【日本代表プレビュー】組織力で上回り2連勝を目指す
2018.06.24 16:30 Sun
▽24日、日本代表はロシア・ワールドカップ(W杯)グループH第2戦でセネガル代表と対戦する。
▽初戦勝ち点3を取った両者の一戦。勝てばグループステージ突破が決定する可能性もある。互いに第3戦で優位に立つためにも、勝ち点3を目指して戦うことになる。
◆過去対戦は勝利なし
▽ナポリで活躍するDFカリドゥ・クリバリ、来季はシャルケでのプレーが決まっているDFサリフ・サネのセンターバックコンビは強固であり、中盤のMFイドリサ・グイエ(エバートン)やMFアルフレッド・エンディアイエ(ウォルバーハンプトン)ら守備的な選手の動きは整理されている。
▽過去の対戦は3試合あり、1分け2敗。ワールドカップでアフリカ勢との対戦成績は悪くない日本だが、ひと味もふた味も違うセネガルには、最大の警戒が必要となる。
▽初戦で敗れた大会は全てグループステージ敗退、逆に初戦で負けなかった大会はベスト16に進んでいる日本。この上ない結果を初戦で掴むことに成功した。
▽試合巧者というわけでもなく、10人のコロンビア相手に苦しむ時間帯も長かったが、結果として勝利したことは短期決戦では最高の結果だ。チームとしての戦い方をより整理することができれば、セネガル相手にも善戦できるだろう。コロンビアに勝利したことを自信に繋げ、チームとしての戦い方をピッチ上で体現することが何よりも重要となる。
◆初戦と同じメンバーで
▽セネガルがどの様に出てくるかは分からないが、ポーランド戦を見る限り単調な攻撃は通用しない。大迫のポストプレーや高さを使うにも、セネガルが上手く対応する可能性は高く、ロベルト・レヴァンドフスキですら手をこまねいた守備を崩す策は準備する必要があるだろう。
▽ポイントは、サイド攻撃。ポーランドもサイドを崩せてはいたが、中央でレヴァンドフスキが潰されていた。日本が高さ勝負ではなく、サイドを使ったスピード勝負に出れば、チャンスはあるだろう。
▽一方で、セネガルの攻撃陣をどう抑えるかも重要となる。この一戦は負けないことが重要。引き分けを狙いに行くことはしないほうが良いが、集中した守備がベースにあれば、勝ち点の計算は立つ。しかし、FWサディオ・マネ(リバプール)、FWエムバイェ・ニアン(トリノ)とスピードに長けた選手が善戦に揃っている。チームとしてどう守るのか。攻守に渡る組織的なプレーに注目したい。
★予想フォーメーション[4-2-3-1]
◆日本代表
DF:酒井宏樹、吉田麻也、昌子源、長友佑都
MF:柴崎岳、長谷部誠
MF:原口元気、香川真司、乾貴士
FW:大迫勇也
▽西野監督の言葉を信じれば初戦と同じメンバーがスタートのピッチに立つことになるだろう。懸念材料は2つ。守護神とボランチの人選だ。
▽コロンビア戦は相手が数的不利となったこともあり、決定的なピンチは少なかった。しかし、攻撃面に目を移すと、GKからの組み立ては皆無。ボールを持てる時間があることを考えると、GK川島永嗣には不安がある。特に、スピードのある相手の前線のプレスがかかった場合に、蹴り出すシーンが増えるだろう。セカンドボールへの対応を含めて、ポイントとなるだろう。
▽その点では、中盤のMF長谷部誠も気になるところだ。しっかりと中央を固めるという意識を持つには、MF山口蛍の起用を薦めたい。長谷部の特徴であるコーチングという点でも、コロンビア戦での出来には物足りなさを感じる。ボールを奪う力がある山口を置くことで、チームとしての守備が整理される可能性は高く、個で上回るセネガル相手には迷いをなくしたいところだ。
▽それでも、「我々のチーム力に自信は持って臨みたい」と西野監督が語った通り、チーム力で上回りたい日本。コロンビア戦の経験を、セネガル戦でもしっかりと披露してもらいたい。
◆セネガル代表[4-4-2]
DF:サバリ、S・サネ、クリバリ、ムサ・ワゲ
MF:サール、グイエ、A・エンディアイエ、マネ
FW:M・ディウフ、ニアン
◆連勝でグループ突破へ
▽セネガルは、前回出場した2002年の日韓ワールドカップで初出場ながらベスト8に進出。今大会は再現を狙うことは間違いないだろう。当時、ベスト8を経験したシッセ監督が、選手たちに強く語っているはず。日本にも勝利し、早々にグループステージ突破を決めたいはずだ。
▽対する日本も、3度目のグループステージ突破を掴みたいところ。下馬評の低さを結果で跳ね返してもらいたい。コロンビア戦の勝利により、日本国内はもちろん、世界各国にも衝撃を与えたSAMURAI BLUE。この勢いを継続させるためにも、しっかりとした試合にしてもらいたい。
▽グループステージ突破に向けた運命の一戦。セネガル戦は、24日(日)の24時にエカテリンブルクでキックオフを迎える。
▽初戦勝ち点3を取った両者の一戦。勝てばグループステージ突破が決定する可能性もある。互いに第3戦で優位に立つためにも、勝ち点3を目指して戦うことになる。
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▽第2戦の相手はセネガル。初戦でポーランド代表を2-1で下し、勝ち点3で並ぶ相手だ。ダークホース最右翼と予想したセネガルは、やはり強敵。アフリカ特有のフィジカルの強さ、スピード、懐の深さはもちろんのこと、アリウ・シッセ監督の下で整理された守備は、ポーランドをも苦しめた。▽ナポリで活躍するDFカリドゥ・クリバリ、来季はシャルケでのプレーが決まっているDFサリフ・サネのセンターバックコンビは強固であり、中盤のMFイドリサ・グイエ(エバートン)やMFアルフレッド・エンディアイエ(ウォルバーハンプトン)ら守備的な選手の動きは整理されている。
▽過去の対戦は3試合あり、1分け2敗。ワールドカップでアフリカ勢との対戦成績は悪くない日本だが、ひと味もふた味も違うセネガルには、最大の警戒が必要となる。
◆2連勝でグループ突破をたぐり寄せるか
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▽初戦のコロンビア戦、立ち上がりのPK獲得、相手選手の退場というエクスキューズもあったが、同点に追いつかれた後も攻撃の姿勢を続け、CKから大迫勇也のヘディングで勝ち越し。2-1で逃げ切ることに成功した。▽初戦で敗れた大会は全てグループステージ敗退、逆に初戦で負けなかった大会はベスト16に進んでいる日本。この上ない結果を初戦で掴むことに成功した。
▽試合巧者というわけでもなく、10人のコロンビア相手に苦しむ時間帯も長かったが、結果として勝利したことは短期決戦では最高の結果だ。チームとしての戦い方をより整理することができれば、セネガル相手にも善戦できるだろう。コロンビアに勝利したことを自信に繋げ、チームとしての戦い方をピッチ上で体現することが何よりも重要となる。
◆初戦と同じメンバーで
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▽西野朗監督はセネガル戦の前日会見でメンバーについて「基本的にスタートメンバーはコロンビア戦(と同じ)と現時点では考えています」とコメント。スタメン11人は同じとなりそうだ。▽セネガルがどの様に出てくるかは分からないが、ポーランド戦を見る限り単調な攻撃は通用しない。大迫のポストプレーや高さを使うにも、セネガルが上手く対応する可能性は高く、ロベルト・レヴァンドフスキですら手をこまねいた守備を崩す策は準備する必要があるだろう。
▽ポイントは、サイド攻撃。ポーランドもサイドを崩せてはいたが、中央でレヴァンドフスキが潰されていた。日本が高さ勝負ではなく、サイドを使ったスピード勝負に出れば、チャンスはあるだろう。
▽一方で、セネガルの攻撃陣をどう抑えるかも重要となる。この一戦は負けないことが重要。引き分けを狙いに行くことはしないほうが良いが、集中した守備がベースにあれば、勝ち点の計算は立つ。しかし、FWサディオ・マネ(リバプール)、FWエムバイェ・ニアン(トリノ)とスピードに長けた選手が善戦に揃っている。チームとしてどう守るのか。攻守に渡る組織的なプレーに注目したい。
★予想フォーメーション[4-2-3-1]
◆日本代表
(C)CWS Brains,LTD.
GK:川島永嗣DF:酒井宏樹、吉田麻也、昌子源、長友佑都
MF:柴崎岳、長谷部誠
MF:原口元気、香川真司、乾貴士
FW:大迫勇也
▽西野監督の言葉を信じれば初戦と同じメンバーがスタートのピッチに立つことになるだろう。懸念材料は2つ。守護神とボランチの人選だ。
▽コロンビア戦は相手が数的不利となったこともあり、決定的なピンチは少なかった。しかし、攻撃面に目を移すと、GKからの組み立ては皆無。ボールを持てる時間があることを考えると、GK川島永嗣には不安がある。特に、スピードのある相手の前線のプレスがかかった場合に、蹴り出すシーンが増えるだろう。セカンドボールへの対応を含めて、ポイントとなるだろう。
▽その点では、中盤のMF長谷部誠も気になるところだ。しっかりと中央を固めるという意識を持つには、MF山口蛍の起用を薦めたい。長谷部の特徴であるコーチングという点でも、コロンビア戦での出来には物足りなさを感じる。ボールを奪う力がある山口を置くことで、チームとしての守備が整理される可能性は高く、個で上回るセネガル相手には迷いをなくしたいところだ。
▽それでも、「我々のチーム力に自信は持って臨みたい」と西野監督が語った通り、チーム力で上回りたい日本。コロンビア戦の経験を、セネガル戦でもしっかりと披露してもらいたい。
◆セネガル代表[4-4-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:K・エンディアイエDF:サバリ、S・サネ、クリバリ、ムサ・ワゲ
MF:サール、グイエ、A・エンディアイエ、マネ
FW:M・ディウフ、ニアン
◆連勝でグループ突破へ
Getty Images
▽勝ち点3同士で並ぶ両者が目指すものは勝利だろう。セネガルはコロンビア、日本はポーランドとの試合を残す。同日に行われる試合の結果にもよるが、この対決で勝利した国にはグループステージ突破の可能性がある。▽セネガルは、前回出場した2002年の日韓ワールドカップで初出場ながらベスト8に進出。今大会は再現を狙うことは間違いないだろう。当時、ベスト8を経験したシッセ監督が、選手たちに強く語っているはず。日本にも勝利し、早々にグループステージ突破を決めたいはずだ。
▽対する日本も、3度目のグループステージ突破を掴みたいところ。下馬評の低さを結果で跳ね返してもらいたい。コロンビア戦の勝利により、日本国内はもちろん、世界各国にも衝撃を与えたSAMURAI BLUE。この勢いを継続させるためにも、しっかりとした試合にしてもらいたい。
▽グループステージ突破に向けた運命の一戦。セネガル戦は、24日(日)の24時にエカテリンブルクでキックオフを迎える。
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