問題が山積みしている…/原ゆみこのマドリッド2018.10.27 23:00 Sat

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▽「勝ったからって安泰でもないようだし」そんな風に私が首を捻っていたのは金曜日、お昼のスポーツニュースで相変わらず、レアル・マドリーのロペテギ監督の進退をあれこれ議論しているのを見た時のことでした。いやあ、たとえ日曜のクラシコ(伝統の一戦、バルサ戦のこと)で大敗し、即座に解任されたとて、後継の有力候補に挙がっているコンテ監督が来週水曜のコパ・デル・レイ32強対決1stレグ、モロッコにあるスペインの飛び地領であるメリージャ(2部B)戦の指揮を執るために駆けつけるとは思えないんですけどね。当面はRMカスティージャ(マドリーのBチーム)を率いるソラリを暫定監督に据え、時間を稼ぐような気もしますが、微妙なのは僅差で勝負がついたり、引き分けだったりした場合。▽選手たちの支持もあって、その時はロペテギ監督続投が1試合、1試合、この先も問われることになるはずですが、とりあえず、彼にとって、最初のマッチボールとなった今週火曜のCLビクトリア・プルゼニ戦がどうだったか、簡単にお伝えしておくことにすると。先週末にはレバンテに1-2と負けていたマドリーでしたが、この日の相手はグループ中最弱と言われるチェコのチーム。おかげでキックオフ前の記者席も「5点ぐらいは取るだろう」といった楽観的な見方が支配していたんですが、いやいや、とんでもない。前半11分と早い時間に右SBに入ったルーカス・バスケスのクロスから、ベンゼマのヘッドで先制点こそ奪ったものの、追加点がなかなか生まれないんですよ。
プルゼニ戦、キックオフ前は誰もがゴールラッシュを期待していた

▽それでも後半10分、直前にイスコに代わって、マドリーデビューを果たした20才のカンテラーノ(RMカスティージャ出身の選手)、バルベルデが起爆剤となり、敵数人を抜いてエリア内にボールを送ると、それをベイルがtaconazo(タコナソ/ヒールキック)でマルセロに繋ぎ、レバンテ戦に続く彼の2試合連続ゴールでようやく2点目が入ったんですが…まさか33分、本来はアタッカーであるルーカス・バスケスの裏をプルゼニに突かれてしまうとは!ナチョ、セルヒオ・ラモスの両CBも反応が遅れ、フロソフスキにエリア前からシュートを決められているんですから、ビックリしたの何のって。
CL戦にはドイツ人の記者が来るため、クロースも足を止める
▽うーん、これには後でクロースも「3点目、4点目を取って、もっと前に勝負をつけておかないといけなかった」と反省していましたけどね。ここ5試合、白星がないマドリーでしたから、1点差に迫られて、スタンドもかなりナーバスになったのはもちろん、そこへ残り2分でベンゼマに代わってマリアーノが入った後、そのすぐ前の接触プレーで打撲を受け、一旦は大丈夫と言っていたマルセロがプレー続行不可になるなんてこと、あっていい?

▽でも、大丈夫。後でブルバ監督も「あれだけの絶好機をムダにしてゴールを入れることができなかった」と嘆いていたように、せっかく作ったチャンスをプルゼニが利用できなかったこともあり、そのままマドリーは2-1で久々に勝利、同日、CSKAモスクワに勝ったローマと共に勝ち点6でグループ2位となったのは良かったかと。ただ、この日は「Se priorizo conseguir los tres puntos que rompian una racha/セ・プリオリソ・コンセギール・ロス・トレス・プントス・ケ・ロンピアン・ウナ・ラチャ(悪い流れを変えるため、勝ち点3を獲得することを優先した)」というロペテギ監督でしたが、良くも悪くもマドリーは特別なクラブ。
ミックスゾーンではマルセロが記者と揉めていた

▽以前、1-0で試合には勝ったにも関わらず、いいプレーをしていないという理由で解任された監督もいましたし、プルゼニ相手にこれ程、苦戦するとなると、決して彼の責任ばかりではないとしても先行きは厳しそう。いえ、だからって、試合後ミックスゾーンに出て来たマルセロが「勝てない時は辛いけど、クライシスと言って騒ぐのは君たちマスコミ。Todos los periodistas intentais hacer dano, igual es envidia porque no sabeis jugar al futbol/トードス・ロス・ペリオディスタス・インテンタイス・アセール・ダーニョ、イグアル・エス・エンビディア・ポルケ・ノー・サベイス・フガール・アル・フトボル(記者は皆、ウチを傷つけようとしている。サッカーができなくて、羨んでいるのかもしれないけどさ)」と挑発して、ラジオのレポーターたちと揉めていいってことはないんですけどね。

▽何せ、日曜午後4時15分(日本時間午後11時15分)から、カンプ・ノウで挑む首位のバルサは前腕骨折でメッシを欠きながら、水曜のCLインテル・ミラン戦でラフィーナ、ジョルディ・アルバのゴールで危なげなく2-0の勝利を挙げていますからね。おまけに金曜には彼らのお隣さん、エスパニョールがバジャドリーと1-1で分けたことにより、同じ勝ち点の2位となったとなれば、彼らだって黙っていられないでしょうし、このエース不在という最高の状況を利用できるかはかなり疑問の残るところかと。

▽一方、マドリーにとっての朗報はふくらはぎを痛めているカルバハルはまだですが、プルゼニ戦で打撲したマルセロが木曜には回復、出場に問題がなさそうなことと、日曜のRMカスティージャの2部Bのリーガ戦、セルタBとの試合で退場させられたビニシウスの2枚目のイエローカードが上訴委員会で取り消され、プレーが可能になったこと。まあ、4500ユーロ(約58億円)を出して獲得した18才のブラジル人FWの起用に関しては、ロペテギ監督があまり積極的ではないため、ベンチに入るのかどうか、まだわからないんですけどね。どんなにチームの状態が悪くてもサプライズな結果が生まれるのがクラシコ、現在の勝ち点4差が7に開き、また根性のremonatada(レモンターダ/逆転優勝)の掛け声が上がるのもうっとおしいですし、私もここは選手たちの意地に期待しています。

▽え、もちろんマドリーの低調ぶりも気になるけど、お隣さんなど、水曜のCL戦でそれどころではない惨状を露呈してなかったかって?いやあ、その通りで、試合前には今季、バルサからレンタル移籍してゴールを量産、TVに出まくっていたパコ・アルカセルもケガから回復せず、マルカ(スポーツ紙)にインタビューが載っていた香川真司選手もベンチ入りしなかったそのドルトムント戦、国際見本市と重なって現地に宿が取れずに、ドゥッセルドルフから2時間近くかけてジグナル・インドゥナ・パルク入りしたことや、前夜、ホテルの前でアトレティコのウルトラ(過激なファン)のグループがbengala(ベンガラ/発煙筒)を炊き、火災警報機が鳴って安眠を妨害されたなんて逆境はあったんですけどね。

▽実際はとてもその位では言い訳できないひどい有様で、いえ、前半序盤は押していましたし、失点もまだ、自陣に引き始めていた38分、ビッツェルのエリア外からのシュートがリュカに当たって軌道が変わって入ったものだけだったんですけどね。後半頭からはトマスに代え、ロドリを投入したおかげか、サウールがバーに当たるシュートを含め、1人気を吐いていたんですが、シメオネ監督がその彼を15分にはコレアに代えてしまったのには首を傾げるばかり。真の悲劇が始まったのはそれからで28分にはマドリーからレンタル移籍中のアクラフが左サイドを激走、そのクロスをゲレイロが決め、追加点を挙げると38分にも再び、サンチョにアシストして3点差に。

▽そのドルトムントの速攻サッカーはまさに、「Fue practico, dinamico, entendio que la posesion es la verticalidad y no la tenencia inutil de la pelota/フエ・プラクティコ、ディナミコ、エネンディオ・ケ・ラ・ポセシオン・エス・ラ・ベルティカリダド・イ・ノー・ラ・テネンシア・インウティル(実際的でダイナミック、ポゼッションは縦に攻撃するためのもので、無意味に持っていることではない)」とシメオネ監督も褒めていた通り、いい時のアトレティコの持ち味でもあるんですけどね。後半は妙に外縁でトロトロ、パスを回していることが多かった彼らを見て、W杯のスペイン代表を連想したのは私だけだった?

▽ロドリのベンチスタートにして、よく大事なところでパスミスをするトマスを先発させたのもグリーズマン、ジエゴ・コスタのゴール日照りを勘案、その欠点を我慢してでも攻撃力を上げたかったのかと好意的に解釈しようとしましたが…いくら3-0でもう勝負がついていたとしても残り1分、フィリペ・ルイスが自陣エリア前でゲレイロにパスを贈るに至ってはもう、完全に理解不能。そのシュートも決まり、とうとう4-0というシメオネ監督の就任以来、最悪のスコアで負けてしまったアトレティコでしたが、それでも当人は「Tengo que sostener a estos grandes futbolistas, sabemos cual es el camino/テンゴ・ケ・ソステネール・ア・エストス・グランデス・フトボリスアス、サベモス・・クアル・エス・エル・カミーノ(自分はこの偉大なサッカー選手たちを支えないといけないし、進むべき道はわかっている)」と強気だったんですけどね。

▽とりわけこの8年間、恐怖のザル状態から、守備の堅いチームという評判を築くベースとなったゴディン、フアンフラン、フィリペ・ルイスが30才を越え、衰えも出て来たことと、アル・サッドへ行ってしまったカンテラーノ(アトレティコB出身の選手)の先輩、ガビの代わりに練習ではいつも先頭に立っているコケも空回り。そこへ2人のエースも得点してくれないとなると、それこそ去年、カラバフ(アゼルバイジャン)戦の2引き分けが致命的となり、CLグループリーグを3位敗退した悪夢が蘇ってくるようですが、幸いながらその日はモナコとクラブ・ブルージュがドローだったため、当面、アトレティコの2位は揺るぎそうにないのは不幸中の幸いだったかと。

▽そんな彼らはこの週末、土曜午後8時45分(日本時間翌午前3時45分)からレアル・ソシエダ戦なんですが、この試合ではフアンフランが累積警告で出場停止。ビジャレアル戦で再度、ケガをしたヒメネスもお休みです。相手方での注目は4試合の出場停止が明けて、古巣を訪問し、リュカと兄弟対決となるテオなんですが、というのも彼は兄と一緒でカンテラ(アトレティコのユースチーム)育ちになのに昨年の夏、宿敵マドリーに移籍。今季はレンタルでソシエダに移り、初めてワンダのピッチを踏むからですが、あまりファンのpito(ピト/ブーイング)が大きくならないよう、プレーは控えめにしておいた方がいいかと。

▽そしてアトレティコと同じ水曜、延期されていたリーガ3節のアスレティック戦を行い、1-1と引き分けた弟分のラージョは忙しなくも土曜午後1時にジローナとのアウェイ戦、レガネスも午後6時30分からレバンテに挑むんですが、どちらのチームもまずは降格圏からの脱出が目標になります。今のところ、残留ラインの17位アスレティックとの差は19位のラージョでも勝ち点3だけなので、距離ができる前に何とかできるといいのですが、こればっかりはねえ。

▽もう1つの弟分、10位と穏やかな位置にいるヘタフェは日曜正午から、ベティスをコリセウム・アルフォンソ・ペレスに迎えるんですが、相手は木曜のヨーロッパリーグで名門ミランをサン・シーロで1-2と破り、士気が上がってそうなのが辛いところ。ローテーションでその試合には出場しなかった乾貴士選手は見られそうですが、柴崎岳選手がボルダラス監督の招集リストに入るかどうかは当日までわかりません。そんな調子でまたリーガ三昧の週末が来ますが、いよいよ来週は1部チームが参加するコパ・デル・レイ32強対決もスタート。火曜にブタルケで再びミニダービーとなるレガネスとラージョ、水曜に2部のコルドバのホームを訪れるヘタフェと、ミッドウィークの試合に慣れない彼らにとっては大変ですが、ここまであまりプレーしていない選手たちにはいい、アピールのチャンスになるはずですよ。
【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。
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プレゼンもいいんだけど…/原ゆみこのマドリッド

「とりあえず手近なところから始めたわね」そんな風に私が頷いていたのは木曜日、お隣さんとマルコス・ジョレンテが入団することで合意に達したという、アトレティコの公式発表を見た時のことでした。というのも実のところ、先週のヨビッチ(フランクフルトから移籍)、アザール(同チェルシー)に始まって、今週の火水にもロドリゴ(同サントス)、メンディ(同オリンピック・リヨン)と、このところのレアル・マドリーはプレゼンラッシュ。この4人だけでも4000万+1憶+4500万+4800万=2億3300万ユーロ(約285億円)もの移籍金がかかっているにも関わらず、売却決定の報が一切なかったから。 これでまず4000万ユーロ(約49億円)の入金が確定と、少なくともヨビッチ分は元を取ったことになりますが、何せ現在、コパ・アメリカのブラジル代表に参加中のため、冬に5000万ユーロ(約61億円)で獲得したミリトン(ポルトから移籍)もプレゼンがまだですからねえ。最近のレイプ疑惑スキャンダルが影響して、移籍金3憶ユーロ(約370億円)とも言われるネイマール(PSG)の線は薄くなったようですが、ここへポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)やら、エリクソン(トッテナム)やら、1憶ユーロ越え選手が加わった暁には一体、どうやって帳尻を合わせるものやら。 そう、バイエルンへのレンタル移籍が終わったハメス・ロドリゲスこそ、かつての上司、アンチェロッティ監督の引きでナポリが5000万ユーロで買いたがっているものの、一番高値がつくべきであるベイルなど、レンタルの打診しかきてないとなれば…いえ、人の懐具合の心配なんて余計なお世話ですよね。 まあ、そんなことはともかく、今週のマドリーのプレゼンの様子からお伝えしていくことにすると、5万人のファンをサンティアゴ・ベルナベウに集めたアザールのメガプレゼンには圧倒された私でしたが、火曜のロドリゴの際には全てが平常モードに復帰。ええ、パルコ(貴賓席)にあった特設ステージも撤去され、再びパルコ前ホールでのイベントだったんですが、その方がまだ18才のFWも、元サッカー選手で息子のケアをするため、現役引退をした34才の若いお父さんも緊張しなくて良かったかと。 実際、契約そのものは昨夏に決まっていたため、レンタルでサントスに留まってプレーする間に学んだというスペイン語で挨拶したロドリゴですが、まだ背番号のないユニフォームに着替え、2000人がスタンドから歓迎するピッチでリフティング、ファンに40個のボールをプレゼント、セルフィー、PKマークからのベルナベウ初ゴール体験、そして胸の紋章へのキスとプレゼンのテンプレをこなした後の記者会見では、複雑な質問はポルトガル語で答えるという臨機応変さを発揮。 昨季、同じ18才で入団、登録をBチームにして、シーズン前半はRMカスティージャの試合に出ていたビニシウスから、ユース代表で一緒になった時などに情報を得ていたからですね。「マドリーには常に世界最高の選手たちがいるから、estoy a disposicion del club para jugar en el primer equipo o en el Castilla/エストイ・ア・ディスポシシオン・デル・クルブ・パラ・フガール・エン・エル・プリメール・エキポ・オ・エン・エル・カスティージャ(トップチームでもRMカスティージャでも自分はクラブの命じるところでプレーする用意がある)」と言っていましたが、え、これって久保建英選手(東京FCから移籍)のライバルになるかもってこと? いやあ、当人は今、コパ・アメリカの日本代表に参加中。すぐにはこちらに来られないため、私も報告が遅くなってしまい、申し訳ないんですが、先週金曜の夜にマドリーが久保選手のRMカスティージャ入団を発表したのは皆さんもご存知の通り。一応、クラブスタッフやカスティージャもカバーしている顔見知りのマドリー番記者に訊いてみたところ、基本的にBチーム選手のプレゼンはなく、あってもバルデベバス(バラハス空港の近く)の練習場でやるんじゃないかという話でしたが、まあカスティージャの新監督もラウールがUEFAプロライセンスを取得して、就任準備ができたようですし、その辺はまた、情報が入り次第、お伝えしていこうかと。 それより大変そうなのは、ロドリゴ自身が「どの位置でプレーしたいというこだわりはないけど、サイドでプレーするのが好き」と言っていたように、久保選手とポジションが被っていることもありますが、まだ人員整理が進んでいないジダン監督のチームには現在、11人ものアタッカーがひしめきあっていること。ええ、昨季は弟分チームのラージョでレンタル2年目を過ごし、悔しい2部降格を味わったラウール・デ・トマスこそ、ベンフィカへの移籍が決まったようですが、それ以外にサイドを務める選手だけ挙げてもベイル、アセンシオ、ルーカス・バスケス、ビニシウス、ブライムと複数いますからね。そうなると久保選手だけでなく、ロドリゴにしてもトップチームで出場するチャンスを掴むのは難しい? 一方、入団直後からレギュラー候補と噂されているのは水曜にプレゼンがあったメンディで、こちらは昨年の11月から、W杯王者のフランス代表からもお声がかかるようになった24才の左SB。いえ、デシャン監督のチームでは冬にヒザを手術。来季からプレーするバイエルンで続けていたリハビリも終わり、9月には完全復帰しているだろう元アトレティコのリュカと、マドリーでも長年、レギュラーに君臨してきたマルセロと競わないとならないとあって、そうそう簡単ではないはずですけどね。身長178センチと174センチのマルセロより少し大きいせいか、記者会見では「フィジカル的に優位じゃないか」と問われ、「いや、ユニを脱いで彼と会ったことはまだないから」と笑いを取る一幕も。 当人はまだジダン監督とは話していないと言っていましたが、メンディの場合は自身も子供時代のアイドルだったと打ち明けていた代表の大先輩を始め、マドリーにはベンゼマ、バラン、アザール、クルトワとフランス語を話す選手が多いのが強み。いえ、だからって、英語で事が足りてしまうため、最後までスペイン語が話せるようにならなかったベッカムや、もうすでに6年が経過しているベイルのようでは困るんですけどね。そんな話をプレゼン終了後、ベルナベウ近くに最近オープンした居酒屋チェーン風バル(スペインの喫茶店兼バー)で知り合いとしていたところ…。 まさか、「ルイス・エンリケ代表監督辞任」の報に驚かされることになろうとは!ええ、3月のユーロ予選の2試合目、マルタ戦前夜に娘さんの病気で代表を離脱して以来、6月の2試合もロベール・モレノ第2監督を通じて、自宅から指揮を執っていた彼なんですが、どうやらこの件は長引きそうと、職務を退く意志をサッカー協会に表明。それを受けて午後4時から、ラス・ロサス(マドリッド近郊)にある協会本部で会長が緊急記者会見を開くことになったんですが、大丈夫。思った通り、代表のオフィシャルウェブを開くとネット生中継が用意されている辺り、ホントに便利な世の中になったものです。 ちなみに次期代表監督に就任したのはここまで3試合、ルイス・エンリケ監督の代理を務めたロベール・モレノ氏で、いえ、9年間、ルイス・エンリケ監督のアシスタントをしていた彼はエリートチームでの第1監督経験はないんですけどね。選手経験もないものの、14才の頃から指導の道に進み、とりわけ敵チームのアナリシスに優れた手腕を発揮。スターがゴロゴロいる代表チームを率いるのにはカリスマ性にやや欠けるものの、昨年はW杯直前にマドリーとの契約を発表したロペテギ監督を電撃解任、ロシアではスポーツディレクターだったイエロ氏を暫定監督に立て、開催国に16強対決で敗退した後、ルイス・エンリケ監督を招聘と、ここ短い間でコロコロ指揮官が変わっているのにも懲りたんでしょうか。今回、協会は指揮方針の継続性を重視したよう。 ええ、ルビアレス会長自身が記者会見で「発表の15分前にキャプテンたちに連絡した」と言っていたように、先週土曜にセビージャの大聖堂で3人の息子さんの母親でもある芸能人のピラル・ルビオさんとスーパー挙式。結局、ピケ&シャキーラ、カシージャス&サラ・カルボネーロ、ジダン夫妻らのセレブカップルは現れなかったものの、1時間前から午後のバラエティ番組でゲストの到着を生中継、ベッカムの奥さんのビクトリアが模様は入っていたものの、地が白いワンピースにショッキングピンクのピンヒールと、ピラルさんが課したドレスコードを全然守ってないなんて話題でスタジオが盛り上がっているのには、私も呆れたものでしたけどね。 子連れ禁止にも関わらず、郊外にある自身の別荘に観覧車などの移動遊園地まで設置、明け方まで続いたという披露宴の後もハネムーン準備で忙しいであろうセルヒオ・ラモスにも気を遣っての人事だったようですが、何せA代表の試合は9月初旬のユーロ予選5、6節までありませんしね。しかもここまで4連勝中のスペインは2位のスェーデンにも勝ち点差5つけており、大体がして2位まで突破という甘々グループ予選なため、本大会が来るまでは心配することもないものの、どうやら崖っぷちに立っているのは現在、イタリア・サンマリノでU21ユーロを戦っている弟分チームの方のよう。 ええ、日曜にイタリア戦でスタートした彼らはセバージョス(マドリー)のゴールで先制したものの、最後は1-3で逆転負けしてしまったんですよ。水曜のベルギー戦でも早々にダニ・オルモ(ディナモ・ザブレブ)のゴールでリードした後、ゴール前の混乱から同点とされ、後半44分にビジャレアルからウェスト・ハムへの移籍が決まったばかりのフォルナルスのgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)でようやく勝ち点3をゲット。この大会は決勝トーナメントがすぐ準決勝という仕組みなため、3つのグループの1位と最高成績の2位しか突破できないとあって、スペインがベスト4として、来年の東京五輪の切符を手にするには土曜のポーランド戦で大量得点差勝利が必要とされるようですが…やっぱりこれって、アセンシオ(マドリー)とロドリ(アトレティコ)の2人が参加予定を取り止めたのが響いている? え、そのロドリはとうとうアトレティコ退団が決まったんじゃないのかって?いやあ、まだ正式な発表はないんですが、この月曜にはクラブにその意志を伝えたそうで、行先はグアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティになる可能性が濃厚だとか。うーん、各紙の記事を読むと、移籍を決心した原因は給料ではなく、エル・パイス(スペインの一般紙)によると、中盤を無視してCBがロングボールを多用することや選手が走りすぎることについて、何度もシメオネ監督やチームメートと意見を交わしたものの、いつも最後は「Aquí jugamos así/アキー・フガモス・アシー(ウチはそういう風にプレーする)」と言われて終わりになるのが不満だったとか。 まあ、アトレティコのカンテラーノ(ユースチーム出身選手)でも昨夏出戻りするまで、ビジャレアルで何年も過ごした彼ですから、ポゼッションサッカーに惹かれる気持ちもわからないではないですけどね。AS(スポーツ紙)など、「シメオネ監督のサッカースタイルと哲学ではCL出場権を獲得するというクラブの目標は果たせても、優勝のチャンスはあまりないだろうと見切りをつけた」とバッサリ。そこでクラブは最初に話したマルコス・ジョレンテ獲得に踏み切ったんですが、いやあ、まだ移籍先を発表していないグリーズマンの後釜として、その契約破棄金額と同じ1憶2000万ユーロ(約146億円)をベンフィカに払い、19才の新鋭、ジョアン・フェリックスとの契約が秒読み段階になっているアトレティコですからね。 どうも来季は大博打になりそうな懸念がなくもありませんが、ラモスと同じ土曜に母国のアルゼンチンで2児の母、カルラ・ペレイラさんと挙式したシメオネ監督にはあまり心配している様子はなし。幸い、グリーズマン以外にもリュカとロドリの8000万+7000万=1憶5000万ユーロ(約183億円)が入るだけに交渉中のエルモモーソ(エスパニョール)、ロディ(パナメンセ)、セメド(バルサ)ら、ファンフラン、ゴディン、フィリペ・ルイスら、ベテランの抜けたDF陣の補強には資金が足りそうですが、果たしてどうなることやら。 ここ数日はマドリッドに滞在し、メディカルチェックなどを受けていたジョアン・フェリックスもバケーションに入ってしまったため、ワンダ・メトロポリターノでのプレゼンラッシュは7月4日のプレシーズン開始前後になりそうですしね。オフシーズンはあまりニュースのない弟分のヘタフェなども柴崎岳選手にメキシコのクラブ・ウニベルシダッド・ナシオナルが興味を示しているという記事がちょっと目についたぐらいで、今は私も市場が動くのを辛抱強く待つしかありません。<hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2019.06.21 13:00 Fri
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期待をかきたててくれるのは嬉しい…/原ゆみこのマドリッド

「本当に皆、ギャラクティコを待っていたのね」そんな風に私が驚愕していたのは木曜日、エデン・アザールのプレゼンのため、サンティアゴ・ベルナベウに向かったところ、スタジアムの周りにできた入場待ちの行列がどこまで行っても途切れず。記者席に着いてからもどんどんスタンドに人が増えていって、最後はバックスタンドと両ゴール裏席の3階までほぼギッシリになってしまったのを見た時のことでした。いえ、それでも2009年にクリスチアーノ・ロナウドのプレゼン時の7万人には及ばず、スポーツ紙の推定では5万人ぐらいだったようですけどね。今季はコパ準決勝敗退、リーガ優勝絶望、CL16強対決でアヤックスに逆転敗退と2月末からの続いた暗黒の1週間の後、ずっと我慢を強いられ、ホームゲームの観客数も振るわなかったレアル・マドリーだというのに、アザールのプレゼンだけでこんなに人が集まるとは思っていなかったから。 いえ、ベルナベウが賑わるのを自分が目撃したのは今週に入って2回目のことで、実は月曜にはスペイン代表の2020年ユーロ予選スウェーデン戦が開催。最初のサプライズはGKが金曜のフェロー諸島戦から変わらず、ケパ(チェルシー)の3試合連続出場となったことだったんですが、このスウェーデン戦に限っては彼でもデ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド)でもあまり差はなかったかと。というのも、攻撃の要、クラエソン(クラスノダール)が前半27分にジョルディ・アルバ(バルサ)のタックルを受け負傷。早々にヨハネソン(レンヌ)と交代せざるを得なくなった敵は後半にシュートを1回撃っただけでそれ以外、セーブが必要なシーンがなかったから。 それでもわざわざプレミアリーグ終了後、1週間程、ユナイテッドのGKコーチに付き添ってもらい、ラス・ロサス(マドリッド近郊)のサッカー協会施設で個人練習。体調維持に努めていた当人にとっては結構、ショックはあったはずで、後で不在中のルイス・エンリケ監督に代わり、試合の指揮を執ったロベール・モレノ第2監督も「Cualquier persona en la vida necesita ese estado de dulce para triunfar/クアルキエル・ペルソーナ・エン・ラ・ビダ・ネセシータ・エセ・エスタードー・デ・ドゥルセ・パラ・トリウンファール(誰でも人生において勝利するには甘美な状態が必要だ)。ケパがアーセナルを制してのEL優勝でそういうポジティブな時期にあるのを利用したかった」と先発GKの選択について話していましたけどね。 何せ、次の代表戦は9月の頭、来季のリーグが開幕してから間がない上、8月14日にあるUEFAスーパーカップで今季のCL王者、リバプールを相手に再び、ケパにいいところを見せられてしまったら、デ・ヘアは控えのポジションが確定してしまう恐れもなきにしろあらず。まあ、その辺はかなり先のことですから、今は置いておくとして、この試合の前半、積極的に攻撃を仕掛けながら、スペインが無得点に終わったのはスウェーデンのGKオルセン(ローマ)によるところが大きかったんですよ。ええ、彼はファビアン(ナポリ)、パレホ(バレンシア)、セルヒオ・ラモス(レアル・マドリー)らの強烈シュートをparadon(パラドン/スーパーセーブ)。 16分にはパレホのラストパスから、ロドリゴ(バレンシア)がゴールを挙げたなんてこともあったものの、微妙なオフサイドで認められないという不運も。うーん、昨今、女子W杯やU20W杯、U21ユーロでもVAR(ビデオ審判)が採用されているんですが、ユーロ予選ではないっていうのはもしや、試合数が多すぎて人手が足りないから? そして0-0のまま後半に入ると、序盤は目立った空席もほとんどなくなり、ベルナベルは観客数7万2000人の大入りを記録。その頃には場内を何周もする“ola/オラ(ウェーブ)”も始まり、これって代表戦の場合、ファンが退屈しているってことなんですが、大丈夫。18分には、下手に慣れたスタジアムでプレーしたせいですかね。今季のクラブでの不調ぶりに輪をかけて精彩のなかったアセンシオ(マドリー)が左側から上げたクロスがラーション(AIKソルナ)の腕に当たり、エリア内のハンドでスペインはPKをゲット。もちろんキッカーはラモスが務め、DFとしては異例の代表20ゴール目を記録して、キックオフ前に代表最多の122勝達成を表彰されたのはダテではないことを証明してくれます。 え、その時も3人の息子さんと共にTVタレントの彼女、ピラール・ルビオさんが付き添っていたけど、ゴールを挙げた後、指輪を差し出してプロポーズする仕草のパフォーマンスまでするなんて、ちょっと最近のラモスは浮かれすぎていないかって?いやあ、それは当然のことでこの土曜にはセビージャの大聖堂でピラルさんと挙式。500人近い招待客にはベッカム夫妻やバルサのピケとシャキーラ、元同僚のカシージャスとTVレポーターのサラ・カルボネーロのカップルと、ピラルさんの課した白だけでなく、黒も赤もピンクもオレンジもグリーンも着てはいけないという厳しいドレスコードと子連れ禁止という条件にも関わらず、大勢のセレブの出席を取り付けている上、セビージャ近郊にあるラモスの別荘で開く披露宴では100万ユーロ(約1憶2000万円)の出演料でとうとう、AC/DCのプライベートコンサートまで実現してしまったとなれば、人生の頂点、ここに極まれり? ただそんなラモスでも後輩思いなところは尊敬できて、スペインは40分にもエリア内に駆け込んだモラタ(アトレティコ)がヘランデル(ボローニャ)に倒されてペナルティを獲得。当人も「yo ni le he preguntado porque el siempre quiere marcar/ジョ・ニー・レ・エ・プレグンタードー・ポルケ・エル・シエンプレ・キエレ・マルカル(訊きもしなかったよ。だって彼はいつもゴールを決めたがるから)」とラモスがキッカーをリピートするものと思い込んでいたところ、何とモラタに譲ってくれたから、意外だったの何のって。いえ、確かにシーズン終盤のモラタはほとんどゴールが入らず、代表で先発したフェロー諸島戦でも無得点に終わっていたんですけどね。 それを「Al final el delantero vive del gol/アル・フィナル・エル・デランテーロ・ビベ・デル・ゴル(FWはとどのつまり、ゴールで生きているからね)。自分が最初のPKを決めた後、次はチームメートに譲って、士気を回復してもらうのが一番さ」とかつてはマドリーの同僚であっても、将来はアトレティコで引退したいと最近のインタビューで言っていた、ライバルのエース候補に恩を売るのはちょっと、上から目線な感じがしないでもありませんが、まあ無事にPKが決まって2点目が入ったから、良かったかと。 おかげでようやくファンも安心することができたんですが、PKゴールだけで物足りなかった試合をメデタク終わらせてくれたのは若いファビアン(ナポリ)とオジャルサバル(レアル・ソシエダ)の2人。ええ、3月に初招集されながら、A型インフルエンザで泣く泣くイタリアにUターン。その時に代わりを務めたサウール(アトレティコ)も今回は休暇先のバリ島でシャッポを脱ぐしかない程の大胆なプレーを見せていた前者のパスから、後者が敵DFをかわしてのgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)を42分にねじ込んでくれたとなれば、月曜の夜にわざわざスタジアムまで足を運んだ観客だって満足したに違いありませんって。 これで3-0と快勝したスペインは予選4連勝でグループ首位の座を確固たるものにしたんですが、次の予選は9月5日のルーマニア戦、8日のフェロー諸島戦。それまではサッカー協会も3月から、重病の娘さんの側を離れられないルイス・エンリケ監督の後任を探すかどうかの決断を保留にするのだとか。まあ、それまではかなり時間がありますしね。スウェーデン戦の後、翌日からラス・ロサスで練習中のU21代表に合流したファビアン、オジャルサバルらを始め、バジャホやセバージョス(マドリー)も出場するユーロが土曜のイタリア戦を皮切りにスタートしますし、こちらも楽しみではありますね。 え、そのU21ユーロにはマドリーファンも注目した方がいいんじゃないかって?その通りで、スペイン代表戦の2日後、同じベルナベウで来季の新戦力のプレゼン第1弾があったんですが、その日はベオグラードでのリトアニア戦で見事なゴールを挙げてきたヨビッチが初めてファンの前に姿を見せることに。フランクフルトから6000万ユーロ(約74億円)で移籍したセルビアA代表FWなんですが、21才と若いため、イタリア・サンマリノでの大会にも彼は招集されているんですよ。いやあ、日程がモロにかぶる中、A代表とU20代表を兼任、火曜のイタリア戦勝利にも貢献して、土曜には韓国とのW杯決勝に挑むことになったウクライナのGKルニン(今季はレガネスにレンタル移籍していた)程のハードスケジュールではありませんけどね。優秀な選手だけが入団できるマドリーだけに各国代表でも引っ張りだこなのは当然だった? ちなみにそのヨビッチのお目見えには4000人強のファンが歓迎に駆けつけたんですが、まずはアンテパルコ(貴賓席前ホール)でのプレゼンセレモニーで、「こんなにビッグなクラブと契約できてボクは世界一幸せだ」という趣旨のスピーチを25秒という、滅多にない簡潔さで済ませた彼はどうやら、いきなり大舞台に放り込まれてかなり緊張していたよう。ええ、後で当人も「唯一、怖かったのはピッチに出ること」と言っていましたが、ユニフォームを着てファンに挨拶した際には、いや私など、プレゼン中に流された名場面ビデオではかなりアクロバティックなゴールが多かったため、高度なリフティングやドリブルを見せてくれるんじゃないかと期待していたんですけどね。 それが上がっていたヨビッチが失念したか、一緒にいたスタッフが伝え忘れたか、GK以外、ほとんどの新入団選手が披露してくれる恒例行事をすっぽかし、すぐにプレゼント用のボールをスタンドに向けて蹴りに行ってしまったのにはちょっとビックリ。いえ、カメラが頼むたびにユニの胸についている紋章にキスしてみせたり、自身のスマオを持ち込んでスタンドを背にセルフィーを撮ったり、PKマークからベルナベウ最初のゴールを決めてみたりと、他は至って普通の若い選手でしたけどね。まだジダン監督ともチームメートとの誰とも話していないそうですし、不安なことも多いでしょうが、近日中に隣国のクロアチア出身で、言葉の通じるモドリッチと連絡できることを祈っています。 え、それで翌日、パルコ前に特設されたステージでプレゼンされたアザールはベルギー代表やチェルシーで着けていた10番をもらえるのかって?うーん、この件に関しては皆、気になったようで、パルコ前ステージで両親、そして弟のトルガン(ドルトムント)、キリアン(クラブ・ブルージュ)も加わって家族写真を撮影。ユニフォームに着かえてピッチに登場すると、リフティングでボール扱いの巧みさをしっかり見せつけ、ヨビッチの時の3倍はあろうかという数の、しかもデザインも新しいユニに合わせた金色ベースのアディダス特製のボールをスタンド3面に満遍なく、手や足で放り込んでファンにプレゼントと結構、体力を消耗するお披露目だったんですけどね。 記者会見でもベテランらしい落ち着きを見せた当人は、「コバチッチ(今季はチェルシーにレンタル移籍)を通じてモドリッチと話すことができたけど、冗談で10番を譲ってと頼んだら、ノーと言われたよ」とまあ、ホントにこういう辺り、ピッチの敵選手だけでなく、マスコミの質問もかわすことに相当慣れているよう。実際、スタジアムに隣接したオフィシャルショップではプレゼン直後からアザールのネーム入りユニが売りだされているんですが、ヨビッチ同様、まだ背番号はついていませんでしたしね。予想ではマリアーノの着けている7番か、ベイルの11番といったところのようですが、彼らの移籍先が決まるまではどうなるかわからないのはマーケティング部門もちょっと、営業的に辛いところかと。 ちなみに念願だったというマドリー入団を果たしたアザールは、自分をギャラクティコだと思うかと訊かれ、「そうなるように努力するよ。今のところはエデン・アザールさ」と答えていましたが、スタンドからは「Queremos a Mbappé, queremos a Mbappé!/ケレモス・ア・エムバペ(ボクらはエムバペが欲しい)」というカンティコ(メロディーのついたシュプレヒコール)が聞こえるといった一幕も。 いやあ、そこまで獲ると、すでにロドリゴ(サントスから移籍)、ミリトン(ポルト)、ヨビッチ、アザール、そして来週水曜にプレゼンが予定されている左SBメンディ(オリンピック・リヨン)で移籍金に3億ユーロ(約370億円)を費やしたというマドリーだけに、収支バランス的にリーガ協会やUEFAのファイナンシャル・フェアプレー要件を満たすのが難しくなりそうですけどね。何はともあれ、まずは1人、スター選手がチームで活躍する姿を見たいというマドリーファンの望みが叶ったのは私も嬉しく思います。<hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2019.06.14 12:30 Fri
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盛り上がらない代表戦もある…/原ゆみこのマドリッド

「いくらスペインが出ていないからって、この扱いはひどい」そんな風に私が怒っていたのは木曜日、いつの間にやら始まっていたネイションズリーグ、ファイナルフォーの準決勝でポルトガルがスイスを3-1で下し、決勝に進出していたと知った時のことでした。いやあ、男子のユーロやW杯のないこの夏ですが、この6月は国際大会が目白押し。もう金曜には先日、親善試合で日本と1-1ドローという粘りを見せたスペインの参加する女子W杯がフランスで始まりますし、来週の週末にはバジェホやセバージョス(レアル・マドリー)、マジョラル(レバンテ)、カルロス・ソレル(バレンシア)、フォルナルス(ビジャレアル)といった堂々、1部リーガでプレーしている選手も沢山招集されているU21ユーロのイタリア・サンマリノ大会もスタート。 同日にはブラジルで、いえ、水曜にカタールとの親善試合で足首を痛め、直前リタイアとなってしまったネイマールについては最新のスキャンダル、ブラジル人モデルのレイプ疑惑などもあって、マドリーが補強候補から完全に外したなんていう記事も読んだんですけどね。他にもCL準決勝敗退後、ヒザの手術をしてコパ・デル・レイ決勝に出られなかったルイス・スアレス(バルサ)がウルグアイ代表に合流したり、その同僚にはバルベルデ(マドリー)やヒメネス(アトレティコ)らもいるコパ・アメリカも始まるため、代表戦への興味がバラけてしまうのはわかりますが、まさか昨年からUEFAが鳴り物入りで始めた新大会の準決勝をスペインの放送局がどこも中継してくれないとは! いえ、個人的な興味はアトレティコを逆転敗退に導いたCL16強対決2ndレグ以来のハットトリックを達成したクリスチアーノ・ロナウド(ユベントス)より、セメド(バルサ)やジョアン・フェリックス(ベンフィカ)ら、先日、母国のアルゼンチンですでに2子をもうけたカルラ・ペレイラさんとひっそり市民婚を行ったというシメオネ監督のチームに来季、加わるかもしれない選手たちのパフォーマンスを見ることにあったんですけどね。今週は火曜にリーガ2部の41節の7試合が行われ、一足先に1部復帰を決めていたオサスナとグラナダがご一緒することになった他、マラガ、アルバセテ、マジョルカが昇格プレーオフに進むのが決まったのはともかく、今季初めて2部に挑戦していた弟分のラージョ・マハダオンダは後半ロスタイムの失点でオビエドに4-3と負け、最終節を待たずに2部B降格が決定。 来季は残留決定済みのアルコルコンの他、最速Uターンしたラージョ(ラージョ・マハダオンダと組織的には無関係)と2部Bから昇格したフエンラブラダが加わるため、2部の弟分の数はむしろ増えるんですが、そんな残念なニュースもあったため、せめてミッドウィークは利害関係ないハイレベルの試合を楽しみたかったんですけどね。木曜の準決勝、すでにバルサ入団が決してしているデ・ヨングやそれに続く見込みが高いデ・リフトらのアヤックス勢がいるオランダと先週土曜、ワンダ・メトロポリターノでのCL決勝で対決したリバプールとトッテナムの選手のいるイングランドの一戦も楽しみだったんですが、こちらも試合後のサマリーを待つしかないとはこれ如何に。せめても慰めは日曜午後8時45分からの決勝だけはTVE(スペイン国営放送)で生中継してくれることですが…あれ、もしや日本のスペイン代表ファンも今回の2020年予選では同じ目に遭っている? まあ、それでも今回、グループ予選3、4節に備え、ラス・ロサス(マドリッド近郊)のサッカー協会施設で合宿している彼らの様子をお伝えしておくことにすると。5月19日にリーガ1部最終節が終わった後、翌週末のコパ決勝に出たバルサ(ブスケツ、ジョルディ・アルバ、セルジ・ロベルト)とバレンシア(ロドリゴ、ガジャ、パレホ)勢、そしてEL決勝でトロフィーを掲げたチェルシーのGKケパ以外、多数の選手たちは2週間のミニバケーションを経て活動再開となったんですが、そのためか、唯一の公開練習となった月曜は1時間半と長めのセッションに。でもねえ、火曜水曜はマスコミにも非公開だったため、どんなトレーニングだったのかはオフィシャルウェブ(https://www.sefutbol.com/)にアップされた短いビデオから推測できる程度なんですよ。 いえ、今回の代表戦期間も重病の娘さんの側を離れらないルイス・エンリケ監督はバルセロナの自宅でセッションの生中継を全部見ていたそうですけどね。練習後には実地で指揮を執っているロベル・モレノ第2監督ら、コーチングスタッフとビデオ会議を行い、金曜のフェロー諸島戦のスタメンもその方式で決めるのだとか。それ以外、ここまで4回あったルイス・エンリケ監督就任後の合宿と違うのはただ1つ、チーム全員を施設外に連れ出してのレクリエーションタイムですが、代わりに今回はA代表合宿前にラス・ロサスに泊まっていたU21チームがエスケープ・ゲーム(グループで謎解きをして部屋を脱出するアトラクション)を楽しんだのだとか。 そんな状態なのでもっぱら、選手たちの様子を知るには毎日1人の選手が登場する記者会見、あとは大手マスコミによるインタビューに頼るしかないんですが、注目したいのは2015年11月以来の招集となった34才のカソルラ。ええ、彼はアーセナル時代の2016年にアキレス腱を痛め、10回もの手術を受ける羽目に。無所属でリハビリを続けていた昨年、古巣のビジャレアルの好意で一緒に練習を始め、夏にはとうとう選手登録まで勝ち取ったんですが、「Era algo impensables llegar a la selección, sólo esperaba volver a jugar/エラ・アルゴ・インペンサブレス・ジェガール・ア・ラ・セレクシオン、ソロ・エスペラバ・ボルベル・ア・フガール(またプレーすることだけを目指していた自分にとって、代表に招集されるなんて考えられなかった)」という当人だけにそれこそ、神様からのご褒美のようなものだったかと。 まあ、カソルラのポジションにはパレホやイスコ(マドリー)などもいるため、先発に抜擢させるかはわかりませんけどね。とはいえ、木曜に気温5度と涼しいトースハウンに移動、宿泊先のホテル・フォロヤウルでは珍しく同宿となったフェロー諸島代表チームの選手たちが有名人見たさに集まっていたなんてこともあった後、試合会場のトルスベルールで記者会見に臨んだモレノ第2監督も「Vamos a repartir minutos entre los dos partidos/バモス・ア・レパルティール・ミヌートス・エントレ・ロス・ドス・パルティードス(この2試合ではプレー時間を配分したい)」と言っていたため、久々に代表戦のピッチに立つ機会はあるのでは?ちなみにこの試合、1つだけ心配なことはスタジアムのピッチが人工芝なことなんですけど、一応、最新のモデルだそうですからね。来週月曜にはサンティアゴ・ベルナベウでスウェーデン戦もありますし、とりあえずはケガをしないよう心掛けて、予選3勝目をゲットしてくれればいいかと。 え、代表にも「He sido muy feliz este año. Es mi casa/エ・シードー・ムイ・フェリス・エステ・アーニョ。エス・ミ・カサ(今季は幸せだった。自分の家にいられたからね)。それでもボクは若いし、何が起きるかコントロールすることはできない」と言っていたアトレティコのロドリや、「No puedo garantizar si voy a seguir o no, esto es así/ノー・プエド・ガランティサール・シー・ボイ・ア・セギール・オ・ノー、エストー・エス・アシー(残留するかどうか保証することはできないよ。そういうもんなんだ)」と言っていたバレンシアのロドリゴのように先行き不透明な選手がいる一方で、マドリッド勢の新チーム編成の方は進んでいるのかって? いやあ、今週はマドリーが火曜にヨビッチを獲得したことを発表。フランクフルトに6000万ユーロ(約74億円)払い、21才のFWと6年間の契約を結ぶことになりましたが、当人は現在、セルビア代表に行っていますからね。木曜には1億ユーロ(約123億円)の移籍金でチェルシーからアザールが入団する交渉に合意ができ、クラブからのcomunicado oficial/コムニカードー・オフィシアル(公式声明)が出るのを今か、今かと待っているところとお昼のクアトロ(スペインの民放)で報じていましたが、夜のニュースでもこの状態は変わらず。まあ、こちらも選手はベルギー代表で土曜のカザフスタン戦に向け、GKクルトワと共に汗を流している最中ですから、少なくとも来週火曜のスコットランド戦でお国への奉公が終わるまでプレゼンができないのは同じです。 フランス代表にいる左SBメンディもオリンピック・リヨンは残留宣言を出したものの、ほぼ確定という話ですし、となると世間の目が次の候補、ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)とエリクセン(トッテナム)に向かうのも当然だったかと。ギャラクティコ獲得という線ではいまだにエムバペ(PSG)が取り沙汰されているんですけどね。ただ、その間、選手の放出の方はまったく進んでおらず、10番モドリッチは動かないため、アザールのために背番号7を用意したくても、今季の保有者マリアーノも本人が残留を希望。移籍先の噂も聞かないとなれば、果たしてどうなることやら。 その真逆なのはお隣さんのアトレティコで今季は冬にヒザを手術、リハビリを移籍の決まったバイエルンでしていたリュカを筆頭にゴディン、ファンフランは契約を延長せずに退団。フィリペ・ルイスもそれに続く可能性が高い上、昨夏には年棒2000万ユーロ(約25億円)以上という超破格の昇給をしたグリーズマンもシーズンが終わる前に移籍を宣言しており、そこへマンチェスター・シティが契約破棄金の7000万ユーロ(約86億円)の札束を揃えて獲りに来ると言われているロドリも前述の通り、曖昧な状態とあって、とにかく人を集めないと大変なことになるんですが、今のところ、入団が決まったのはポルトのCBフェリペだけなんですよね。 どうやらメキシコの提携チーム、今季1部昇格を果たしたアトレティコ・サン・ルイスからもアルゼンチン人FWのニコラス・イバニェスを獲ったようですが、こちらは来季もレンタルで留まってプレーするようなため、実質、攻撃陣の補強はまだ始まってもおらず。ベンフィカのジョアン・フェリックスも相手が移籍金1億2000万ユーロ(約148億円)を譲らないため、難航しているようですし、そこへ来季はケガと出場停止に泣かされた今季のリベンジを期待しているジエゴ・コスタから、バケーション中の母国ブラジルでジャングルをバギーで爆走したり、8メートルもある崖から海に飛び込む画像(https://bit.ly/2K24cio)がアップされているようではもう何を言っていいのやら。 その一方で弟分チームたちは着々と再編成を進めていて、いえ、ヘタフェなどは先日、リーガ最終戦でバジャドリーの選手7人を買収、バレンシアに負けるように頼み、スポーツ賭博で八百長をした容疑で昔、マドリーの下部組織で一緒だったラール・ブラボ、アランダ、ボルハ・フェルナンデスが逮捕された後、いえ、皆、保釈金を払って、今は収監されていないんですけどね。それがCL出場権のもらえる4位の懸かった試合だったため、飛び火のようにヘタフェもバジャドリーに勝ったら、ボーナス200万ユーロ(約2億5000万円)を払う約束をしたなんて話も出てきたんですが、もう結果はご存知の通り。 バジャドリーがバレンシアに0-2で負けてしまい、ヘタフェもビジャレアルと2-2で分けたため、5位でELに出場することになったんですが、最初の補強はボルダラス監督。ええ、契約を2022年まで延長し、指揮官を探していたリーガのライバルたちの出鼻をくじいた後、マイキシモビッチも買い取りオプションを行使して、バレンシアに500万ユーロ(約6億円)を払って保有選手にしています。 すでにシーズン中にペレグリーノ監督の続投が発表されたレガネスでもジョナタン・シウバを300万ユーロ(約4億円)でスポルティングCPから買い取った他、マドリーにもオスカルのレンタル契約延長を認めてもらったとか。まあ、彼らはすでにルーベン・ペレスとエラソのアラベスへの移籍が決まったようにとにかく、出入りが激しいチームですからね。アーセナルが興味を示していると言われているエン・ネシリもモロッコ代表のアフリカ・ネイションズカップでの戦いが終わった後に先行きを考えるとかで、例年通り、市場が8月末にクローズするまでの長丁場になるんじゃないでしょうか。<hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2019.06.07 12:30 Fri
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まだバケーション入りするには早い…/原ゆみこのマドリッド

「ようやく始まってくれたわ」そんな風に私がホッとしていたのは月曜日、午後1時を過ぎた頃から、スペイン代表選手がラス・ロサス(マドリッド郊外)のサッカー協会施設に到着する写真が公式ツィッター(https://twitter.com/SeFutbol)に上がっているのを見つけた時のことでした。いやあ、この6月の2020年ユーロ予選に向けた招集リストが発表されたのはもう2週間以上前のことだったんですけどね。それからリーガの最終節があったり、コパ・デル・レイ決勝があったり、先週はアゼルバイジャンのバクーでのEL決勝はともかく、マドリッドはワンダ・メトロポリターノでのCL決勝に向けてお祭り状態に突入。 え、コパ決勝にはバルサのバスケツ、ジョルディ・アルバ、セルジ・ロベルト、バレンシアのロドリゴ、パレホ、ガジャが出場していたとはいえ、それはもう1週間も前のこと。EL決勝だってチェルシーのケパしか出ておらず、それこそCL決勝の舞台に立った代表選手は1人もいなかったんだから、もっと早くから始めていても良かったんじゃないかって?そうですね、確かにそれ以外の選手たちはリーグ終了後、少々、間が空いてしまい、いえ、CL準々決勝バルサ戦2ndレグでは当人のポカもあってマンチェスター・ユナイテッドが敗退。翻って、立派にチェルシーのゴールをEL王者になるまでしっかり守ったケパに代表正GKの座を脅かされる危険を感じたんでしょうか。プレミアリーグ終了後、デ・ヘアなど、ラス・ロサスに通ってトレーニングする姿が目撃されてもいたんですけどね、 セルヒオ・ラモス、イスコ、アセンシオ、カルバハルといったレアル・マドリー勢も先週はバルデベバス(バラハス空港の近く)のクラブ練習場で汗を流していたそうですが、ネイションズリーグのファイナルフォー出場が決まっていたならともかく、今回は金曜にフェロー諸島戦、来週月曜のスウェーデン戦の予選2試合だけ。となれば、そんなに何日も合宿する必要はない?いえ、3月のマルタ戦直前に代表を緊急離脱したルイス・エンリケ監督がまだ不在なのはそのせいではないんですけどね。どちらにしろ、まだ予選3節ですし、2試合を終えて勝ち点6のスペインはグループ首位とあって、あまり今からカリカリする必要はないんですが…。 まあ、代表のことはまた後で話すことにして、せっかくですから、土曜のCL決勝の様子をお伝えしていくと。私もこのところ、チャンピオンス・フェスティバルがあるのにかこつけて、イギリスから来たファンたちで賑わうセントロを日々、散策していたんですが、試合当日には両チームのファンゾーンまで足を伸ばしてみることに。それが、トッテナム勢の集まるコロン広場は広いせいですかね。盛り上がりぶりを観察しながら、歩き回るスペースもあったんですが、メトロ2駅分を歩いて辿り着いたフェリペ2世大通りの方はまだランチ前の時間だというのに恐ろしい程の混みよう。あまりに人が多くて前に進めないのには弱ったの何のって。 チームカラーが赤というのも熱気を上昇させる効果があるのか、何人ものファンがスーパーなどで買ったらしい24缶パックのビールを持ち込んでおり、氷とバケツまで持参とはまったくもって用意がいい。そんなに飲み続けていたら、夜9時からの試合まで起きていられるのだろうかと心配にもなりましたが、大丈夫。実は私が立ち見を恐れてキックオフ1時間前に行った近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)も完全にリバプールファンに占拠されており、彼らもビール片手に割れるばかりの音量で皆すっと応援歌を歌っていたんですが、これまでに見たことのない速さでグラスビールを次々とつぎ、ガラスのピッチャーにワインとファンタオレンジを凄い勢いで注ぎ込んでサングリアを作っていた顔なじみの店員さんに訊くと、「今日はもう半日程、同じ状態」だったとか。 え、それよりこの日はワンダでも1分間の黙とうがあったように、お昼のニュースではスペイン中が予期せぬ訃報にショックを受けることになったんだろうって?はい、アーセナルでプレミアリーグ制覇した後、2007年にはカペッロ監督の指揮するマドリーでリーガ優勝に貢献、翌シーズンと2009~2011年にはアトレティコでもプレーして、キケ・サンチェス・フローレス監督時代にはEL優勝のタイトルをもたらしているレジェスが午前11時40分、セビージャ(スペイン南部)近くの高速道路で事故を起こし、同乗していた23才のいとこと共に亡くなってしまったんですよ。 今季は2部のエクストレマドゥラでプレーする彼は前節にほぼチームの残留が決定、この火曜のカディス戦のベンチには入らないことになったため、週末を実家のあるウトレラで過ごそうと、土曜の練習後に自家用車のメルセデス・ブラバスS550に乗って移動中だったようなんですけどね。警察の調べによると、どうやら200キロ以上のハイスピードで運転中、車線をはみ出し、ガードレールに当たってコントロールを失うと、数百メートル走った先で車体が炎上。3人目の同乗者も重度のヤケドで入院中だそうですが、2人は全焼した車内で死亡することに。 いやあ、レジェスはまだ35才だっただけにこの悲劇には周囲も茫然、翌日曜には遺体がカンテーラ時代を過ごし、16才という史上最年少でリーガにデビュー、復帰後には前人未踏のEL3連覇も達成したセビージャのホーム、サンチェス・ピスファンにお棺が運び込まれ、長年の友人だったラモス、ヘスス・バナスを始め、お隣さんであるベティスのホアキン、他にもマドリーのペレス会長、ブトラゲーニョ渉外ディレクター、RMカスティージャの来季監督になるラウールらの弔問を受けていましたが、前妻との間にできたレガネスのユースチームでプレーしていた11才の長男が来季から、マドリーでプレーするといった話も。うーん、本当にあまりに突然のことでしたしね。人生の不条理に私も今は何と言っていいかわからないんですが…。 いえ、話をCL決勝に戻さないといけません。オープニングセレモニーもこの大勢いるパフォーマーのうち、どれがUEFAにボランティアで採用された人々なのだろう、太鼓を叩く係は出演料をもらえるのだろうかとしょうもないことに私がまだ頭を巡らせているうちに試合は始まったんですが、まさか開始からたった25秒でバル中が大歓声に包まれることになろうとは!ええ、キックオフと同時に速攻をかけたリバプールはマネがエリア内からクロスを上げようとしたボールがシソッコの腕に当たりペナルティをゲット。VAR(ビデオ審判)の介入があったため、サラーがPKを決めて得点が入ったのは2分のことでしたが、何せ昨季の決勝では31分にラモスともつれて転倒。肩を脱臼して泣く泣く交代したエジプト人エースでしたからね。 今回のツキの良さには当人もビックリしたでしょうが、その後はトッテナムがボールを独占。といって、この試合でようやく4月以来の復帰を果たしたエースのハリー・ケインも本調子でなかったか、見せ場を作る訳でもなく、その後はかなり退屈な展開だったんですが、昨季のリバプールを違ったのはやはり一流の守護神のおかげだった?ええ、マドリーとのキエフでの決勝ではGKカリウスのミスが3-1での敗戦を招くことになりましたが、この日のアリソンはソンや準決勝アヤックス戦2ndレグでハットトリックを挙げ、チームを土壇場の逆転突破に導いたルーカス・モウラのシュートもしっかり弾き、1点差をキープしているんですから、バルにいたリバプールファンも安心できたかと。 そして後半42分にはやはり負傷上がりだったフィルミノから代わったオリジが2点目を挙げ、ここで勝負は決着。0-2でリバプールが勝ち、これまで7回の決勝全てに負けているというクロップ監督がとうとうCL初優勝…いや、周囲が赤いユニばかりだったため、逆だった場合のことはあまり考えたくないんですけどね。ホストとしてパルコ(貴賓席)にいたアトレティコのセレソ会長も「今日はリバプールが優勝したが、el campeón de campeones es el Atleti, por su fantástica organización/エル・カンペオン・デ・パンペオネス・エス・エル・アトレティ、ポル・ス・ファンタスティカ・オルガニサシオン(チャンピオンの中のチャンピオンはアトレティコだ。素晴らしいオーガナイズ能力を披露した)」と言っていたように幸い、マドリッドの街中でもスタジアム内外でもフーリガンたちの騒ぎが一切、なかったのは何よりでしょうか。 そしてCL決勝翌日、日曜には各地でリーガ昇格プレーオフ2ndレグがあったんですが、こちらはいい知らせと悪い知らせが。というのも午前中には3部のグループで1位となり、1ラウンドだけで良かったヘタフェBがレアルタッドとの1stレグに2-0と負けながら、コリセウム・アルフォンソ・ペレス横にある練習場の人工芝ブラウンドでの試合で4-1と逆転し、2部B昇格を達成。今季はほとんどトップチームで過ごしていたウーゴ・ドゥーロが2得点と大活躍だったんですが、もしやこれって、RMカスティージャで登録されていたビニシウスをプレーオフに出すぐらいの荒業だったかも。 そしてヘタフェ、レガネス同様、マドリッド南部の衛星都市チームであるフエンラブラダもレクレアティボをアウェイで破り、2部昇格を決めたのは朗報だったんですが、情けなかったのは兄貴分チームの後輩たち。ええ、コパ・アメリカのブラジル代表に呼ばれず、訪日して商業活動等をするため、ビニシウスにバケーションを与えてしまったのもマズかったんでしょうかね。1stレグでカルタヘナに3-1で勝利していながら、2ndレグで2-0と負け、RMカスティージャは逆転敗退。お隣さんのBチームも決して自慢できる結果ではなく、マハダオンダでスコアレスドローの後、ミランデスのホームでは先制しながら、最後は2-1で負け、どちらも2部昇格への望みを繋ぐ2回戦に進出できなかったのですから、困ったもんじゃないですか。 いやあ、まだシーズンが終わっていない2部の弟分、アルコルコンは13位と昇格にも降格にも関係ない位置にいるんですが、今季昇格したばかりのラージョ・マハダオンダはこの火曜のオビエド戦が最後の試合で、最終節は今季半ばに経営破綻で降格となったレウス戦の不戦勝分、勝ち点3が入る予定といっても現在、残留ラインのルーゴと勝ち点差3ありますからね。ここで勝っておかないと、2部Bに最速Uターンが決まってしまうというのは心配なところ。どちらにしろ、もう今季はマドリッドで見られるクラブの公式戦がないのは淋しい限りではあります。 え、それでもスペイン代表の2試合目、スウェーデン戦はサンティアゴ・ベルナベウであるんだろうって?その通りで、この月曜夕方には私もラス・ロサスまで公開練習を見学に行ったんですが、やはりセッションの始まりには全員一列に並んでレジェスの冥福を祈る1分間の黙とうが。それまでファンの歓声で賑やかだったスタンドもシーンとなって、しめやかなムードだったんですが、その後はそれそれが贔屓の選手にカンティコ(メロディのあるシュプレヒコール)を送るいつもの光景に戻ります。コパ決勝でふくらはぎを負傷、ベンチからバレンシアが4連覇中のバルサを倒して新王者の座につくのを見守ったパレホも回復しており、招集された23人揃っていたのには練習の一部始終を生中継で見守っていたという、現在、重病を患った娘さんにかかりっきりになっているルイス・エンリケ監督も安心できたかと。 ちなみにこの日のセッションはスペイン代表にしては珍しく、いえ、1、2週間のミニバケーションをはさんでいる選手がほとんどだったせいもあるんでしょうけどね。いつもは1時間弱で終わるのにランニング、ロンド(中に入った選手がボールを奪うゲーム)、軽いフィジカルメニューと続き、ピッチ半面でのパスシュート練習、守備攻撃練習の後も40分ぐらいを6人制のpartidillo(パルティディージョ/ミニゲーム)に当てて、計1時間半ほどの長丁場に。かといって、先発候補がわかるようなものではなかったんですが、モラタ(アトレティコ)やロドリゴ(バレンシア)が何発もゴールを決めていたのは心強かったかと。 火曜以降、彼らのセッションは全て非公開で、木曜にはフェロー諸島戦のため、トースハウンに移動。またラス・ロサスに戻って来た後もファンが見られるのはスウェーデン戦の前日のスタジアム練習ぐらいしかないというのは残念なんですが、国際メジャートーナメントのないこの夏は次の試合が9月までありませんしね。イスコやアセンシオら、今季はマドリーで活躍できなかったにも関わらず、招集してもらえた選手たちなど、ジダン監督にもアピールするいいチャンスだけにきっと皆、気合を入れてプレーをしてくれますよ。<hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2019.06.04 12:00 Tue
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マドリッドにCL決勝がやって来た!/原ゆみこのマドリッド

「きっとプレゼンの時にはいい色に焼けているわね」そんな風に私が思っていたのは金曜日、マルベージャ(スペイン南部のビーチリゾート)でレアル・マドリー入団がもう確定事実のように報道されているアザール(チェルシー)がバケーション中のところを目撃されたと知った時のことでした。いやあ、来週月曜と言われていたサンティアゴ・ベルナベウでのプレゼンはクラブが来季の新ユニフォーム発表も兼ねて行いたいようでどうやら、6月8日、11日にあるベルギーのユーロ予選カザフスタン戦、スコットランド戦が終わった後になるようなんですけどね。 その方が7月からは1年ぶりにクラブでも再び、同僚となるGKクルトワから最新情報を仕入れる時間もできて、当人にとっても良かったのかもしれませんが、それにしても先日のヨーロッパリーグ決勝はまさに絵に描いたような有終の美を飾る試合だったかと。ええ、アゼルバイジャンのバクーでアーセナルと対戦したチェルシーは前半こそ0-0だったものの、後半にアザールが2ゴール1アシストと活躍して4-1で快勝。昨年、この大会の準決勝でアトレティコに負けた後、今季はセビージャで2014年から2016年の間、前人未踏のEL3連覇という偉業を成し遂げたエメリ監督を招聘し、万全の態勢で挑んだロンドンのお隣さんを苦もなく退けているんですから、大したものじゃないですか。 その結果、プレミアリーグで5位だったアーセナルはCL出場権のゲットに失敗、来季もEL優勝を目指すことになり、いえ、チェルシーは2013年にもベニテス監督指揮の下、フェルナンド・トーレス(ヴィッセル神戸)や今回は負けた側のゴールを守っていたGKチェフらがいたチームでこの大会に優勝しているんですけどね。こちらはリーグ3位でCL出場権を確保しているため、タイトルの数を増やしただけに留まったんですが、お祝いの続くオリンピック・スタジアムのピッチではアザールが「今日の試合はチームとのお別れだと思う。新しい挑戦をする時が来た」なんてことも言っていましたしね。 今季はクリスチアーノ・ロナウド(ユベントス)退団の影響をモロに受け、3度も監督が代わった挙句にリーガでは2年連続アトレティコの下の3位止まり。得意のCLでもアヤックスに16強対決で悪夢の逆転敗退と、あまりにいいところがなさすぎたマドリーだったため、私もフレッシュな新戦力が来てくれるのは大歓迎なんですが、いくら豊富な資金力を有するクラブとはいえ、収支のバランスは合わさない訳にはいかず。移籍金インフレの激しい昨今、アザールだけでも1億2000万(約145億円)とか、1億ユーロ(約121億円)とか、6年前のベイル以上にかかるため、今週頭にラジオ出演したペレス会長もセルヒオ・ラモスと話した際、中国からの高級オファーに移籍金なしでは応じられないと答えたんだと思うんですが…。 いやあ、この騒ぎに関しては木曜に新展開があって、ミニバケーション先のマイアミから帰還。月曜からバルデベバス(バラハス空港の近く)で来週からのスペイン代表合宿に備え、個人練習をしていた当人がいきなり午後に記者会見を開いたんですよ。それも2時間前に予告したものだから、セントロで他のイベントを見ていた私は行くことができなかったんですが、大丈夫。もう最近はスポーツ紙のサイトが生配信してくれるため、現場にいなくても一部始終がわかるって、あれ?何だか私がマドリッドにいる意味あまりない? まあ、そんなことはともかく、30分間に渡り、28の質問に答えたラモスだったんですが、結局、当人の言いたかったのは「Yo me quedo aquí/ジョー・メ・ケド・アキー(ボクはここに残るよ)」ということ。世間からまた、今回の騒ぎが年棒アップの契約更新をするためのブラフとみなされてしまったことによるイメージダウンを恐れたか、ペレス会長とのミーティングの席では「El tema económico no lo hemos tocado. Es un tema de confianza y de cariño emocional/エル・テーマ・エコノミコ・ノー・ロ・エモス・トカード。エス・ウン・テーマ・デ・コンフィアンサ・イ・デ・カリーニョ・エモシオナル(お金のことには触れなかった。信頼と気持ちとしての愛情がテーマだった)」と主張していたんですけどね。 実際、中国からのオファー云々についても最初は「移籍を考えたことは1度もなかった」と言いながら、あまりに似たような質問が続いたせいか、数分後には「不満がある時は考えることもある」と話していたりと、後で矛盾をつつかれることになったんですが、父と息子のような関係というペレス会長とは争うこともあるものの、今回の件については和解できたのだとか。まあ、何より6月15日に迫った、TVタレントのルビオ・ピラールさんとのセビージャでのメガ挙式の際、主賓の1人にドタキャンされても困りますしね。「El día de mi boda le daré un abrazo a Florentino de verdad/エル・ディア・デ・ミ・ボダ・レ・ダレ・ウン・アブラソ・ア・フロレンティーノ・デ・ベルダッド(自分の結婚式の日にはペレス会長に心からハグを贈るよ)」(ラモス)という言葉は信じてもいいかと。 え、それより土曜にCL決勝を控えたマドリッドの街は大変なことになっているんじゃないかって?その通りで、うーん、2010年にサンティアゴ・ベルナベウでバイエルンvsインテル戦が開かれた時にはトロフィー展示やスポンサー企業の提供するゲームなどのアクティビティのテント、過去にCLで活躍した元選手たちが出場するアルティメット・マッチが行われるミニ競技場などが設置されるチャンンピオンズ・フェスティバルの会場はレティーロ公園。敷地が広かったため、見に行った際、私などもどこでやっているのか、迷うほどだったんですが、今回は何と、セントロの観光名所にモロかぶせてきたから、驚いたの何のって。 そう、まだ準備中から私が回った順にお伝えすると、グランビア(中央大通り)に面したカジャオ広場にチャンピオンズリーグ決勝ショップがあって、横の映画館ではリーガのプロモーション展示をしている辺りはまあいいんですけどね。そこからプエルタ・デ・ソル(中央広場)へ向かうと普段に輪をかけて物凄い混雑状態に。水曜にはマジョール広場のツーリストオフィスにあったCLトロフィーも翌日にはこちらに移されたため、金曜に再び訪れた時にはツーショットの写真を撮ろうという人々が長い列を作っていたんですが、トッテナムとリバプールのファンたちに一番人気があったのはやっぱり、ハイネケンの立ち飲みスタンドだったでしょうか。 そしてミニサッカー場がオープンしたマジョール広場もかなり賑わっていましたが、うーん、最近の午後の暑さは真夏並みですからね。試合当日など、イングランドから来た総勢8万人とも10万人とも言われるファンたちもビールを飲み過ぎないといいんですが、まあこればっかりはねえ。ちなみにそのマジョール広場のすぐ横にはタパス(小皿料理)や1人用パエジャ、カナッペなどが気軽に食べられるお店ばかりが集まったサン・ミゲール市場があって、お昼時になると観光客で満員になるんですが、おそらく決勝当日は入れない程の混雑が予想。同様の食体験をしたい方にはチェエカにあるサン・アントン市場の方をお勧めしますが、パエジャ1皿10ユーロ(約1200円)とか、14ユーロ(約1700円)とか、どちらも観光地値段のため、お高くつくのは仕方ないですかね。 え、それだけでなく、チャンピオン・フェスティバルのポイントはまだあるんだろうって?はい、マジョール広場から徒歩10分程にある王宮前のオリエンテ広場には巨大トロフィーがそびえ立ち、こちらでも皆、写真を撮っていましたが、試合当日午後5時でアルコールの販売が終了となるファンゾーンはトッテナムがコロン広場、リバプールがフェリペ2世大通りとちょっと離れたところに置かれることに。それこそ周辺が野っぱらのワンダ・メトロポリターノの近くでも良かったんじゃないかと思いますが、1つ難なのはファンゾーンを含め、今回はマドリーの関わる決勝でないため、サンティアゴ・ベルナベウに大型スクリーンを据える意味もないですしね。パウブリック・ビューイングが市内ではまったくないことですが、チケットを持たずに来たイギリス人が大量にいるため、おそらくセントロのTVがあるバル(スペインの喫茶店兼バー)はどこも満員御礼となりそうな。 まあ、イングランド勢の決勝に興味なくマドリッドを訪れてしまった観光客の方にはちょっと災難な週末になるかもしれませんが、一応、両チームの情報も伝えておくと、ポチェティーノ監督率いるトッテナムは水曜夜にマドリッドに来て、木曜はバルデベバスで練習。クロップ監督のリバプールの方は昨季、キエフの決勝3日前から現地入りして、マドリーに負けてしまったため、ゲンを担いだんですかね。先週はマルベージャでキャンプしていたものの、一旦地元に戻り、ワンダでの前日練習に合わせて金曜に到着しましたが、試合当日は彼らもバルデベバスで足慣らし程度のセッションをするのだとか。 懸念されていた両チームの負傷者についてはハリー・ケインもサラーも回復しており、先発を期待してもいいみたいですが、何せ片や後半ロスタイム6分にルーカス・モウラがハットトリックとなる3点目を挙げ、土壇場で総合スコア3-3の同点に。アウェイゴール差で、マドリーやユベントスを倒していたアヤックスを逆転敗退に追い込んだチームですし、もう一方もカンプ・ノウで3-0と負けながら、アンフィールドで4-0と大逆転して決勝に辿り着いていますからね。その準決勝にはどちらもエースが出ていなかったことを考えると、今回はそれ以上の撃ち合いを期待してしまいますが、さて。そんな今季のCL決勝は土曜午後9時(日本時間翌午前4時)キックオフ。マドリーもアトレティコも関係ないため、ちょっと寂しいものはあるものの、私も当日は早めにバルに席を取らないといけませんかね。<hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2019.06.01 14:00 Sat
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