【J1ピックアッププレビュー】吉田新体制の初白星か、王者の3連勝か ポゼッション掲げる技巧派集団が激突《神戸vs川崎F》
2019.04.27 19:00 Sat
明治安田生命J1リーグ第9節が27日から28日にかけて開催。27日のノエビアスタジアム神戸では、バルサ化を掲げる11位・ヴィッセル神戸(勝ち点10)が、王者の7位・川崎フロンターレ(勝ち点13)をホームに迎える。
イニエスタ&ビジャ復帰、手応え掴めるか~ヴィッセル神戸~
ファン・マヌエル・リージョ前監督から吉田孝行監督への指揮官交代を決断した神戸。その初陣となった前節の浦和レッズ戦では、ミスからの失点をきっかけに0-1で敗れたものの、前体制から引き継ぐパスサッカーを披露しながら、課題であった守備を修正する姿勢が見られた。とはいえ、チームとしては公式戦3連敗中。嫌な雰囲気を払しょくしたいところだ。
そして迎える今節に向けては、FWルーカス・ポドルスキがSNSで負傷による欠場を告知済み。一方で、新主将に任命されたMFアンドレス・イニエスタ、第6節の松本山雅FC戦で負傷交代したFWダビド・ビジャが復帰の見込みだ。チームにアイデアをもたらす2人が戻ってくることで、チームの新たな方向性を表現したい。パスワークの完成度で上を行く王者相手から勝利し、手応えを掴めるか。
攻撃陣上昇中、3連勝飾れるか~川崎フロンターレ~
対する川崎Fは、直近4戦無敗。波に乗り始めた。前節の湘南ベルマーレ戦では、ハードワークを武器とする相手にペースを握り続けて2-0で勝利。リーグ戦初の連勝を飾った。ミッドウィークのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)・蔚山現代戦こそ、2-2のドローで終えたが、ここまで不発だったFW小林悠にも待望の初ゴールが生まれ、好調・FW知念慶もゴール。開幕当初は調子が上がらなかった攻撃陣に明るい話題が増えてきた。
しかし、川崎Fも神戸同様にメンバーを入れ替えながら戦い続けなくてはいけない状況。引き続きMF守田英正、DF車屋紳太郎が負傷で欠場し、前節に途中交代したMF阿部浩之、蔚山現代戦で復帰したMF中村憲剛の出場が微妙だ。チームとして結果がついてきた中、総力戦でこの勢いを継続していけるか。ポゼッションサッカーを掲げる相手に積み上げてきた質の高さを見せつけ、リーグ戦3連勝を飾りたい。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆ヴィッセル神戸[4-2-3-1]
DF:西大伍、ダンクレー、大崎玲央、三原雅俊
MF:山口蛍、セルジ・サンペール
MF:小川慶治朗、アンドレス・イニエスタ、古橋亨梧
FW:ダビド・ビジャ
監督:吉田孝行
前節からの変更点は2点。すでに欠場を報告済みのルーカス・ポドルスキとFWウェリントンに代えて、上述通り、アンドレス・イニエスタとダビド・ビジャが復帰の見込み。その両ウイングは今シーズン、好調のFW古橋亨梧が左に、前節リーグ戦初先発のFW小川慶治朗が右を務める。
◆川崎フロンターレ[4-4-2]
DF:馬渡和彰、奈良竜樹、谷口彰悟、登里享平
MF:脇坂泰斗、大島僚太、田中碧、長谷川竜也
FW:小林悠、知念慶
監督:鬼木達
川崎Fは、ACLの一戦から3人を変更か。負傷者が続出中の中盤では、大卒2年目のMF脇坂泰斗が右サイドに抜擢されることが濃厚。リーグ戦初先発で勝利に貢献できるか。最前線は、蔚山現代戦でゴールを決めた小林と知念がツートップを組むことになりそうだ。
【注目選手】
◆MFアンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)
◆MF大島僚太(川崎フロンターレ)
◆ポイントは中盤の攻防と守備の修正
ポゼッションスタイルを掲げる両者の激突は、見応え多い試合になりそうだ。ワールドクラスの選手を擁し、バルサ化を推し進める神戸と、パスサッカーに素早い攻守の切り替えを求め、進化させてきた王者・川崎F、どちらがいかにして主導権を握るのか。技巧派集団を擁する両チームの中盤の攻防に注目だ。
そしてそれを支える守備も重要になってくる。神戸は吉田体制に入り、守備面でテコ入れ。前節の浦和戦では敗れはしたものの、吉田監督は、奪われた直後のプレッシング、守備時のコンパクトさに「ある程度の手応え」を示した。一方、川崎Fは、リーグ戦で直近4試合1失点と堅いディフェンスを披露しているが、ミッドウィークでの蔚山現代戦では、2失点。セットプレーの部分を含め、局面での一対一に課題を残した。両者ともに守備の綻びを見逃さない攻撃力を持つだけに前回の試合からどれだけ修正できたかも勝利の分かれ目となりそうだ。
昨シーズンの前回対戦では、互いにビューティフルゴールが生まれた中、川崎Fが5-3の壮絶な打ち合いを制した。果たして今回はどんな試合を見せてくれるのだろうか。吉田体制初勝利を目指す神戸と、今シーズン初のリーグ戦3連勝を目指す川崎F。試合は、28日の14時にキックオフを迎える。
イニエスタ&ビジャ復帰、手応え掴めるか~ヴィッセル神戸~
ファン・マヌエル・リージョ前監督から吉田孝行監督への指揮官交代を決断した神戸。その初陣となった前節の浦和レッズ戦では、ミスからの失点をきっかけに0-1で敗れたものの、前体制から引き継ぐパスサッカーを披露しながら、課題であった守備を修正する姿勢が見られた。とはいえ、チームとしては公式戦3連敗中。嫌な雰囲気を払しょくしたいところだ。
そして迎える今節に向けては、FWルーカス・ポドルスキがSNSで負傷による欠場を告知済み。一方で、新主将に任命されたMFアンドレス・イニエスタ、第6節の松本山雅FC戦で負傷交代したFWダビド・ビジャが復帰の見込みだ。チームにアイデアをもたらす2人が戻ってくることで、チームの新たな方向性を表現したい。パスワークの完成度で上を行く王者相手から勝利し、手応えを掴めるか。
攻撃陣上昇中、3連勝飾れるか~川崎フロンターレ~
対する川崎Fは、直近4戦無敗。波に乗り始めた。前節の湘南ベルマーレ戦では、ハードワークを武器とする相手にペースを握り続けて2-0で勝利。リーグ戦初の連勝を飾った。ミッドウィークのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)・蔚山現代戦こそ、2-2のドローで終えたが、ここまで不発だったFW小林悠にも待望の初ゴールが生まれ、好調・FW知念慶もゴール。開幕当初は調子が上がらなかった攻撃陣に明るい話題が増えてきた。
しかし、川崎Fも神戸同様にメンバーを入れ替えながら戦い続けなくてはいけない状況。引き続きMF守田英正、DF車屋紳太郎が負傷で欠場し、前節に途中交代したMF阿部浩之、蔚山現代戦で復帰したMF中村憲剛の出場が微妙だ。チームとして結果がついてきた中、総力戦でこの勢いを継続していけるか。ポゼッションサッカーを掲げる相手に積み上げてきた質の高さを見せつけ、リーグ戦3連勝を飾りたい。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆ヴィッセル神戸[4-2-3-1]
cCWS Brains, LTD.
GK:キム・スンギュDF:西大伍、ダンクレー、大崎玲央、三原雅俊
MF:山口蛍、セルジ・サンペール
MF:小川慶治朗、アンドレス・イニエスタ、古橋亨梧
FW:ダビド・ビジャ
監督:吉田孝行
前節からの変更点は2点。すでに欠場を報告済みのルーカス・ポドルスキとFWウェリントンに代えて、上述通り、アンドレス・イニエスタとダビド・ビジャが復帰の見込み。その両ウイングは今シーズン、好調のFW古橋亨梧が左に、前節リーグ戦初先発のFW小川慶治朗が右を務める。
◆川崎フロンターレ[4-4-2]
cCWS Brains, LTD.
GK:チョン・ソンリョンDF:馬渡和彰、奈良竜樹、谷口彰悟、登里享平
MF:脇坂泰斗、大島僚太、田中碧、長谷川竜也
FW:小林悠、知念慶
監督:鬼木達
川崎Fは、ACLの一戦から3人を変更か。負傷者が続出中の中盤では、大卒2年目のMF脇坂泰斗が右サイドに抜擢されることが濃厚。リーグ戦初先発で勝利に貢献できるか。最前線は、蔚山現代戦でゴールを決めた小林と知念がツートップを組むことになりそうだ。
【注目選手】
◆MFアンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)
cCWS Brains, LTD.
新体制初勝利へカギを握るのは、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタだ。Jリーグ2年目を迎えた世界屈指のチャンスメーカーは、今年も卓越したテクニックやパスセンスで攻撃をけん引。すでに3アシストを記録している。そんな中で23日、急遽、新キャプテンに任命。チームの再建に向けより一層、気持ちも強まる。2試合ぶり出場となる今節、高レベルのポゼッションサッカーを展開する王者を惑わすテクニックでノエスタに白星をもたらせるか。◆MF大島僚太(川崎フロンターレ)
cJ.LEAGUE PHOTOS
一方、川崎Fの注目選手は、MF大島僚太だ。第7節のサガン鳥栖戦で負傷から復帰を果たすと、巧みなパス捌きで停滞していた攻撃陣を活性化。チームも連勝中。ACLの蔚山現代戦では、キラーパスで小林の今シーズン初ゴールも生み出した。徐々に調子を上げてきた王者の司令塔は昨シーズン、神戸とのリーグ戦で1ゴール3アシスト。その内、自身が記録したゴールは、同シーズンの最優秀ゴールに選ばれた。個人としては良いイメージを持つ相手。名手のアンドレス・イニエスタらを唸らせるゲームメイクで3連勝へ導くことができるか。◆ポイントは中盤の攻防と守備の修正
ポゼッションスタイルを掲げる両者の激突は、見応え多い試合になりそうだ。ワールドクラスの選手を擁し、バルサ化を推し進める神戸と、パスサッカーに素早い攻守の切り替えを求め、進化させてきた王者・川崎F、どちらがいかにして主導権を握るのか。技巧派集団を擁する両チームの中盤の攻防に注目だ。
そしてそれを支える守備も重要になってくる。神戸は吉田体制に入り、守備面でテコ入れ。前節の浦和戦では敗れはしたものの、吉田監督は、奪われた直後のプレッシング、守備時のコンパクトさに「ある程度の手応え」を示した。一方、川崎Fは、リーグ戦で直近4試合1失点と堅いディフェンスを披露しているが、ミッドウィークでの蔚山現代戦では、2失点。セットプレーの部分を含め、局面での一対一に課題を残した。両者ともに守備の綻びを見逃さない攻撃力を持つだけに前回の試合からどれだけ修正できたかも勝利の分かれ目となりそうだ。
昨シーズンの前回対戦では、互いにビューティフルゴールが生まれた中、川崎Fが5-3の壮絶な打ち合いを制した。果たして今回はどんな試合を見せてくれるのだろうか。吉田体制初勝利を目指す神戸と、今シーズン初のリーグ戦3連勝を目指す川崎F。試合は、28日の14時にキックオフを迎える。
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