PK戦までもつれ込む激闘を制したレンヌが48年ぶり3度目の制覇!《クープ・ドゥ・フランス》

2019.04.28 06:59 Sun
Getty Images
クープ・ドゥ・フランス決勝のスタッド・レンヌvsパリ・サンジェルマン(PSG)が27日にスタッド・ド・フランスで行われ、2-2のスコアで120分が終了。その後に行われたPK戦の結果、6-5でレンヌが勝利。この結果、レンヌが48年ぶり3度目のクープ・ドゥ・フランス優勝を飾った。

5連覇を目指すPSGは、リーグ・アン連覇を決めた21日のモナコ戦からスタメンを4人変更。GKにアレオラが入ったほか、最終ラインは右からダグバ、マルキーニョス、キンペンベ、ベルナトの4人。中盤はアンカーにヴェッラッティを起用しインサイドはダニエウ・アウベスとドラクスラーを配置。3トップは右からディ・マリア、ムバッペ、ネイマールと並べた。
試合が動いたのは13分、PSGはネイマールの左CKからペナルティアーク右付近のダニエウ・アウベスが右足ボレーでゴール左隅にシュートを叩き込んだ。さらにPSGは、15分にもディ・マリアのパスに抜け出したムバッペがボックス右からシュートを放ったが、これは相手GKの好セーブに阻まれた。

先制点で主導権を握ったPSGは22分、ディ・マリアの縦パスで相手DFの裏に抜け出したネイマールがペナルティアーク内まで持ち上がり、飛び出したGKの上を越すループシュートでゴールネット揺らした。

2点を追うレンヌは38分、中盤からのロングパスを最前線で受けたニアンが巧みな反転で相手DFをかわすと、ボックス手前まで持ち込みゴール左を狙ったコントロールショットを放ったが、このシュートは左ポストを直撃。決定機を逃したレンヌだが40分、右サイドをドリブルで突破したハマリ・トラオレのクロスがキンペンベのオウンゴールを誘い、1点を返した。
迎えた後半、先にスコアを動かしたのは1点を追うレンヌ。66分、グルニエの左CKをメクセルがヘディングで叩き込み、試合を振り出しに戻した。

同点に追い付かれたPSGは72分、ダニエウ・アウベスの右クロスをニアサイドに走り込んだムバッペが合わせたが、これは枠の右。さらに85分には、ボックス左に抜け出したムバッペの折り返しにネイマールが飛び込んだが、これはわずかに届かず。

その後も両者に勝ち越しゴールは生まれず、2戦合計スコア2-2のまま試合は延長戦へ。延長前半に向けて、PSGはドラクスラーを下げてカバーニを投入。すると99分、ネイマールのスルーパスに抜け出したムバッペがゴールエリア左からシュートを放ったが、これは右ポストを直撃。

2-2のまま迎えた延長後半、PSGはダグバを下げてディアビを投入。対するレンヌはブリゴーを下げてシリキをピッチに送り出した。すると、レンヌは110分に決定機。ボックス右から侵入したサールの折り返しをペナルティアーク内で受けたベン・アルファがワントラップから左足を振り抜いたが、このシュートは枠の左に外れた。

膠着状態が続く中、PSGは118分にアクシデント。ムバッペがボールを奪おうとした際にダ・シルバの右足をスパイクしてしまい、レッドカードで退場処分となった。その後もスコアの動かなかった試合はPK戦へ。

PK戦では、6人全員が成功したレンヌに対し、PSGは6人目のエンクンクが失敗。PKスコア6-5で勝利したレンヌが48年ぶり3度目のクープ・ドゥ・フランス制覇を達成した。
関連ニュース

ムバッペがマドリー行き巡るチュアメニの発言に補足 「それだけだ」

パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペ(25)が同僚の発言に反応した。 今季限りでのPSG退団を決意したとされ、長らく紐ずくレアル・マドリー行きが有力視されるムバッペ。PSGを率いるルイス・エンリケ監督からも「キリアン抜きの戦いに慣れないと」などの発言が飛び出したりと移籍を連想させる事柄が多々あるなか、この3月も代表活動に参加している。 そのなか、先んじてレアル・マドリーでプレーし、代表で共闘するMFオーレリアン・チュアメニは先日、「スペイン人はもうキリアンという選手を知っているけど、毎日ように彼を見たら、より偉大さを感じるだろうね」とコメントした。 ムバッペも先のフランス『Telefoot』で「クラブ(PSG)ではもう話題にもなっていない」と“決着済み”をほのめかし、話題を呼ぶなか、フランス『Le Parisien』によると、26日に行われる国際親善試合のチリ代表戦に向けた会見でチュアメニの発言に対するリアクションを求められ、こう返した。 「僕のことを話していたね。僕は(チャンピオンズリーグのラウンド16で)レアル・ソシエダと対戦し、今度は(準々決勝で)バルサと対戦する。さらに突破すれば、アトレティコ・マドリーと対戦しうるんだ」 「だから、彼ら(スペイン人)はもう少し僕のことを見ることになる。僕という選手をかいま見ることになる。(チュアメニが言いたかったのは)それだけだよ」 2024.03.26 12:25 Tue

「下さなければいけない決断」今季でレアルとの契約が終わるクロースが去就に言及、「最高の選手を」と補強を語る中、ムバッペは「間違いなくその1人」

ドイツ代表MFトニ・クロースが、自身の去就とクラブの補強について語った。スペイン『アス』が伝えた。 去就が騒がれた中、レアル・マドリーとの契約を1年延長してチームに留まったクロース。今シーズンもラ・リーガで28試合に出場し1ゴール7アシストを記録。すると、ユーロ2020を最後に離れていたドイツ代表としても復帰を果たした。 23日に行われたフランス代表との国際親善試合ではフル出場を果たしたクロース。キックオフ直後にアシストを記録するなど、0-2での勝利に貢献。健在ぶりを発揮している。 そのクロースは試合後、スペインのテレビ局の取材に応じ、対戦し来シーズンはマドリーに加入する可能性があるフランス代表FWキリアン・ムバッペについて言及した。 「僕たちはマドリーに最高の選手を望んでいる。彼は間違いなくその1人だ」 「大切なのは勝利していくこと。マドリーにとっては良いことだと思うけど、僕たちはすでに良いチームを持っていると思う」 良い選手はチームに加わってもらいたいという意思を示したクロース。一方で、自身の契約は今シーズンをもって満了に。ただ、多くの人が残留を求めている状況だ。 クロースは自身の去就についても「それは僕がマドリーでの今後1、2カ月の間に下さなければならない決断だ。それから分かるだろう」とコメント。退団を否定はしなかったが、シーズン終了までにはしっかりと考えると含みを持たせた。 <span class="paragraph-title">【動画】これは衝撃的! 代表復帰のクロースがキックオフゴールならぬ、キックオフアシストを決める</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="BMxhkxX-Cno";var video_start = 33;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.25 12:50 Mon

ムバッペの去就は決着済みか…「クラブではもう話題にもなっていない」

パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペ(25)が去就に言及した。 先月2月に今季限りでの退団意思をPSGに通達したとされ、長らく紐ずくレアル・マドリー行きが有力視されるムバッペ。その去就も影響してか、直近のモンペリエ戦こそフル出場したが、リーグ・アンでは明らかにプレータイムを減らすなど、不穏な空気が漂う。 PSGを率いるルイス・エンリケ監督からも「キリアン抜きの戦いに慣れないと」などの発言が飛び出したりと移籍を連想させる事柄が多々あるなか、この3月も代表活動に参加するムバッペが改めて将来を語った。 国際親善試合のドイツ代表後では自身の去就に口を閉ざした25歳ストライカーだが、フランス『Le Parisien』によると、同『Telefoot』で「安心してユーロを迎えられると思う。僕はもう落ち着いているし、人々の心もそうなるだろう」と“決着済み”を示唆した。 「クラブ(PSG)ではもう話題にもなっていない。誰もその件を話してもいない。だから、何も心配いらないと言っておく。安心して、偉大なことを成し遂げるという確信を抱き、ユーロに挑む」 2024.03.25 11:40 Mon

ミラン、高年俸要求のメニャンとの契約延長交渉進まず…今夏売却の可能性も

ミランとフランス代表GKマイク・メニャン(28)の契約延長交渉が難航しているようだ。イタリア『TuttoMercatoWeb』が報じている。 2021年夏に加入して以降、スクデット獲得を始め、印象的な活躍を披露し続けているメニャン。現行契約は2026年6月までで、年俸は280万ユーロ(約4億5000万円)にボーナス40万ユーロ(約6400万円)とミランからすると破格の契約となっている。 バイエルンやパリ・サンジェルマンから関心を示されるメニャンに対し、契約延長について話し合いを重ねているミランだが、伝えられるところでは両者の間に大きな溝があるという。 新たに500万ユーロ(約8億2000万円)契約を提示するミランに対して、メニャン側は800万ユーロ(約13億円)を要求しており、交渉は暗礁に乗り上げているようだ。 もし合意点が見つからなかった場合、ミランは4000~5000万ユーロ(約65億8000万~82億円)での売却を考えているとのこと。 また同紙は、すでにミランがフランス代表GKの後釜探しを始めており、モンツァのGKミケーレ・ディ・グレゴリオ(26)に関心を示していると報じている。 2024.03.25 00:30 Mon

PSGのFWバルコラがハムストリング負傷で数週間離脱、CLバルセロナ戦出場が微妙に

パリ・サンジェルマンのU-23フランス代表FWブラッドリー・バルコラがハムストリングの負傷により数週間離脱するようだ。フランス『レキップ』が報じている。 バルコラは22日に行われたU-23コートジボワール代表との国際親善試合で先発するも左ハムストリングを負傷し、25分に交代していた。 バルコラは今季リーグ・アン24試合の出場で2ゴール5アシストを記録。チャンピオンズリーグでは6試合に出場して先のレアル・ソシエダとのラウンド16・1stレグではCL初ゴールをマークしていた。 PSGは代表ウィーク明け、マルセイユとのリーグ戦(3/31)、レンヌとのクープ・ドゥ・フランス準決勝(4/3)、そしてCL準々決勝バルセロナとの1stレグ(4/10)を控えている。 2024.03.23 22:30 Sat
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly