【J1ピックアッププレビュー】守備上向きのガンバ、カギは攻撃…仕切り直しのアントラーズはレオ・シルバ欠場の様相《G大阪vs鹿島》
2019.06.01 07:45 Sat
1日にパナソニック スタジアム 吹田で行われる明治安田生命J1リーグ第14節のガンバ大阪(3勝3分け7敗/16位)vs鹿島アントラーズ(7勝2分け4敗/6位)。ホームに強敵大岩アントラーズを迎え撃つ宮本ガンバにとって、ここ最近の復調ぶりが問われる試金石の戦いになる。
◆守備の手応え、ウィジョ&アデミをどう輝かせるか〜ガンバ大阪〜
セレッソ大阪とのダービーマッチだった前々節、待望のホーム戦初白星を掴み取り、7試合未勝利の長いトンネルから脱出したG大阪。引き分けに終わった前節の北海道コンサドーレ札幌戦も勝てれば理想的だったが、アウェイの地で勝ち点1を持ち帰ることに成功した。
なかでも、開幕から崩壊が続いた守備面はここ2試合連続無失点。公式戦でいけば3試合連続で失点しておらず、C大阪戦から使い続けている3バックシステムや、若手ら走力重視の面子起用も奏功して、開幕から22失点を喫する守備面の破城に歯止めがかかった感がある。
ただ、気になるのは攻撃面。決して守備的な戦いに徹しているわけではないが、攻撃面はファン・ウィジョとアデミウソンのダブルエースに依存する傾向があり、3人目、4人目の攻め上がりが乏しい。倉田秋や小野瀬康介らのフォロー役としての立ち回りが攻撃面のキーになる。
守備に手応えを感じ始めた今、どうやってストライカー陣に気持よくゴール前で仕事をさせるかがチームの課題だ。
◆中盤の要レオ・シルバが欠場濃厚、仕切り直せるか〜鹿島アントラーズ〜
連敗なく着実に勝ち点を積み重ねる鹿島。連覇を睨むACLの戦いにおいてもしっかりとグループステージ突破を決め、ムードは良い。ただ、3連勝中のなかで迎えた前節のサガン鳥栖戦は、0-1の黒星。気迫十分に泥臭く戦ってくる相手に面を喰らい、アウェイの地で散った。
ただ、攻守ともに感覚は悪くない。攻撃陣はここ5試合10得点であり、守備面もわずか3失点。後半アディショナルタイムに隙を突かれて決勝点を許した前節こそらしくなかったが、3連勝中はいずれも無失点と強固なディフェンスを形成しており、今後も大崩れする気配はない。
そのなかで、気がかりなのがケガ人だ。チームトップスコアラーの4得点をマークする伊藤翔がふくらはぎの張りで前節を欠場。今節に至っては、中盤の要であるレオ・シルバがヒザの痛みで試合前日のトレーニングを回避しており、今節を欠場する可能性が高まっている。
上位追走のためにも、連敗は許されない。16位と低迷する相手をしっかり叩き、中断期間を迎えたいところだ。
【予想&フォーメーション】
◆ガンバ大阪[3-1-4-2]
DF:高尾瑠、三浦弦太、菅沼駿哉
MF:矢島慎也、小野瀬康介、高江麗央、倉田秋、福田湧矢
FW:ファン・ウィジョ、アデミウソン
監督:宮本恒靖
今節も引き続き[3-1-4-2]のシステムを採用か。前節、攻撃面で見せ場を作れなかった福田湧矢の仕掛けや十分に攻撃陣をフォローできなかった高江麗央と倉田秋の攻め上がりに注目だ。
◆鹿島アントラーズ[4-4-2]
DF:山本脩斗、犬飼智也、チョン・スンヒョン、安西幸輝
MF:中村充孝、三竿健斗、永木亮太、白崎凌兵
FW:セルジーニョ、土居聖真
監督:大岩剛
仕切り直しが求められる今節だが、レオ・シルバは出場回避の可能性が濃厚。代役として、永木亮太が先発の様相だ。レオ・シルバの穴は決して小さくないが、カバーできるか。
【注目選手】
小野瀬康介(ガンバ大阪)
安西幸輝(鹿島アントラーズ)
◆G大阪がパナスタで負け知らずの鹿島を迎え撃つ構図
復調の気配が漂うG大阪にとって、試金石となる今節の鹿島戦。だが、鹿島はG大阪にとって、ここ最近のデータ的に相性が悪い。以前の5試合で4勝を挙げた鹿島戦だが、2016年にアウェイで勝利して以来、現在4試合未勝利中(1分け3敗)。しかも、パナソニック スタジアム 吹田での戦いにおいて、いまだ勝てておらず、鹿島からしてみれば、同会場を舞台にしたクラブ・ワールドカップや天皇杯決勝を含めて負けたことがない。パナスタで負け知らずの鹿島を迎え撃つG大阪だが、この大きな壁を乗り越えられるか…。試合は19時キックオフだ。
◆守備の手応え、ウィジョ&アデミをどう輝かせるか〜ガンバ大阪〜
セレッソ大阪とのダービーマッチだった前々節、待望のホーム戦初白星を掴み取り、7試合未勝利の長いトンネルから脱出したG大阪。引き分けに終わった前節の北海道コンサドーレ札幌戦も勝てれば理想的だったが、アウェイの地で勝ち点1を持ち帰ることに成功した。
なかでも、開幕から崩壊が続いた守備面はここ2試合連続無失点。公式戦でいけば3試合連続で失点しておらず、C大阪戦から使い続けている3バックシステムや、若手ら走力重視の面子起用も奏功して、開幕から22失点を喫する守備面の破城に歯止めがかかった感がある。
ただ、気になるのは攻撃面。決して守備的な戦いに徹しているわけではないが、攻撃面はファン・ウィジョとアデミウソンのダブルエースに依存する傾向があり、3人目、4人目の攻め上がりが乏しい。倉田秋や小野瀬康介らのフォロー役としての立ち回りが攻撃面のキーになる。
守備に手応えを感じ始めた今、どうやってストライカー陣に気持よくゴール前で仕事をさせるかがチームの課題だ。
◆中盤の要レオ・シルバが欠場濃厚、仕切り直せるか〜鹿島アントラーズ〜
連敗なく着実に勝ち点を積み重ねる鹿島。連覇を睨むACLの戦いにおいてもしっかりとグループステージ突破を決め、ムードは良い。ただ、3連勝中のなかで迎えた前節のサガン鳥栖戦は、0-1の黒星。気迫十分に泥臭く戦ってくる相手に面を喰らい、アウェイの地で散った。
ただ、攻守ともに感覚は悪くない。攻撃陣はここ5試合10得点であり、守備面もわずか3失点。後半アディショナルタイムに隙を突かれて決勝点を許した前節こそらしくなかったが、3連勝中はいずれも無失点と強固なディフェンスを形成しており、今後も大崩れする気配はない。
そのなかで、気がかりなのがケガ人だ。チームトップスコアラーの4得点をマークする伊藤翔がふくらはぎの張りで前節を欠場。今節に至っては、中盤の要であるレオ・シルバがヒザの痛みで試合前日のトレーニングを回避しており、今節を欠場する可能性が高まっている。
上位追走のためにも、連敗は許されない。16位と低迷する相手をしっかり叩き、中断期間を迎えたいところだ。
【予想&フォーメーション】
◆ガンバ大阪[3-1-4-2]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:東口順昭DF:高尾瑠、三浦弦太、菅沼駿哉
MF:矢島慎也、小野瀬康介、高江麗央、倉田秋、福田湧矢
FW:ファン・ウィジョ、アデミウソン
監督:宮本恒靖
今節も引き続き[3-1-4-2]のシステムを採用か。前節、攻撃面で見せ場を作れなかった福田湧矢の仕掛けや十分に攻撃陣をフォローできなかった高江麗央と倉田秋の攻め上がりに注目だ。
◆鹿島アントラーズ[4-4-2]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:クォン・スンテDF:山本脩斗、犬飼智也、チョン・スンヒョン、安西幸輝
MF:中村充孝、三竿健斗、永木亮太、白崎凌兵
FW:セルジーニョ、土居聖真
監督:大岩剛
仕切り直しが求められる今節だが、レオ・シルバは出場回避の可能性が濃厚。代役として、永木亮太が先発の様相だ。レオ・シルバの穴は決して小さくないが、カバーできるか。
【注目選手】
小野瀬康介(ガンバ大阪)
(c)J.LEAGUE PHOTOS
G大阪の注目選手は小野瀬だ。G大阪加入後初のフルシーズンとなる今年、開幕からここまで全13試合でプレーしているが、わずか2得点。ウィングバック起用の影響もあるが、ここ最近の攻撃面に関して、物足りなさが残る。対峙が予想される安西幸輝は攻め上がりが売りのサイドバック。そこをどれだけ抑え込めるかで戦況も変わってきそうなだけに、ここ最近鳴りを潜める小野瀬の攻撃力、決定力という部分に期待したい。安西幸輝(鹿島アントラーズ)
(c)J.LEAGUE PHOTOS
鹿島の注目選手は安西だ。鹿島在籍2年目の今シーズンはここまで開幕から全試合に先発出場。3得点をマークする攻撃面は昨年以上に鋭さが増しており、1つの突破口として、チームの武器になりつつある。そうしたなかで、左サイドで縦関係を築く白崎凌兵との関係性も良好。生かし生かされの関係性で崩しきる場面も多く、相手からしたらだいぶ厄介なコンビだ。今節もサイドからひと際の輝きを放つことができるか。◆G大阪がパナスタで負け知らずの鹿島を迎え撃つ構図
復調の気配が漂うG大阪にとって、試金石となる今節の鹿島戦。だが、鹿島はG大阪にとって、ここ最近のデータ的に相性が悪い。以前の5試合で4勝を挙げた鹿島戦だが、2016年にアウェイで勝利して以来、現在4試合未勝利中(1分け3敗)。しかも、パナソニック スタジアム 吹田での戦いにおいて、いまだ勝てておらず、鹿島からしてみれば、同会場を舞台にしたクラブ・ワールドカップや天皇杯決勝を含めて負けたことがない。パナスタで負け知らずの鹿島を迎え撃つG大阪だが、この大きな壁を乗り越えられるか…。試合は19時キックオフだ。
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