青森山田が2大会ぶり決勝へ! PK戦で尚志を破る《全国高校サッカー選手権》

2019.01.12 14:10 Sat
©超ワールドサッカー
12日に埼玉スタジアム2002で行われた第97回全国高等学校サッカー選手権大会準決勝の尚志高校(福島)vs青森山田高校(青森)は、青森山田が3-3で迎えたPK戦を制して決勝に駒を進めた。

試合は立ち上がりからボールの主導権を握りにかかった尚志が優勢に進めていく展開に。26分、敵陣右サイドの位置でFKのチャンスから5番の低いクロスにニアサイドの染野が右足ワンタッチで合わせる。これがゴール右に決まり、尚志が先制する。
U-17日本代表にも名を連ねる染野の3試合連続ゴールにより、先手を取った尚志。続く36分、伊藤のミドルシュートが青森山田のゴールマウスに襲いかかるが、GK飯田がファインセーブで阻み、尚志に追加点を許さない。

追う青森山田は55分、ドリブルを仕掛けたバスケス・バイロンが黒澤のファウルを受けてPKのチャンスを獲得。キッカーに名乗りを上げた札幌入団内定の檀崎が冷静に相手GKの逆を突く右足シュートをゴール左隅に沈め、スコアをタイに戻す。

そして、63分に青森山田が勝ち越す。左CKから檀崎が右足でクロス。福岡加入内定の三國ケネディエブスがパンチングを試みた相手GKの前に飛び込み、頭で合わせたボールが尚志のゴールマウスへ。青森山田がついに形勢を逆転する。
だが、68分にこの試合2得点となる一発を挙げた染野が続く75分に味方の縦パスからハットトリックを達成。再びリードした尚志だったが、途中交代で出場の小松が87分に高い位置でボールを奪うファーストプレーから同点弾を挙げ、試合を降り出しに戻す。

結局、PK戦にもつれ込んだ試合は尚志の3人目と4人目が立て続けに失敗。2人目を除いて全員がPKを成功させた青森山田が今大会を通じて快進撃を続けた尚志を退け、2大会ぶりの決勝進出を決めた。

青森山田は14日に埼玉スタジアム2002で行われる決勝戦で瀬戸内高校(広島)vs流通経済大柏高校(千葉)の勝者と優勝をかけて激突する。

◆準決勝 結果
▽1月5日(土)
尚志(福島) 3-3(2PK4) 青森山田(青森)
瀬戸内(広島) vs 流通経済大柏(山梨)
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