【質疑応答】年齢もチームも関係なし…高倉監督、選ばれし23名に期待「爆発的な力を発揮してくれそうな選手もいる」《女子ワールドカップ》

2019.05.10 16:42 Fri
©超ワールドサッカー
日本サッカー協会(JFA)は10日、フランスで行われる女子ワールドカップに向けたなでしこジャパンのメンバーを発表した。

6月7日に開幕する女子ワールドカップで、なでしこジャパンはアルゼンチン女子代表、スコットランド女子代表、イングランド女子代表と同居。6月10日(月)の25時からアルゼンチンと、同14日(金)の22時からスコットランド、同19日(水)の28時からイングランドと対戦する。また、開幕前の6月2日は、スペイン女子代表と国際親善試合を行う。
会見にはJFA女子委員長の今井純子氏と、なでしこジャパンを指揮する高倉麻子監督が出席。メンバー発表後、高倉監督はメディア陣からの質疑に応対し、選出したメンバーへの期待や大会の目標などについて言及した。

──前回大会と比べると全体的に年齢が若くなったが、意図や期待している点は。また、ケガで試合に出ていない選手もいるが、招集した理由は?
「若い選手が多いという話がありましたが、先ほども言いましたけど、年齢ということではなく、様々な選手を試す中で、しっかり返ってきた(応えてきた)選手を選んだ結果、若い選手が残ってきたのかなと思います。やはり大会中に何かをきっかけに爆発的な力を発揮してくれそうな選手もいます。その辺には大きく期待しています」

「サッカーをやっている限りは、ケガはつきものです。少し不安要素を持っているかなという選手もいますけど、チームもメディカルも話をした結果、プレーできるということで呼んでいます。不安はありません」
──FW遠藤純(日テレ・ベレーザ)が選出。去年11月に初招集されて代表経験が浅いと思うが、選出理由と期待している点について
「どうしても年齢のところで皆さんは話題になるのかもしれませんが、私自身はグラウンド上でのパフォーマンスを見て、十分にやれるというところで招集しました」

「左利きで突破からシュートまでいく形は素晴らしいものがあります。身体も大きく、当たり負けしない強さやスピードもあります。他の選手も同じですけど、期待を込めて、得点やチャンスメークという部分にFWの選手には期待したいと思います」

──MF阪口夢穂(日テレ・ベレーザ)は試合の出場が少ないと思うが、同選手のコンディション状態をどう見ているか。また、ピッチ内外でどういう役割をして欲しいか
「先程も言いましたけど、コンディションは大丈夫だと聞いています。あとは、招集してからパフォーマンスを上げていくということになると思います。もちろん、経験が豊富な選手ですし、チームにも落ち着きをもたらしてくれるという意味でも大きな期待をしています」

──グループリーグでの対戦相手の中で、アルゼンチン女子代表、スコットランド女子代表、イングランド女子代表のこれまでの印象は
「アルゼンチンは初戦になりますし、FIFAランキングも37位となっていますけど、映像を観てもトリッキーなプレーであったり、技術的に南米の選手らしく強引にゴールを狙ってきたりする点から、簡単な試合にはならないと思います。初戦の難しさもあります。しっかりと勝ち点3を取れるように全力で臨みたいと思います」

「スコットランドも新鋭ではありますけど、ヨーロッパ予選をしっかりと戦って勝ってきているチームです。最近も良い試合をしているので、決して侮れないと思います。未知の力という意味では、今回のW杯は強豪と言われているアメリカ、ドイツ、開催国のフランスが優勝候補して挙げられていますけど、どの国が勝つのか分からないという大会になると思います。しっかりと一つ一つ戦っていくだけだなと思います」

「イングランドも監督が変わり、経験豊富な監督です。優勝を目指して戦ってくると思います。まずこの3つ目の試合も大きな山になるのかなと思います。山ではない試合はないですけど、まずこの予選の3つは、慎重かつ大胆に戦っていけるようにしたいです」

──優勝を目指すと常々に言っているが、改めて今大会の目標は? また、前回大会に比べれば各ポジションでW杯経験者が少ないと思うが、DF宇津木瑠美(シアトル・レイン/アメリカ)やDF熊谷紗希(リヨン/フランス)、DF鮫島彩選手(INAC神戸レオネッサ)らベテラン選手に求めたいことは
「難しい挑戦ではあると思いますけど、優勝を目指さない限り、手に入れることはできないので、やはり優勝を目指してW杯に臨みたいと思います。ベテランの優勝経験がある選手たちに関しては、月並みではありますけど、本番にしかない緊張感や不測の事態が起きると思うので、その時にチームをしっかりと支えてもらいたいと思います」

──メンバーを見ると、日テレ・ベレーザの選手が10人と多く選出されているが、その意図や期待することは
「チームを見て選んでいる訳ではありません。あくまでも個人のパフォーマンスを見ながら、結果的にベレーザの選手が10人という数になりました。リーグでも非常に良いパフォーマンスをチームとしても見せてくれているので、その辺のコンビネーションも含めて、良いものが出てくれば良いなと思います」

──地元・福島への思い
「Jヴィレッジはこの間、なでしことしてもキャンプをやらせていただきました。非常に思い入れのある、昔から選手の育成を含めて使わせていただいたグラウンドですので、綺麗に元通りになっているピッチを見て、嬉しかったです。そこで選手たちが素晴らしいグラウンドで走っている姿を観るのも、感慨深いものがありました」

「福島出身というところでというよりは、やはり日本の代表として大きな期待と責任持って、選手たちが伸び伸びとグラウンドで輝けるように全力で戦っていきたいと思います」

──なでしこリーグで3年連続得点王になっているFW田中美南(日テレ・ベレーザ)が外れているが、攻撃陣に対してはどういうメッセージ性を持って選出したか。
「近年、女子サッカーのレベルが急速に上がっているということは、皆さんはもちろん、私自身、選手自身も感じる中で、やはり後ろ向きに戦いたくはないですし、攻撃のところで考えた時に、オンで強い武器を発揮できる選手と、オフの中で戦える選手、両方を持ち得ながら戦える選手がいると思います」

「この選んだ選手たちというのは、どの組み合わせになっても何かを作り出すことができるのではないかという期待を持たせる選手が多いと思います。やはり劣勢な試合であっても、3人、4人がコンビネーションを作った時に鉄のディフェンス、大きくて強い選手たちを翻弄できる崩しというのが、できるのではないかという点で楽しみにしていますし、その辺の能力の高さをみんなが持ち得ていると思います」

「もちろん、田中選手の得点力というところも大きな期待を持ってはいましたけど、本当に考えた結果、この選手たちを選びました」

──これまで多くの選手を試している分、チームビルドの時間がなかったり、大幅にメンバーが入れ替わっている中、これからの限られた時間でどういった準備が必要になるか。また、阪口の状態は、初戦から行けるのか、それともある程度、大会が進んでから臨めるというイメージなのか
「チームビルディングに関しては、私がなかなかメンバーを固めないので、普通固めて戦うだろうという意見も多く聞きましたけど、いろいろな状況の中で、ケガ人も多くいましたし、なかなかメンバーを組めなかったことが実際にありました。普通は固めて戦うだろうという普通が、別に私にとっては普通ではありません。色々な選手の可能性を最後まで見極めながら、やることは選手にずっと伝えてきています。これから選手をしっかりと並べて、スペインとの試合がありますけど、練習の中でもしっかりコンビネーションというのは取れていくと思います。大会中にもチームの成長というのが見れると思います。その辺に期待しながら大会を戦っていきたいなと思います。

「(阪口について)もちろん初戦というところもターゲットにはしていますけど、やはり招集して彼女自身のパフォーマンスがどこまで上がってくるかというところも見なければいけません。どの選手にも言えますけど、やはり集まってから選手のコンディションとどれだけ研ぎ澄ましてグラウンドに立ってくるかというところで、メンバーも決まってくるのではないかなと思います」
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「良いシミュレーションになる」パリ五輪へ向けてアメリカ遠征に臨むなでしこジャパン、池田太監督は「選手の成長を見守り、促していきたい」

28日、4月1日から11日までアメリカで行われるShebelieves Cupに臨むなでしこジャパンのメンバー発表会見が行われた。 パリ・オリンピックのアジア最終予選で北朝鮮女子代表相手にしっかりと勝利し、出場権を獲得した日本。本番に向けて、残り短い期間での強化が必要となる。 今回のShebelieves Cupでは、6日にアメリカ女子代表と対戦。9日には、ブラジル女子代表かカナダ女子代表と対戦することとなる。 パリ・オリンピックの組み合わせも決定した中、最後の仕上げに入っていく日本。池田太は今回の大会に臨むにあたり、意気込みを語るとともに、北朝鮮戦の応援への感謝を口にした。 「我々なでしこジャパンは、先月DPRコリア(北朝鮮)とのアジア最終予選を勝ち抜きまして、パリ・オリンピック出場権獲得することができました」 「タフな戦いを1つ乗り越えて戦った選手たちを称えたいと思いますし、色々な不確定なことが多かったなか、しっかりとサポートしてくれたスタッフ、そして国立競技場に応援に来ていただいたサポーター、お客さん、テレビの前で応援してくださった皆さんに、改めて心から感謝したいと思います。ありがとうございました」 「我々はパリ・オリンピックに向けて4カ月を切っている短い中での準備期間で、このアメリカ遠征、Shebelieves Cup。そして5月末からの活動の2回を有意義に使い、パリ・オリンピックに向けて準備していきたいと思っております」 「昨年のワールドカップが終わって、アジア2次予選、最終予選、オリンピックと、この期間でチームが成長し、チームづくりを進めていく上で1つ1つの活動、また選手の成長を見守っていきたいと、促していきたいと思っています」 メンバーは2023年のオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)から大きくは変更されておらず、大きな競争というよりは精度を上げていくことがメインとなるなでしこジャパン。その中で、女子W杯得点王ながらケガの影響で久々の招集となるFW宮澤ひなた(マンチェスター・ユナイテッド)が復帰を果たした。 クラブではトレーニングには復帰しているものの、試合にはまだ復帰していない宮澤。池田監督は「宮澤選手ですが、我々のメディカルチーム、スタッフも含めて、所属チームとコミュニケーションをとっている中で、彼女のケガからのリハビリの状況もしっかり把握していました」と語り、「このShebelieves Cupに向けて、彼女は所属チームではしっかりトレーニングをしており、試合に出られる状況であるというコミュニケーションも取っていて、招集させてもらいました。また、彼女がコンディションや戦い方の中でどうプレーするからはこれからですが、ピッチ上もそうですし、限られたオリンピックの活動の中で、ピッチ外で積み上げることも必要だと思って今回メンバーに入れました」と語り、本番まで時間がない中で共有することを含めて久々に招集したと語った。 また、久々に招集したGK大場朱羽(ミシシッピ大学)については「GKの大場選手ですが、GKの積み上げている中で、山下(杏也加)選手、平尾(知佳)選手、田中(桃子)選手とW杯からこの3人で色々なことを積み上げてきました。さらに、選手の共有ごとを増やしていくという意味で、今回GKの層を広げるという意味で大場選手を招集したというのがあります。GKも3人、4人と招集できる機会があれば良いですが、そういう中でGKの層を厚くしておく、やれること、考えられることを増やすということもありました」と、今回招集した理由を語った。 守屋都弥(INAC神戸レオネッサ)も今回復帰を果たしたが「復帰した守屋選手は所属チームでしっかりプレーしていることもありますし、ポジションのやれること、彼女の上下動という部分でもなでしこの力になってくれるということもあります。日頃の成長を我々のチームでも生かしてくれると思って招集しました」と期待を寄せている。 今大会ではパリ・オリンピックでも対戦するブラジル女子代表とも対戦する可能性がある。試合も中2日、移動も伴うこととなると、パリ・オリンピックのシミュレーションにもなる。 池田監督は良いシミュレーションになるとコメント。さまざまな面でオリンピックのシミュレーションをしたいと語った。 「オリンピックの中2日、しかもベニュー(会場)移動が伴う中2日というのは、今回のShebelieves Cupで確認というか、シミュレーションになるんではないかと思っています。全く同じ状況ではないと思いますけど、移動してトレーニング、短い時間で次の対戦相手を分析して試合に向かう。そういった流れを体感できるのは、スタッフを含めて選手にとっても良いシミュレーションになるかなと思っています」 「2試合目の対戦相手がブラジルになるのかカナダになるのかは、1戦目の状況に応じて考えることになりますが、ブラジルに関しては昨年ですと3回対戦していますし、色々なことをお互いがトライすることになるのかなと思います」 「ブラジル戦だけでなく、Shebelieves Cupの中では我々としてはオリンピックに向けてやれることを増やしていくという確認と積み上げを同時に進めていかなければいけないですし、チームを作ってあげるのと同時に、メンバー選考ではないですが、限られた人数で戦わなければいけない見極めも含めて、Shebelieves Cup、5月末の活動を総合的に考えたいと思います」 そのオリンピックでは、ブラジル、そして女子W杯でも対戦したスペインと対戦する。改めて、その思いを語った。 「オリンピックの出場国が12カ国ということは、どこと戦っても厳しい戦いになることは承知していましたし、ポットが決まった時に、各大陸の中で組み合わせもある程度見えてきた部分もあったので、そういった部分ではポット1ではフランスかスペイン、ポット3ではブラジルかコロンビアということもある程度決まっていたので、それほど大きな驚きはなかったです」 「スペインとはアンダー世代からよく戦うことが多かったので、いつも縁があるなと思っています」 「W杯を経て、チームを進化させようとどの国もしていて、監督が変わったりすることもあります。我々がやってきたことのベースを含めて、やれることを増やしていくというのは、この遠征でもやっていきたいですし、その中でどう戦っていくか、どういうふうな変化に選手が対応するかをピッチ内外で見ていければと思います」 残り少ない実戦の機会。なでしこの準備がしっかり進むのか注目だ。 2024.03.28 20:55 Thu

宮澤ひなたがケガから復帰! 長谷川唯、熊谷紗希などなでしこジャパンメンバー22名が発表!【Shebelieves Cup】

日本サッカー協会(JFA)は28日、アメリカで行われる2024 Shebelieves Cupに臨むなでしこジャパンのメンバー22名を発表した。 パリ・オリンピック本大会へ向け、重要な強化の場となる今遠征には、キャプテンの熊谷紗希(ローマ)や長谷川唯(マンチェスター・シティ)らが順当に選出された。 また、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)で得点女王に輝いたFW宮澤ひなた(マンチェスター・ユナイテッド)が負傷離脱から復帰。その他、FW浜野まいか(チェルシー)なども復帰した。また、今回アメリカで開催されることもありGK大場朱羽(ミシシッピ大学)も招集された。 なお、過去の同大会は4カ国総当たりのリーグ戦形式が主だったが、今年はパリ・オリンピックを意識してのトーナメント形式を採用。参加する4カ国は、日本を含めていずれもパリ・オリンピック出場権を獲得しており、本大会へ向けた意義深いものとなっている。 参加国は日本に加え、開催国のアメリカ女子代表、カナダ女子代表、ブラジル女子代表。日本は6日に行われる初戦の準決勝でアメリカと対戦し、9日に3位決定戦、または決勝に臨む。 ◆なでしこジャパンメンバー22名 GK 山下杏也加(INAC神戸レオネッサ) 平尾知佳(アルビレックス新潟レディース) 大場朱羽(ミシシッピ大学) FP 熊谷紗希(ローマ/イタリア) 田中美南(INAC神戸レオネッサ) 清水梨紗(ウェストハム/イングランド) 清家貴子(三菱重工浦和レッズレディース) 守屋都弥(INAC神戸レオネッサ) 上野真実(サンフレッチェ広島レジーナ) 長谷川唯(マンチェスター・シティ/イングランド) 杉田妃和(ポートランド・ソーンズFC/アメリカ) 北川ひかる(INAC神戸レオネッサ) 林穂之香(ウェストハム/イングランド) 南萌華(ローマ/イタリア) 長野風花(リバプール/イングランド) 植木理子(ウェストハム/イングランド) 宮澤ひなた(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド) 石川璃音(三菱重工浦和レッズレディース) 藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ) 浜野まいか(チェルシー/イングランド) 谷川萌々子(FCローゼンゴード/スウェーデン) 古賀塔子(フェイエノールト/オランダ) 2024.03.28 13:01 Thu

U-20日本女子代表DF小山史乃観が新天地スウェーデンで公式戦デビュー!主戦場はトップ下か

ユールゴーデンIFのU-20日本女子代表DF小山史乃観が、新天地での公式戦デビューを果たした。 ユールゴーデンは24日、女子スウェーデンカップ、グループ3のグループステージ最終節でAIKと対戦。小山はトップ下で先発し、フル出場を果たした。 今年2月にセレッソ大阪ヤンマーレディースからスウェーデンへと渡った小山は、AFC U20女子アジアカップ参加のため、グループステージの第1節、第2節を欠場。この試合がユールゴーデンでの公式戦初出場となった。 先のAFC U20女子アジアカップではユーティリティ性を買われ、左右のサイドバックから2列目や最前線でもプレー。U-20女子ワールドカップ(W杯)出場権獲得や準優勝に貢献した。 なでしこリーグ1部時代にはFWとして2021年に9得点、2022年に10得点を挙げ、それぞれ得点ランキングの4位、3位タイの成績も残すなど得点力も高く、ユールゴーデン加入後もトレーニングマッチながらすでにゴールを挙げている。加入時には「攻撃的なポジションでプレーしたい」とも述べており、今後も前線での起用が中心となりそうだ。 なお、試合はユールゴーデンがFKから15分に先制したが、19分、50分に失点を喫したのちに、83分にマチルダ・プランがCKから同点弾を奪取。2-2の引き分けに終わっている。 <span class="paragraph-title">【動画】なでしこ小山史乃観が新天地デビュー、ユールゴーデンvsAIKのハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="wUIdp9rLa4A";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.25 18:40 Mon

震災以来13年ぶり福島帰還のJFAアカデミー福島女子、Jヴィレッジでのホーム戦初戦を勝利で飾る

JFAアカデミー福島は24日、プレナスなでしこリーグ2部第2節のSEISA OSAレイア湘南FC戦を、福島県のナショナルトレーニングセンター Jヴィレッジスタジアムで行った。 「世界トップ10を目指した個の育成」や「世界基準を日常に」をキーワードに、サッカー内外における総合的なリーダーシップをそなえたエリートを育成するため、2006年に開校したac福島。 女子チームからは菅澤優衣香(三菱重工浦和レッズレディース)や平尾知佳(アルビレックス新潟レディース)、北川ひかる(INAC神戸レオネッサ)に遠藤純(エンジェル・シティFC)、谷川萌々子(FCローゼンゴード)など、なでしこジャパンへ数多くの選手を輩出してきた。 2011年の東日本大震災、福島第一原子力発電所事故を受け、活動拠点を静岡県に移していたが、2021年4月から男子チームが1学年ずつ福島での活動を再開。女子も2024年3月21日に楢葉町へ帰還し、13年ぶりに福島での活動を再開させた。 本拠へ帰還し、福島での新たなスタートを切ったac福島は、昇格組のR湘南を迎えたホーム開幕戦を3-1で勝利。年代別の日本女子代表に名を連ねる板村真央らがゴールを決め、開幕2連勝を飾っている。 2024.03.25 17:50 Mon
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