【プレミアプレビュー】もうスリップは許されない! プレミア初制覇目指すレッズ5年前の因縁払拭できるか《リバプールvsチェルシー》2019.04.14 12:00 Sun

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プレミアリーグ第34節、リバプールvsチェルシーが日本時間14日24:30にアンフィールドでキックオフされる。逆転でのプレミア初制覇を目指す暫定首位のリバプール(勝ち点82)と、熾烈なトップ4争いに身を置く暫定3位のチェルシー(勝ち点66)による、シーズン終盤における重要なビッグマッチだ。2019年初陣となったマンチェスター・シティ戦での敗戦以降、リーグ12戦無敗(8勝4分け)の安定飛行で暫定2ポイント差を付けるシティと熾烈なリーグタイトル争いを繰り広げるリバプール。残す5試合では最終節のウォルバーハンプトンを除きカーディフ、ハダースフィールド、ニューカッスルと降格圏付近の組し易い相手との対戦となるため、今回のチェルシー戦を乗り切れば、他力本願ではあるものの逆転でのプレミア初制覇が見えてくる。また、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)ではポルトを相手にホームで2-0の先勝を飾っており、大きなアクシデントさえなければ2年連続でのベスト4進出は堅い。その初戦での快勝によってある程度後ろの日程を気にせずに今回のチェルシー戦を戦えることはチームにとって朗報だ。

一方、第31節のエバートン戦での痛恨の敗戦以降、カーディフ、ブライトン、ウェストハム相手に3連勝を飾り、暫定ながら3位に浮上したチェルシー。後半戦では相変わらずパフォーマンスが安定していないものの、直近2試合ではエースのMFアザールが圧巻のパフォーマンスでチームをけん引し、MFロフタス=チークとMFハドソン=オドイの生え抜きの若手コンビも印象的なパフォーマンスを披露している。とはいえ、トップ4を争うトッテナム、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッドの4チームの中ではユナイテッド同様に最も厳しい対戦カードが待っており、リーグでは今季14勝2分けの無敗を誇るアンフィールド攻略が求められるところだ。

なお、今季の両チームの対戦成績はチェルシーの1勝1分け。奇しくも昨年9月にリーグ戦とEFLカップの連戦となった2試合ではチェルシーホームのリーグ戦が1-1のドロー、アンフィールドで行われたEFLカップはチェルシーが2-1のスコアで勝利しており、チェルシーは今季の公式戦で唯一アンフィールドで勝利を手にしたチームだ。

また、両チームのこの時期の対戦で思い起こされるのは2013-14シーズンの4月28日に行われたプレミアリーグ第36節。残り3試合を2勝1分けで乗り切れば、悲願のプレミア初制覇を成し遂げられるはずだったリバプールだったが、11連勝中でアンフィールドにチェルシーを迎えた一戦では前半アディショナルタイムにMFスティーブン・ジェラードが自陣でボールコントロールを誤った上に足を滑らせ、FWデンバ・バに痛恨の先制点を献上。結局、この試合を0-2のスコアで落としたリバプールは、最終的にシティに逆転優勝を許すことになった。

リーグ12戦無敗で戦う今回の一戦は5年前の状況と酷似しており、リバプールとしてはそのトラウマを乗り越えて悲願のプレミア初制覇へと繋げていきたい。

◆リバプール◆
【4-3-3】

▽リバプール予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:アリソン
DF:アーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:ワイナルドゥム、ファビーニョ、ナビ・ケイタ
FW:サラー、フィルミノ、マネ
負傷者:MFチェンバレン、ララナ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはマッチフィットネスの問題を抱えるチェンバレンが引き続き欠場となる。一方、打撲の影響でポルト戦ベンチ外のララナに関しては復帰できる見込みだ。

ポルト戦からはサスペンション明けのロバートソンが復帰するほか、コンディションを考慮してロブレン、ヘンダーソンに代えてマティプ、ワイナルドゥムを復帰させる見込みだ。

◆チェルシー◆
【4-3-3】

▽チェルシー予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ケパ
DF:アスピリクエタ、リュディガー、ダビド・ルイス、エメルソン・パルミエリ
MF:カンテ、ジョルジーニョ、ロフタス=チーク
FW:ハドソン=オドイ、イグアイン、アザール
負傷者:MFアンパドゥ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しても主力に目立ったケガ人はおらず、連戦によるコンディションの問題を除けば全選手が起用可能な状態にある。

スタメンに関してはスラビア・プラハ戦で温存した主力を復帰させ、前節のウェストハム戦と同じスタメンを組んでくるはずだ。したがって、ロフタス=チーク、ハドソン=オドイとアカデミー育ちの若手2選手が引き続き起用される見込みだ。

★注目選手
◆リバプール:MFナビ・ケイタ
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リバプールの注目プレーヤーはジェラードの背番号8を受け継ぐナビ・ケイタだ。今夏、RBライプツィヒから加入したケイタはジェラード退団以降、空き番となっていた背番号8を託された。しかし、シーズン序盤からその大きな期待に応えきれず、一時はベンチを温める状況が続いた。それでも、トレーニングから懸命にアピールを続けた結果、クロップ監督の信頼を勝ち得ると、前節のサウサンプトン戦、直近のポルト戦で自身のプレミアリーグ初ゴールを含む2戦連発の猛アピールを見せている。

2試合連続ほぼフル出場に、ミルナー、ワイナルドゥム、ヘンダーソンと同ポジションに人材が豊富なこともあり、スタメン、ベンチスタートかは微妙なところだが、3トップが徹底マークに遭う中で2列目からの飛び出し、持ち味のドリブルの仕掛けを武器にチャンスに絡みたい。また、豊富な運動量を武器に相手のパスワークの起点となるジョルジーニョやロフタス=チークをきっちり潰したい。また、前8番の5年前の無念を晴らす決定的な仕事も期待したい。

◆チェルシー:MFエデン・アザール
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チェルシーの注目プレーヤーはリバプールの堅守攻略を託されたエースのアザールだ。レアル・マドリーのジダン監督再登板が発表されて以降、エル・ブランコ移籍の噂が再燃しているが、その雑音をモノともせずに安定したパフォーマンスを続けているベルギー代表。前節のウェストハム戦では試合終盤に“エラシコ”を交えた圧巻の高速ドリブルからゴールを陥れて改めて能力の高さを証明した。

DFファン・ダイクにGKアリソンとリーグ最高の堅守を誇るリバプールだが、アザールは今季の公式戦2試合でいずれもゴールを奪っており苦手意識はない。やや守備に甘さがある対面のDFアーノルド、DFマティプ(ロブレン)を相手に積極的な仕掛けでプレッシャーをかけたい。
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今季CLではラウンド16の1stレグ、アヤックスvsレアル・マドリーでCL史上初のビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を用いてアヤックスのDFニコラス・タグリアフィコのゴールを取り消した。さらに、PSGvsユナイテッドでは試合終了間際にDFプレスネル・キンペンベのハンドをVARの末に取り、結果的にPSGをベスト16敗退に追い込んだことが話題になっていた。 <div style="text-align:center;">◆トッテナム◆ 【4-2-3-1】</div> ▽トッテナム予想スタメン<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190531_3_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>GK:ロリス DF:トリッピアー、アルデルヴァイレルト、ヴェルトンゲン、ローズ MF:ムサ・シソコ、ウィンクス MF:エリクセン、デレ・アリ、ソン・フンミン FW:ケイン 負傷者:なし 出場停止者:FWヤンセン(登録外) 出場停止者はいないが、CL登録メンバー外のヤンセンが起用できない。負傷者に関しては長期離脱明けのケインとウィンクスの2人に、ヴェルトンゲン、ダビンソン・サンチェスのコンディションに不安が残るものの全選手が起用可能な状態だ。 システムに関しては3バックの可能性は低いが、[4-2-3-1]、[4-3-1-2]のどちらを採用するか微妙な状況だ。また、スタメンに関してはケインとウィンクスの起用が難しい場合、ルーカス・モウラとワニャマが代役を担う。また、デレ・アリをベンチに置きルーカスとソン・フンミンを両ウイングに配する形も想定される。 <div style="text-align:center;">◆リバプール◆ 【4-3-3】</div> ▽リバプール予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190531_3_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>GK:アリソン DF:アーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソン MF:ヘンダーソン、ファビーニョ、ワイナルドゥム FW:サラー、フィルミノ、マネ 負傷者:MFナビ・ケイタ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはナビ・ケイタが唯一の欠場となり、直近数試合を欠場していたフィルミノも先発に戻れる見込みだ。 スタメンに関してはフィルミノの先発起用が難しい場合、FWオリジが代役に入ってワイナルドゥムとミルナーの激しいポジション争いではワイナルドゥムを先発予想とした。 ★注目選手 ◆トッテナム:MFムサ・シソコ<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190531_3_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>トッテナムの注目プレーヤーは、加入3年目で完全覚醒した救世主シソコだ。ニューカッスルから加入してからの直近2シーズンはポチェッティーノ監督やファンの期待を大きく裏切ってきたシソコだが、今シーズンは圧倒的な身体能力とスタミナ、ユーティリティー性を武器に、セントラルMFの主力として公式戦43試合に出場。相手をなぎ倒すドリブルに抜群のキープ力、被カウンター時を中心にスピードに乗った相手アタッカーを捕まえ切る好守備で、世界屈指のボックス・トゥ・ボックスプレーヤーに進化を遂げた。そして、先日にはクラブ・レジェンズが選ぶ今季の年間MVPを受賞した。 今回のリバプール戦においてはキーマンの1人であるマネとロバートソンの相手左サイドのケア、中盤に落ちて起点となるフィルミノの監視という守備面のマルチタスク。攻撃面では相手ウイングが外へのパスコースを切って中に誘導する守備を採用する中、ニューカッスル時代の盟友ワイナルドゥムやミルナー、ヘンダーソンとの肉弾戦を制してボールをキープし、クリーンなボールを前線の味方に届ける仕事が求められる。また、リーグ戦での前回対戦では後半終盤のカウンターチャンスでDFファン・ダイクの“パーフェクトディフェンス”に阻まれたことが注目を集めてしまい、その屈辱を振り払いたい。 過去2年間の困難を受け入れ、多くの批判に晒された中でも自身を信じて努力を重ねてきたシソコ。その美しき再生のシーズンの締めくくりは、自身の今季初ゴールでのクラブ史上初のCL制覇。そして、試合後のエスタディオ・メトロポリターノでスパーズファンによる、「Oh Moussa Sissoko」の大合唱が鳴り響くか。 ◆リバプール:FWモハメド・サラー<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190531_3_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>リバプールの注目プレーヤーは昨季ファイナルで無念の負傷交代となったエースのサラーだ。昨夏、ローマから加入して瞬く間にアンフィールドのファラオとなったエジプト代表FWは、昨季の公式戦52試合で44ゴール16アシストと驚異的なスタッツを記録。プレミアリーグ得点王を始め、リーグ年間MVPなど獲得可能な個人タイトルをほぼ独占する最高のシーズンを送った。ただ、唯一の心残りがレアル・マドリーとのCL決勝での負傷交代だった。 今季は22ゴールで2年連続リーグ得点王に輝いた一方、相手の徹底マークに遭い昨季ほどのインパクトを残すことができず。また、バルセロナとの準決勝2ndレグでは直近のリーグ戦で負った脳震とうによって相棒フィルミノと共にスタンドからチームの劇的勝ち上がりを見守ることになった。そのため、チームに連れてきてもらった2年連続のCL決勝の舞台では誰よりも強い気持ちで臨むはずだ。 リバプール加入後の対トッテナムの成績は4試合で3ゴールと相性が良い。今季の2度の対戦ではゴールこそなかったが、直近の対戦では試合終了間際に相手のオウンゴールを誘発するヘディングシュートを放っていた。休養十分で臨む今回の一戦では鋭い仕掛けで対面のDFローズとDFヴェルトンゲンの壁を破り、エースとして決定的な仕事を果たすと共に快足を生かした前線からのプレスでもチームを助けたい。 ◆最注目はソン・フンミンvsアーノルド! <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr><a href="https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=355707" terget="_blank">決勝注目のキーマッチアップはコチラ</a><hr></div> ◆世界最高峰のプレッシングゲームに! <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr><a href="https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=355706" terget="_blank">決勝の戦術分析はコチラ</a><hr></div> 2019.06.01 12:00 Sat
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【EL決勝プレビュー】激戦必至のロンドン・ダービー! “ラストゲーム”で有終の美を飾るのは?《チェルシーvsアーセナル》

ヨーロッパリーグ(EL)決勝、チェルシーvsアーセナルが日本時間29日28:00にアゼルバイジャンのバクー・オリンピック・スタジアムでキックオフされる。共に2度目の決勝進出を果たしたロンドンに本拠地を置く両雄による、UEFA主催試合の決勝戦で初となるロンドン・ダービーだ。 PAOK、BATEボリソフ、MOLヴィディと同居したグループを5勝1分けの無敗で首位通過を果たしたチェルシー。決勝トーナメントに入ってもマルメ、ディナモ・キエフ、スラビア・プラハと格下相手に順当に勝ち上がり、フランクフルトとの準決勝では1stレグと2ndレグ共に1-1のドローに終わった結果、延長戦を経たPK戦を4-3で制し、優勝を果たした2012-13シーズン以来の決勝進出を果たした。 また、今季のプレミアリーグではサッリ新監督の下で紆余曲折のシーズンを過ごしたものの、最終的に3位フィニッシュに成功し来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得。今回の決勝をシンプルにトロフィーのためだけに戦える状況を整えてきた。ただ、サッリ監督初タイトル獲得に向けては序盤戦からの固定メンバーでの戦いが響きシーズン終盤にかけて負傷者が続出。また、イタリア人指揮官が懸念した通り、リーグ最終戦後に行われたアメリカ遠征ではMFロフタス=チークがアキレス腱を断裂する重傷に見舞われるなど、満身創痍での戦いを強いられそうだ。 一方、スポルティング・リスボン、ヴォルスクラ、カラバフと同居したグループをチェルシーと同様に5勝1分けの無敗で首位通過を果たしたアーセナル。決勝トーナメントではBATEボリソフ、スタッド・レンヌと格下相手にいずれも初戦のアウェイゲームを落とすも、ホームでの強さを武器に逆転突破。逆に、優勝候補との連戦となった準々決勝、準決勝ではナポリ、バレンシア相手にいずれも連勝を飾って、ガラタサライにPK戦の末に敗れた1999-2000シーズンの前身UEFAカップ以来となるファイナル進出を決めた。 今季のプレミアリーグではエメリ新監督の下でシーズン終盤までトップ4争いに絡んだものの、最終盤での3敗1分けという、痛恨の取りこぼしが響き無念の5位フィニッシュに。したがって、来季のCL出場権獲得には今回のEL制覇が絶対条件となる。1993-94シーズンのUEFAカップウィナーズカップ制覇を除き、これまでUEFA主催大会の決勝では3敗と勝負弱さが目立つアーセナルにおいて心強いのは、セビージャ時代にEL3連覇を成し遂げたエメリ監督の存在だ。ELマスターの下で悲願のタイトル獲得はなるか。 両者のヨーロッパでの対戦は2003-04シーズンのCL準々決勝の対戦のみ。その対戦ではチェルシーが2戦合計3-2で勝ち上がっている。また、今季のリーグ戦の対戦はチェルシーホームで開催された第2節はチェルシーが3-2、アーセナルホームで開催された第23節はアーセナルが2-0で勝利している。 なお、今回の決勝ではELで初めてビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が採用されることになり、審判団はジャンルカ・ロッキ主審を含むイタリアのセットとなる。 <div id="cws_ad"><script src="//player.performgroup.com/eplayer.js#44a12140e3dda008f998a5a1a9.1tybkqliqmgvi1ndbmyxnzxqc3$videoid=w2uiilyxhe5410x8sz2h0gn56" async></script><div> <div style="text-align:center;">◆チェルシー◆ 【4-3-3】</div> ▽チェルシー予想スタメン<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190529_7_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>GK:ケパ DF:アスピリクエタ、クリステンセン、ダビド・ルイス、マルコス・アロンソ MF:カンテ、ジョルジーニョ、バークリー FW:ペドロ、ジルー、アザール 負傷者:DFリュディガー、アンパドゥ、ケイヒル、MFロフタス=チーク、ハドソン=オドイ、カンテ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはリュディガー、ロフタス=チーク、ハドソン=オドイと3人の主力の欠場が確定。また、ヒザを痛めているカンテに関してはサッリ監督が「50/50」と語っており、試合当日に出場の可否が判断される。 スタメンに関しては前述の11人を予想したが、カンテが間に合わない場合、コバチッチが代役を担うことになる。薄い中盤の選手層を考えれば、ペドロをスタートで起用し、トップ下やインサイドMFでもプレー可能なウィリアンを有事に備えてベンチに置く可能性が高い。 <div style="text-align:center;">◆アーセナル◆ 【3-4-1-2】</div> ▽アーセナル予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190529_7_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>GK:チェフ DF:パパスタソプーロス、コシエルニー、モンレアル MF:ナイルズ、トレイラ、ジャカ、コラシナツ MF:エジル FW:ラカゼット、オーバメヤン 負傷者:DFホールディング、ベジェリン、MFラムジー、デニス・スアレス、FWウェルベック 出場停止者:なし 出場停止者はいないが、政治的な問題でムヒタリアンが遠征メンバーを外れている。負傷者に関してはホールディング、ベジェリン、ラムジー、デニス・スアレス、ウェルベックが欠場する。 システム、スタメンに関してはエジルを起用する場合、[3-4-1-2]を、イウォビを起用する場合は[3-4-2-1]を採用する形になる。その他、変更がありそうなのはモンレアル、トレイラに代わってムスタフィ、グエンドウジを起用するぐらいか。 ★注目選手 ◆チェルシー:MFエデン・アザール<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190529_7_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>チェルシーの注目プレーヤーはEL優勝を置き土産に新天地へ旅立ちたいエースのアザールだ。2012年に21歳の若さでチェルシーに加入して以降、瞬く間にエースへの階段を駆け上がったベルギー代表MFも気付けば、キャリアのピークともベテランへの入り口とも言われる28歳となった。今季も公式戦51試合19ゴール16アシストと圧巻のスタッツで攻撃を牽引してきた。 しかし、更なるステップアップを目指すエースは、かつてのアイドルだったジネディーヌ・ジダン監督が率いるレアル・マドリーへの移籍をすでに決断した模様。そして、今回のEL決勝がブルーズでのラストゲームとなる可能性が高い。対アーセナルとのダービーでは公式戦18試合で5ゴール2アシストとあまり得意としていないが、自身のブルーズでの集大成となる一戦でチームを勝利に導くエースの仕事を期待したい。 ◆アーセナル:GKペトル・チェフ<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190529_7_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>アーセナルの注目プレーヤーはこの試合が現役最後の試合となるチェフだ。 今月20日に37歳の誕生日を迎えたチェフは、今シーズン限りでの現役引退をすでに発表。そして、今回のEL決勝が20年間のプロキャリアを締めくくるラストゲームとなる。そして、フットボールの神様はラウンド16のスタッド・レンヌ戦に続き、偉大なチェコ人GKに古巣対戦というプレゼントを手渡した。 2004年から2015年までプロキャリアの半分以上を過ごしたチェルシーに関しては、今季終了後のスポーツ・ディレクター就任の可能性が報じられるなど、チェフにとって心のクラブだ。しかし、その古巣は今シーズンのリーグ戦を3位で終え、来季のCL出場権を手にしており、今回の一戦で思う存分戦えるはずだ。もちろん、高いプロ意識を持ったチェフにそんな考えは一切ないはずだ。2012-13シーズンのベンフィカとの決勝ではブルーズの一員としてELトロフィーを掲げたチェフだが、今回の一戦では古巣の攻撃陣を完封しガナーズの一員として有終の美を飾りたい。 2019.05.29 12:00 Wed
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【ELプレビュー】CL出場権を獲得したチェルシーとCL出場暗雲のフランクフルトによるファイナルを懸けた一戦《チェルシーvsフランクフルト》

ヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグ、フランクフルトvsチェルシーが9日28:00にキックオフされる。プレミアリーグ4位以上を確定させて来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したチェルシーと、リーグ戦4試合勝利がなくCL圏外への転落が迫るフランクフルトによる、EL決勝進出を懸けた一戦だ。 0-0の引き分けでも決勝進出となるチェルシーは、1週間前に敵地で行われた1stレグをアザールをベンチスタートとした中、優勢に試合を進めペドロの同点弾で1-1と引き分けた。直近のプレミアリーグ・ワトフォード戦ではカンテが負傷してしまったが、後半の3ゴールで3-0と快勝した中、後続のアーセナルとマンチェスター・ユナイテッドがそれぞれ引き分けたため、最終節を残して来季のCL出場が決まった。肩の荷が下り、プレッシャーから解放された中、良い流れで決勝進出を目指す。 対するフランクフルトはレビッチを出場停止で、アラーを負傷で欠いたこともあって攻撃力が減退していた中、ヨビッチのゴールで先制したものの1-1の引き分けに終わってしまった。チェルシーとは対照的に直近のブンデスリーガ・レバークーゼン戦で1-6の惨敗を喫し、CL圏外の5位レバークーゼンに勝ち点で並ばれ、クラブ史上初のCL出場に暗雲が垂れ込めている。公式戦4試合勝利がなく、シーズン最終盤を迎えてチーム状態がどん底となっている中、チェルシーとの大一番を迎えた。 <div style="text-align:center;">◆チェルシー◆ 【4-3-3】</div><div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190507_37_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽チェルシー予想スタメン GK:ケパ DF:アスピリクエタ、クリステンセン、ダビド・ルイス、エメルソン・パルミエリ MF:コバチッチ、ジョルジーニョ、ロフタス=チーク FW:ペドロ、ジルー、アザール 負傷者:DFリュディガー、MFカンテ、アンパドゥ、ハドソン=オドイ 出場停止者:なし 直近のワトフォード戦でハムストリングを負傷したカンテが欠場する。代役はコバチッチかバークリーが務めることになるだろう。1stレグでベンチスタートだったエースのアザールは週末のプレミアリーグが消化試合同然となったことから先発が濃厚だ。 <div style="text-align:center;">◆フランクフルト◆ 【3-5-2】</div><div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190507_37_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽フランクフルト予想スタメン GK:トラップ DF:アブラアム、長谷部、ヒンテレッガー MF:ダ・コスタ、ローデ、ジェルソン・フェルナンデス、ガシノビッチ、コスティッチ FW:ヨビッチ、レビッチ 負傷者:DFタワサ、MFシュテンデラ 出場停止者:なし 1stレグを出場停止で欠いたレビッチが復帰する。そのレビッチがヨビッチと2トップを形成することが濃厚だ。1stレグをボランチでプレーした長谷部はリベロでの先発予想とした。 ★注目選手 ◆チェルシー:FWオリヴィエ・ジルー<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190507_37_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>カンテを欠くことから中盤で重要な役割を担いつつあるロフタス=チークにも注目だが、10ゴールを挙げてEL得点ランクトップにフランス代表FWに注目したい。ELで活躍しているにも関わらず、サッリ監督のイグアインに対する信頼の厚さから、プレミアリーグでの出場機会が限られているジルー。鬱憤が溜まるシーズンを送っているが、チームが決勝まで勝ち上がって来られたのは彼の活躍があってこそだ。この大一番でフラストレーションを発散させるゴールを奪い、チームを決勝に導きたい。 ◆フランクフルト:FWルカ・ヨビッチ<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190507_37_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>一方、ゴールが必要なフランクフルトはジルーに次ぐ9ゴールを挙げているヨビッチに注目だ。1stレグでもゴールを挙げた今季の欧州リーグで最も飛躍した21歳のセルビア代表FWは、優れた得点感覚を武器とする。両足、頭と満遍なくゴールを決められる豊富な得点パターンを持つ点取り屋は、ドイツ中位クラブに過ぎなかったフランクフルトを自身のゴールで欧州ファイナルの地に到達させることができるか。 2019.05.09 13:01 Thu
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【ELプレビュー】来季CL出場へ崖っぷちのガナーズ、難所メスタージャで逃げ切れるか《バレンシアvsアーセナル》

ヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグ、バレンシアvsアーセナルが日本時間9日28:00にメスタージャでキックオフされる。来季チャンピオンズリーグ(CL)出場へ崖っぷちのガナーズが、難所メスタージャで逃げ切りを図る、決勝進出を懸けた運命の第2戦だ。 先週にアーセナルホームで行われた初戦では[5-3-2]の奇策を講じたアウェイのバレンシアが前半序盤にセットプレーからDFディアカビのゴールでしたたかにアウェイゴールを奪取。しかし、ホームで無類の強さを見せるアーセナルがアグレッシブに反撃に出ると、FWラカゼットの2ゴールによって前半のうちに試合を引っくり返した。その後は拮抗した状況が続いたが、試合終了間際にFWオーバメヤンの見事なボレーシュートが決まり、アウェイゴールこそ与えたもののアーセナルが3-1のスコアで先勝した。 概ねマルセリーノ監督のゲームプラン通りに試合を進められたものの、試合終了間際の3失点目が逆転突破を目指すホームでの第2戦に向けて気がかりな形となったバレンシア。それでも、先週末に行われたリーグ戦では最下位ウエスカ相手にFWサンティ・ミナ、FWロドリゴのドブレーテなどによって後半立ち上がりまでに6ゴールを奪う圧巻の攻撃を披露。これによって早い時間帯に主力をベンチに下げる余裕の采配も可能となり6-2で圧勝。4位のヘタフェと勝ち点3差をキープし、リーグ残り2試合を戦うことに。そして、今季公式戦最多6ゴールを挙げたチームは最高の形で“メスタージャの歓喜”を目指す戦いに臨むことになった。 一方、課題のセットプレーからアウェイゴールを献上も自慢の2トップの活躍によって先勝に成功したアーセナル。しかし、直近のリーグ戦ではすでに残留が決定した17位のブライトン相手にホーム最終戦で1-1の痛恨のドロー。4位トッテナムとの勝ち点差は「3」で最終節で同勝ち点で並ぶ可能性はあるものの、得失点差が「8」離れていることもあり、事実上の5位以下が確定している。そのため、今季のノルマである来季CL出場権獲得に向けてはEL優勝が絶対条件となっている。前ラウンドでナポリ相手に勝利しているとはいえ、シーズンを通じて苦しむアウェイゲームで逃げ切ることはできるか。 最後に両者の勝ち抜けの条件はアーセナルが引き分け以上で文句なし。さらに、1点差での敗戦、アウェイゴール2点以上を奪っての2点差負けでも突破が決まる。一方、バレンシアは2-0の勝利か、3点差以上を付けての勝利が逆転突破の条件だ。なお、バレンシアが3-1のスコアで90分の戦いを終えた場合のみ延長戦に突入する。(延長戦でもアウェイゴールが適用) <div style="text-align:center;">◆バレンシア◆ 【4-4-2】</div> ▽バレンシア予想スタメン<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190508_35_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>GK:ネト DF:ヴァス、ディアカビ、ガブリエウ、ガヤ MF:ソレール、パレホ、コクラン、ゴンサロ・ゲデス FW:ロドリゴ、ミナ 負傷者:MFコンドグビア、チェリシェフ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。逆に、サスペンション明けで古巣対戦のコクランが復帰する。負傷者に関しては1stレグに続きコンドグビア、チェリシェフの2選手が欠場となる。 敵地での初戦では[3-5-2]の極端に守備的な布陣を採用したが、逆転突破に向けて複数得点が必要なホームでの第2戦に向けては通常の[4-4-2]に戻し、より攻撃的な人選で臨むはずだ。中盤から前は前述のメンバーとなる可能性が高いが、最終ラインはヴァス、ディアカビに代えてピッチーニ、ガライを起用する可能性もある。 <div style="text-align:center;">◆アーセナル◆ 【3-4-2-1】</div> ▽アーセナル予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190508_35_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>GK:チェフ DF:パパスタソプーロス、コシエルニー、モンレアル MF:ナイルズ、グエンドウジ、ジャカ、コラシナツ MF:ムヒタリアン、イウォビ FW:ラカゼット 負傷者:DFホールディング、ベジェリン、MFラムジー、デニス・スアレス、FWウェルベック 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しても1stレグから大きな変更はない。 スタメンに関しては敵地で積極的にアウェイゴールを狙いに行くのか、あるいは守備的に戦いながらカウンターで相手を引っくり返すかによって人選が変わってくる。ここ最近の連戦の疲労を考慮すると、エジル、オーバメヤンがベンチスタートになる可能性が高そうだ。 ★注目選手 ◆バレンシア:FWロドリゴ・モレノ<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190508_35_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>バレンシアの注目プレーヤーはエースのロドリゴだ。昨季はキャリアハイのリーグ戦16ゴールを挙げるなどエースとして頼もしい姿を見せたロドリゴだが、今季は序盤から大不振に陥り、ここまでリーグ戦7ゴールと思うような活躍を見せることができず。それでも、アーセナルとの前回対戦では貴重なアウェイゴールをアシストすると、直近のウエスカ戦ではリーガ出場試合で8試合ぶりとなるドブレーテを記録するなど、ここに来て調子を上げてきている。 今季アウェイで脆さを見せているものの、地力で勝るアーセナル相手の一戦では相手の戦い方次第ではあるが、チーム十八番のカウンターを繰り出す機会は少なくなるはずだ。その中で相手のゴールをこじ開けるには、間でボールを受けつつ鋭いターンや密集地帯で相手DFを振り切るアジリティを持つロドリゴの活躍が必須だ。今季コパ・デル・レイの準々決勝でヘタフェ相手に見せた圧巻のハットトリックの再現を狙いたい。 ◆アーセナル:MFグラニト・ジャカ<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190508_35_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>アーセナルの注目プレーヤーはトップ4逸の原因を作ってしまったジャカだ。今季序盤戦は本職のセントラルMFに加え、左サイドバックやセンターバックまでこなすユーティリティー性をみせ、チームの躍進に貢献したスイス代表MF。しかし、勤続疲労から徐々に調子を落とすと、ここ最近の試合では悪癖であるイージーミス、不用意なファウルなどでチームの足を引っ張ることに。とりわけ、直近のブライトン戦で与えたPKは今季ホーム最終戦での悲劇のドローの引き金となっており、サポーターからの批判の的になっている。したがって、今回の一戦ではそのミスからのバウンスバックが求められるところだ。 初戦の3-1というスコアを考慮すると、エメリ監督には幾つかの選択肢があるが、いずれにしても中盤の勝負が試合に大きな影響を与えるはずだ。前回対戦では相手が特殊な戦い方を選択したが、今回の一戦では元同僚MFのコクランの復帰もあり、バレンシアが本来得意とする素早い攻守の切り替えを生かしたトランジションフットボールを採用してくるはずだ。球際で強さを発揮するコクラン、より攻撃的な振る舞いを見せる司令塔パレホにいかに仕事をさせないかが、ジャカに求められる一番の仕事になる。 2019.05.09 13:00 Thu
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【CLプレビュー】宿敵からの“後押し”生かしたいスパーズ、今季1冠目獲得で勢いづくアヤックス撃破なるか?

チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグ、アヤックスvsトッテナムが日本時間8日28:00にヨハン・クライフ・アレーナでキックオフされる。前日に奇跡の逆転突破を見せたリバプールの待つファイナル進出を懸けたアウトサイダー同士による運命の第2戦だ。 先週にトッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われた1stレグでは多くの主力不在にコンディション面で劣ったホームチーム相手に、絶好調のアウェイチームがMFファン・デ・ベークの早い時間対帯のゴールで先制に成功。その後は、ホームのトッテナムが盛り返すも若手のチームらしからぬ老獪な試合運びを見せたアヤックスが逃げ切り、敵地で1-0の先勝を手にした。 レアル・マドリー、ユベントスを連破した勢いそのままにトッテナムに対しても堂々と渡り合った末、敵地でアウェイゴールを奪って先勝したアヤックス。4日に行われたKNVBベーカー決勝では格下のヴィレムⅡを相手にベテランFWフンテラールの2ゴールなどで4-0の圧勝。シーズン3冠を目指す中でまずは今季1つ目のタイトル獲得に成功した。中6日で戦った初戦とは異なり、今回の一戦は中2日での戦いに加え、相手の一部主力も復帰する厳しい戦いとなる。その中で初戦の前半のように受け身にならず、いつも通り自分たちの戦いができるかが、23年ぶりのファイナル進出のカギを握る。 一方、過密日程と出場停止のFWソン・フンミンらの不在が響き、ホームでの初戦を0-1で落としたトッテナム。さらに、4日に行われたリーグ戦のボーンマス戦ではソン・フンミン、途中出場のDFフォイスの一発退場によって40分以上9人での戦いを強いられたうえ、ゴールレスドロー目前の後半アディショナルタイムにゴールを奪われ、公式戦3試合連続となる0-1の敗戦となった。ただ、トップ4フィニッシュに黄信号が灯った中、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルが格下相手に取りこぼした結果、エバートンとの最終節で大量失点での敗戦且つ5位アーセナルが大量得点で勝利しない限り、4位以内を確定できることに。宿敵からの思わぬ“後押し”を受け、今回のアヤックス戦に全力を注げることになった。 なお、過去のCL準決勝でホームでの1stレグを落として逆転した例は17回の中でただ1度。そして、1995-96シーズンにオリンピアコス相手にそれを達成したのはアヤックスだ。トッテナムにとって厳しい条件に変わりはないが、前日にホームとはいえバルセロナ相手に奇跡の逆転突破を見せたリバプールの身近な成功例が精神的な後押しとなるはずだ。 最後に両チームの勝ち抜けの条件はアヤックスが引き分け以上の結果。一方、トッテナムはアウェイゴール2点以上を奪っての勝利で逆転突破となる。なお、トッテナムが1-0のスコアで90分の戦いを終えた場合のみ、延長戦に突入する。(延長戦でもアウェイゴールは適用) <div style="text-align:center;">◆アヤックス◆ 【4-3-3】</div> ▽アヤックス予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190508_11_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>GK:オナナ DF:マズラウィ、デ・リフト、ブリント、タグリアフィコ MF:シェーネ、ファン・デ・ベーク、フレンキー・デ・ヨング FW:ジイェフ、タディッチ、ネレス 負傷者:FWネレス 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては軽傷を抱えるネレスにスタメン落ちの可能性があるものの、それ以外は全選手の起用が可能だ。 そのネレスが起用不可能な場合、フンテラールやドルベリというセンターフォワードの選手を入れてタディッチをウイングに移す形か、より守備的にマズラウィを右ウイングで起用し、フェルトマンを引き続きサイドバックで起用する形のいずれかになるはずだ。 <div style="text-align:center;">◆トッテナム◆ 【4-3-1-2】</div> ▽トッテナム予想スタメン<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190508_11_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>GK:ロリス DF:トリッピアー、アルデルヴァイレルト、ヴェルトンゲン、ローズ MF:ムサ・シソコ、ワニャマ、エリクセン MF:デレ・アリ FW:ルーカス・モウラ、ソン・フンミン 負傷者:DFダビンソン・サンチェス、MFウィンクス、FWケイン 出場停止者:ヤンセン(登録外) 登録メンバー外のヤンセンが起用できないが、累積警告によって1stレグを欠場したソン・フンミンが出場停止明けで戻ってくる。負傷者に関しては奇跡の復帰が期待されたケインが間に合わず、ウィンクスと共に引き続き欠場となるほか、直近のボーンマス戦で太ももを痛めたダビンソン・サンチェスも欠場となる。ただ、オーリエ、ラメラのメンバー入りは朗報だ。 システムに関しては前線の構成次第で[4-3-1-2]、[4-2-3-1]の2つの形が想定されるが、前から相手のビルドアップに強烈なプレッシャーをかけるマンチェスター・シティとの準々決勝初戦のようなアプローチで臨むはずだ。したがって、プレスの機動力で劣るジョレンテはベンチスタートが濃厚だ。 ★注目選手 ◆アヤックス:MFフレンキー・デ・ヨング<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190508_11_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>アヤックスの注目プレーヤーは中盤のコンダクター、F・デ・ヨングだ。敵地での初戦では見事なフィニッシュで先制点を挙げたうえ、相手の背後を突くスプリント、献身的なプレスバックと攻守両面で抜群の存在感を放ったファン・デ・ベークに主役の座を譲ったものの、その同僚に勝るとも劣らない輝きを放っていたのが来季バルセロナ移籍が内定している俊英MFだった。21歳らしい豊富な運動量と球際のアグレッシブさを見せた一方、百戦錬磨のベテランMFさながらの卓越したポジショニングやプレーリードで大先輩エリクセンらを擁する相手の強力中盤を相手に抜群のゲームメークを見せていた。 今回の一戦では相手がよりアグレッシブなプレーを見せてくる可能性が高く、1stレグの前半のようにチームとして主導権を握ることは難しいかもしれない。その中でF・デ・ヨングには守備面でのハードワークに加え、簡単にボールを奪わせない持ち味のキープ力を武器に味方に“時間”を与えるプレーが期待される。そして、あわよくば相手のハイラインを切り裂くラストパスでゴールを演出したい。 ◆トッテナム:FWソン・フンミン<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190508_11_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>トッテナムの注目プレーヤーは出場停止明けのソン・フンミンだ。前ラウンドのシティ戦でベスト4進出の立役者となった韓国代表FWだったが、それと引き換えにもらった警告によって先週行われたホームでの1stレグはスタンドからチームの敗戦を見守ることに。また、直近のボーンマス戦では前線で唯一のフレッシュなプレーヤーとしてチームを勝利に導く活躍が期待されたものの、前半終了間際に相手MFレルマを突き飛ばす報復行為によって一発退場となる愚行を犯した。ライバルチームの取りこぼしによって、チームのトップ4フィニッシュはほぼ確定することになったが、最終節のエバートン戦は出場停止でプレーできないため、今回の一戦ではピッチ内の誰よりも走り、誰よりも戦うことが求められる。 一部ではケインの復帰が期待されたものの、最終的にメンバー入りは見送られることになっており、攻撃のオプションはジョレンテや負傷明けのラメラのみと相変わらず厳しい状況だ。したがって、トッテナムとしては試合の入りから出し惜しみせず攻撃に出る必要があり、ファーストディフェンダー、フィニッシャーを担うソン・フンミンの働きは重要だ。とりわけ、初対戦ゆえのアドバンテージを持っている試合序盤のうちにゴールをこじ開けたい。 2019.05.08 14:00 Wed
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