

日本時間6月1日の28時にキックオフを迎える今季のCL。グループステージでは実力通りの順当なチームが勝ち上がったが、決勝トーナメントではマンチェスター・ユナイテッドやリバプールが大差から大逆転を見せるなど様々なドラマがあった。アヤックスの躍進も印象的だった。運命の決勝戦はリバプールvsトッテナムのプレミアリーグ勢同士の対決だ。
そして、現存するヨーロッパの大会の中でも最も大きな大会の一つであるCLで、来季は多くのマイナーチェンジが用意されている。その9つを紹介していく。

一つ目は控えメンバーの人数だ。これまでは最大7人だったものが、12人までベンチ入り可能となる。ただし交代できるのは今まで通り3人まで。延長戦に限り4人目の交代選手が認められる点は変わらない。

二つ目はFKの際の“壁”に関する事項。特に何の制限もなかったが、これからは攻撃側、つまりFKを蹴る側のチームの選手が壁に立てるのは一人までと制限される。そして攻撃側の選手は壁から1メートル以上離れる必要があるという。このルールは既にプレミアリーグで採用されている。
三つ目はペナルティエリア内でのFKにおける両選手の立ち位置。これまでゴールキックやペナルティエリア内でのFKの際は、両チームの選手はエリアから出なければならなかったが、味方の選手に限りエリア内にいることを許可されるようだ。

四つ目はドロップボールを相手に渡さなくてよくなるというルールだ。選手の負傷や観客からの物の投げ込み、動物の侵入など外的要因で試合が中断された後に、主審がリスタートの際に行うドロップボールは、中断前にボールを保持していたチームに返すというのが通常だったが、これからは相手に返さず自チームのGKに直接戻すことができるという。

五つ目はPKの場面でのGKに関するルール。PKの際、GKは少なくとも片足はゴールラインを踏むことを義務化される。

六つ目は、交代の際にベンチに下がる選手は最も近い可能な場所からフィールドから出なければならなくなるというもの。時間稼ぎを防ぐ方法の一つだろう。このルールはプレミアリーグでは導入されている。

七つ目は試合前のコイントスのオプションの変更。これまでコイントスで勝ったチームは攻める方向を選択できるのみだったが、これからは前半と後半のどちらでキックオフするかも決められるようになる。

八つ目はベンチの監督やコーチにもイエローカードやレッドカードを提示できるようになるというルール。プレミアリーグではすでに採用済みのルールだ。

そして最後の九つ目は、手や腕に当たってゴールに入った際のルールで、同様の場合、たとえ意図的でなくてもゴールは認められなくなるようだ。今季の準々決勝のマンチェスター・シティvsトッテナムのFWフェルナンド・ジョレンテの様なケースだ。

どれも試合の流れや結果に影響しそうなルールだが、公平を期すための改善だ。来季はこのマイナーチェンジにも注目すると面白いかもしれない。
関連ニュース

前回王者バルセロナが6年連続の4強入り!快勝PSGは準決勝でリヨンとのフランス勢対決へ【UWCL】

28日、UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)の準々決勝2ndレグの2試合が行われ、バルセロナとパリ・サンジェルマン(PSG)の準決勝進出が決定。ベスト4が出揃った。 前回大会王者のバルセロナは、ホームにSKブランを迎え、3-1で勝利。合計スコア5-2で準決勝進出を決めた。 ノルウェーでの1stレグを2-1と勝ち切って終えたバルセロナ。序盤はキャロライン・グラハム・ハンセンのフィニッシュやイレーナ・パレデスのヘッドがGKのセーブを強いると、24分にアイタナ・ボンマティがテクニカルなトラップと正確なシュートでネットを揺らし、試合を動かす。 70分には速攻からトミネ・スヴェンハイムに1点を返されたものの、88分には再びグラハム・ハンセンの突破を起点に、ボンマティのラストパスからパトリシア・ギハーロがタップインゴールを決めて勝負あり。6年連続の4強入りを果たし、準決勝ではチェルシーと対戦する。 同じく、敵地での1stレグを2-1と先勝していたパリ・サンジェルマン(PSG)は、パルク・デ・プランスでヘッケンに3-0と快勝した。 立ち上がりから主導権を握るPSGは27分、マリー・アントワネット・カトトのラストパスからタバサ・チャウィンガがネットを揺らすと、折り返しての70分にはアメリカ女子代表の新星、SheBelieves Cupのメンバーにも名を連ねるコービン・アルバートが、目の覚めるような左足のロングレンジショットを沈めてリードを広げる。 74分にはカトトがヘディング弾で追加点を奪ったPSGに対し、ヘッケンも途中出場の19歳FWマチルダ・ニルデンを中心に反撃を試みるが、点差の優位を生かしたPSGがそのまま逃げ切り勝ち。合計スコア5-1とし、リヨンの待つ準決勝へ駒を進めた。 ◆UEFA女子チャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグ ▽3/28(木) バルセロナ 3-1(AGG:5-2) SKブラン パリ・サンジェルマン 3-0(AGG:5-1) ヘッケン ▽3/27(水) リヨン 4-1(AGG:6-2) ベンフィカ チェルシー 1-1(AGG:4-1) アヤックス ▽準決勝(4月20/21日、27/28日) バルセロナ vs チェルシー リヨン vs パリ・サンジェルマン <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】グラハム・ハンセンの突破力は圧巻!バルセロナがブランを下す</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="8xMCy2Q7YfM";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】なでしこ戦にも出場する?アルバートの鮮烈ミドル弾などPSGが快勝</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="lrnitDzPh2s";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.29 15:15 Fri

チェルシーがアヤックスに勝利しベスト4進出! リヨンはベンフィカを下す【UWCL】

27日、UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)の準々決勝2ndレグの2試合が行われた。 FA女子スーパーリーグ(FAWSL)で首位に立つチェルシーはアヤックスと対戦。1stレグはアウェイゲームながら0-3で快勝していたチェルシーは余裕を持って2ndレグに臨んだ。 なでしこジャパンFW浜野まいかはメンバー外となった中、試合は33分にマイラ・ラミレスのゴールでチェルシーが先制。65分にチャシティ・グラントにゴールを奪われるも1-1で終了。2戦合計4-1でチェルシーが勝利し、準決勝に駒を進めた。 もう1試合はリヨンvsベンフィカのカードとなり、1stレグはリヨンが1-2で先勝していた。 リヨンのホームで迎えた2ndレグは43分にデルフィーヌ・カスカリーノのゴールでリヨンが先制。しかし45分にベンフィカはマリー・アリドゥのゴールで追いつく。 2戦合計でもまだリヨンがリードしていた中、51分にカスカリーノが2点目を奪い勝ち越すと、アディショナルタイムにはカディディアトゥ・ディアニが2ゴールを奪う活躍を見せて、4-1で勝利。2戦合計6-2でリヨンがベスト4に進出した。 なお、28日には準々決勝の2試合が予定されており、バルセロナとブラン、パリ・サンジェルマン(PSG)とヘッケンが対戦。バルセロナ、PSGがそれぞれ2-1で1stレグを勝利していた。 ◆UEFA女子チャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグ ▽3/27(水) リヨン 4-1(AGG:6-2) ベンフィカ 【リヨン】 デルフィーヌ・カスカリーノ(43分、51分) カディディアトゥ・ディアニ(90分+1、90分+6) 【ベンフィカ】 マリー・アリドゥ(45分) チェルシー 1-1(AGG:4-1) アヤックス 【チェルシー】 マイラ・ラミレス(33分) 【アヤックス】 チャシティ・グラント(65分) ▽3/28(木) バルセロナ vs ブラン (1stレグ:2-1) パリ・サンジェルマン vs ヘッケン (1stレグ:2-1) <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】チェルシーが女子CLでアヤックスを下してベスト4進出</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="VmPNSixUSTo";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.28 11:15 Thu

今季のCL&ELが「快活CLUB」の全店舗で視聴可能に! WOWOWが提携を発表

WOWOWは26日、株式会社快活フロンティアとの提携を発表。26日(火)、シェアリングスペース業態「快活CLUB」全店舗にて、WOWOWが放送・配信する「UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)」「UEFAヨーロッパリーグ(UEL)」の放映を開始することを発表した。 これにより、UCL、UELの試合を「快活CLUB」店舗のPCで視聴することが可能になる。 「快活CLUB」は「極上のリラックスを、もっと⼿軽に。」をコンセプトに、バリ島のリゾートホテルをイメージしたシェアリングスペース。コミック、カラオケ、ダーツ、ビリヤード、鍵付完全個室などの多彩なコンテンツをリーズナブルな価格で楽しむことができる。 実施は3月26日(火)から、全店舗で開始。2023-24のUCL、ULEのハイライト、特集番組、過去名試合など多数を楽しむことが可能となる。 2024.03.26 17:50 Tue

UEFA、2022年CL決勝の不手際に関してリバプールサポーターと和解…金額非公表も補償金を支払い

欧州サッカー連盟(UEFA)は、2021-22シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝において人身傷害の訴えを起こしたリバプールサポーターと最終和解に達した。 2022年5月28日にパリのスタッド・ド・フランスで行われたリバプールとレアル・マドリーの決勝は、1-0で勝利したレアル・マドリーの優勝に終わった。 ただ、同試合前には運営面の不備などの影響で数千人のリバプールファンが入場できず。施錠されたゲートの前に殺到した中で機動隊によって催涙ガスが噴射されるなど大混乱に見舞われ、キックオフが36分遅れる事態となっていた。 UEFAは当初、混乱の原因はリバプールのファンのせいだったとしたが、昨年の独立したレビューの発表後に謝罪。その後、UEFAは返金制度を設けたが、レアル・マドリーはそれを「不十分」として寄付を拒否し、影響を受けたファンは法的手段に訴えた。 また、事件後、UEFAは独立審査会の勧告の実施、警備員の増員、計画と実行へのファンの参加など、次の決勝戦に向けた一連の措置を開始していた。 UEFAは今回の和解成立に際して「ポガスト・グッドヘッドとビンガム・ロングを代表とするリバプールのファンは、彼らが直面した困難と異議申し立てに対する補償として補償金を受け取ることになります」との声明を発表した。 なお、補償金の金額などに関する和解条件は機密扱いになるという。 2024.03.24 06:30 Sun

PSGのFWバルコラがハムストリング負傷で数週間離脱、CLバルセロナ戦出場が微妙に

パリ・サンジェルマンのU-23フランス代表FWブラッドリー・バルコラがハムストリングの負傷により数週間離脱するようだ。フランス『レキップ』が報じている。 バルコラは22日に行われたU-23コートジボワール代表との国際親善試合で先発するも左ハムストリングを負傷し、25分に交代していた。 バルコラは今季リーグ・アン24試合の出場で2ゴール5アシストを記録。チャンピオンズリーグでは6試合に出場して先のレアル・ソシエダとのラウンド16・1stレグではCL初ゴールをマークしていた。 PSGは代表ウィーク明け、マルセイユとのリーグ戦(3/31)、レンヌとのクープ・ドゥ・フランス準決勝(4/3)、そしてCL準々決勝バルセロナとの1stレグ(4/10)を控えている。 2024.03.23 22:30 Sat
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly