西『マルカ』が東京V監督のロティーナを現地取材 「代理人にはスペインからのオファーを聞くことを禁じている」
2018.11.13 14:56 Tue
▽スペイン『マルカ』が、東京ヴェルディで指揮を執るミゲル・アンヘル・ロティーナ監督を現地取材した様子を伝えた。
▽これまでセルタやデポルティボ、エスパニョール、ビジャレアルなど母国スペインの名門クラブの指揮官を歴任してきたロティーナ監督は、キプロスやカタールと国外のクラブでの指揮を経て2017年からJ2リーグに所属する東京Vの新指揮官に就任。右腕であるイバン・パランコ・サンチアゴコーチと共に、“ポジショナルプレー”、“5レーン理論”というヨーロッパ最先端の戦術、以前から定評がある組織的な守備をチームに植え付けると、昨季は前年に18位に低迷した古豪を昇格プレーオフ圏内の5位に躍進させると、就任2年目となった今季もチームはJ2第41節終了時点で昇格プレーオフ圏内の5位に位置している。
▽現在、ヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタ、サガン鳥栖FWフェルナンド・トーレスと世界的なスーパースター2選手と、ヨーロッパでも知名度が高いフアン・マヌエル・リージョ監督(ヴィッセル神戸)の到来でスペイン旋風巻き起こるJリーグにおいて、その礎を築いた1人であるロティーナ監督をスペインの有力紙の取材班がこのたび現地取材を行った。
▽ロティーナ監督は2012年のビジャレアル指揮官退任後、一度は監督業引退を決断したものの、親しい2人の友人の説得によって国外のクラブで指揮を執ることを考えたという。
「彼らは私を説得してくれた。あの時、私の監督キャリアに関して多くの人たちが幾つかのチームを降格させたという印象を持っており、スペイン国内での指揮は難しかった。したがって、私はここで日本という場所で初めからスタートを切りたかった」
「このクラブは日本で最も歴史があるクラブだ。来年に我々は50周年を迎える。私には当時より多くの情熱が必要だった。そして、日本行きを決めたんだ。その選択に満足しているよ」
「我々にはまだゲームが残っている。そして、プレーオフを勝ち抜いて昇格を果たしたいと思っている」
▽また、61歳の知将はイニエスタやトーレスらのJリーグ参戦や日本サッカーの印象に関しても語っている。
「日本サッカーには観客動員や観客のフットボールを見る目をより養っていくため、外国からのクラックを必要としていた。今のところ、彼らはうまくやっていると思う。現在、リージョもここに来ているし、来年からは外国人枠が3人から5人に拡張される。彼らは今後も大いに成長していくと思うよ」
「君たち(取材班)から見れば、スペインとは異なるフットボールに見えると思うが、ここには多くのレベルがあり、戦術的な多様性も同様だ。それは他のアジアの国々にはないものだと感じている」
▽さらに、少しばかり遠ざかっている母国スペインのフットボールに関しても言及。先日にレアル・マドリー指揮官の座を追われた元教え子、フレン・ロペテギ氏へのエールも送っている。
「個人的にベティスのプレースタイルやセティエンのアイデアが好きだ。同様にルイス・エンリケからバルセロナを引き継いだバルベルデにも敬意を抱いているよ」
「ロペテギに関しては不運だったと思う。ただ、彼は偉大な監督だ。すぐに指揮官としての仕事を再開すべきだし、3、4年後にはチェルシーやユベントス、マンチェスター・ユナイテッドのようなクラブから声をかけられるようになってほしい」
▽最後にロティーナ監督は自身の今後のキャリアに関しても言及。今後も日本でのキャリアを継続していきたいという意向を示している。
「個人的にはあと2、3年は日本に留まりたいと思っている。代理人にはスペインからのオファーを聞くことを禁じている。私は61歳だが、今の状況に満足している。そして、自分自身を再開発できたことを誇りに思っている。同時にスペインの自宅でかつての昇格やコパ・デル・レイ優勝といった自分の成功の様子をビデオで見たいとは思っていない」
▽これまでセルタやデポルティボ、エスパニョール、ビジャレアルなど母国スペインの名門クラブの指揮官を歴任してきたロティーナ監督は、キプロスやカタールと国外のクラブでの指揮を経て2017年からJ2リーグに所属する東京Vの新指揮官に就任。右腕であるイバン・パランコ・サンチアゴコーチと共に、“ポジショナルプレー”、“5レーン理論”というヨーロッパ最先端の戦術、以前から定評がある組織的な守備をチームに植え付けると、昨季は前年に18位に低迷した古豪を昇格プレーオフ圏内の5位に躍進させると、就任2年目となった今季もチームはJ2第41節終了時点で昇格プレーオフ圏内の5位に位置している。
▽ロティーナ監督は2012年のビジャレアル指揮官退任後、一度は監督業引退を決断したものの、親しい2人の友人の説得によって国外のクラブで指揮を執ることを考えたという。
「彼らは私を説得してくれた。あの時、私の監督キャリアに関して多くの人たちが幾つかのチームを降格させたという印象を持っており、スペイン国内での指揮は難しかった。したがって、私はここで日本という場所で初めからスタートを切りたかった」
▽就任2年目の東京Vでの戦いに関して、クラブ創立50周年目をJ1の舞台で迎えたいと、1-0で勝利したJ2第41節カマタマーレ讃岐戦後に語っている。
「このクラブは日本で最も歴史があるクラブだ。来年に我々は50周年を迎える。私には当時より多くの情熱が必要だった。そして、日本行きを決めたんだ。その選択に満足しているよ」
「我々にはまだゲームが残っている。そして、プレーオフを勝ち抜いて昇格を果たしたいと思っている」
▽また、61歳の知将はイニエスタやトーレスらのJリーグ参戦や日本サッカーの印象に関しても語っている。
「日本サッカーには観客動員や観客のフットボールを見る目をより養っていくため、外国からのクラックを必要としていた。今のところ、彼らはうまくやっていると思う。現在、リージョもここに来ているし、来年からは外国人枠が3人から5人に拡張される。彼らは今後も大いに成長していくと思うよ」
「君たち(取材班)から見れば、スペインとは異なるフットボールに見えると思うが、ここには多くのレベルがあり、戦術的な多様性も同様だ。それは他のアジアの国々にはないものだと感じている」
▽さらに、少しばかり遠ざかっている母国スペインのフットボールに関しても言及。先日にレアル・マドリー指揮官の座を追われた元教え子、フレン・ロペテギ氏へのエールも送っている。
「個人的にベティスのプレースタイルやセティエンのアイデアが好きだ。同様にルイス・エンリケからバルセロナを引き継いだバルベルデにも敬意を抱いているよ」
「ロペテギに関しては不運だったと思う。ただ、彼は偉大な監督だ。すぐに指揮官としての仕事を再開すべきだし、3、4年後にはチェルシーやユベントス、マンチェスター・ユナイテッドのようなクラブから声をかけられるようになってほしい」
▽最後にロティーナ監督は自身の今後のキャリアに関しても言及。今後も日本でのキャリアを継続していきたいという意向を示している。
「個人的にはあと2、3年は日本に留まりたいと思っている。代理人にはスペインからのオファーを聞くことを禁じている。私は61歳だが、今の状況に満足している。そして、自分自身を再開発できたことを誇りに思っている。同時にスペインの自宅でかつての昇格やコパ・デル・レイ優勝といった自分の成功の様子をビデオで見たいとは思っていない」
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