【J1ピックアッププレビュー】フライデーナイト! 長谷川健太が古巣凱旋《G大阪vsFC東京》

2018.08.10 09:00 Fri
©︎J.LEAGUE
▽今週末も日本各地で開催される明治安田生命J1リーグ。ガンバ大阪(17位/勝ち点17)は、10日に行われる第21節でFC東京(2位/同40)をパナソニック スタジアム 吹田に迎え撃つ。この一戦はフライデーナイトマッチとなる。

◆相手関係なく勝て〜ガンバ大阪〜
▽G大阪は前節、名古屋グランパスに2-3の逆転負け。2点リードで試合を折り返す好シチュエーションだったが、課題に挙がる運動量の低下から後半3失点を許して、前々節のジュビロ磐田戦に続く宮本恒靖体制初白星を逃した。これにより、順位は自動降格圏の17位に後退。苦しい状況から脱せずにいるが、攻守に躍動感を取り戻しつつあり、そこを咎めることは違う。課題は苦しい時間帯をどう乗り切るか。そして、代表に向かった9得点のFWファン・ウィジョ不在をどう乗り越えるかだ。今節の相手は、昨年までG大阪を率いた長谷川健太監督のFC東京。感傷的な一戦だが、危険水域に陥るG大阪にその余裕はない。とにかく勝利を掴み取ることしかない。
◆勝って帰るのみ〜FC東京〜
▽一方、FC東京は開幕から順調な歩みを継続。首位のサンフレッチェ広島に5ポイント差で迫っており、奪首に向けても視界良好な位置だ。前節のヴィッセル神戸戦でもハイプレスとショートカウンターのスタイルが徹底され、盤石の戦いを披露。決勝点を記録したFWリンスといった途中出場の選手が結果を残すなど、長谷川監督らしい勝負強さもチームに浸透しつつあり、ほぼ死角はない。そして、今節は長谷川監督が在任5年間で5つのタイトルをもたらしたG大阪戦。長谷川監督にとって、パナソニック スタジアム 吹田での指揮は、大ブーイングに包まれたG大阪監督としてホーム最終戦の昨年11月以来となる。だが、今は首位を狙うチームの指揮官。勝って帰るのみだ。

【予想スタメン&フォーメーション】
◆ガンバ大阪[4-4-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:東口順昭
DF:米倉恒貴、三浦弦太、ファビオ、オ・ジェソク
MF:小野瀬康介、高宇洋、遠藤保仁、倉田秋
FW:長沢駿、アデミウソン
監督:宮本恒靖
▽チーム総得点19のうち9ゴールを記録するファン・ウィジョが不在に。代わって、FW長沢駿のスタメンが有力だ。また、今夏加入のMF小野瀬康介が主力組としてプレー。移籍後初先発の可能性がある。

◆FC東京[4-4-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:林彰洋
DF:室屋成、チャン・ヒョンス、森重真人、太田宏介
MF:東慶悟、米本拓司、高萩洋次郎、大森晃太郎
FW:永井謙佑、ディエゴ・オリヴェイラ
監督:長谷川健太
▽今シーズンのここまでJ1リーグ17試合に出場するMF橋本拳人が全治4週間の負傷離脱が確定。ボランチの要であるMF高萩洋次郎の相方として、MF米本拓司に引き続き先発出場が見込まれる。
【注目選手】
◆DF三浦弦太(ガンバ大阪)
(c)J.LEAGUE PHOTOS
▽G大阪の注目選手は、DF三浦弦太だ。今シーズンから主将に就任。ここまで全試合に先発を果たしているが、ディフェンスリーダーとしてチームを支える存在になっているとは言い難い。今節は昨年に自身をG大阪に導いた長谷川監督率いるFC東京戦。恩師とする長谷川監督の前で成長を示すパフォーマンスを披露したい。

◆FWリンス(FC東京)
(c)J.LEAGUE PHOTOS
▽FC東京のキープレーヤーは、リンスだ。リンスは2014年から2シーズンにわたってG大阪でプレー。今夏、G大阪時代の恩師である長谷川監督のラブコールを受けて、FC東京入りした。すると、直近2試合で決勝ゴールを決めるなど“仕上げっぷり”も披露。ジョーカーとして存在感を示す。引き続き切り札として躍動したい。

◆多くの因縁
▽長谷川監督だけではなく、MF大森晃太郎やDF丹羽大輝、リンスといった選手にとっても感慨深い凱旋試合となる今節。至るところで見どころのマッチアップが実現することが予想される。ただ、残留争い真っ只中のG大阪にとっても、優勝争いを展開するFC東京にとっても、狙うは勝ち点3だけ。勢い的にFC東京の方に部がある一戦だが、G大阪がどう下馬評を覆すか──。G大阪vsFC東京は10日19時にキックオフを迎える。
関連ニュース

【J1注目プレビュー|第5節:東京Vvs京都】金Jで勝利を掴むのは? 主力欠く中で2週間の準備を発揮したい

【明治安田J1リーグ第5節】 2024年3月29日(金) 19:00キックオフ 東京ヴェルディ(18位/2pt) vs 京都サンガF.C.(14位/4pt) [味の素スタジアム] <span class="paragraph-subtitle">◆そろそろ掴みたい初白星【東京ヴェルディ】</span> 開幕4試合を終えて未だ勝利なし。内容は悲観するものではなく、勝利するチャンスがあった中での未勝利は、自信をなくす必要ないものの苦しい状況と言える。 そんな中で迎えるのはまたしてもホームゲーム。しかし、ここまでチームの得点源でもあった山田楓喜、木村勇大がレンタル元の京都との試合のために出場不可。チームとして試される試合となる。 インターナショナル・マッチウィークの関係で2週間の時間があった中、チームとしてはその2人の不在にも動じない準備をしてきた。ポイントは『絶対のポジション』。城福浩監督は、ボールを握り続けるためのポジショニングを叩き込んでいるという状況。果たしてどういった成果が出るのか。「チームの最大値」をどう出すのか注目だ。 ★予想スタメン[4-4-1-1] GK:マテウス DF:宮原和也、林尚輝、谷口栄斗、深澤大輝 MF:翁長聖、森田晃樹、見木友哉、齋藤功佑 FW:山田剛綺、染野唯月 監督:城福浩 契約上出場不可:山田楓喜、木村勇大 <span class="paragraph-subtitle">◆選手の入れ替えで2勝目なるか【京都サンガF.C.】</span> 前節は退場者も出した中、横浜F・マリノスを相手に力負け。最後はクオリティの差が出てしまう黒星となった。 川崎フロンターレに勝利したものの、連勝とはならず。中断期間にはチームとしてしっかりと打開していく方法を共有した。 ボールを繋いでいきながらも問題はどう相手のブロックを崩すか。東京Vの守備はしっかりと構築されているものの、崩せない相手ではない。しっかりと狙いを持って、ゴールを奪い切れるかがポイントとなる。 ケガ人などを含めて選手の入れ替えが発生する中で、誰をどう配置するのか。2週間準備してきたものをしっかりと見せつけて、今シーズン2勝目を挙げたい。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:ク・ソンユン DF:福田心之助、宮本優太、麻田将吾、三竿雄斗 MF:川﨑颯太、福岡慎平、松田天馬 FW:豊川雄太、原大智、マルコ・トゥーリオ 監督:曺貴裁 出場停止:アピアタウィア久 2024.03.29 16:00 Fri

【J1注目プレビュー|第4節:湘南vs浦和】勝利を収めて自信を手にするのは? 可変の湘南が浦和を迎え撃つ

【明治安田J1リーグ第4節】 2024年3月17日(日) 15:00キックオフ 湘南ベルマーレ(10位/4pt) vs 浦和レッズ(12位/4pt) [レモンガススタジアム平塚] <span class="paragraph-subtitle">◆求められる対応力、可変システムで一段上へ【湘南ベルマーレ】</span> 今までの戦い方であった3バックから4バックに変えていた湘南だったが、前節は3バックに戻すことに。使い分けをしていくシーズンとなる中で、チームとしての戦い方は変わらない。 可変システムを使える湘南。ハードワークは継続しつつ、相手に合わせて戦えるだけの対応力が必要となるが、その土台はある。 開幕3試合で1勝1分け1敗のスタートとなったが、ここから勝ち点を伸ばせるかどうかがカギ。攻守のバランスを保ちながらも、攻撃面はやはりポイントに。ここまで2ゴールで様々な役割をこなすことになりそうな池田昌生がどのようなパフォーマンスを見せるか注目だ。 ★予想スタメン[4-4-2] GK:富居大樹 DF:鈴木雄斗、大岩一貴、キム・ミンテ、杉岡大暉 MF:池田昌生、茨田陽生、田中聡、平岡大陽 FW:ルキアン、鈴木章斗 監督:山口智 <span class="paragraph-subtitle">◆ついに掴んだ初勝利、連勝へ【浦和レッズ】</span> 開幕から苦しい戦いが続いていたが、前節はアウェイで北海道コンサドーレ札幌を相手にシーズン初勝利を記録した。 新体制、大型補強、リーグタイトルと多くのプレッシャーがある中で、結果に繋がらない苦しい時期を乗り越えたが、ここから上がっていけるかがポイントだ。 そんな中で新たな悩みの種が。DFアレクサンダー・ショルツが負傷してしまい、また負傷者が出ることとなった。 それでも今季から加入したDF佐藤瑶大がしっかりと代役を務め、選手層の厚さがプラスに働くことに。しばらく軸が抜けるものの、大きな影響はなさそうだ。 となればポイントは攻撃陣。前節も勝利したとはいえ、0-1の辛勝。攻撃陣が機能してこそ本領発揮というところだが、ストライカー陣の奮起はあるのか注目だ。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:西川周作 DF:酒井宏樹、佐藤瑶大、マリウス・ホイブラーテン、渡邊凌磨 MF:伊藤敦樹、サミュエル・グスタフソン、小泉佳穂 FW:前田直輝、チアゴ・サンタナ、関根貴大 監督:ペア・マティアス・ヘグモ 2024.03.17 12:40 Sun

【J1注目プレビュー|第4節:鹿島vs川崎F】苦しむ川崎Fは8年間負けなしの“お得意様”相手に何を見せる? 鹿島は今季こそ雪辱果たしホーム初勝利へ

【明治安田J1リーグ第4節】 2024年3月17日(日) 15:00キックオフ 鹿島アントラーズ(10位/4pt) vs 川崎フロンターレ(15位/3pt) [県立カシマサッカースタジアム] <span class="paragraph-subtitle">◆9年ぶりに勝利なるか【鹿島アントラーズ】</span> ここまでの3試合は1勝1分け1敗。前節は初のJ1を戦うFC町田ゼルビア相手にJ1の厳しさを伝えられず、勝利を与えてしまった。 ランコ・ポポヴィッチ監督にとって、そしてMF佐野海舟にとっては古巣対決だったが、構築中のチームとしては相手の完成度の前に難しい戦いとなった。 そのチームにおいて痛手だったのは選手を入れ替えざるを得ない状況ができてしまったこと。ただ、選手たちも復帰しており、より完成度を上げていくことが必要だろう。 チームとしてのクオリティを上げるのに時間は必要だが、やはり結果につなげていきたいところ。調子が上がらない川崎Fを相手にホームで今季初勝利を挙げられるだろうか。 ★予想スタメン[4-4-1-1] GK:早川友基 DF:濃野公人、植田直通、関川郁万、安西幸輝 MF:藤井智也、知念慶、佐野海舟、ギリェルメ・パレジ FW:鈴木優磨、チャヴリッチ 監督:ランコ・ポポヴィッチ <span class="paragraph-subtitle">◆“お得意様”相手に不調から脱却できるか【川崎フロンターレ】</span> AFCチャンピオンズリーグ(ACL)での失意の敗退を受けての開幕となった中、開幕戦では湘南ベルマーレに勝利。しかし、その後はジュビロ磐田、京都サンガF.C.とホームで連敗を喫した。 磐田戦では壮絶な撃ち合いとなるも守備の乱れが目立ち敗戦。一転して京都戦では攻撃面でのクオリティを発揮できずに0-1で敗れた。 昨シーズンの不調から脱却できていない川崎F。ただ、アウェイでの鹿島戦は復調するにはもってこいのカード。8年間負けていない相手に、調子を取り戻す勝利を挙げたいところだろう。 チームとしてはスタイルであるボールを保持して押し込んでいく戦い方を突き詰めたいところ。特徴である攻撃面の迫力が出せていないだけに、敵地ではあるが良さを取り戻したいところだ。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:上福元直人 DF:橘田健人、ジェジエウ、丸山祐市、三浦颯太 MF:脇坂泰斗、山本悠樹、瀬古樹 FW:家長昭博、山田新、マルシーニョ 監督:鬼木達 2024.03.17 09:45 Sun

【J1注目プレビュー|第4節:京都vs横浜FM】直近の勝利を勢いに変えるのは?共に欲しい今季2勝目

【明治安田J1リーグ第4節】 2024年3月17日(日) 14:00キックオフ 京都サンガF.C.(12位/4pt) vs 横浜F・マリノス(14位/3pt) [サンガスタジアム by KYOCERA] <span class="paragraph-subtitle">◆勢いに乗るために連勝へ【京都サンガF.C.】</span> 前節は川崎フロンターレを相手に0-1で勝利。開幕3戦目にして今シーズンの初勝利を収めた。 強豪との連戦となる中では我慢の時間も続くことが予想されるが、前節同様にしっかりと耐えて失点をしないことが大事になるだろう。 強度の高いプレスが身上の京都だが、それゆえに相手にいなされてしまえば終わりという戦いが昨シーズンまでは続いていた。良い戦いをしながらも、圧に負け、隙を突かれて失点というパターンが多かったが、前節は耐えることができた。 チームとして強度を落とすことはないが、プレスに行くタイミングの見極めは重要。3枠の降格圏があるだけに、しっかりと勝ち点を積み上げたいところ。攻撃面での精度を上げ、勝利を掴んでいきたい。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:ク・ソンユン DF:福田心之助、アピアタウィア久、麻田将吾、三竿雄斗 MF:川﨑颯太、金子大毅、松田天馬 FW:豊川雄太、原大智、平賀大空 監督:曺貴裁 <span class="paragraph-subtitle">◆リーグ連戦に向け好スタートへ【横浜F・マリノス】</span> ミッドウィークにはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を戦い、山東泰山に苦しみながらも勝利。クラブ史上初のベスト4入りを果たした。 ハリー・キューウェル監督の下、新たなステージに向かっているチームだが、守備陣の奮闘が目立つ。攻撃の組み立てを変え、今までのように一気にゴールに向かっていく回数は減ったわけではないが、パスを繋ぐ回数が増えている。 そんな中、ヤン・マテウスが負傷。ACLから人の入れ替えは起こりそうだが、途中出場で良いパフォーマンスを見せた山根陸には期待。1人少ない中で起用されると、精力的に動き回ってスペースを埋めると、最後にはアンデルソン・ロペスの決勝ゴールをアシストした。 中盤の3選手への負担は高まるが、モノになればチームとしてステージが1つ上がるだろう。まずはリーグ戦でもしっかりと結果を残していけるかがポイントだ。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:ポープ・ウィリアム DF:松原健、上島拓巳、エドゥアルド、加藤蓮 MF:渡辺皓太、喜田拓也、山根陸 FW:水沼宏太、アンデルソン・ロペス、宮市亮 監督:ハリー・キューウェル 2024.03.17 09:10 Sun

【J1注目プレビュー|第4節:東京Vvs新潟】3戦連続PKの悲劇…本拠地帰還で東京Vが16年ぶりJ1勝利なるか

【明治安田J1リーグ第4節】 2024年3月16日(土) 16:00キックオフ 東京ヴェルディ(18位/1pt) vs アルビレックス新潟(5位/6pt) [味の素スタジアム] <span class="paragraph-subtitle">◆本拠地帰還、16年ぶりのJ1勝利を【東京ヴェルディ】</span> 開幕から3試合、全ての試合で戦えていた東京Vだったが、ここまで1分け2敗と結果が出ていない。 3試合全てに共通するのが、試合終盤でのPK。横浜F・マリノス戦はPKで追いつかれてからの逆転負け、浦和レッズ戦は土壇場で追いつかれ、セレッソ大阪戦は最後に勝ち越された。 いずれも勝ち点を落とす戦いとなっているが、下を向いている暇はない。長い時間戦えていることは事実。3試合を戦っても、J1でやっていける力はある。あとは試合の締め方。相手が猛攻を仕掛ける終盤に我慢しきれないことが理由だ。 最後はメンタリティ。しっかりと自分たちを信じて戦い抜けば、勝利は見えてくる。 ★予想スタメン[4-4-2] GK:マテウス DF:宮原和也、林尚輝、谷口栄斗、深澤大輝 MF:山田楓喜、森田晃樹、見木友哉、齋藤功佑 FW:染野唯月、木村勇大 監督:城福浩 出場停止:稲見哲行 <span class="paragraph-subtitle">◆目指せ連勝、上位キープへ【アルビレックス新潟】</span> 前節はホーム開幕戦となった中、試合終盤に長谷川元希の加入後初ゴールが決まり、名古屋グランパスに勝利した。 開幕3試合で2勝。『てっぺん』を目指すチームにとって、良いスタートを切れている。ここで初の連勝といきたいところだ。 ただ、名古屋戦は相手のブロックを崩せないという課題も。決定機は少なかった中で、なんとか競り勝ったという状況だ。フィニッシュの精度を上げていかなければ、苦しい戦いは続くだろう。 長らくJ2でも対戦経験のあるチーム。J1で古巣対戦となる高木善朗には注目が集まり、得意とする東京V相手に何を見せるのか。しっかりと勝って、上位に留まりたい。 ★予想スタメン[4-2-3-1] GK:小島亨介 DF:藤原奏哉、舞行龍ジェームズ、トーマス・デン、堀米悠斗 MF:宮本英治、秋山裕紀 MF:松田詠太郎、高木善朗、長谷川元希 FW:谷口海斗 監督:松橋力蔵 2024.03.16 13:55 Sat
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly