南アフリカW杯以来の初戦勝利の西野監督「大きなアドバンテージを得た」《ロシアW杯》
2018.06.20 05:10 Wed
▽日本代表は19日、ロシア・ワールドカップ(W杯)グループH第1節でコロンビア代表と対戦した。
▽12日に行われたパラグアイ代表戦(4-2で勝利)から先発メンバー7人を入れ替えて臨んだ一戦は、MF香川真司とFW大迫勇也のゴールを守り抜き2-1で勝利。2010年の南アフリカ・ワールドカップ以来の初戦勝利を手にした。
▽試合後、西野朗監督は会見に出席。試合を振り返り、ハーフタイムでの修正力と対応力がコロンビアを上回ったことが勝利に繋がったと語った。
「スタートから非常にアグレッシブに入ることができました。そして数的優位な状況で試合をすることができた。ただ、選手にはハーフタイムにも“すべてが数的優位ではなくて、ポジショニングでの優位というのを持たないといけない”と伝えました。何となく優位で攻守にアドバンテージがある戦い方だったので、得点をしてからコロンビアにポジショニングでの優位性を与えていた。前半は流れの中で優位に進めることができませんでした」
「ハーフタイムに選手たちには、前半以上に動く中で優位なポジショニング(を求めた結果)、ポゼッションもかなり高まり、ファルカオはじめ相手の前線の選手のエネルギーを失わせた。自分たちでボールをコントロールできた後半だったと思います。中途半端に攻め込んでフィニッシュではなく、これは勝ち切る、勝てるゲームであるし、そういう積極性を持っていかないといけない」
──今日の先発メンバーをいつ決めて、どこに狙いがあったのか。そして、この1勝がチームに与える影響は?
「すべて、初戦のコロンビアに対して準備をすると言ってきましたので、今までの準備はすべて今日のゲーム。自分の中で、固定した形、メンバーで今日を迎えるというのではなく、いろいろなテストをした上でメンバー、形、システムを決めたいと思っていました」
「パラグアイ戦まで、システムも選手もトライする中で、最後は中盤でのディフェンス・攻防で3試合とも優位に立てるかどうかというところを考えて、今日はそういうキャスティング。柴崎、香川、乾、そういうボールをある程度うまく、自分でもグループでも扱える選手が必要であると。リアクションだけにならず、ディフェンス中心の中で試合を進めて、最後のところに懸けるということなら別のキャスティングだったと思いますが、中盤である程度のイニシアチブをとりたいという意図があっての中盤の構成でした。香川もかなり状態が良くなっていました。それは、パラグアイ戦を通して感じたところです。乾に関しても、日本での合宿では難しい状態でしたが、そういう選手たちが中盤で必要だと思って起用しました」
「最高の目標設定をした中での結果です。勝ち切る、全員が勝負に対してこだわって後半に入れたというところ。初戦をこういう形で終えることができたのは、大きなアドバンテージを得たと考えますけれど、2戦目も3戦目も非常に厳しい相手ですし、しっかり対応したいと思います。その中で、自分たちのストロングをいかに出せるかというところをフォーカスしながら対応していきたいと思います。常に相手のストロングに対応するだけだは、勝負ということになれば、おそらく確率的に低くなる。自分たちのストロングというものをいかに出せるかということを、追求しながら準備していきたいと思います」
──ロシアの伝統では成功するとお祝いをしますが、今日のゴールでどんなお祝いをしたいか?
「今日、優勝したのであれば、サランスクのメイン通りを全員でパレードしたいのですが、3ポイントを取っただけなので、次の会場に、そしてモスクワの会場までとっておきたいと思います」
──ストロングを出していきたいということだが、コロンビアが10人になったことで、相手のどんなところを突いていこうと思ったのか?
「最初に話しましたが、数的優位というのは決してゲームの中では優位ではないということ。ポジショニングをいかに取っていくか。1人余っている中で、自然と前線から入っていける状況にありますし、それを実践していました」
「あとはサイドになります。攻撃面では、ボールをしっかり出し入れしながら、前線の選手のスタミナを失わせるような、それぐらいの余裕をもってボールを動かさなければならない。そしてサイドに起点を作った。後半は酒井宏樹、本田も右サイドで崩しに参加していましたけれど」
「両サイドともボールを動かしていく中で優位性を作っていくということ。それを冷静に後半はできていましたし、選手たちが非常にリアクションが高まって、ボールをテンポ良く動かせるシーンがあった。選手たちの戦術的な理解が、はっきりと選手たちで共有することができていました。だから、中でボールが動かせたということだと思います」
▽12日に行われたパラグアイ代表戦(4-2で勝利)から先発メンバー7人を入れ替えて臨んだ一戦は、MF香川真司とFW大迫勇也のゴールを守り抜き2-1で勝利。2010年の南アフリカ・ワールドカップ以来の初戦勝利を手にした。
「スタートから非常にアグレッシブに入ることができました。そして数的優位な状況で試合をすることができた。ただ、選手にはハーフタイムにも“すべてが数的優位ではなくて、ポジショニングでの優位というのを持たないといけない”と伝えました。何となく優位で攻守にアドバンテージがある戦い方だったので、得点をしてからコロンビアにポジショニングでの優位性を与えていた。前半は流れの中で優位に進めることができませんでした」
「ハーフタイムに選手たちには、前半以上に動く中で優位なポジショニング(を求めた結果)、ポゼッションもかなり高まり、ファルカオはじめ相手の前線の選手のエネルギーを失わせた。自分たちでボールをコントロールできた後半だったと思います。中途半端に攻め込んでフィニッシュではなく、これは勝ち切る、勝てるゲームであるし、そういう積極性を持っていかないといけない」
「リスタートではあったが決定機はいくつかありましたし、ハーフタイムでの修正力、対応力が運動量も含めて、コロンビアを上回ることができた。やっぱりハメスが出てきたか」と思ったんですが、個人で対応するというよりは、うまく全体で、彼がいるポジションに合わせて選手が対応する。後半はある程度、自分たちの計画どおりにできました。ボールもある程度保持することができた。そういう中で2点目に結びついたのではないかと思っています。選手がアグレッシブに、スタートからスムーズに入れたのはよかったと思います」
──今日の先発メンバーをいつ決めて、どこに狙いがあったのか。そして、この1勝がチームに与える影響は?
「すべて、初戦のコロンビアに対して準備をすると言ってきましたので、今までの準備はすべて今日のゲーム。自分の中で、固定した形、メンバーで今日を迎えるというのではなく、いろいろなテストをした上でメンバー、形、システムを決めたいと思っていました」
「パラグアイ戦まで、システムも選手もトライする中で、最後は中盤でのディフェンス・攻防で3試合とも優位に立てるかどうかというところを考えて、今日はそういうキャスティング。柴崎、香川、乾、そういうボールをある程度うまく、自分でもグループでも扱える選手が必要であると。リアクションだけにならず、ディフェンス中心の中で試合を進めて、最後のところに懸けるということなら別のキャスティングだったと思いますが、中盤である程度のイニシアチブをとりたいという意図があっての中盤の構成でした。香川もかなり状態が良くなっていました。それは、パラグアイ戦を通して感じたところです。乾に関しても、日本での合宿では難しい状態でしたが、そういう選手たちが中盤で必要だと思って起用しました」
「最高の目標設定をした中での結果です。勝ち切る、全員が勝負に対してこだわって後半に入れたというところ。初戦をこういう形で終えることができたのは、大きなアドバンテージを得たと考えますけれど、2戦目も3戦目も非常に厳しい相手ですし、しっかり対応したいと思います。その中で、自分たちのストロングをいかに出せるかというところをフォーカスしながら対応していきたいと思います。常に相手のストロングに対応するだけだは、勝負ということになれば、おそらく確率的に低くなる。自分たちのストロングというものをいかに出せるかということを、追求しながら準備していきたいと思います」
──ロシアの伝統では成功するとお祝いをしますが、今日のゴールでどんなお祝いをしたいか?
「今日、優勝したのであれば、サランスクのメイン通りを全員でパレードしたいのですが、3ポイントを取っただけなので、次の会場に、そしてモスクワの会場までとっておきたいと思います」
──ストロングを出していきたいということだが、コロンビアが10人になったことで、相手のどんなところを突いていこうと思ったのか?
「最初に話しましたが、数的優位というのは決してゲームの中では優位ではないということ。ポジショニングをいかに取っていくか。1人余っている中で、自然と前線から入っていける状況にありますし、それを実践していました」
「あとはサイドになります。攻撃面では、ボールをしっかり出し入れしながら、前線の選手のスタミナを失わせるような、それぐらいの余裕をもってボールを動かさなければならない。そしてサイドに起点を作った。後半は酒井宏樹、本田も右サイドで崩しに参加していましたけれど」
「両サイドともボールを動かしていく中で優位性を作っていくということ。それを冷静に後半はできていましたし、選手たちが非常にリアクションが高まって、ボールをテンポ良く動かせるシーンがあった。選手たちの戦術的な理解が、はっきりと選手たちで共有することができていました。だから、中でボールが動かせたということだと思います」
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