ユナイテッド、エバートンにまさかの大量4失点…1シーズンのクラブワースト失点記録も更新《プレミアリーグ》

2019.04.21 23:31 Sun
Getty Images
プレミアリーグ第35節、エバートンvsマンチェスター・ユナイテッドが21日に行われ、4-0でエバートンが勝利した。

チャンピオンズリーグでバルセロナに完敗を喫したユナイテッドは、公式戦ここ7試合で2勝5敗という成績。スールシャール監督就任直後の勢いがシーズン終盤に向かうにつれて尻すぼみしてきている印象だ。
3日後にリーグ戦延期分のマンチェスター・シティ戦を控える中で、バルセロナ戦からスタメンを3選手変更。ルカクやジオゴ・ダロト、マティッチが先発に復帰した。

6位ユナイテッド(勝ち点64)が10位のエバートン(勝ち点46)のホーム、グディソンパークに乗り込んだ一戦。まずはホームのエバートンがビッグチャンスを迎える。11分、右サイドのグイエのクロスがファーサイドのリシャルリソンに繋がると、リシャルリソンはトラップからハーフボレ―。しかし、ここはバルセロナ戦で大きなミスを犯したデ・ヘアがビッグセーブ。跳ね返りをさらに狙ったが、枠を捉えることは出来なかった。

エバートンはさらに13分、敵陣左サイドからのスローインの場面。ディーニュがロングスローでゴール前に放り込むと、キャルバート=ルーウィンが競り勝って後方へ。これをリシャルリソンが倒れ込みながらボレーシュート。今度はデ・ヘアの壁を貫いてネットを揺らした。
先制に成功したエバートンはホームの声援を背に畳みかける。28分、ユナイテッドのCKからカウンターに転じると、グイエのパスを受けたシグルドソンがボックス手前左から鋭いグラウンダーのシュートをニアに突き刺し、2点目のリードをもたらした。

リードを広げてもなお攻め込むエバートン。リシャルリソンがその後もシュートを重ね、前半だけで10本のシュートを浴びせた。

ユナイテッドは後半からヤングとマクトミネイをジョーンズとフレッジに代えて投入。一方、エバートンは先制ゴールのリシャルリソンが負傷し、51分にウィルコットと交代した。

エースを欠いたエバートンだったが56分、この嫌な雰囲気を断ち切る。左CKの場面、クロスはGKデ・ヘアにパンチングで返されるも、ディーニュがボックスの外からダイレクトで左足一閃。低弾道のシュートがゴール左下に決まった。

エバートンのゴールショーはこれで終わらない。64分、自陣左サイドからのスローイングで前線に供給すると、シグルドソンの斜めのパスを受けたウォルコットが最終ラインを突破。ボックス左から楽々と流し込んで4点目を奪った。

これでほぼ試合を決めたエバートンは76分、昨年1月に脛を骨折して長期離脱を強いられていたマッカーシーが1年3カ月ぶりに復帰を果たした。

その後、マルシャルのチャンスも逸したユナイテッドは1点も決められず0-4で惨敗。プレミアリーグにおける1シーズンの失点数がクラブワーストの「46」となるおまけ付きで大敗を喫した。


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