【ブンデス第28節プレビュー】優勝を争う2位バイエルンと首位ドルトムントによるデア・クラシカー!

2019.04.05 18:00 Fri
Getty Images
デア・クラシカー前の前節、バイエルンがフライブルクに引き分け、ドルトムントがヴォルフスブルクに辛勝したことで順位が入れ替わり、大一番を前にドルトムントが首位に返り咲いた。迎える第28節、優勝を争うバイエルン(勝ち点61)とドルトムント(勝ち点63)による激戦必至のデア・クラシカーが開催される。

前節フライブルク戦では開始3分に被弾した中、レヴァンドフスキの華麗バイシクル弾で追いついたものの、あと一歩反撃が及ばず痛恨の引き分けに終わってしまったバイエルン。大一番を前に首位を明け渡してしまった中、水曜に行われたDFBポカールのハイデンハイム戦では主力を投入し、序盤にジューレを退場で欠く苦しい試合となった中、壮絶な打ち合いを5-4と制して準決勝進出を決めた。日程面での厳しさはあるが、7連覇に向けて最大の関門となるデア・クラシカーを制すことはできるか。
一方、子供の出産のためにロイスを欠いた中、後半追加タイムのアルカセルの2発でヴォルフスブルクに辛勝したドルトムント。引き分けでも仕方のない内容でありながら勝負強さを見せつけたチームは、7年ぶりのリーグ制覇へ向け、越えなければならない相手である宿敵バイエルンとの頂上決戦を迎えた。引き分けでも首位キープとなる中、DFBポカールから既に敗退しているドルトムントは休養十分。ディアロとアクラフの負傷離脱は痛いが、この大一番を凌いでシーズン終盤を駆け抜けたい。

残留争い中のシュツットガルトにきっちりと勝利し、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位に浮上したフランクフルト(勝ち点49)は、14位シャルケ(勝ち点26)とのアウェイ戦に臨む。シュツットガルト戦ではコスティッチがドッペルパックの活躍を見せて3-0と勝利したフランクフルトは、リーグ戦5連勝、公式戦14試合負けなしとし絶好調を維持。そのチームの中で長谷部はリベロとして安定感あるプレーを続け、存在感を示し続けているが、テデスコ監督を解任して前節ハノーファー戦を勝利したシャルケ相手に連勝を伸ばせるか。

残留を争う前節アウグスブルク戦で6試合連続先発となったニュルンベルクの久保。献身的な守備でチームの21試合ぶり勝利に貢献し、チームは最下位を脱出した。これで残留プレーオフに回れるシュツットガルトとは4ポイント差と一気に光明が見えてきたが、久保は今節シュツットガルトとの直接対決でも勝利に貢献するプレーを見せられるか。
前節シャルケ戦で右サイドハーフ、右サイドバックとしてプレーしたハノーファーの原口。格上のチーム相手に終始押し込まれる展開となった中、守備面で奮闘していた原口だったが、チームは敗れ6連敗となってしまった。最下位に沈み、苦しい状況が続くが、浅野と共に連敗を止める働きを期待したい。

その他、前節出番のなかったデュッセルドルフの宇佐美はヘルタ・ベルリンとのアウェイ戦を、DFBポカールでベンチ入りしたブレーメンの大迫はボルシアMGとのアウェイ戦に臨む。

◆ブンデスリーガ第28節
▽4/5(金)
《27:30》
マインツ vs フライブルク

▽4/6(土)
《22:30》
レバークーゼン vs ライプツィヒ
ヴォルフスブルク vs ハノーファー
ヘルタ・ベルリン vs デュッセルドルフ
シャルケ vs フランクフルト
シュツットガルト vs ニュルンベルク
《25:30》
バイエルン vs ドルトムント

▽4/7(日)
《22:30》
アウグスブルク vs ホッフェンハイム
《25:00》
ボルシアMG vs ブレーメン
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