ローマのカピターノ、デ・ロッシが今季限りで退団! 18年過ごした愛するクラブを離れ新たな挑戦へ
2019.05.14 17:00 Tue
ローマは14日、元イタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシ(35)が今シーズン限りでクラブを退団することを発表した。
ローマ生まれ、ローマ育ちの生粋のロマニスタの今季限りでの退団に際して、ジェームズ・パロッタ会長は以下のようなコメントを残している。
「ダニエレは18年間に渡ってASローマの中核であり続けた」
「2001年のデビューからキャプテンマークを引き継ぐまで、彼はいつでもピッチにおいて誇りと共にロマニスタを代表していた。そして、自身をヨーロッパで最高のミッドフィルダーの1人として確立してきた」
「彼がパルマ戦でジャッロロッシのユニフォームを脱ぐとき、おそらく我々全員が涙を流すことだろう。しかし、彼のプレーキャリアを継続していきたいという考えを尊重したい。たとえ、その決断が36歳というキャリア晩年、そしてローマを離れるという考えでもね」
ローマのプリマヴェーラを率いるアルベルト・デ・ロッシを父親に持つデ・ロッシは、幼少期からローマ一筋のキャリアを歩み、2000年のトップチーム昇格以降、在籍18年間で公式戦615試合に出場し63ゴールを記録。在籍期間に獲得したタイトルは、2006-07シーズン、2007-08シーズンの2度のコッパ・イタリア制覇のみだが、“ローマの象徴”である元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティに次ぐ、クラブ歴代最多出場記録を持つ生けるレジェンドだ。
また、2004年にデビューしたイタリア代表としては通算117試合に出場し21ゴールを記録。8つの国際メジャー大会に出場し、2006年のドイツ・ワールドカップでは世界王者の一員となっていた。
ここ数年、度重なる負傷によってクラブ最高給に見合った活躍を見せられず、一時は熱狂的なロマニスタとの衝突もあって幾度かクラブ退団の噂も出ていた。
しかし、2013年の30歳の誕生日には兄弟のような存在、トッティから「チャオ、ダニ。30歳、本当におめでとう。もうお前も年寄りになってきているな。ほとんどキャリアの終わりに近付いている。でも、最高のプレゼントをオレたちにしてくれよ。ここに、ローマに残って、少なくとも何か素晴らしいものを一緒に勝ち取ろうぜ」という、熱い残留要請もあってトッティ引退後もローマのカピターノとして決して順風満帆ではなかったチームを真のリーダーとして支えてきた。
ローマとの契約最終年となった今季はヒザのケガの影響もあって公式戦22試合に出場し2ゴールの数字にとどまっていた。そして、キャリア晩年にさしかかったデ・ロッシは、愛するクラブを離れて新たな挑戦を選ぶことになった。
なお、デ・ロッシに関しては以前からアメリカのメジャーリーグ・サッカー(MLS)への関心を語っており、新天地はアメリカか、はたまた親日家として知られる同選手はJリーグ行きを選択する可能性もありそうだ。
現在、ローマはセリエA第36節終了時点でチャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の6位に甘んじており、デ・ロッシのローマラストゲームとなる最終節パルマ戦を勝利で飾り、同勝ち点の5位ミラン、勝ち点3差の4位アタランタを抜き去ってトップ4フィニッシュでレジェンドを送り出すことはできるか。
ローマ生まれ、ローマ育ちの生粋のロマニスタの今季限りでの退団に際して、ジェームズ・パロッタ会長は以下のようなコメントを残している。
「2001年のデビューからキャプテンマークを引き継ぐまで、彼はいつでもピッチにおいて誇りと共にロマニスタを代表していた。そして、自身をヨーロッパで最高のミッドフィルダーの1人として確立してきた」
「彼がパルマ戦でジャッロロッシのユニフォームを脱ぐとき、おそらく我々全員が涙を流すことだろう。しかし、彼のプレーキャリアを継続していきたいという考えを尊重したい。たとえ、その決断が36歳というキャリア晩年、そしてローマを離れるという考えでもね」
「私はローマに関わるすべての人たちの代表として、ダニエレがこのクラブに対して示してきた驚くべき献身や貢献に感謝を告げたい。同時に、クラブは彼が望むときは、いつでも新たな役割を準備して彼の帰還を待ち続けているということを約束したい。」
ローマのプリマヴェーラを率いるアルベルト・デ・ロッシを父親に持つデ・ロッシは、幼少期からローマ一筋のキャリアを歩み、2000年のトップチーム昇格以降、在籍18年間で公式戦615試合に出場し63ゴールを記録。在籍期間に獲得したタイトルは、2006-07シーズン、2007-08シーズンの2度のコッパ・イタリア制覇のみだが、“ローマの象徴”である元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティに次ぐ、クラブ歴代最多出場記録を持つ生けるレジェンドだ。
また、2004年にデビューしたイタリア代表としては通算117試合に出場し21ゴールを記録。8つの国際メジャー大会に出場し、2006年のドイツ・ワールドカップでは世界王者の一員となっていた。
ここ数年、度重なる負傷によってクラブ最高給に見合った活躍を見せられず、一時は熱狂的なロマニスタとの衝突もあって幾度かクラブ退団の噂も出ていた。
しかし、2013年の30歳の誕生日には兄弟のような存在、トッティから「チャオ、ダニ。30歳、本当におめでとう。もうお前も年寄りになってきているな。ほとんどキャリアの終わりに近付いている。でも、最高のプレゼントをオレたちにしてくれよ。ここに、ローマに残って、少なくとも何か素晴らしいものを一緒に勝ち取ろうぜ」という、熱い残留要請もあってトッティ引退後もローマのカピターノとして決して順風満帆ではなかったチームを真のリーダーとして支えてきた。
ローマとの契約最終年となった今季はヒザのケガの影響もあって公式戦22試合に出場し2ゴールの数字にとどまっていた。そして、キャリア晩年にさしかかったデ・ロッシは、愛するクラブを離れて新たな挑戦を選ぶことになった。
なお、デ・ロッシに関しては以前からアメリカのメジャーリーグ・サッカー(MLS)への関心を語っており、新天地はアメリカか、はたまた親日家として知られる同選手はJリーグ行きを選択する可能性もありそうだ。
現在、ローマはセリエA第36節終了時点でチャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の6位に甘んじており、デ・ロッシのローマラストゲームとなる最終節パルマ戦を勝利で飾り、同勝ち点の5位ミラン、勝ち点3差の4位アタランタを抜き去ってトップ4フィニッシュでレジェンドを送り出すことはできるか。
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