【ブンデス第33節プレビュー】バイエルン勝利で7連覇達成へ! ニュルンベルク&ハノーファーは降格目前

2019.05.10 18:00 Fri
Getty Images
前節はバイエルンが勝利した一方、ドルトムントが引き分けたことで4ポイント差に広がった。この結果、今節バイエルンが勝利すれば7連覇が決まる状況となった。また、残留争いでは久保所属のニュルンベルクと原口&浅野所属のハノーファーが勝利を逃すか、シュツットガルトが勝利すると、降格が決まる状況となった。残り2試合となって迎える第33節、ヨーロッパリーグ(EL)を戦ったフランクフルト以外、土曜22:30一斉キックオフとなる中、バイエルンはライプツィヒと、ドルトムントはデュッセルドルフと対戦する。
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前節ハノーファー戦を相手が10人となった中、3-1と勝利して7連覇に王手をかけた首位バイエルン(勝ち点74)は、3位ライプツィヒ(勝ち点65)とのアウェイ戦に臨む。ハノーファー戦では今季限りでの退団が発表されたリベリにゴールが生まれた他、リベリと共に今季限りでの退団が発表されているロッベンが戦列に復帰と、嬉しいニュースがあった。黄金時代を築いた両選手がチームに好影響を与えた中、バイエルンは最終節を残して優勝を決められるか。
前節ブレーメン戦では2点を先行しながら引き分けに持ち込まれた2位ドルトムント(勝ち点70)は、今節勝利を逃すとバイエルンが敗戦しても優勝を決められてしまう状況に追い込まれた。そのドルトムントは10位デュッセルドルフ(勝ち点41)とのホーム戦に臨むが、残留を決めている相手に確実に勝利し、最終節に望みを残せるか。ヒザの負傷を抱え、ここ3試合欠場している宇佐美はベンチスタート予想となっているが、出場の機会は訪れるか。

フランクフルトの失速により混沌さを増しているチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いでは、4位フランクフルト(勝ち点54)から8位ホッフェンハイム(勝ち点51)までわずか3ポイント差の中に5チームがひしめく状況となった。

そのCL出場権争いではフランクフルトが12位マインツと、5位レバークーゼンが15位シャルケと、6位ボルシアMGが17位ニュルンベルクと、7位ヴォルフスブルクが16位シュツットガルトと、8位ホッフェンハイムが9位ブレーメンとの対戦となっている。
対戦カードを考慮すると、フランクフルト、レバークーゼン、ホッフェンハイムの相手が残留を決めている上、欧州カップ戦出場も難しいことからモチベーションに欠けるため、戦い易い相手と言えそうだ。一方でボルシアMGとヴォルフスブルクは残留のために必死で戦ってくることが予想される相手となるだけに厳しい試合が予想される。最終節を前に4位の座に座るのはどのチームになるか。

続いて残留争い。バイエルン戦では右MFでフル出場した原口だったが見せ場を作れず、チームも敗戦して降格が濃厚となってしまった最下位ハノーファー(勝ち点18)。そのハノーファーは13位フライブルク(勝ち点33)とのホーム戦で勝利を逃すと降格となる中、最終節に望みをつなげるための勝利を挙げることはできるか。

最後に前節ヴォルフスブルク戦で途中出場した久保の17位ニュルンベルク(勝ち点19)は、CL出場権を争っている6位ボルシアMG(勝ち点52)とのホーム戦となるが、ハノーファー同様に勝利を逃すと降格が決まってしまう。厳しい相手だが、ここを乗り切りハノーファー同様最終節に望みを残せるか。

◆ブンデスリーガ第33節
▽5/11(土)
《22:30》
ホッフェンハイム vs ブレーメン
ハノーファー vs フライブルク
アウグスブルク vs ヘルタ・ベルリン
ニュルンベルク vs ボルシアMG
シュツットガルト vs ヴォルフスブルク
ライプツィヒ vs バイエルン
レバークーゼン vs シャルケ
ドルトムント vs デュッセルドルフ

▽5/12(日)
《25:00》
フランクフルト vs マインツ

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