【ACL2019展望】常勝軍団・鹿島、Jリーグ勢初の連覇へ〜グループE〜

2019.03.04 22:00 Mon
Getty Images
3月5日(火)、2019シーズンのアジア王者を決めるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)が開幕する。日本からは、Jリーグ王者の川崎フロンターレ、天皇杯王者の浦和レッズ、そしてプレーオフを勝ち上がった、サンフレッチェ広島、鹿島アントラーズの4チームが出場する。

東地区のグループEに入ったのは、2018シーズンのJリーグで3位となったものの、悲願のアジア王者に輝いた鹿島だ。クラブとして20冠目をACLのタイトルで埋めた鹿島。Jリーグ勢初のACL連覇へ挑戦する。
今回は、鹿島が入ったグループEの各チームのACLにおける成績や注目選手などを紹介したい。
■グループE
慶南FC(韓国)
ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)
鹿島アントラーズ(日本)
山東魯能(中国)
★Jリーグ勢史上初の連覇へ!
鹿島アントラーズ(日本/9回目)

【出場資格】
明治安田生命J1リーグ2018 3位
【前回出場】
2018年
【前回大会】
優勝
【最高成績】
優勝(2018)
2018シーズンはJ1リーグでは苦戦が続き3位でフィニッシュ。一方で、ACLではクラブ史上初の優勝を達成。常勝軍団にまた1つ新たなタイトルが加わった。

しかし、ACLは優勝チームに出場権は与えられないため、プレーオフラウンドからの出場に。ニューカッスル・ジェッツ(オーストラリア)との一発勝負を制し、見事に出場が決定。連覇への一歩を踏み出した。
今シーズンは主力選手が退団し、大きな補強も少なかった鹿島。FW伊藤翔(横浜F・マリノス)、MF白崎凌兵(清水エスパルス)が新戦力として加わり、伊藤はプレーオフでもゴール。ディフェンスラインの戦力と、開幕前の負傷者の多さが気になるところだが、成長を促しながらも、史上初の連覇を目指して戦う。

【注目選手】
Getty Images
MFセルジーニョ(ブラジル)
1995年3月15日(23歳)
2018シーズン途中に加入したセルジーニョは、初の参戦となったACLでその能力をまざまざと見せつけた。

決勝トーナメントから出場すると、5戦連発の大活躍。セルジーニョに牽引されたチームは、そのままの勢いでペルセポリス(イラン)を下し、悲願のアジアタイトルを獲得し、クラブ20冠を達成した。

左足から繰り出される強烈なシュートはもちろんのこと、絶妙な位置どり、そして周囲との連携も向上。プレーオフのニューカッスル・ジェッツ戦でも2ゴールの活躍を見せた。史上初のアジア連覇の原動力となることは間違いないだろう。

★5度目の正直!初の本大会出場で結果を残せるか
慶南FC(韓国/初出場)

【出場資格】
Kリーグ1 2018 2位
【前回出場】
-
【前回大会】
-
【最高成績】
-
2018シーズンのKリーグ1で2位となった慶南FCは、初のACL出場となる。2006年からKリーグに参加している慶南FCだったが、2014年にKリーグチャレンジ(現在のKリーグ2)に降格。すると2015年には審判買収が発覚し、翌シーズンの勝ち点没収と制裁金の処分が下された。

しかし、2017シーズンはKリーグチャレンジで優勝。2018シーズンからKリーグ1へ復帰すると、クラブ史上最高の2位を記録し、ACLの出場権を獲得した。

かつては、現在はサッカー解説者として活躍している元日本代表MF戸田和幸氏や、FC東京でもプレー経験があるFWカボレ、柏レイソルやヴィッセル神戸、浦和レッズでもプレーしたFWポポなども所属。現在は、浦和レッズユース出身で、アビスパ福岡でもプレーしたFW邦本宜裕が所属している。

【注目選手】
Getty Images
FWルク・カスタイニョス(オランダ)
1992年9月27日(26歳)
日本人FW邦本宜裕にも注目したいところだが、ここは“アンリ2世”とも呼ばれていたことがあるカスタイニョスをピックアップ。

オランダの名門・フェイエノールトのアカデミー出身で、16歳でトップチームデビューを果たすと、翌年にはレギュラーに定着。翌シーズンにインテルへと移籍した。

しかし、その後はクラブを転々。オランダ人によく見られる国外移籍で失敗する典型であるものの、その才能は多くのOBに評価されている。26歳で初のアジア挑戦。爆発的な得点力を秘めているカスタイニョスが花開く可能性はある。

★マレーシアの強豪クラブが初のACLに挑む!
ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア/初出場)

【出場資格】
マレーシア・スーパーリーグ2018 優勝
【前回出場】
-
【前回大会】
予選2回戦敗退
【最高成績】
-
1972年に創設されたクラブは、東南アジア屈指の資金を持つクラブ。2014年からマレーシア・スーパーリーグを5連覇中の強豪クラブだ。ACLには過去4度予選から出場したものの、全て敗退。本大会に出場するのは今大会が初のこととなる。

2013年から2014年にかけては、元アルゼンチン代表MFパブロ・アイマールや元スペイン代表FWダニエル・グイサらも所属したことがあり、昨年まではマレーシア代表のキャプテンでもあったMFモハマド・サフィク・ラヒムも在籍していた。

マレーシア勢としては、アジアクラブ選手権時代の1967年にセランゴールが準優勝したのが最高成績。ACLに切り替わってからは結果を出せていないため、期待が懸かる。

【注目選手】
Getty Images
DFマウリシオ(ブラジル)
1988年9月20日(30歳)
未知数でもあるジョホール・ダルル・タクジムの注目選手は、ブラジル人DFマウリシオだ。

マウリシオはパルメイラスの下部組織出身で、グレミオやヴィトーリアなどブラジル国内でプレー。2013年に海を渡りスポルティング・リスボンに加入すると、レンタル移籍を経て2015年にラツィオへと完全移籍した。その後はスパルタク・モスクワ、レギア・ワルシャワへのレンタルを経験している。セリエAでは40試合に出場した。

チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグの経験もあり、欧州での経験豊富なセンターバックがゴールを固める。

★“爆買い”の力は健在か!?
山東魯能(中国/9回目)

【出場資格】
中国スーパーリーグ2018 3位
【前回出場】
2016年
【前回大会】
不参加
【最高成績】
ベスト8(2005、2016)
2018シーズンの中国スーパーリーグを3位で終えた山東魯能は、プレーオフでベトナムのハノイFCを4-1で下し、9回目の本大会出場を決めた。

“爆買い”で注目を集めたクラブの1つでもある山東魯能は、かつてマノ・メネーゼス監督やフェリックス・マガト監督など名将が指揮。また、元ブラジル代表FWジエゴ・タルデッリや元セネガル代表FWパピス・シセなども所属していた。

現在は、元イタリア代表FWグラツィアーノ・ペッレが在籍。さらに、今冬にはマンチェスター・ユナイテッドからベルギー代表MFマルアン・フェライニを獲得。アジア制覇に向けて補強に余念がない。

【注目選手】
Getty Images
MFマルアン・フェライニ(ベルギー)
1987年11月22日(31歳)
ベルギー代表としても活躍し、ロシア・ワールドカップのラウンド16では日本代表戦で勝利に貢献したフェライニ。

スタンダール・リエージュ、エバートン、そしてマンチェスター・ユナイテッドと欧州で活躍したフェライニは、この2月1日に山東魯能へと加入した。

高さはもちろんのこと、中盤での攻撃力も持ち合わせるフェライニがアジアでどの程度のパフォーマンスを見せるのか。欧州トップレベルの選手のプレーに注目だ。

★王者・鹿島と山東魯能が抜け出るか

前回大会王者として連覇に挑む鹿島アントラーズが入ったグループE。その対抗馬となるのは、中国の山東魯能だろう。

いわゆる“爆買い”を敢行してきたチームだが、今冬はマンチェスター・ユナイテッドからベルギー代表MFマルアン・フェライニを獲得した。

今シーズンもプレミアリーグやチャンピオンズリーグでも主力としてプレーしていたフェライニが電撃的に加入。現役ベルギー代表選手の能力の高さは、ロシア・ワールドカップでもまざまざと見せつけられ、記憶に新しいところだろう。

また、ブラジル・ワールドカップを経験している元イタリア代表FWグラツィアーノ・ペッレも所属。近年エースとして活躍していた元ブラジル代表FWジエゴ・タルデッリはチームを去ったものの、チーム力が落ちたとは言えない。

対する鹿島は、優勝を果たしたチームからMF小笠原満男が現役引退。さらに、DF昌子源がトゥールーズに、DF西大伍がヴィッセル神戸に移籍し、経験豊富な選手が相次いで退団した。

前線は選手層が整っているものの、守備陣は柱が抜けた状態に。さらにケガ人も多く、リーグ戦との二足の草鞋を履くことは、鹿島といえども簡単なことではないはず。それでも頂点を目指してしっかりと結果を残していくだろう。

慶南FCとジョホール・ダルル・タクジムに関しては、未知数な部分が多い。慶南FCは初のACLとなり、戦力補強も積極的に行ったがアジアの舞台でどのようなゲームを見せるのか。また、ジョホールも5度目の挑戦で初めて予選を突破しただけに、本大会で結果を残せるかは不透明。鹿島と山東魯能がしっかり勝ち点を積む可能性が高い。
関連ニュース

兵役控える26歳の1発に沈む…横浜FMが準決勝1stレグで蔚山に惜敗、決勝進出へホーム2ndレグは正念場【ACL2023-24】

横浜F・マリノスは17日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24・東地区準決勝1stレグで蔚山HD(韓国)とのアウェイゲームに臨み、0-1で敗れることとなった。 ACLのノックアウトステージをハリー・キューウェル監督新体制で迎えた横浜FM。ラウンド16でタイのバンコク・ユナイテッドを撃破後、準々決勝はグループステージでも激突の山東泰山(中国)との対戦を制し、“東地区の決勝戦”まで到達した。 直近のJ1リーグ第8節湘南ベルマーレ戦から中3日、スタメン11人に目を向けると、キャプテン喜田拓也が韓国遠征に帯同せず、松原健が腕章を巻く。エウベルやエドゥアルドも不在で、宮市亮や湘南戦メンバー外の畠中槙之輔、元蔚山の天野純がピッチに立つ。 立ち上がりはホーム蔚山の勢いを受ける側にまわった横浜FM。Kリーグ1開幕7試合で16得点の蔚山は現役韓国代表戦士が多く、キム・ヨングォンにファン・ソッコ、イ・ミョンジェなどとJリーグ経験者も多数。ベンチには江坂任も控えている。 すぐに持ち直した横浜FMだが、リアクションも鋭い蔚山に対し、常に動き出しで一歩遅れをとっている印象。19分、左サイドバックのイ・ミョンジェに低いクロスを入れられ、最後はボックス内へ走ったイ・ドンギョンに左足弾を流し込まれた。 イ・ドンギョン(26)は今季リーグ戦7試合6得点4アシストで、かつてシャルケ、ハンザ・ロストックでプレー。兵役のため、4月末から2025年10月末まで18カ月間、Kリーグ2の金泉尚武(兵役選手のクラブ)行きが目前に控えている選手だ。 横浜FMは決定機と呼べるチャンスもないまま時間が過ぎ、41分にはゴール正面からのFKでヤン・マテウスが狙うも、落としきれずに枠の上。両ワイドがスピードを活かすシーンは作れず、アンデルソン・ロペスに良いボールは入らない。 前半終盤にかけてセットプレーを連続獲得も、ゴールには繋がらなかった横浜FM。それでも1点ビハインドで迎えた後半頭、宮市の抜け出しからクロスが入り、最後はキム・ヨングォンのクリアミスを拾った天野がシュートを放つ。 このシーン、直後の左CKも含めてやはりゴールに繋がらずも、後半ファーストアタッキングで大きなチャンスを作り、全体的に出足の鋭さが増した印象のキューウェル・マリノス。なんとか60分までに1点がほしいところだ。 頼みのA・ロペスは59分、右からの横パスをゴール正面で受けるが、うまく“面”を作れず空振り気味に。絶好機をふいにすると60分、素早い反転からDFを背負った状態で左足を振るが、今度は大きく枠の上へ。後半頭の期待が萎む横浜FMだ。 そうなるとホーム2ndレグも見据え「1点と1-1ドロー」を最低限確保したいところ。キューウェル監督は64分、自慢の快足をこれ以上活かせる気配がない宮市を下げ、井上健太を左ウイングに投入。フレッシュな井上はチームに貢献できるか。 蔚山は67分、カウンターからオム・ウォンサンが運び、最後チュ・ミンギュのシュートはポストを直撃。跳ね返った先に詰めたオム・ウォンサンがいたが、ほんのわずかに足が届かず、肝を冷やす横浜FM。 さらに直後の68分、再びカウンターで今度はイ・ドンギョンが運び、ボックス手前から左足を一閃…ここはGKポープ・ウィリアムが間一髪で左手に当て、ポストをかすめて難を逃れた横浜FM。 さらにさらに72分、右からのクロスにチュ・ミンギュの決定的なヘディングシュートをポープ・ウィリアムが阻止。十数秒後にチュ・ミンギュにネットを揺らされるも、今度はオフサイドで副審の旗。何度も幸運と守護神に救われる横浜FM。 試合も終盤の81分、左からの斜めの浮き球に飛び込んだヤン・マテウスはフリーだったが、眼前にゴールとGKチョ・ヒョヌ1人というなか、スライディングで伸ばした左足シュートは枠上へ。横浜FMはこの日最大の決定機を逸する。 結局、最後まで1点が遠く、敵地での1stレグを0-1で落とした横浜FM。初の決勝戦進出・アジア制覇に向け、ホームでの2ndレグは90分間での勝利が最低限必要となる。 蔚山HD 1-0 横浜F・マリノス 【蔚山】 イ・ドンギョン(前20) 2024.04.17 20:58 Wed

AFCが女子ACL2024-25の詳細発表! プレ大会決勝中止の余波消えぬ中で

アジアサッカー連盟(AFC)は12日、来年からスタートするAFC女子チャンピオンズリーグ(女子ACL)2024-25の詳細を発表した。 ただ、参加クラブ数はエントリー待ちのために未定。グループステージには12チームが進出することは明記された。 各サッカー協会において、FIFA女子世界ランキングへの登録や、1クラブあたり最低10試合の国内大会などの条件を満たした国・地域から、それぞれ1チームがエントリー可能。 AFCへの提出期限となる5月2日までに、各加盟協会またはリーグの権限機関が参加クラブを指名する。 競技日程に関しては、昨年暫定的に発表されていた通りに。まずは予選が8月25日から31日にかけて集中開催で行われ、リーグ戦形式でグループステージ進出チームを決定。参加チーム数と予選突破チーム数は、事前のエントリーに基づいて決定され、各サッカー協会が女子世界ランキング上位に属するクラブは、エントリーを条件としてグループステージへストレートインするとなる。 グループステージでは12チームが3組各4チームに分かれ、10月6日から12日にかけて集中開催のリーグ戦を開催。各組上位2チームと、各組3位の上位チームがノックアウトステージに進出する。 準々決勝は2025年3月22日と23日、準決勝および決勝は同年5月21日から24日にかけてセントラル方式で行われ、いずれも一発勝負となる。 女子ACLを巡っては、プレ大会となるAFC Women's Club Championship 2023 – Invitational Tournament(AWCC)が今季行われ、日本からは三菱重工浦和レッズレディースが参加し、決勝進出を果たしていたが、3月22日にAFCから決勝開催中止の旨がWEリーグやクラブへ詳細不明のまま突如伝えられていた。 2024.04.13 14:40 Sat

「今でも見てるのか」「リアルタイムは嬉しい」ポステコグルー監督のオフィスで流れていた試合が話題に! 横浜FMのACLをリアルタイムでチェック「感謝しかない」

トッテナムを指揮するアンジェ・ポステコグルー監督だが、古巣のことを今なお気にかけていることがわかった。 オーストラリア代表を指揮していたポステコグルー監督は、2018年に横浜F・マリノスの監督に就任。1年目は苦しい戦いを見せたものの、2年目は15年ぶりにJ1優勝をもたらす。 2021年夏にセルティックに引き抜かれてJリーグを後にすると、古橋亨梧、前田大然、旗手怜央、井手口陽介を獲得するなどし、リーグ優勝を含めた国内2冠を達成。2022-23シーズンは岩田智輝、小林友希も補強すると、国内3冠を達成するなど結果を残し、2023-24シーズンからトッテナムの監督に就任した。 初のプレミアリーグでの指揮となった中、チームは現在5位。上位を争う位置にいる中で、その手腕は評価されている。 そのポステコグルー監督だが、クラブが1本の動画をアップ。ファンフォーラムで出会ったオーウェンさんをクラブに招き再会。その様子の動画をアップした。 ピッチで再会した2人。ポステコグルー監督はオーウェンさんを自身のオフィスに招き、2ショットの写真などを飾っていることをつて、オーウェンさんも手を叩いて喜ぶ温かい光景が待っていた。 しかし、注目されたのはその後ろのモニター。そこに映し出されていたのは、古巣である横浜FMの試合。山東泰山とのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の試合だった。 これにはファンも「ボス!!」、「感謝しかない」、「今でも見てくれてるんだ」、「山東戦見てたのね」、「古巣のACLベスト4を見届けるとは」、「リアルタイムで見てくれているのが嬉しい」、「今のマリノスがあるのはボスのおかげ」とコメントが集まり、ポステコグルー監督の愛を感じているようだ。 ポステコグルー監督の後は、ケヴィン・マスカット監督(現:上海海港)、そしてハリー・キューウェル監督とオーストラリア人の系譜を継いでいる横浜FM。動画の本題ではないが、ポステコグルー監督にとっては、古巣を追いかける理由は色々とありそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】ポステコグルー監督のオフィスのモニターにはまさかの試合が!(動画の最後に)</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/hashtag/LotsOfSocks?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#LotsOfSocks</a> <a href="https://t.co/MY06OSDiBc">pic.twitter.com/MY06OSDiBc</a></p>&mdash; Tottenham Hotspur (@SpursOfficial) <a href="https://twitter.com/SpursOfficial/status/1767951344512475159?ref_src=twsrc%5Etfw">March 13, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.14 11:58 Thu

横浜FMが山東戦連勝で4強! 両者退場者の2ndレグもアンデルソン・ロペスの値千金弾で制す【ACL2023-24】

横浜F・マリノスは13日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24準々決勝2ndレグで山東泰山(中国)をホームに迎え撃ち、1-0で勝利。2戦合計3-1でベスト4進出を果たした。 初の8強入りを遂げた勢いでさらなる高みを目指す横浜FMは敵地での1stレグで2-1と先勝。ホームで迎える2ndレグでは前回対戦でゴールを決めたアンデルソン・ロペスとヤン・マテウスも揃って先発し、中盤3枚の一角に植中が入った。 山東の速攻もあるなかで、立ち上がりから前にスピード感をもった仕掛けで積極性を打ち出していった横浜FM。多くの場面でヤン・マテウスが攻め手となり、早々の6分に植中のヘッドがあったりと敵陣深くにボールを持ち込むシーンを作る。 24分にはバイタルエリア中央から永戸が直接FKを狙っていったが、相手GKの正面。すると、山東も横浜FMが中盤でボールを失う場面を突いて押し返し始め、ヤン・マテウスのプレスバックがなければクリサンの決定機という場面も作られる。 半ばを過ぎて、守勢の色が濃くなる横浜FMだが、40分に中央から右サイドに展開し、エウベルと渡辺が立て続けのフィニッシュ。だが、その直後にヤン・マテウス負傷のアクシデントに見舞われ、43分に宮市の急きょ投入を余儀なくされる。 仕切り直したい横浜FMは47分に永戸が敵陣左サイド深くでボールを保持したなか、出した足で相手を踏みつける形となってイエローカード。永戸は前半に続いてイエローカードを受ける格好となり、退場を命じられてしまう。 10人での戦いとなるなか、アンデルソン・ロペスが52分に右サイドから独力でシュートに持ち込めば、54分にもカウンターからフィニッシュシーン。横浜FMのゴールゲッターがここぞとばかりに存在感を放つが、いずれもゴールを割れず。 数的優位の山東に押し込まれる横浜FMだが、我慢を続けると、75分に右サイドバックに入る松原のフィードを右サイド深くの宮市がキープ。途中出場の山根がボックス右から折り返し、アンデルソン・ロペスが左足ボレーで均衡を破る。 その後、持ち前のスピードで背後を取った宮市がガオ・チュンイーのレッドカードを誘って、山東にも退場者。これで数的同数の戦いになるなか、横浜FMは最後の交代でナム・テヒと榊原を送り込み、試合を終わらせにかかる。 引き分けでも突破が決まった横浜FMだが、劣勢の時間帯もありながら、山東戦連勝でクラブの歴史をさらに塗り替えるベスト4入り。準決勝では蔚山現代FC(韓国)と対戦する。 横浜F・マリノス 1-0(AGG3-1) 山東泰山 【横浜FM】 アンデルソン・ロペス(後30) <span class="paragraph-title">【動画】アンデルソン・ロペスが横浜FMを救う豪快ボレー</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>試合を動かすのはやっぱりこの人<br>\<br><br>宮市亮で裏を取り<br>山根陸が正確なクロス<br>そしてフィニッシュは<br>アンデルソン ロペスの技ありボレー<br><br>AFCチャンピオンズリーグ2023/24 <br> 準々決勝2ndレグ<br>横浜FM×山東泰山<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中 <a href="https://t.co/jXIOrY9m4w">pic.twitter.com/jXIOrY9m4w</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1767878346476548454?ref_src=twsrc%5Etfw">March 13, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.13 21:07 Wed

アル・ヒラルのジェズス監督が1年で退任も? 今季33勝3分け0敗…ACL4強でギネス到達も「私の契約…話したくない」

アル・ヒラルのジョルジェ・ジェズス監督(69)が今シーズン限りで退任するのだろうか。ブラジル『グローボ』が投げかけている。 アル・ヒラルは12日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24・準々決勝2ndレグでアル・イテハドとのサウジ対決に臨み、2-0で勝利。2戦合計4-0で準決勝進出を勝ち取った。 この勝利で公式戦28連勝、国家のトップディビジョンクラブにおける世界新記録を樹立した彼らだが、試合後、今年で70歳となるポルトガル人指揮官・ジェズス監督は、偉大な記録を喜びつつも、自らの進退について問われると、一気にトーンダウンした。 「私の契約ね…あまり話したくないな。とにかくリーグでもACLでも勝ち続けたい」 ジェズス監督はアル・ヒラルを含めたサウジ勢の多くがスター乱獲を始めた今季、昨年7月に1年契約でリヤドへ到着。ここまで国内リーグ21勝2分け0敗、国内カップ戦3勝0分け0敗、ACL9勝1分け0敗と、中東の地に降り立ってから敗北を知らない。 何もかも急速に“豪華”になったチームが勝ち続けているのだから、当然彼らをまとめ上げる老将の手腕も高く評価されて然るべき。しかし、ジェズス監督の様子を見る限り、どうやら現時点では続投か否か未定のようだ。 ジェズス監督は長らくポルトガル国内で指導者キャリアを積み、名門ベンフィカでリーグ優勝などを経験も、ブラジルのフラメンゴを南米制覇へと導いた功績がよく知られる。 アル・ヒラル就任は今回が2度目で、1度目の指揮時(2018.7〜2019.1)も公式戦20勝4分け1敗と優れた戦績を収めたが、シーズン途中で退任。その半年後にフラメンゴへ赴いている。 2024.03.13 14:10 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly