【前日会見】西野朗監督、セネガル戦に向けて「我々のチーム力に自信は持って臨みたい」《ロシアW杯》
2018.06.24 00:45 Sun
▽日本代表は24日、ロシア・ワールドカップ(W杯)グループH第2節のセネガル代表戦に臨む。その一戦を翌日に控える中、日本代表を率いる西野朗監督がDF吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)と共に前日会見に出席した。
◆西野朗監督(日本代表)
──日本のマスコミではセネガルの運動量、フィジカルを警戒しているようだが、それ以外にセネガルの強いと思うところは何か?
「日本のサッカー界から見たアフリカ(のチーム)のイメージは、やはりフィジカル。まずは(そこを)警戒、対応しなければいけないと考えています。でも今回のセネガルのようなチームは肉体的な強さ、速さだけではない、選手が警戒しているところは非常にオーガナイズされているチーム。個々の強さ、速さを生かすための、攻撃権を得るために組織化されたディフェンスにフォーカスを当てて見ています。非常にディシプリン(規律)もあり、チームとしての組織的なところを警戒しています」
──3月に行われたヨーロッパ遠征でマリ代表と対戦したが、セネガルはマリと似ているか?
「ヨーロッパ遠征でマリと対戦しました。そして、ここに来る前に日本でガーナとも壮行試合をしました。アフリカのチームとテストマッチした中で、アフリカと言っても色々な地域によってタイプが全く違う。マリともガーナとも違うセネガルが、そこにはあると思っています。なかなか測れないところはありますが、感覚的に速さや強さなど個人的な感覚はある程度テストの中で体感できたところはある。でも、セネガルのようなチームの規律がしっかり整っているチームとは、テストできていない。非常にこう、個の力を爆発的に出してくるためのチームディシプリンがある。明日、想像以上のものがあるのではと、選手たちも思っています」
──セネガルをどうやって崩すのか、弱点はあるのか?
「ここ数日、セネガルに対して、我々のチームの中の乾(今大会最軽量の59kg)と大島(168cm)に、5kg増量せよ、5cm身長を伸ばせと、要求したが調整に失敗して(笑)。それ以外のところで対応しないといけないことを余儀なくされている」
「軽い身体でもボールを使って考えながらプレーしセネガルに対抗する。肉体的なコンタクトが多いゲーム展開だと状況は不利ですが、色々な変化をし、想定してないところのクイックネスを生かしたり、しっかりボールを動かして対応していく。なかなかウィークポイントが見当たらないので、肉体ではなく頭の方を整理して戦術を考えていかないといけない」
「前線の2人の選手ですとか、サイドのプレーヤー、マネ選手然りですけども、個々のスピード。グループでの守備を考えても、そこを打開してくるような、破壊する力が個々に存在する。組織的に守ろうとしても個の力で粉砕される状況が考えられますし、入れ違った瞬間の中で、また対応しなければいけない。(セネガルは)直線的なプレー、力が攻撃のベースにはあると思うので、しっかり遅らせる、止めるというような、推進力を抑える対応をチームとして考えなければいけないなと思います」
──ベースキャンプ地のカザンで行われた練習後に「セネガル戦のベースはコロンビア戦と変えない」と話していたが、この2日間でメンバー、システムに関して何か考えは変わったか?
「あまり、お答えしたくないですね(笑)。ただ全員がピッチに立てる現実はありますし、しかも、コンディションが悪い選手はいない。選択肢はあります。ただ初戦、数的優位な状況ではありましたが、戦い切れた。基本的にはスタートメンバーはコロンビア戦(と同じ)と現時点では考えています」
──組織的なセネガルを恐れているように見えるが、何か特別なプランがあるか?
「恐れというのは全く思っていない。我々のチーム力に自信は持って臨みたい。ただ、今までイメージしてきたアフリカのチームとは、また違う強さ、チームとしての強さが今回のセネガルにはある。スーパースターだけではないチームとしての対応を考えると難しさはあるが、選手とここ数日、どう対応していくか準備してきたので。恐れるというよりは楽しみに考えたい。どう攻略するかを明日、見せたいなと」
◆西野朗監督(日本代表)
──日本のマスコミではセネガルの運動量、フィジカルを警戒しているようだが、それ以外にセネガルの強いと思うところは何か?
「日本のサッカー界から見たアフリカ(のチーム)のイメージは、やはりフィジカル。まずは(そこを)警戒、対応しなければいけないと考えています。でも今回のセネガルのようなチームは肉体的な強さ、速さだけではない、選手が警戒しているところは非常にオーガナイズされているチーム。個々の強さ、速さを生かすための、攻撃権を得るために組織化されたディフェンスにフォーカスを当てて見ています。非常にディシプリン(規律)もあり、チームとしての組織的なところを警戒しています」
「ヨーロッパ遠征でマリと対戦しました。そして、ここに来る前に日本でガーナとも壮行試合をしました。アフリカのチームとテストマッチした中で、アフリカと言っても色々な地域によってタイプが全く違う。マリともガーナとも違うセネガルが、そこにはあると思っています。なかなか測れないところはありますが、感覚的に速さや強さなど個人的な感覚はある程度テストの中で体感できたところはある。でも、セネガルのようなチームの規律がしっかり整っているチームとは、テストできていない。非常にこう、個の力を爆発的に出してくるためのチームディシプリンがある。明日、想像以上のものがあるのではと、選手たちも思っています」
──セネガルをどうやって崩すのか、弱点はあるのか?
「ここ数日、セネガルに対して、我々のチームの中の乾(今大会最軽量の59kg)と大島(168cm)に、5kg増量せよ、5cm身長を伸ばせと、要求したが調整に失敗して(笑)。それ以外のところで対応しないといけないことを余儀なくされている」
「軽い身体でもボールを使って考えながらプレーしセネガルに対抗する。肉体的なコンタクトが多いゲーム展開だと状況は不利ですが、色々な変化をし、想定してないところのクイックネスを生かしたり、しっかりボールを動かして対応していく。なかなかウィークポイントが見当たらないので、肉体ではなく頭の方を整理して戦術を考えていかないといけない」
──警戒する選手は?
「前線の2人の選手ですとか、サイドのプレーヤー、マネ選手然りですけども、個々のスピード。グループでの守備を考えても、そこを打開してくるような、破壊する力が個々に存在する。組織的に守ろうとしても個の力で粉砕される状況が考えられますし、入れ違った瞬間の中で、また対応しなければいけない。(セネガルは)直線的なプレー、力が攻撃のベースにはあると思うので、しっかり遅らせる、止めるというような、推進力を抑える対応をチームとして考えなければいけないなと思います」
──ベースキャンプ地のカザンで行われた練習後に「セネガル戦のベースはコロンビア戦と変えない」と話していたが、この2日間でメンバー、システムに関して何か考えは変わったか?
「あまり、お答えしたくないですね(笑)。ただ全員がピッチに立てる現実はありますし、しかも、コンディションが悪い選手はいない。選択肢はあります。ただ初戦、数的優位な状況ではありましたが、戦い切れた。基本的にはスタートメンバーはコロンビア戦(と同じ)と現時点では考えています」
──組織的なセネガルを恐れているように見えるが、何か特別なプランがあるか?
「恐れというのは全く思っていない。我々のチーム力に自信は持って臨みたい。ただ、今までイメージしてきたアフリカのチームとは、また違う強さ、チームとしての強さが今回のセネガルにはある。スーパースターだけではないチームとしての対応を考えると難しさはあるが、選手とここ数日、どう対応していくか準備してきたので。恐れるというよりは楽しみに考えたい。どう攻略するかを明日、見せたいなと」
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