昨季のCL決勝に続き…GKカリウス、レンタル先ベシクタシュでも失点に絡み批判集中

2018.10.05 20:25 Fri
今シーズン、リバプールからベシクタシュに放出されたGKロリス・カリウスだが、新天地でも不用意なミスを見せたことで批判の的となっている。

現地時間4日、カリウスはUEFAヨーロッパリーグのマルメvsベシクタシュの一戦に先発出場すると、スコアレスで迎えた53分、失点に絡んでしまう。マルメが右サイドからクロスを放り込もうとすると、ベシクタシュDFジャネル・エルキンに当たってコースが変化。その浮き玉のボールは直接ゴールへと軌道が変わり、カリウスはジャンプして弾き出そうとするが目測を誤り、ボールはファー側のネットに吸い込まれた。なお、ベシクタシュは76分にPKで追加点を許し、0-2で黒星を喫している。

このプレーを受けて、リバプールのファンサイトやSNSでは「あれはGKにとって不運」といったフォローがある一方、「カリウスはトルコでも本領発揮しているな」「彼はもうプレミアリーグに戻って来られないだろう」「素晴らしいセーブを見せたという記事はいつになったら書けるんだ」などといった反応が相次いでいる。

昨シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝、リバプールに在籍していたカリウスはレアル・マドリーとの大一番で先発出場。しかし、この試合では51分にボール処理をミスしてカリム・ベンゼマに先制ゴールを献上してしまう。カリウスは83分にギャレス・ベイルの無回転ミドルをディフレクトできず、大舞台で2失点に絡むという失態を見せていた。

カリウスはGKアリソンの加入もあり、リバプールからベシクタシュへ2年間期限付きで放出されていたが、ヨーロッパリーグの“凡ミス”によって、再び批判の矢面に立たされているようだ。


提供:goal.com

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