【J1ピックアッププレビュー】同じDNAを持つ両者再び…風間八宏、等々力初帰還《川崎Fvs名古屋》

2018.09.22 08:00 Sat
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▽明治安田生命J1リーグ第27節が21日から23日にかけて行われる。逆転優勝を目指す2位・川崎フロンターレ(勝ち点49/1試合未消化)は、風間八宏前監督が率いる12位・名古屋グランパス(勝ち点31/1試合未消化)を本拠地・等々力陸上競技場に迎える。

◆逆転優勝への加速を~川崎フロンターレ~
▽前節の北海道コンサドーレ札幌戦を7-0で大勝し、首位・サンフレッチェ広島との勝ち点差を「6」に縮めた川崎F。試合の入り方にこそ反省点を残したものの、リーグ戦デビューを飾ったMF下田北斗とMF田中碧の両選手を含め7人にゴールが生まれる嬉しい展開で、前々節のガンバ大阪戦(0-2●)、YBCルヴァンカップ準々決勝の鹿島アントラーズ戦(第1戦:1-1△、第2戦:1-3)と続いていた公式戦3試合未勝利という嫌な雰囲気を払しょくした。
▽しかし19日、前節欠場したMF守田英正の約1カ月離脱が発表。総力が問われる戦いが続く。そして迎える今節の相手は、2016シーズンまで指揮を執った風間監督率いる名古屋。後半戦驚異の巻き返しを見せる強力な攻撃陣に加え、チームを知る風間監督とMFエドゥアルド・ネット擁する嫌な相手だ。それでも26日には台風の影響で延期された第18節湘南ベルマーレ戦が控えており、ここで一気に首位との勝ち点差を縮めることができる可能性もある。元指揮官率いるチームにきっちりダブルを飾り、連勝で逆転優勝へ加速したい。

◆残留争い脱出へのリスタートを~名古屋グランパス~
▽一方のここまで快進撃を見せていた名古屋は、前節最下位・V・ファーレン長崎に3-4で敗れて連勝が「7」でストップ。立ち上がりに先制点を許すと、一度は逆転するも、そこからひっくり返されて得意の打ち合いで敗北を喫する形に。攻撃面でこそ8試合連続複数得点中だが、守備面では課題が浮き彫りとなった。

▽さらに今節の相手は王者・川崎F。リーグ屈指の攻撃力を誇る相手だけに、直近3試合連続失点中の守備の改善は急務だ。現在12位に位置しているものの、J1参入プレーオフ圏内となる16位・サガン鳥栖との勝ち点差はわずか「2」。一つの敗戦で再び降格圏内に引きずり戻される可能性もある。相手はリーグ最少失点の堅守も持ち合わせているが、好調な攻撃陣で何としても攻め勝ち、残留争い脱出へのリスタートを切りたい。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:チョン・ソンリョン
DF:エウシーニョ、奈良竜樹、谷口彰悟、車屋紳太郎
MF:大島僚太、下田北斗
MF:家長昭博、中村憲剛、阿部浩之
FW:小林悠
監督:鬼木達
▽前節同様の先発メンバーが予想。上述通り、守田は引き続き欠場。中盤には前節移籍後リーグ戦初出場を果たした下田がMF大島僚太とダブルボランチを形成する。

◆名古屋グランパス[4-4-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ランゲラック
DF:宮原和也、中谷進之介、丸山祐市、金井貢史
MF:前田直輝、小林裕紀、エドゥアルド・ネット、和泉竜司
FW:玉田圭司、ジョー
監督:風間八宏
▽前節からの変更点は2点か。前節欠場のMFガブリエル・シャビエルは今節も出場できない見込み。右サイドにMF前田直輝が入り、最前線はFW玉田圭司がエースFWジョーとツートップを組むことになりそうだ。今夏に川崎Fから加わったMFエドゥアルド・ネットは古巣戦を迎える。

【注目選手】
◆FW小林悠(川崎フロンターレ)
(C)CWS Brains,LTD.
▽逆転優勝への加速に向けてカギとなるのはFW小林悠だ。代表戦からクラブに戻ったエースは前節1ゴール1アシストを記録したほか、裏への抜け出しやボックス内での粘りからチャンスを演出。得点ランキングでも12得点で日本人トップの3位タイに躍り出た。前回対戦時では不発。今節こそ恩師・風間監督の前でゴールを奪うことができるか。

◆FWジョー(名古屋グランパス)
(C)J.LEAGUE PHOTOS
▽一方、名古屋の注目選手は8試合連続得点中のジョーだ。前節2ゴールを記録すると、ついに20ゴールに到達して得点ランキングトップに立った。それでも本人は「第一目標はチームが勝つこと、そのための得点を取れれば」と語っている。得点を量産する怪物FW、ホームで6試合連続無失点の川崎F守備陣までも崩せるか。

◆風間八宏のDNAを持つ両者…ポイントは立ち上がりか
▽攻撃を第一に掲げる風間八宏監督のDNAを持つ両者。前回対戦は、互いの攻撃スタイルがぶつかり合う中、川崎Fがセットプレーからのゴールで1-0で勝利した。当時こそ、鬼木達監督の守備意識の要求によって風間スタイルを成熟させた川崎Fと、風間監督就任2年目を迎えたばかりの名古屋では完成度が違った。
それでも名古屋は前節で連勝がストップしたものの、それまで7連勝を飾るなど現在J1を脅かす存在となっている。

▽逆転優勝を目指す川崎Fと、残留争い脱出を目指す名古屋。立ち位置は違えど、攻撃的サッカーを標榜する両者だけに打ち合いになる可能性は十分に秘めている。そこでポイントとなるのは立ち上がりか。前節川崎Fは7発で大勝したものの、立ち上がりは札幌に押し込まれた。これには鬼木監督も「何点取られてもおかしくないような入り」と評していた。一方、名古屋も前節、前田が「フワッと入ってしまった」と語る通り、立ち上がりから長崎に押し込まれて8分に先制点を許した。

▽前節の反省を改善することができなければ、早い時間帯に先制点を許しかねない。そういう意味でも立ち上がりから目が離せない試合になりそうだ。勝利するのは川崎Fか、名古屋か。風間監督が種を蒔いた攻撃スタイルを持つ両者の一戦は、22日の19時にキックオフを迎える。
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