ユナイテッド撃破のアーセナルが4位再浮上! ユナイテッドはスールシャール体制13戦目でリーグ初黒星…《プレミアリーグ》
2019.03.11 03:40 Mon
プレミアリーグ第30節、アーセナルvsマンチェスター・ユナイテッドが10日にエミレーツ・スタジアムで行われ、ホームのアーセナルが2-0で勝利した。
4チームが来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権2枠を争う熾烈なトップ4争いの中、5位のアーセナル(勝ち点57)がホームに4位のユナイテッド(勝ち点58)を迎え撃った重要なビッグマッチ。
格下相手の3連勝で4位に浮上したアーセナルだが、前節トッテナムとのダービーでは1-1のドローに。さらに、ミッドウィーク開催のヨーロッパリーグ(EL)のスタッド・レンヌ戦ではDFパパスタソプーロスの退場が響き1-3のスコアで惨敗。その試合からは先発4人を変更。リーグ3試合出場停止のトレイラ、ムスタフィ、ムヒタリアン、イウォビに代えてナイルズ、ラムジー、コラシナツ、ラカゼットを起用し、システムも[3-4-1-2]に変更した。
一方、多数の主力をケガで欠く野戦病院化に陥りながらも驚異的な勝負強さで、未だ就任以降のリーグ戦無敗(10勝2分け)を継続しているスールシャール暫定監督率いるユナイテッド。前節サウサンプトンに3-2で競り勝つと、6日に行われたCLのパリ・サンジェルマン(PSG)戦では敵地での劇的3-1の勝利によって逆転でベスト8進出を決めた。そのPSG戦からは先発3人を変更。バイリー、マクトミネイ、アンドレアス・ペレイラに代えてジオゴ・ダロト、CLで出場停止だったポグバ、負傷明けのマティッチが復帰。ただ、システムはPSG戦と同様に中盤フラットの[4-4-2]を継続した。
より勝ち点3がほしいアーセナルが前線からプレッシャーをかけるアグレッシブな入りを見せた中、オーバメヤン、ラカゼットが立て続けにフィニッシュまで持ち込んでいく。しかし、ユナイテッドも9分には左のハーフスペースでボールを受けたショーのアーリークロスからファーのルカクが右足のワンタッチシュートもクロスバーを叩いた。
守護神のミスで先制を許したユナイテッドだが19分には再び決定機。波状攻撃からポグバの横パスに反応したフレッジがボックス手前から左足のシュートを放つが、これは右ポストの外側を叩く。その後、エジルのファジーな動きでサイドでの数的有利を作り出すアーセナルの攻撃にアジャストするため、ヤングを3バックの右に落としポグバをトップ下に配した[3-4-1-2]の布陣でマッチアップの構図をハッキリさせる。
前半半ばから終盤にかけてはユナイテッドのシステム変更によってがっぷり四つの攻防が繰り広げられていく。互いに素早い攻守の切り替えから前線のタレントにチャンスボールを供給していくが、ラカゼットやルカクの決定機を両チームの守備陣が集中した対応で防ぎゴールを許さない。そして、上位対決に相応しい見応えのある45分間はホームチームの1点リードで終了した。
互いに選手交代なしで迎えた後半は立ち上がりからユナイテッドのペースで進んでいく。50分には波状攻撃からフレッジのミドルシュート、ラッシュフォードのスルーパスからゴール前に抜け出したルカクに連続チャンスもDFコシエルニー、GKレノのブロックに阻まれる。
その後も攻勢を続けるユナイテッドはDFモンレアルとのミスマッチを生かしたルカクのポストプレーを軸に良い形の攻撃を続けるが、最後の場面で身体を張る相手の守備をあと一歩のところで崩し切れない。
一方、防戦一方の状況が続くアーセナルだったが粘り強く守る守備陣を攻撃陣が助ける。68分、ボックス右で縦に仕掛けたラカゼットが後方からフレッジに押し倒されてPKを獲得。これを前節のトッテナム戦で失敗したオーバメヤンが強いメンタルで決め切り貴重な追加点とした。
押し込みながらも決め切れず追加点まで与える最悪な試合運びとなったユナイテッドは失点直後にジオゴ・ダロトを下げて切り札マルシャル、81分にはマティッチを下げてこれがプレミアリーグデビューとなる17歳FWグリーンウッドをCLに続いて投入する。
しかし、エジル、オーバメヤン、ラカゼットを下げてイウォビ、デニス・スアレス、エンケティアの投入で[5-4-1]の守備的布陣にシフトしたホームチームの集中した守備を前になかなか決定機を作ることができず、試合はこのまま2-0でタイムアップ。
スールシャール体制でアウェイでの公式戦9連勝中のユナイテッドを破ったアーセナルが、リーグ戦でのホーム連勝記録を「9」に更新すると共に4位再浮上に成功した。一方、得意のアウェイで敗れたユナイテッドはスールシャール体制13試合目にしてリーグ初黒星を喫して5位に転落した。
4チームが来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権2枠を争う熾烈なトップ4争いの中、5位のアーセナル(勝ち点57)がホームに4位のユナイテッド(勝ち点58)を迎え撃った重要なビッグマッチ。
一方、多数の主力をケガで欠く野戦病院化に陥りながらも驚異的な勝負強さで、未だ就任以降のリーグ戦無敗(10勝2分け)を継続しているスールシャール暫定監督率いるユナイテッド。前節サウサンプトンに3-2で競り勝つと、6日に行われたCLのパリ・サンジェルマン(PSG)戦では敵地での劇的3-1の勝利によって逆転でベスト8進出を決めた。そのPSG戦からは先発3人を変更。バイリー、マクトミネイ、アンドレアス・ペレイラに代えてジオゴ・ダロト、CLで出場停止だったポグバ、負傷明けのマティッチが復帰。ただ、システムはPSG戦と同様に中盤フラットの[4-4-2]を継続した。
より勝ち点3がほしいアーセナルが前線からプレッシャーをかけるアグレッシブな入りを見せた中、オーバメヤン、ラカゼットが立て続けにフィニッシュまで持ち込んでいく。しかし、ユナイテッドも9分には左のハーフスペースでボールを受けたショーのアーリークロスからファーのルカクが右足のワンタッチシュートもクロスバーを叩いた。
互いに立ち上がりからフィニッシュのシーンを作り出した中、意外な形からスコアが動く。12分、右サイドでの崩しからボックス手前右でラカゼットから短いパスを受けたジャカが左足を振り抜くと、やや不規則な軌道の低いシュートに対してニアサイドを決め打ちしたGKデ・ヘアの判断ミスが重なってボールがゴール左隅に決まった。
守護神のミスで先制を許したユナイテッドだが19分には再び決定機。波状攻撃からポグバの横パスに反応したフレッジがボックス手前から左足のシュートを放つが、これは右ポストの外側を叩く。その後、エジルのファジーな動きでサイドでの数的有利を作り出すアーセナルの攻撃にアジャストするため、ヤングを3バックの右に落としポグバをトップ下に配した[3-4-1-2]の布陣でマッチアップの構図をハッキリさせる。
前半半ばから終盤にかけてはユナイテッドのシステム変更によってがっぷり四つの攻防が繰り広げられていく。互いに素早い攻守の切り替えから前線のタレントにチャンスボールを供給していくが、ラカゼットやルカクの決定機を両チームの守備陣が集中した対応で防ぎゴールを許さない。そして、上位対決に相応しい見応えのある45分間はホームチームの1点リードで終了した。
互いに選手交代なしで迎えた後半は立ち上がりからユナイテッドのペースで進んでいく。50分には波状攻撃からフレッジのミドルシュート、ラッシュフォードのスルーパスからゴール前に抜け出したルカクに連続チャンスもDFコシエルニー、GKレノのブロックに阻まれる。
その後も攻勢を続けるユナイテッドはDFモンレアルとのミスマッチを生かしたルカクのポストプレーを軸に良い形の攻撃を続けるが、最後の場面で身体を張る相手の守備をあと一歩のところで崩し切れない。
一方、防戦一方の状況が続くアーセナルだったが粘り強く守る守備陣を攻撃陣が助ける。68分、ボックス右で縦に仕掛けたラカゼットが後方からフレッジに押し倒されてPKを獲得。これを前節のトッテナム戦で失敗したオーバメヤンが強いメンタルで決め切り貴重な追加点とした。
押し込みながらも決め切れず追加点まで与える最悪な試合運びとなったユナイテッドは失点直後にジオゴ・ダロトを下げて切り札マルシャル、81分にはマティッチを下げてこれがプレミアリーグデビューとなる17歳FWグリーンウッドをCLに続いて投入する。
しかし、エジル、オーバメヤン、ラカゼットを下げてイウォビ、デニス・スアレス、エンケティアの投入で[5-4-1]の守備的布陣にシフトしたホームチームの集中した守備を前になかなか決定機を作ることができず、試合はこのまま2-0でタイムアップ。
スールシャール体制でアウェイでの公式戦9連勝中のユナイテッドを破ったアーセナルが、リーグ戦でのホーム連勝記録を「9」に更新すると共に4位再浮上に成功した。一方、得意のアウェイで敗れたユナイテッドはスールシャール体制13試合目にしてリーグ初黒星を喫して5位に転落した。
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