【J1ピックアッププレビュー】運命の“バトル・オブ・九州”、互いに欲しいゴールの行方は《大分vs鳥栖》
2019.05.03 21:45 Fri
4日、明治安田生命J1リーグ第10節の大分トリニータvsサガン鳥栖が昭和電工ドーム大分で行われる。
◆「令和」最初の“バトル・オブ・九州”
今シーズン、J1リーグで唯一の“バトル・オブ・九州”となるこのカード。ホームの大分は、昇格組ながら5勝2分2敗の勝ち点17で6位に位置。一方、昨シーズンは残留争いに巻き込まれた鳥栖は、1勝1分7敗の勝ち点4で最下位に位置している。
4戦無敗の大分と、5戦未勝利の鳥栖の一戦。ゴールデンウィークに行われる一戦は、どちらのチームにとっても重要な試合となる。
◆安定した戦いで3戦ぶり白星へ~大分トリニータ~
ホームの大分は、前節のセレッソ大阪戦で0-0のゴールレスドロー。前々節のガンバ大阪戦に続き、アウェイで連続ドローとなった。
ここまでは4戦無敗というイメージだが、今節勝利できなければ3戦勝利なしとネガティブな方向に傾きかねない一戦。チーム状況を考えても、しっかりとホームで勝利を収めたい相手だ。
眠っている状態の鳥栖だが、個々の選手を見れば力を持っているタレントが豊富。噛み合えば大量得点も考えられるだけに、大分としてはしっかりと自分たちで主導権を握って試合を進めたいところだろう。
得意のポゼッションを高めながら、鋭いカウンターで仕留める作戦はもちろんのこと、相手をハメに行く守備で、まずは失点しないことを目指したい。複数得点を挙げれば勝率10割という今季の結果の良さからも、まずは先手を奪いたいところだが、相手に引かれると苦しい戦いになるのも今季の課題だ。
◆詰まったケチャップは出るのか~サガン鳥栖~
対する鳥栖は開幕から一向に状況が変化しない苦しい状況だ。開幕3連敗で臨んだ第4節のジュビロ磐田戦では今季加入のイサック・クエンカにゴールが生まれ初勝利。このまま勢いに乗るかと思われたが、その後の5試合でも無得点が続き、気がつけば勝利した磐田戦の1ゴールのみに終わっている。
一方で、今シーズンからメンバーも守り方も変更した守備陣は崩壊。毎試合のように失点を重ね、気がつけば4連敗という状況だ。ケガ人も戻りつつある状況なだけに、そろそろ結果を残していきたいところだろう。
メンバーとシステムを都度変更することで、戦い方がチームに浸透しているとは言い難い状況だが、深刻なのは決定機を作れなくなっていること。ルイス・カレーラス監督が大分を相手にどのようなプランで、どのような選手を並べるのかにも注目だ。
前節はフェルナンド・トーレスと金崎夢生をベンチに置いた状況で試合に臨んだが、これでも不発。ビクトル・イバルボが復帰したこともあり、個の力で局面を打開できる状況は整った。あとはチームとして機能させられるか、この連休中に打開したいところだろう。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆大分トリニータ[3-4-2-1]
DF:岩田智輝、鈴木義宜、福森直也
MF:松本怜、前田凌佑、島川俊郎、髙山薫
MF:オナイウ阿道、小塚和季
FW:藤本憲明
監督:片野坂知宏
2試合連続の無失点と考えれば、多くの選手を変更することは考えにくい。前節と同じスターティングメンバーになると予想する。ボランチに島川俊郎を起用したことで、守備に安定感が出てきている。左ウイングバックは三竿雄斗という可能性もあるが、運動量のある高山薫を起用して、攻撃面で鳥栖を制圧したいところだ。
◆サガン鳥栖[4-3-3]
DF:原輝綺、ニノ・ガロビッチ、高橋祐治、三丸拡
MF:高橋義希、イサック・クエンカ、高橋秀人
FW:金崎夢生、フェルナンド・トーレス、ビクトル・イバルボ
監督:ルイス・カレーラス
鳥栖は前節からメンバーを変更すると予想する。前節の湘南ベルマーレ戦で開始早々に交代した藤田優人は欠場と予想。代わりに、ニノ・ガロビッチが起用されると見る。また、前線はトーレスとトップに、金崎とビクトル・イバルボがサイドへ、クエンカがトップ下に入ると予想する。より攻撃的な配置にし、まずはゴールを目指したい。
【注目選手】
◆FW藤本憲明(大分トリニータ)
◆MFイサック・クエンカ(サガン鳥栖)
◆どちらのゴールネットが揺れるのか
この試合の注目は、勝敗もさることながら、どちらのゴールネットが揺れるかだ。
複数ゴールを奪えば全勝の大分、9試合でわずかに1点しか奪えていない鳥栖と、互いにゴールを求める理由は違えど、勝敗をも左右するゴールがどちらに転ぶかに注目が集まる。
チーム全体で連動してゴールを奪い切ってしまう大分か、それとも個の能力に長け、流れをものともしないでゴールを奪える鳥栖か。「令和」最初の“バトル・オブ・九州”の一戦は、4日(日)の16時にキックオフを迎える。
◆「令和」最初の“バトル・オブ・九州”
今シーズン、J1リーグで唯一の“バトル・オブ・九州”となるこのカード。ホームの大分は、昇格組ながら5勝2分2敗の勝ち点17で6位に位置。一方、昨シーズンは残留争いに巻き込まれた鳥栖は、1勝1分7敗の勝ち点4で最下位に位置している。
4戦無敗の大分と、5戦未勝利の鳥栖の一戦。ゴールデンウィークに行われる一戦は、どちらのチームにとっても重要な試合となる。
◆安定した戦いで3戦ぶり白星へ~大分トリニータ~
ホームの大分は、前節のセレッソ大阪戦で0-0のゴールレスドロー。前々節のガンバ大阪戦に続き、アウェイで連続ドローとなった。
ここまでは4戦無敗というイメージだが、今節勝利できなければ3戦勝利なしとネガティブな方向に傾きかねない一戦。チーム状況を考えても、しっかりとホームで勝利を収めたい相手だ。
眠っている状態の鳥栖だが、個々の選手を見れば力を持っているタレントが豊富。噛み合えば大量得点も考えられるだけに、大分としてはしっかりと自分たちで主導権を握って試合を進めたいところだろう。
得意のポゼッションを高めながら、鋭いカウンターで仕留める作戦はもちろんのこと、相手をハメに行く守備で、まずは失点しないことを目指したい。複数得点を挙げれば勝率10割という今季の結果の良さからも、まずは先手を奪いたいところだが、相手に引かれると苦しい戦いになるのも今季の課題だ。
◆詰まったケチャップは出るのか~サガン鳥栖~
対する鳥栖は開幕から一向に状況が変化しない苦しい状況だ。開幕3連敗で臨んだ第4節のジュビロ磐田戦では今季加入のイサック・クエンカにゴールが生まれ初勝利。このまま勢いに乗るかと思われたが、その後の5試合でも無得点が続き、気がつけば勝利した磐田戦の1ゴールのみに終わっている。
一方で、今シーズンからメンバーも守り方も変更した守備陣は崩壊。毎試合のように失点を重ね、気がつけば4連敗という状況だ。ケガ人も戻りつつある状況なだけに、そろそろ結果を残していきたいところだろう。
メンバーとシステムを都度変更することで、戦い方がチームに浸透しているとは言い難い状況だが、深刻なのは決定機を作れなくなっていること。ルイス・カレーラス監督が大分を相手にどのようなプランで、どのような選手を並べるのかにも注目だ。
前節はフェルナンド・トーレスと金崎夢生をベンチに置いた状況で試合に臨んだが、これでも不発。ビクトル・イバルボが復帰したこともあり、個の力で局面を打開できる状況は整った。あとはチームとして機能させられるか、この連休中に打開したいところだろう。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆大分トリニータ[3-4-2-1]
©️CWS Brains, LTD.
GK:高木駿DF:岩田智輝、鈴木義宜、福森直也
MF:松本怜、前田凌佑、島川俊郎、髙山薫
MF:オナイウ阿道、小塚和季
FW:藤本憲明
監督:片野坂知宏
2試合連続の無失点と考えれば、多くの選手を変更することは考えにくい。前節と同じスターティングメンバーになると予想する。ボランチに島川俊郎を起用したことで、守備に安定感が出てきている。左ウイングバックは三竿雄斗という可能性もあるが、運動量のある高山薫を起用して、攻撃面で鳥栖を制圧したいところだ。
◆サガン鳥栖[4-3-3]
©️CWS Brains, LTD.
GK:大久保択生DF:原輝綺、ニノ・ガロビッチ、高橋祐治、三丸拡
MF:高橋義希、イサック・クエンカ、高橋秀人
FW:金崎夢生、フェルナンド・トーレス、ビクトル・イバルボ
監督:ルイス・カレーラス
鳥栖は前節からメンバーを変更すると予想する。前節の湘南ベルマーレ戦で開始早々に交代した藤田優人は欠場と予想。代わりに、ニノ・ガロビッチが起用されると見る。また、前線はトーレスとトップに、金崎とビクトル・イバルボがサイドへ、クエンカがトップ下に入ると予想する。より攻撃的な配置にし、まずはゴールを目指したい。
【注目選手】
◆FW藤本憲明(大分トリニータ)
©️J.LEAGUE PHOTOS
ホーム、大分の注目選手はFW藤本憲明をピックアップしたい。センセーショナルなJ1デビューを果たした藤本は、チームの攻撃を牽引。それに呼応するかのようにチームも結果を残してきた。しかし、相手に警戒されるようになると、周りの選手がゴールを奪うようになるも藤本のゴールはストップ。ここ3試合でゴールを挙げられていない状況が続いている。チームが結果を残しているとはいえ、やはりエースのゴールはチームを勢いづかせる。3試合ぶりの勝利を目指し、藤本のゴールに期待したい。◆MFイサック・クエンカ(サガン鳥栖)
©️J.LEAGUE PHOTOS
対する鳥栖の注目選手は、イサック・クエンカだ。チーム唯一のゴールを生み出しているクエンカだが、攻撃の組み立ての部分でチームを牽引したいところ。前線の駒が揃ってきた状況なだけに、改めてゲームメイクの部分での貢献に期待したいところだ。トーレス、金崎、イバルボと3本の矢を使いこなせれば、必ずや待望のゴールを生み出すことができるだろう。◆どちらのゴールネットが揺れるのか
この試合の注目は、勝敗もさることながら、どちらのゴールネットが揺れるかだ。
複数ゴールを奪えば全勝の大分、9試合でわずかに1点しか奪えていない鳥栖と、互いにゴールを求める理由は違えど、勝敗をも左右するゴールがどちらに転ぶかに注目が集まる。
チーム全体で連動してゴールを奪い切ってしまう大分か、それとも個の能力に長け、流れをものともしないでゴールを奪える鳥栖か。「令和」最初の“バトル・オブ・九州”の一戦は、4日(日)の16時にキックオフを迎える。
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