マフレズが痛恨のPK失敗!リバプールvsシティの首位攻防戦は白熱のドロー決着《プレミアリーグ》

2018.10.08 02:33 Mon
Getty Images
▽プレミアリーグ第8節、リバプールvsマンチェスター・シティが7日に行われ、0-0の引き分けに終わった。

▽先日のEFLカップでチェルシー相手に今季公式戦初黒星を喫したリバプールは、中2日でのリターンマッチとなったプレミアリーグ前節を途中出場のFWスタリッジの劇的同点ゴールによって1-1のドローに持ち込むも、リーグ戦の連勝もストップ。さらに、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)では敵地でナポリに0-1で敗れ、公式戦3試合勝利なしと調子を落としている。4試合ぶりの勝利を目指すシティ戦に向けては、先発にロブレンが復帰。右サイドバックにJ・ゴメス、中盤の一角はヘンダーソンが務めるなど、ナポリ戦からの変更は3点となった。
▽一方、CL初戦のリヨン戦でまさかの今季初黒星を喫したシティだが、以降は公式戦4連勝ときっちりバウンスバック。公式戦5連勝及びリーグ戦5連勝を目指す今節は、左サイドバックにメンディが復帰。右サイドにマフレズが起用されるなど、ホッフェンハイム戦からスタメンを4人入れ替えて臨んだ。

▽まずは、アンフィールドの歓声を背にリバプールが4分にサラーのシュートで試合に入る。[4-3-3]を基本布陣に、ミルナーやワイナルドゥムが中盤を構成するホームチームが序盤はペースを握った。

▽それでもシティも14分に仕掛けた。普段とは異なる[4-4-1-1]の左サイドを担ったスターリングが深い位置からドリブルシュートでトライ。しかし、ここはマークについていたJ・ゴメスが足を出して枠の外へかき出した。
▽その後は中盤での潰し合いが続く。フェルナンジーニョとベルナルド・シウバが中盤の底に控えるシティがバイタルエリアでは数的優位を作り、未然に危険な芽を刈り取る。

▽そんな中、リバプールにアクシデント。ミルナーが足を痛めてN・ケイタと負傷交代。早くも1枚目の交代カードを切らなければならなくなってしまった。

▽ここまでスターリングのシュート1本に抑えられていたシティだったが38分、再び左サイドを攻撃。メンディ、シルバ、スターリングの3人で崩しにかかり、最後はシルバがボックス左からシュートを放った。

▽後半も前半同様に堅い入りを見せた。リバプールは中盤攻略が難しいと判断し、ロングボールやサイド攻撃を活路を見いだす。50分にはそのロングボールから、右サイドバックのJ・ゴメスがシュートに持ち込む。

▽なかなか攻撃に出られないシティも61分、シルバからのパスを最前線で受けたマフレズがロバートソンのマークを振り切ってシュートに持ち込む。このシュートは枠の右に逸れたものの、この試合最も惜しい場面だった。マフレズはその1分後にも、今度はボックス右からシュート。しかしこれはGKの正面。

▽その直後、リバプールは相手を左右に振って最後はJ・ゴメスの折り返しを受けたサラーが、ボックス左から左足でシュート。このシュートもGKの正面へ。サラーは69分にもカウンターからチャンスを得るが、シュートをふかしてしまった。

▽ゴールレスのまま迎えた85分、試合は大きな展開を見せた。シルバのスルーパスで途中出場のザネがボックス左に侵入。チェックに来たファン・ダイクとの競り合いで倒れ、これがファン・ダイクの足にかかっていたとして、シティにPKが与えられる。しかし、キッカーを務めたマフレズがこれを大外し。シティは千載一遇のチャンスを逸してしまった。

▽結局、最後までスコアが動くことなく試合終了。リバプールとシティによる首位攻防戦は、ゴールレスの痛み分けとなった。
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