【J1開幕直前クラブガイド】ミシャ体制2年目、ロマンではなくリアルなACL出場権獲得へ《北海道コンサドーレ札幌》
2019.02.08 17:00 Fri
2019シーズンも“蹴”春がいよいよ到来! 新シーズンの幕開けを告げるFUJI XEROX SUPER CUP 2019に先駆け、超ワールドサッカー編集部はJ1全18クラブを徹底分析。チームのノルマや補強達成度、イチオシ選手、そして、東京オリンピックを翌年に控える注目の五輪候補をお届けする。第1弾は北海道コンサドーレ札幌を紹介。
◆昨季逃したACL出場を掴めるか《ACL出場権争い》
※残留/ひと桁順位/上位争い/ACL出場権争い/優勝争いから1つ選択
悲願のJ1残留を果たした2017シーズンから一転、ミシャ監督の下で生まれ変わった札幌は、最後まで落ちることなく戦い抜き4位でフィニッシュ。浦和レッズが天皇杯を制したためにAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の出場は果たせなかったが、チームとして大きな自信を得たシーズンとなった。
より高みを目指す2019シーズンに向けては、人員整理に動いた。DF河合竜二(→現役引退)、DF菊地直哉(→アビスパ福岡)、MF稲本潤一(→SC相模原)、FW内村圭宏(→FC今治/JFL)とベテラン勢が退団。また、エースのFW都倉賢がセレッソ大阪に、川崎フロンターレから期限付き移籍していたMF三好康児も退団となった。
一方で、MF中野嘉大(←ベガルタ仙台)、FW岩崎悠人(←京都サンガF.C.)、FW鈴木武蔵(←V・ファーレン長崎)を獲得。また、全国高校サッカー選手権大会を制した青森山田高校からMF檀崎竜孔も加入するなど、若手選手を補強。チームとして、新たなステージに向かう準備を整えた印象だ。
◆補強動向《B》※最低E~最高S
【IN】
GK菅野孝憲(34)←京都サンガF.C./期限付き延長
DF中村桐耶(18)←北海道コンサドーレ札幌ユース/昇格
MF檀崎竜孔(18)←青森山田高校/新加入
MFチャナティップ(25)←ムアントン・ユナイテッド(タイ)/期限付き→完全
MF駒井善成(26)←浦和レッズ/期限付き→完全
MF中野嘉大(25)←ベガルタ仙台/完全
MF中原彰吾(24)←V・ファーレン長崎/期限付き復帰
MFルーカス・フェルナンデス(24)←フルミネンセ(ブラジル)/期限付き
FW岩崎悠人(20)←京都サンガF.C./完全
FW鈴木武蔵(24)←V・ファーレン長崎/完全
FWアンデルソン・ロペス(25)←FCソウル(韓国)/完全
【OUT】
DF河合竜二(40)→現役引退
DF横山知伸(33)→退団
DF永坂勇人(24)→退団
DF田中雄大(30)→ブラウブリッツ秋田/完全
DF菊地直哉(34)→アビスパ福岡/完全
MF三好康児(21)→川崎フロンターレ/期限付き満了
MF稲本潤一(39)→SC相模原/完全
MFジュリーニョ(32)→退団
MF前寛之(23)→水戸ホーリーホック/期限付き→完全
MF兵藤慎剛(33)→ベガルタ仙台/完全
FW都倉賢(32)→セレッソ大阪/完全
FW宮吉拓実(26)→京都サンガF.C./完全
FW内村圭宏(34)→FC今治(JFL)/完全
FW金園英学(30)→ヴァンフォーレ甲府/期限付き→完全
◆超WS編集部イチオシ選手
MFチャナティップ・ソングラシン(25)
今シーズンは完全移籍に切り替わり、チームの更なる中心選手としての活躍が期待されるチャナティップ。攻撃陣の顔ぶれが変わっただけに、ミシャサッカーを知るキーピースとして、ゴール、アシストと得点に絡む活躍に期待したい。
◆注目の東京五輪世代!
FW菅大輝(20)
今シーズンの目標には「5ゴール10アシスト」を掲げているが、持ち前の運動量に加えて数字がついてくることで、東京オリンピックへの道も開けるだろう。左ウイングバックのポジションは、東京オリンピック代表チームでは湘南ベルマーレのDF杉岡大暉がライバルとなる。競争は激しいが、3年目のシーズンで昨年以上の飛躍を遂げ、オリンピック出場、そしてA代表招集への期待が懸かる。
◆昨季逃したACL出場を掴めるか《ACL出場権争い》
※残留/ひと桁順位/上位争い/ACL出場権争い/優勝争いから1つ選択
(C)CWS Brains,LTD.
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督を招へいして臨んだ2018シーズンは、クラブ史上最高の1年となった。序盤こそ白星がなくつまづいたが、第4節のV・ファーレン長崎戦でシーズン初勝利。そこから、11戦無敗と波に乗った。より高みを目指す2019シーズンに向けては、人員整理に動いた。DF河合竜二(→現役引退)、DF菊地直哉(→アビスパ福岡)、MF稲本潤一(→SC相模原)、FW内村圭宏(→FC今治/JFL)とベテラン勢が退団。また、エースのFW都倉賢がセレッソ大阪に、川崎フロンターレから期限付き移籍していたMF三好康児も退団となった。
一方で、MF中野嘉大(←ベガルタ仙台)、FW岩崎悠人(←京都サンガF.C.)、FW鈴木武蔵(←V・ファーレン長崎)を獲得。また、全国高校サッカー選手権大会を制した青森山田高校からMF檀崎竜孔も加入するなど、若手選手を補強。チームとして、新たなステージに向かう準備を整えた印象だ。
昨シーズンは48得点48失点とイーブンの成績を残したが、上位をキープするには得点を増やし、失点を減らしたいところ。攻撃サッカーを掲げるミシャ監督と戦力バランスを見れば、得点を増やす方が現実的。守備陣は退団選手に比べ加入が少なく、選手層に若干の不安を抱える。何にしても、新戦力の活躍がチームの浮沈のカギを握る。
◆補強動向《B》※最低E~最高S
(c) J.LEAGUE PHOTOS
◆北海道コンサドーレ札幌【IN】
GK菅野孝憲(34)←京都サンガF.C./期限付き延長
DF中村桐耶(18)←北海道コンサドーレ札幌ユース/昇格
MF檀崎竜孔(18)←青森山田高校/新加入
MFチャナティップ(25)←ムアントン・ユナイテッド(タイ)/期限付き→完全
MF駒井善成(26)←浦和レッズ/期限付き→完全
MF中野嘉大(25)←ベガルタ仙台/完全
MF中原彰吾(24)←V・ファーレン長崎/期限付き復帰
MFルーカス・フェルナンデス(24)←フルミネンセ(ブラジル)/期限付き
FW岩崎悠人(20)←京都サンガF.C./完全
FW鈴木武蔵(24)←V・ファーレン長崎/完全
FWアンデルソン・ロペス(25)←FCソウル(韓国)/完全
【OUT】
DF河合竜二(40)→現役引退
DF横山知伸(33)→退団
DF永坂勇人(24)→退団
DF田中雄大(30)→ブラウブリッツ秋田/完全
DF菊地直哉(34)→アビスパ福岡/完全
MF三好康児(21)→川崎フロンターレ/期限付き満了
MF稲本潤一(39)→SC相模原/完全
MFジュリーニョ(32)→退団
MF前寛之(23)→水戸ホーリーホック/期限付き→完全
MF兵藤慎剛(33)→ベガルタ仙台/完全
FW都倉賢(32)→セレッソ大阪/完全
FW宮吉拓実(26)→京都サンガF.C./完全
FW内村圭宏(34)→FC今治(JFL)/完全
FW金園英学(30)→ヴァンフォーレ甲府/期限付き→完全
◆超WS編集部イチオシ選手
MFチャナティップ・ソングラシン(25)
(C)CWS Brains,LTD.
2019シーズンの札幌で一押しの選手は、タイ代表MFチャナティップ・ソングラシンだ。2018シーズンは、30試合に先発出場しチーム3位の8得点を記録。Jリーグベストイレブンにも選出され、飛躍の一年となった。今シーズンは完全移籍に切り替わり、チームの更なる中心選手としての活躍が期待されるチャナティップ。攻撃陣の顔ぶれが変わっただけに、ミシャサッカーを知るキーピースとして、ゴール、アシストと得点に絡む活躍に期待したい。
◆注目の東京五輪世代!
FW菅大輝(20)
(c) J.LEAGUE PHOTOS
2020年の東京オリンピックに推したい選手は、3年目のFW菅大輝だ。2019シーズンは背番号も「4」を着用。FW登録の選手としてクラブ史上初の番号を背負う。今シーズンの目標には「5ゴール10アシスト」を掲げているが、持ち前の運動量に加えて数字がついてくることで、東京オリンピックへの道も開けるだろう。左ウイングバックのポジションは、東京オリンピック代表チームでは湘南ベルマーレのDF杉岡大暉がライバルとなる。競争は激しいが、3年目のシーズンで昨年以上の飛躍を遂げ、オリンピック出場、そしてA代表招集への期待が懸かる。
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