途中出場アラーのドッペルパックなどでフランクフルトがリーグ3連勝! 宇佐美vs長谷部の日本人対決は実現せず《ブンデスリーガ》

2019.03.12 06:45 Tue
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ブンデスリーガ第25節のデュッセルドルフvsフランクフルトが11日に行われ、0-3でフランクフルトが勝利した。フランクフルトの元日本代表MF長谷部はフル出場、デュッセルドルフのMF宇佐美貴史はベンチ外となった。

リーグ戦連勝中の6位フランクフルトが、11位デュッセルドルフの本拠地エスプリ・アレーナに乗り込んだ一戦。ミッドウィークにヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16・1stレグのインテル戦を行われたフランクフルトは、その試合から先発を3人変更。同試合で鼻骨を骨折した長谷部は、フェイスガード着用し3バックの中央でスタメンに名を連ねた。一方、デュッセルドルフの宇佐美はベンチ外となっている。
試合は開始早々の2分、デュッセルドルフはデ・グズマンのバックパスで抜け出す形となったコフナツキがゴールネットを揺らしたが、ルケバキオからのパスと勘違いした主審はコフナツキのオフサイドと判定しノーゴールとなった。すると5分、長谷部はプレーがしづらいのかフェイスガードを外してプレーを再開する。

膠着状態が続く中、デュッセルドルフは16分にアクシデント。左モモ裏を痛めたコフナツキがプレー続行不可能となりヘニングスを緊急投入した。

なかなか決定機に恵まれなかったフランクフルトだが37分、左CKのセカンドボールをボックス中央のレビッチがジャンピングボレーで狙ったが、これは枠の右上に外れた。さらに43分、長谷部のパスからボックス内に侵入したヨビッチがゴールエリア左横からシュート。しかし、これは飛び出したGKの好セーブに防がれた。
ゴールレスで迎えた後半、先に試合を動かしたのはフランクフルト。48分ダ・コスタのパスをボックス右横で受けたデ・グズマンが縦への突破からクロスを供給すると、ファーサイドに走り込んだパシエンシアが頭で流し込んだ。

先制を許したデュッセルドルフだが、53分にチャンス。長谷部のパスミスをボックス左で奪ったラマンがシュートを狙ったが、これは飛び出したGKのブロックに阻まれる。さらに61分、ジーセルマンの左クロスをボックス右に走り込んだラマンが折り返すと、ヒンテレッガーのハンドを誘発し、PKを獲得。しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による検証の結果、ノーハンドの判定でPKは取り消された。

一進一退が続く中、デュッセルドルフは73分にバルコクを下げてカラマンを投入。すると76分、ジーセルマンの縦パスに抜け出したカラマンがボックス左から折り返すと、ゴール前フリーのヘニングスがダイレクトで合わせたが、これはGKトラップのファインセーブに阻まれた。

ピンチを凌いだフランクフルトは、後半アディショナルタイムに追加点を奪う。91分、パシエンシアのパスから上手く相手DFの裏に抜け出した途中出場のアラーがボックス右から侵入すると、飛び出したGKをかわしてゴール左隅にシュートを流し込んだ。

さらにフランクフルトは、94分にも左サイドを持ち上がったコスティッチの絶妙なクロスからアラーがゴールネットを揺らし、勝負あり。終盤までは辛勝ムードのフランクフルトだったが、終わってみれば3発完勝でリーグ3連勝を飾った。
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