【プレミアプレビュー】CL激闘から中2日での再戦! 選手層でシティ優位も勢いはスパーズ《マンチェスター・シティvsトッテナム》
2019.04.20 12:30 Sat
プレミアリーグ第35節、マンチェスター・シティvsトッテナムが日本時間20日20:30にエティハド・スタジアムでキックオフされる。3日前に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でベスト4進出を懸けて壮絶な打ち合いを演じたリーグ暫定2位のシティ(勝ち点83)と、3位のトッテナム(勝ち点67)による3連戦を締めくくるビッグマッチだ。
その衝撃的な敗退劇から中2日で臨む今回のホームゲームに向けてはメンタルの切り替えが非常に厳しい状況だが、暫定首位のリバプール(勝ち点85)との勝ち点差を考えれば、自力でのリーグ連覇に向けてひとつの取りこぼしも許されず、今節での勝利は必須だ。対戦相手のトッテナムとの選手層を考えれば、絶対優位との声もあるが、24日には宿敵マンチェスター・ユナイテッドとのダービーを控えており、相手同様にターンオーバーを強いられる見込みだ。
一方、新スタジアムでのCL初陣となった1stレグでの1-0の勝利が最終的に大きなアドバンテージとなり、2戦合計4-4もアウェイゴール数の差で優勝候補シティとの同国勢対決を制してクラブ史上初のCL4強進出を果たしたトッテナム。しかし、シティ同様に国内リーグにおいては来季CL出場権を懸けた熾烈なトップ4争いに身を置く。今後5位のチェルシー(勝ち点66)と、6位のユナイテッド(勝ち点64)の直接対決が控えていることもあり、今節を落としても自力での4位死守は可能だが、最低限勝ち点1は持ち帰りたいところだ。
▽マンチェスター・シティ予想スタメン
DF:ウォーカー、ストーンズ、ラポルテ、メンディ
MF:デ・ブライネ、フェルナンジーニョ、ベルナルド・シウバ
FW:スターリング、ガブリエウ・ジェズス、ザネ
負傷者:GKブラーボ、MFジンチェンコ
出場停止者:なし
スタメンに関しては前回対戦での激しい消耗と来週ミッドウィークにダービーを控えていることもあり、予想は困難だ。リーグ残り試合をひとつも落とせないこともあり、大幅なメンバー変更はない模様だが、前線に関してはアグエロとシルバの重鎮2人をベンチに置きガブリエウ・ジェズス、ザネの起用が見込まれる。
▽トッテナム予想スタメン
DF:アルデルヴァイレルト、ダビンソン・サンチェス、ヴェルトンゲン
MF:ウォーカー=ピータース、ダイアー、ワニャマ、ベン・デイビス
MF:エリクセン
FW:ルーカス・モウラ、ソン・フンミン
負傷者:DFダイアー、オーリエ、MFウィンクス、ムサ・シソコ、ラメラ、FWケイン
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては前回対戦を欠場したメンバーに加えて、前回対戦で負傷交代したムサ・シソコとラメラが新たに負傷者リスト入りしている。その一方で、練習復帰のダイアーに関しては起用できる可能性があるようだ。
システムに関してはCLの2試合で[4-2-3-1]、[4-3-1-2]といずれも4バックを採用しており、今回の試合でも4バックを選ぶ可能性がある。その一方で、度重なる負傷者と消耗によって右サイドバックとセントラルMFの人材に問題を抱えており、より後方に重心を置いた[3-4-1-2(3-4-3)]への変更に踏み切る可能性もありそうだ。スタメン予想は難しいが、サイドバック(ウイングバック)を入れ替えてエリクセン、デレ・アリの2選手で90分間を戦うようなゲームプランの採用を予想する。
★注目選手
◆マンチェスター・シティ:MFレロイ・ザネ
そのため、個人としてはフラストレーションを溜めていることは想像に難くない。その中で先発か途中出場かは不明も出番が与えられる可能性が高い今回の一戦では持ち味の爆発的なスピードと左足の技術を武器に左サイドで躍動を見せたい。今季ここまで10アシストのザネは、ボーンマスMFフレイザー、チェルシーMFアザールと共に12アシストを記録しアシストランクトップに立つMFエリクセンを前にチームを勝利に導くチャンスメークを見せられるか。
◆トッテナム:FWルーカス・モウラ
その激闘から中2日の過密日程で迎える今回の一戦では大きな消耗を強いられたソン・フンミン、デレ・アリ、エリクセンの3人に多くを求めるのは酷な状況となっており、抜群のアジリティ、ドリブルテクニックを持つルーカスがカウンターやオープンスペースでいかに存在感を示せるかがスパーズの勝利のカギを握ることになる。
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シティは敵地での1stレグを0-1で落とした状況で臨んだ17日のCL準々決勝2ndレグでは開始10分過ぎまでに2点ずつを奪い合った中、後半序盤にエースFWアグエロの4点目で2戦合計スコアで初めて逆転。だが、その後セットプレーの失点によって再び逆転を許すと、試合終了間際にFWスターリングの劇的ゴールで奇跡の逆転突破が果たされたかに思われたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入によって土壇場で判定が覆り、悲願のCL制覇、今季のクアドラプル(4冠)達成の夢が潰えることになった。一方、新スタジアムでのCL初陣となった1stレグでの1-0の勝利が最終的に大きなアドバンテージとなり、2戦合計4-4もアウェイゴール数の差で優勝候補シティとの同国勢対決を制してクラブ史上初のCL4強進出を果たしたトッテナム。しかし、シティ同様に国内リーグにおいては来季CL出場権を懸けた熾烈なトップ4争いに身を置く。今後5位のチェルシー(勝ち点66)と、6位のユナイテッド(勝ち点64)の直接対決が控えていることもあり、今節を落としても自力での4位死守は可能だが、最低限勝ち点1は持ち帰りたいところだ。
◆マンチェスター・シティ◆
【4-3-3】
【4-3-3】
▽マンチェスター・シティ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:エデルソンDF:ウォーカー、ストーンズ、ラポルテ、メンディ
MF:デ・ブライネ、フェルナンジーニョ、ベルナルド・シウバ
FW:スターリング、ガブリエウ・ジェズス、ザネ
負傷者:GKブラーボ、MFジンチェンコ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはジンチェンコが部分練習に合流した以外に直近の対戦と変化はない。
スタメンに関しては前回対戦での激しい消耗と来週ミッドウィークにダービーを控えていることもあり、予想は困難だ。リーグ残り試合をひとつも落とせないこともあり、大幅なメンバー変更はない模様だが、前線に関してはアグエロとシルバの重鎮2人をベンチに置きガブリエウ・ジェズス、ザネの起用が見込まれる。
◆トッテナム◆
【3-4-1-2】
【3-4-1-2】
▽トッテナム予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ロリスDF:アルデルヴァイレルト、ダビンソン・サンチェス、ヴェルトンゲン
MF:ウォーカー=ピータース、ダイアー、ワニャマ、ベン・デイビス
MF:エリクセン
FW:ルーカス・モウラ、ソン・フンミン
負傷者:DFダイアー、オーリエ、MFウィンクス、ムサ・シソコ、ラメラ、FWケイン
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては前回対戦を欠場したメンバーに加えて、前回対戦で負傷交代したムサ・シソコとラメラが新たに負傷者リスト入りしている。その一方で、練習復帰のダイアーに関しては起用できる可能性があるようだ。
システムに関してはCLの2試合で[4-2-3-1]、[4-3-1-2]といずれも4バックを採用しており、今回の試合でも4バックを選ぶ可能性がある。その一方で、度重なる負傷者と消耗によって右サイドバックとセントラルMFの人材に問題を抱えており、より後方に重心を置いた[3-4-1-2(3-4-3)]への変更に踏み切る可能性もありそうだ。スタメン予想は難しいが、サイドバック(ウイングバック)を入れ替えてエリクセン、デレ・アリの2選手で90分間を戦うようなゲームプランの採用を予想する。
★注目選手
◆マンチェスター・シティ:MFレロイ・ザネ
Getty Images
マンチェスター・シティの注目プレーヤーはCLでの2試合でほとんどチャンスを与えられなかったザネだ。CLラウンド16のシャルケ戦では古巣相手に2試合を通じて2ゴール3アシストの大暴れを見せるなど、好調を維持する韋駄天アタッカーは直近のリーグ戦でもカーディフ戦で1ゴール、クリスタル・パレス戦で1アシストときっちり結果を残している。しかし、敗退を強いられたトッテナムとのCL2戦ではいずれも試合終盤の80分以降に投入され、逃げ切りを狙って完全に引いた相手に対して大きなインパクトを残せぬまま、消化不良の形で今季CLの戦いを終えることになった。そのため、個人としてはフラストレーションを溜めていることは想像に難くない。その中で先発か途中出場かは不明も出番が与えられる可能性が高い今回の一戦では持ち味の爆発的なスピードと左足の技術を武器に左サイドで躍動を見せたい。今季ここまで10アシストのザネは、ボーンマスMFフレイザー、チェルシーMFアザールと共に12アシストを記録しアシストランクトップに立つMFエリクセンを前にチームを勝利に導くチャンスメークを見せられるか。
◆トッテナム:FWルーカス・モウラ
Getty Images
トッテナムの注目プレーヤーは前節ハットトリックを記録しているルーカスだ。FWケイン、FWソン・フンミンに勝る活躍を見せた序盤戦からシーズンが進むにつれて存在感を失ってきたブラジル代表MFだが、ケインの負傷離脱、ソン・フンミンを温存した前節のハダースフィールド戦ではFWジョレンテと共に圧巻のパフォーマンスを披露。プロキャリア初のハットトリックを記録し、4-0の大勝に大きく貢献した。シティとの前回対戦では守勢に回って我慢の戦いを強いられた中、ソン・フンミンの2点目に繋がるボール奪取を見せるなどきっちり勝ち抜けに貢献している。その激闘から中2日の過密日程で迎える今回の一戦では大きな消耗を強いられたソン・フンミン、デレ・アリ、エリクセンの3人に多くを求めるのは酷な状況となっており、抜群のアジリティ、ドリブルテクニックを持つルーカスがカウンターやオープンスペースでいかに存在感を示せるかがスパーズの勝利のカギを握ることになる。
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