ラムジー&OG弾のアーセナルが得意のホームで先勝! 決定力欠いたナポリはAGなしでホームでの2nレグに臨む《EL》
2019.04.12 06:02 Fri
ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグ、アーセナルvsナポリが11日にアーセナル・スタジアムで行われ、ホームのアーセナルが2-0で先勝した。
一方、チャンピオンズリーグ(CL)3位敗退組としてラウンド32から参戦となったナポリはチューリッヒ、RBザルツブルクを相手に危なげない勝ち上がりを見せベスト8進出。国内リーグでは直近1敗1分けと調子を落としているが、今季の2位がほぼ確定しており、ELに全力を注げる構えだ。そして、アンチェロッティ監督はミリクに代えて負傷明けのインシーニェを先発に戻しこちらも現状のベストメンバーを起用した。
立ち上がりからエンジン全開のアーセナルがアウェイチームを押し込んでいく。球際を強調した前がかりな守備で相手のボール回しに強い制限をかけると、マイボール時には豊富な運動量で相手守備のギャップにポジションを取るエジルやラムジーを起点にうまくボールサイドで数的優位を作りながら攻撃を組み立てていく。
立ち上がりに続けて得たセットプレーのチャンスはモノにできなかったが、14分にカウンターからゴールをこじ開ける。ハーフウェイライン付近の右サイドでエジルがマリオ・ルイの縦パスを引っかけてカウンターを発動。ラムジー、エジル、ラカゼットと右サイドで細かく繋ぎラカゼットからボックス内に走り込むナイルズに斜めのスルーパスが通ると、ナイルズが巧みな反転からマイナスに落としたボールをラムジーがゴール右隅にダイレクトシュートで流し込んだ。
相手に全くやりたいことをやらせない完璧な試合運びの中で2点のリードを手にしたアーセナルは、立ち上がりに比べてややペースを落とすも要所で激しいプレスをかけて相手のビルドアップを牽制。中盤で多くのミスを誘うと、そこからラカゼットやオーバメヤン、ラムジーらが幾つもの決定機に絡んでいく。
一方、ビルドアップの局面での大苦戦から後ろ向きの守備を強いられ続けたアウェイチームはなかなか攻撃に出ることができないが、前半終了間際にこの試合最初のビッグチャンスを迎える。45分、味方からの縦パスに抜け出したカジェホンがボックス右のゴールライン際から丁寧なグラウンダーのマイナスクロス。これをボックス中央でフリーのインシーニェが右足で合わすが、力が入ったのか大きくふかしてしまい、前半のうちに点差を縮めることはできなかった。
ほとんど良いところを出せずに2点ビハインドで試合を折り返したナポリは、百戦錬磨のアンチェロッティ監督がハーフタイム中に修正を施し、後半立ち上がりは一転して押し込んでいく。52分にはマリオ・ルイのスルーパスに反応したインシーニェがゴール前に抜け出してゴールネットを揺らすが、ここは惜しくもオフサイドの判定。その後もウイングバックの裏のスペースを効果的に突いてチャンスに繋げていくが、最後の場面で連携や精度を欠く。
一方、粘りの守備で立ち上がりの劣勢を凌いだアーセナルは60分を過ぎた辺りから相手を押し返していく。59分には左CKの流れからゴール左のラムジーが強烈なシュートを枠に飛ばすが、ここはGKメレトの好守に遭う。
後半半ばを迎えてイーブンの状況が続く中、両チームのベンチが動く。ナポリはメルテンスを下げて高さとプレースキックで違いを作れるミリクを投入。対するアーセナルは前半から飛ばし気味だったエジル、ラカゼットを下げてムヒタリアン、イウォビを同時投入。前線の並びを2トップ+トップ下から1トップ+2シャドーに変えて中盤に厚みをもたせる。
この交代によって再び試合に動きが出てきた中、互いにビッグチャンスを作り合う。72分、右サイド深くに抜け出したインシーニェからの絶妙な折り返しにファーから中に走り込んできたジエリンスキがスライディングシュートで合わすが、これを枠に流し込めない。対するアーセナルは69分にナイルズ、81分にラムジーとボックス内フリーでシュートチャンスが訪れるも、相手GKメレトの好守とシュートミスで3点目を奪えない。
その後、83分にインシーニェ、ファビアン・ルイスを下げてウナス、ユネスを同時投入してナポリが勝負に出るが、最後まで集中力を切らさないアーセナル守備陣を最後まで攻略することはできず。この結果、得意のホームで完勝のアーセナルが2-0のスコアで先勝した。一方、最後の場面で精度を欠きアウェイゴールを逃したナポリは厳しい状況で来週のホームでの2ndレグを迎えることになった。
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決勝トーナメントに入ってBATEボリソフ、スタッド・レンヌといずれも敵地での初戦を落としながらも、ホームで大勝し逆転突破を決めてきたアーセナル。優勝候補筆頭のナポリと対峙する準々決勝では決勝トーナメントに入って初めてホームで初戦を戦う。先週末のリーグ戦でエバートンに0-1で敗れ、トップ4圏外に転落したチームはその試合から先発5人を変更。負傷明けのコシエルニー、ラムジー、オーバメヤンを先発に戻したほか、リーグ戦をサスペンションで欠場したトレイラを起用。GKにチェフを起用した以外、現状のベストメンバーを並べた。立ち上がりからエンジン全開のアーセナルがアウェイチームを押し込んでいく。球際を強調した前がかりな守備で相手のボール回しに強い制限をかけると、マイボール時には豊富な運動量で相手守備のギャップにポジションを取るエジルやラムジーを起点にうまくボールサイドで数的優位を作りながら攻撃を組み立てていく。
立ち上がりに続けて得たセットプレーのチャンスはモノにできなかったが、14分にカウンターからゴールをこじ開ける。ハーフウェイライン付近の右サイドでエジルがマリオ・ルイの縦パスを引っかけてカウンターを発動。ラムジー、エジル、ラカゼットと右サイドで細かく繋ぎラカゼットからボックス内に走り込むナイルズに斜めのスルーパスが通ると、ナイルズが巧みな反転からマイナスに落としたボールをラムジーがゴール右隅にダイレクトシュートで流し込んだ。
アーセナルらしい流麗なパスワークで先手を奪ったホームチームは、ここで一度落ち着くことなく畳み掛ける攻めを見せる。すると25分、相手陣内で後ろ向きにボールを受けたファビアン・ルイスを囲んでボールを奪うと、ボックス手前まで運んだトレイラが左足のミドルシュート。このシュートにはGKメレトが反応していたが、手前でブロックを試みたDFクリバリにディフレクトして大きくコースが変わったボールがネットに吸い込まれた。
相手に全くやりたいことをやらせない完璧な試合運びの中で2点のリードを手にしたアーセナルは、立ち上がりに比べてややペースを落とすも要所で激しいプレスをかけて相手のビルドアップを牽制。中盤で多くのミスを誘うと、そこからラカゼットやオーバメヤン、ラムジーらが幾つもの決定機に絡んでいく。
一方、ビルドアップの局面での大苦戦から後ろ向きの守備を強いられ続けたアウェイチームはなかなか攻撃に出ることができないが、前半終了間際にこの試合最初のビッグチャンスを迎える。45分、味方からの縦パスに抜け出したカジェホンがボックス右のゴールライン際から丁寧なグラウンダーのマイナスクロス。これをボックス中央でフリーのインシーニェが右足で合わすが、力が入ったのか大きくふかしてしまい、前半のうちに点差を縮めることはできなかった。
ほとんど良いところを出せずに2点ビハインドで試合を折り返したナポリは、百戦錬磨のアンチェロッティ監督がハーフタイム中に修正を施し、後半立ち上がりは一転して押し込んでいく。52分にはマリオ・ルイのスルーパスに反応したインシーニェがゴール前に抜け出してゴールネットを揺らすが、ここは惜しくもオフサイドの判定。その後もウイングバックの裏のスペースを効果的に突いてチャンスに繋げていくが、最後の場面で連携や精度を欠く。
一方、粘りの守備で立ち上がりの劣勢を凌いだアーセナルは60分を過ぎた辺りから相手を押し返していく。59分には左CKの流れからゴール左のラムジーが強烈なシュートを枠に飛ばすが、ここはGKメレトの好守に遭う。
後半半ばを迎えてイーブンの状況が続く中、両チームのベンチが動く。ナポリはメルテンスを下げて高さとプレースキックで違いを作れるミリクを投入。対するアーセナルは前半から飛ばし気味だったエジル、ラカゼットを下げてムヒタリアン、イウォビを同時投入。前線の並びを2トップ+トップ下から1トップ+2シャドーに変えて中盤に厚みをもたせる。
この交代によって再び試合に動きが出てきた中、互いにビッグチャンスを作り合う。72分、右サイド深くに抜け出したインシーニェからの絶妙な折り返しにファーから中に走り込んできたジエリンスキがスライディングシュートで合わすが、これを枠に流し込めない。対するアーセナルは69分にナイルズ、81分にラムジーとボックス内フリーでシュートチャンスが訪れるも、相手GKメレトの好守とシュートミスで3点目を奪えない。
その後、83分にインシーニェ、ファビアン・ルイスを下げてウナス、ユネスを同時投入してナポリが勝負に出るが、最後まで集中力を切らさないアーセナル守備陣を最後まで攻略することはできず。この結果、得意のホームで完勝のアーセナルが2-0のスコアで先勝した。一方、最後の場面で精度を欠きアウェイゴールを逃したナポリは厳しい状況で来週のホームでの2ndレグを迎えることになった。
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