【J1開幕直前クラブガイド】昨季の失敗を糧にACL出場権獲得がノルマ《名古屋グランパス》2019.02.13 18:01 Wed

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2019シーズンも“蹴春”がいよいよ到来! 新シーズンの幕開けを告げるFUJI XEROX SUPER CUP 2019に先駆け、超ワールドサッカー編集部はJ1全18クラブを徹底分析。チームのノルマや補強達成度、イチオシ選手、そして、東京オリンピックを翌年に控える注目の五輪候補をお届けする。第12弾は名古屋グランパスを紹介。◆風間体制3年目でACL出場権獲得へ《ACL出場権争い》
※残留/ひと桁順位/上位争い/ACL出場権争い/優勝争いから選択
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風間体制1年目に1年でのJ1復帰を果たし、2年目は飛躍が期待された中で15位での薄氷の残留となった。そして、3年目となる今季の目標はACL出場権獲得だ。今冬の移籍市場では昨季得点王であるFWジョー、FWガブリエル・シャビエルという攻撃の核を含め、昨シーズンの7連勝に貢献した主力の流出阻止に成功した。

さらに、残留争いに巻き込まれた最大の要因だったリーグワーストタイの59失点を喫した脆弱な守備面を改善するため、サンフレッチェ広島からDF千葉和彦、サガン鳥栖からDF吉田豊、FC東京からMF米本拓司と、J1で堅守を誇る3クラブから実力者を獲得。とりわけ、3バックと4バックのセンターバックを遜色なくこなしビルドアップ能力にも長けた千葉、選手層に問題を抱えていたサイドバックに両サイドバックでプレー可能な吉田を迎え入れられた効果は大きい。

また、昨季選手層の薄さに苦しんだチームは大宮アルディージャの韋駄天FWマテウス、川崎フロンターレからジョーのバックアップを担うFW赤崎秀平、中盤にMFジョアン・シミッチ、ジュビロ磐田のMF伊藤洋輝らを獲得。さらに、昨季も特別指定や2種登録で活躍したMF相馬勇紀、DF菅原由勢ら高卒、大卒の逸材を加えて選手層の拡充に成功した。スカッドで唯一の懸念はGK楢崎正剛の現役引退を始め、FW佐藤寿人、FW玉田圭司という百戦錬磨の経験、リーダーシップを失った点だ。新キャプテンに任命されたDF丸山祐市、MF和泉竜司らを中心に中堅選手がチームを引っ張っていきたい。

今季も風間監督が志向する“攻守一体の攻撃サッカー”を継続していく中、注目はシステムを含めて攻守のバランスの落としどころだ。前述の千葉の加入、ワイドに多くの選手を抱えている事情から[3-4-2-1]、[4-4-2]をベースにしていくと思われるが、吉田や米本ら守備を特長とする新加入選手を中心に、変幻自在の攻撃スタイルのウィークポイントでもある被カウンター時のリスク管理など、攻守のバランスを早い段階で見出したい。昨シーズンに証明したリーグ屈指の爆発力にバランス感覚が備われば、ACL出場権獲得と共に優勝争いに絡めるチームに成長する可能性は大いにあるはずだ。

◆補強動向《B》※最低E~最高S
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【IN】
DF千葉和彦(33)←サンフレッチェ広島/完全
DF吉田豊(28)←サガン鳥栖/完全
DF菅原由勢(18)←名古屋グランパスU-18/昇格
DF成瀬竣平(18)←名古屋グランパスU-18/昇格
DF藤井陽也(18)←名古屋グランパスU-18/昇格
MF伊藤洋輝(19)←ジュビロ磐田/期限付き
MF米本拓司(28)←FC東京/完全
MF杉森考起(21)←FC町田ゼルビア/復帰
MFジョアン・シミッチ(25)←リオ・アヴェ/完全
MF相馬勇紀(21)←早稲田大学/新加入
MF渡邉柊斗(22)←東海学園大学/新加入
FWマテウス(24)←大宮アルディージャ/完全
FW赤崎秀平(27)←川崎フロンターレ/期限付き
FW榎本大輝(22)←東海学園大学/新加入

【OUT】
GK楢崎正剛(42)→引退
DFホーシャ(29)→グアラニFC/期限付き満了
DF新井一耀(25)→ジェフユナイテッド千葉/期限付き
MF八反田康平(29)→鹿児島ユナイテッドFC/完全
FW深堀隼平(20)→ヴィトーリアSC/期限付き
FW佐藤寿人(36)→ジェフユナイテッド千葉/完全
FW玉田圭司(38)→V・ファーレン長崎/完全

◆超WS編集部イチオシ選手
FWジョー(31)
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イチオシ選手は、FW大久保嘉人(3年連続)以来の2年連続得点王獲得が期待されるジョーだ。ブラジル全国選手権MVP&得点王という肩書を引っ提げて鳴り物入りで加入した昨季は24ゴール4アシストと、チーム総得点(52ゴール)の半分以上に絡む圧巻のパフォーマンスを披露した。今季はより一層相手の徹底マークが予想される中、盟友ガブリエル・シャビエルやMF前田直輝、新加入のマテウスら多士済々のアタッカー陣のまとめ役としてチームを勝利に導く働きを見せたい。また、センターフォワードのバックアップが心もとないこともあり、第一にシーズンフル稼働が求められる。

◆注目の東京五輪世代!
MF伊藤洋輝(19)
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相馬、菅原と昨季才能の片鱗を見せた高卒、大卒の有望株も捨てがたいが、ポテンシャルの高さでは随一の伊藤を推したい。ジュビロ磐田生え抜きの188cmの大型レフティはトップチームで思うように出場機会を得ることができなかったが、U-19日本代表として臨んだ2017年のトゥーロン国際大会や、U-21日本代表として臨んだ昨年のAFC U-23選手権で大きな存在感を放った。恵まれた体躯を生かした対人守備に加え、高精度の左足を生かした展開力、ダイナミックな攻め上がりといった特長は世界基準のセントラルMFに求められる部分だ。タレント揃いの名古屋でポジションを掴むのは容易ではないが、Jリーグ屈指の知将の下で今季こそそのポテンシャルを開花させたい。
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