終盤の主将フロレンツィ&ジェコ弾でユーベに競り勝ったローマがCL出場権争い生き残り!《セリエA》

2019.05.13 05:27 Mon
Getty Images
セリエA第36節、ローマvsユベントスが12日に行われ、2-0でローマが勝利した。
PR
前節ジェノア戦を後半追加タイムに被弾して引き分けに終わった6位ローマ(勝ち点59)は、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位アタランタを3ポイント差で追う中、現状のベストメンバーを送り込んだ。
C・ロナウドに得点王を取らせる以外にモチベーションのない、主力が多数負傷欠場の王者ユベントスに対し、押し込まれる入りとなったローマは7分にピンチ。カウンターを受け、ジャンのクロスに合わせたクアドラードのシュートが枠を捉えたが、GKミランテがビッグセーブで凌いだ。

その後もユベントスがボールを握る中、16分にも決定機。C・ロナウドがドリブルで進攻してボックス内に侵入。パスを渡し、ボックス右のディバラがシュートしたが、再びGKミランテにビッグセーブで阻まれた。

引き続きボールを動かすユベントスに対し、ローマは27分にペッレグリーニの左足ボレーでゴールに迫るも、劣勢を強いられる。そんな中36分、エル・シャーラウィが個人技でボックス左まで侵入してシュートに持ち込んだ。
ハーフタイムにかけては互いにゴールに迫れずゴールレスで前半を終えた中、迎えた後半もユベントスがボールを持つ流れとなったが、54分にローマに決定機。しかし、クライファートのクロスに合わせたボックス右のエル・シャーラウィのシュートは枠の上に外れてしまった。

すると64分、ユベントスが先制しかける。カウンター返しからディバラのスルーパスに抜け出したC・ロナウドがGKとの一対一を制してネットを揺らしたが、VARの末にオフサイドとなった。

オープンな展開となる中、ユベントスは66分にジャンが枠内シュートを浴びせれば、ローマはエル・シャーラウィがコントロールシュートでゴールに迫った。

ここからこう着状態に陥ったが、79分にローマが均衡を破る。ジェコのスルーパスをボックス右に走り込んだフロレンツィが飛び出したGKシュチェスニーを外すチップキックシュートを流し込んだ。

その後もジェコに決定機が訪れるなど、追加点に迫ったローマが追加タイム2分にロングカウンターからジェコのゴールが決まって2-0で勝利。暫定4位のインテルに1ポイント差、3位のアタランタを3ポイント差で追走し、CL出場権争いに生き残っている。

PR
関連ニュース

「まだ諦めてはならん」イタリア系も多いオーストラリア代表、ローマのU-21イタリア代表MFヴォルパート招集なるか

ローマ保有の若手が将来的に必ずオーストラリア代表入りへ?豪『news.com.au』が伝えている。 佳境を迎えた欧州の23-24シーズン。ドイツではレバークーゼンがブンデスリーガ初優勝を決め、イングランドは当代屈指の実力を誇る3クラブが三つ巴の優勝争い…CLも残すは準決勝&決勝、マンチェスター・シティとアーセナルが準々決勝で同時に姿を消したのは驚きだったか。 さて、毎年恒例のトピックとして、シーズンが深まるにつれて増えていくのが、夏の移籍市場に関する補強噂、そして各トップクラブが公式に発表するプレシーズンの国外遠征スケジュール。 今夏はオーストラリア西部の地方都市パースにて、イタリア・セリエAを代表する名門、ミランとローマが親善試合を開催する予定となっており、同国でセリエA勢どうしが対戦するのは史上初。試合は夏目前の5月31日に行われる。 『news.com.au』によると、当該の一戦はすでに満員御礼が予想されており、かつてミランに所属した元オーストラリア代表GKジェリコ・カラッツ氏も「ひとえにミランが来てくれて嬉しい。国民にとってまたとない機会だよ」とコメント。 そんなオーストラリアでのミランvsローマだが、個人レベルで注目を集めている存在が1人。今季ローマからサッスオーロへレンタル移籍中のU-21イタリア代表MFクリスティアン・ヴォルパート(20)だ。 ヴォルパートはシドニー郊外のキャンパーダウンで生まれ育ち、16歳でウェスタン・シドニー・ワンダラーズからローマへ移籍。昨季トップ昇格で公式戦11試合に出場したなか、今季はサッスオーロへの武者修行で経験を積む…今季が終わればローマ復帰で、オーストラリア遠征にも帯同だ。 この若武者はイタリア系オーストラリア人であり、渡欧後の2022年11月に世代別のイタリア代表でデビュー。先月下旬の代表ウィークもU-21代表活動に参加している“現役"なのだ。 また、22年11月開幕のカタールW杯に臨んだオーストラリア代表より、グラハム・アーノルド監督から直接招集を要請されるも、まだ自らのアイデンティティを確立できていない当時18歳はカタール行きに応じなかった、と指揮官側から明らかにされている。 それでも、前述のカラッツ氏は「将来的にヴォルパートは必ずオーストラリアを選んでくれる」とコメント。カラッツ氏自身もバルカン半島にルーツを持つ旧ユーゴスラビア系移民であり、オーストラリア代表は大半が欧州・オセアニア系移民の子孫、また欧州出身者で構成されるチームだ。 「以前は断ったらしいが、なんといっても彼はまだ若い。まだ結論も出ないだろうし、今後もアーノルドには彼の説得を頼みたいね。ハイレベルなリーグ(セリエA)で戦う選手をみすみす逃すわけにはいかないだろう。サッスオーロで彼は日に日に向上していると見受けられる」 「一度でいい。一度でいいからオーストラリア代表のジャージに袖を通したら…その時、彼は恒久的にオーストラリアを選んでくれるはずだ」 ◆主なイタリア系のオーストラリア代表選手 GKローレンス・トーマス(ウェスタン・シドニー) DFアレッサンドロ・チルカティ(パルマ) FWブランドン・ボレロ(ウェスタン・シドニー) FWニック・ダゴスティーノ(バイキング) 2024.04.18 15:20 Thu

試合中に倒れたエンディカは肺気胸…デ・ロッシ監督が明かす「彼は元気。それが最も重要」

試合中に倒れたローマのコートジボワール代表DFエヴァン・エンディカだが、やはり気胸だったようだ。クラブ公式サイトが伝えた。 エンディカは、14日に行われたセリエA第32節のウディネーゼ戦に先発出場。しかし、72分に突如倒れ込み試合は中断。担架で運び出され、試合は中止となった。 心臓の問題など、ピッチ上で倒れる選手は少なくないが、病院での検査の結果、心臓には問題なし。肺気胸と診断されたという。 15日には退院しているエンディカ。18日に控えるミランとのヨーロッパリーグ準々決勝2ndレグに向けた記者会見に出席したダニエレ・デ・ロッシ監督が容態について言及した。 「まず第一に、彼は元気だ。それが最も重要なことだ」 「彼は気胸を患った。厄介な痛みを伴う物だが、現場で我々が思っていたような物ではなく、我々を怖がらせたような物ではなかった」 気胸も厄介な病気ではあるが、心臓の問題などではなかったことで一安心。復帰までは時間を要するが、ひとまずは安心というところだろう。 2024.04.17 23:15 Wed

南萌華のフィードが決勝点呼び、熊谷紗希は今節ベストⅪ選出!ローマがユベントスとの上位対決制し女子セリエA連覇に王手

なでしこジャパンのDF熊谷紗希とDF南萌華を擁するローマが、重要な一戦を制した。 リーグ戦で首位に立つローマ(勝ち点57)は15日、女子セリエA上位プレーオフ第4節で、2位のユベントス(勝ち点47)とホームで対戦し、2-1で勝利。熊谷はアンカーで、南はセンターバックの一角でフル出場した。 今冬加入のアラヤ・ピルグリムがスピードを生かした独力でのゴールで開始5分に試合を動かしたが、折り返して早々の47分にFKから同点弾を許す。80分にはユベントスが退場者を出し、ローマの数的優位となって迎えた85分、南のフィードにエーブリヌ・ビアンが抜け出して渾身の一撃を見舞うと、GKが弾いたボールにエミリエ・ハーヴィが絡み、最後はビアンが蹴り込んだ。 熊谷はリーグ選定の今節ベストイレブンにも選出。両選手は試合後、それぞれのインスタグラムにて次のようにコメントを残した。 「Juventusとの首位対決、大きな大きな勝利!!!みんなに感謝、Grazie。また最高の準備をして、次に向かっていきたいと思います。たくさんの応援本当にありがとうございました(熊谷紗希)」 「首位対決、勝利することができました。平日にも関わらずたくさんの後押しに感謝です!今シーズンも残り少なくなってきています!最後まで突っ走ります(南萌華)」 今節の勝利でローマとユベントスの勝ち点差は「13」にまで開き、ともに残す試合数は「5」。3位フィオレンティーナ(勝ち点39)に優勝の可能性は残されていないため、早ければ次節20日にローマの2連覇が決まる。 20日の上位プレーオフ第5節では、ローマは3位フィオレンティーナ、ユベントスは4位サッスオーロ(勝ち点32)と、それぞれ対戦する。 <span class="paragraph-title">【動画】南萌華のフィードから決勝点が生まれ、ローマがユベントスに勝利</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="R1H5AeoSs8Y";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.17 14:35 Wed

胸の痛み訴え緊急搬送のエンディカ…心臓に異常はなく肺気胸と診断

ローマは試合中に胸部の痛みを訴え病院に搬送されたコートジボワール代表DFエヴァン・エンディカについて、現時点での見解を発表した。クラブ公式サイトが伝えている。 エンディカは14日にスタディオ・フリウーリで行われたセリエA第32節のウディネーゼ戦で先発。しかし、1-1のスコアで迎えた70分過ぎに突如としてピッチへ座り込み、胸の痛みを周囲に訴えた。 主審は速やかに試合中断の措置をとり、エンディカは担架でピッチを後に。ローマ側はチームの動揺からプレー続行が不可能であると訴え、ウディネーゼ側も了承したことで試合中止が決定された。 その後、エンディカはスタジアム近くの病院に搬送されたが、クラブは心電図検査など幾つかの検査を行った結果、心臓に異常は見られなかったと説明。現時点では、肺気胸を伴う胸部外傷だろうとのことだ。 エンディカはすでに退院となったが、今後ローマでさらなる追加検査が実施される予定。クラブは慎重に検査を進めたい意向を示している。 なお、ローマは声明の中で、試合中止に同意してくれたウディネーゼや、適切な対応を取ってくれた審判団、協力的な姿勢を示してくれたファン、搬送先の病院のスタッフに対する感謝も表明。選手の命を守るための適切な行動ができたことに安堵している。 2024.04.16 11:55 Tue

負傷交代のケアー、大事に至らずもローマ戦は欠場か

ミランのデンマーク代表DFシモン・ケアーが、18日に行われるヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグのローマ戦を欠場するようだ。 ケアーは14日に行われたセリエA第32節のサッスオーロ戦に先発出場したが、55分に屈筋を負傷しマッテオ・ガッビアとの交代を余儀なくされていた。 イタリア『MIlannews.it』によれば、ケアーは15日の午前中に診察を受診。その結果、筋肉系の損傷は見られなかったものの、少なくとも1週間は戦列を離れることになり、木曜日のローマ戦は欠場することになるとのこと。 なお同紙によれば、筋肉疲労でサッスオーロ戦を欠場したGKマイク・メニャンは、15日に他のメンバーとともにトレーニングをこなしており、ローマ戦で復帰する予定だという。 2024.04.16 01:00 Tue
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly