【J1ピックアッププレビュー】J史上初の多摩川クラシコでの開幕戦! ライバル破り好スタートを切れるか《川崎FvsFC東京》

2019.02.23 13:00 Sat
©超ワールドサッカー
22日に2019シーズンの明治安田生命J1リーグが開幕。関西ダービーで幕を開けた翌23日、等々力陸上競技場では、川崎フロンターレvsFC東京の“多摩川クラシコ”が開催される。

開幕節での“多摩川クラシコ”はJリーグ史上初。今シーズンを占う一戦でのダービーマッチにチケットは完売だ。激戦になることは間違いない。
◆昨季は1勝1敗の互角
昨シーズン、Jリーグ史上5クラブ目のJ1連覇を達成した川崎Fと、後半戦で失速するも、順位を前年の13位から6位に向上させたFC東京。両者の昨シーズンの対戦成績は、1勝1敗と互角だ。

初対戦は、等々力陸上競技場で行われた第13節。試合は14分にボックス右手前からのDF太田宏介のFKをMF橋本拳人が合わせてFC東京が先制する。さらに69分にも敵陣中央やや左からの太田のFKをゴール前のDF森重真人が押し込んで追加点。2つのセットプレーをモノにしたFC東京が勝利した。

一方、味の素スタジアムで行われた第33節。19分に川崎Fが中盤での巧みなプレスで相手のパスミスを誘発し、セカンドボールを回収したFW知念慶が豪快なミドルシュートをボックス手前から突き刺して先制。50分にはGKチョン・ソンリョンから始まった流れるようなパスワークでボックス右に侵攻。最後は知念のシュートのこぼれ球をMF長谷川竜也が詰めて、2-0で勝利した。
◆4冠への一歩を〜川崎フロンターレ〜
前人未踏の4冠を目標に掲げた川崎F。FWレアンドロ・ダミアンやMF山村和也ら実力者を獲得し、充実した戦力を揃えた王者は、16日に行われたFUJI XEROX SUPER CUPで浦和レッズを1-0で下す好スタートを切った。新戦力が今後に期待を持てる活躍を残しただけでなく、これまで一発勝負に弱かった川崎Fにとってとても価値のある勝利を掴んだ。

チームの状況は上向き。だた、Jリーグ3連覇やAFCチャンピオンズリーグ初制覇を含む4冠への道のりは簡単なものではない。それだけに昨シーズンに失敗したスタートダッシュは避けたいところだ。ライバルチームを倒して勢いに乗れるか。昨シーズンはホームで0-2と敗戦。等々力の地でリベンジを果たし、4冠への一歩を踏み出したい。

◆タイトル獲得へライバルを叩けるか〜FC東京〜
長谷川健太体制2年目を迎えるFC東京。守備力を向上し基盤を整えて迎える今シーズンは、FWディエゴ・オリヴェイラを完全移籍で確保した他、FW田川亨介やMFナ・サンホらアタッカー陣を獲得し、得点力向上を目指す。長谷川監督は「タイトルを必ず取りに行きたい」と優勝宣言。攻撃力を強化し、悲願に向けてチームを成熟させていけるか注目だ。

そこで迎える最初の相手は、川崎F。これまでライバルクラブとしてしのぎを削ってきたが、近年は川崎Fが連覇を達成するなど、先を行かれている。今シーズンはタイトル獲得を目標としているだけに、宿敵を敵地で倒し、好スタートを切りたいところだ。

【予想スタメン&フォーメーション】
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:チョン・ソンリョン
DF:マギーニョ、奈良竜樹、谷口彰悟、車屋紳太郎
MF:守田英正、大島僚太
MF:小林悠、中村憲剛、家長昭博
FW:レアンドロ・ダミアン
監督:鬼木達
川崎Fは、ゼロックス杯と同様の先発メンバーを起用。右サイドはDFマギーニョが公式戦2試合連続で先発する。昨シーズン、MVPに輝いたMF家長昭博は左サイド、1トップにはゼロックス杯で名刺代わりのゴールを決めたレアンドロ・ダミアンが務める。

◆FC東京[4-4-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:林彰洋
DF:室屋成、チャン・ヒョンス、森重真人、小川諒也
MF:久保建英、橋本拳人、高萩洋次郎、東慶悟
FW:ディエゴ・オリヴェイラ、永井謙佑
監督:長谷川健太
FC東京は昨シーズンの同じ[4-4-2]を採用。左サイドバックには昨シーズンにセットプレーから2アシストを記録した太田ではなく、DF小川諒也を起用することを予想する。横浜F・マリノスへの期限付き移籍から復帰したMF久保建英が右サイドで先発か。

【注目選手】
◆レアンドロ・ダミアン(川崎フロンターレ)
(C)CWS Brains,LTD.
4冠への好スタートに向けて、カギを握るのは新加入のレアンドロ・ダミアンだ。ロンドン・オリンピック得点王の元セレソンは、先日のゼロックス杯で早くもフィットへの兆しを見せた。前線からの守備でチームに貢献すると、攻撃の起点となり、1ゴールを記録。早くも王者のエースに名乗り出た。この活躍に相手からの警戒はさらに高まっただろう。その中でも、強さや高さを見せつけられるか注目だ。

◆ディエゴ・オリヴェイラ(FC東京)
(C)J.LEAGUE PHOTOS
一方、悲願のタイトル獲得に向けてキーとなるのが、ディエゴ・オリヴェイラだ。昨シーズンはチームトップの13ゴールを記録。しかし、シーズンが進むにつれて周囲からのマークは強くなり、得点ペースが減速した。もちろん彼一人の責任ではないが、それに伴うチームの失速に悔しい思いをしただろう。今シーズン、クラブはタイトル獲得を目標に掲げる。そのためにも昨シーズンを上回るゴール数が必須だ。川崎Fとの多摩川クラシコで王者を叩くゴールを奪い、勢いに乗りたい。

◆両者ともに開幕節には良いイメージが
4冠を目指す川崎Fと、悲願のJ1初制覇を目指すFC東京。上述通り、J史上初の多摩川クラシコでの開幕戦に両者のモチベーションはとても高いだろう。王者・川崎Fは開幕戦4連勝中。一方のFC東京は、アウェイで迎える開幕節は6戦無敗(4勝2分け)だ。両者ともに開幕節には良いイメージを抱いている。

そんな中で迎える多摩川クラシコでの開幕節。宿敵を倒して好スタートを切りたいだけに勝利を目指す好勝負が見られそうだ。激戦必至の多摩川クラシコは、23日の14時にキックオフを迎える。
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