いざ初戦コロンビア戦へ! 西野朗日本代表監督前日会見《ロシアW杯》
2018.06.19 02:20 Tue
▽日本代表は19日、ロシア・ワールドカップ(W杯)グループH第1節のコロンビア代表戦に臨む。その一戦を翌日に控える中、日本代表を率いる西野朗監督が主将のMF長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)と共に前日会見に出席した。
▽西野監督は、冒頭で18日に大阪府北部を襲った震度6弱の地震や、負傷離脱の恐れが取り沙汰されたFW岡崎慎司(レスター・シティ/イングランド)について触れ、「自分たちからアクションを起こしていき、ゲームをコントロールしたい」と意気込んだ。
◆西野朗監督(日本代表)
──(会場の)サランスク入り後のコンディション
「昨日の未明に大阪を中心とした震災があり、関係している選手、(被災地に)家族がいることで、精神的な影響を受けた選手がいる。彼らの心理的なところが一番気になるところ。スタッフでケアしていて、一刻も早く落ち着いた状態に戻ってもらいたい」
「ホテル内でも動揺するような状況があった。今朝は普段通りとは言えない状況だった。そこは少し気になるところ。ただ、チームは順調に現地に入った。多分、みなさんは岡崎(慎司)のことを心配していると思う」
「確かにグラウンドレベルでできなかったこともある。だが、昨日と今日のチェックを経て、メンバーリストに入っているので、心配しないでほしい」
「みなさんもご存知かと思って話したが、震災と同じ時刻に(警報器の)誤作動があった。最初はモーニングコールだと思ったが、長い間鳴り続けた。非常にデリケートな選手は毎朝見る顔と違って、寝不足の顔をしていた。昨晩はそういうトラブルがあった」
──本田圭佑の現状について。相手のキーマンであるハメス・ロドリゲスの対応策について
「本田圭佑は欧州のリーグからメキシコのリーグに移り、その中で成長を図ってきている。代表の招集を受けたり、受けなかったりした時期もあったが、私自身は彼の技術面や精神面、今の代表に不可欠な部分を期待して招集した」
「その期待に応えて、ここ1カ月のテストマッチ3試合のうち2試合にトライしてもらって、確実に彼本来のプレーに近いところにきていると確信している」
「ハメスに関して、彼はコロンビアのシンボル。プレーメーカーであり、ポイントゲッターでもあり、抑えるのは非常に難しい。誰が彼を抑えるかではなく、グループとして、チームとして彼を見ていかないといけない」
「彼を自由にさせたり、スペースや時間を与えてしまうと、コロンビアのチームスタイルが確立されていく。マンマークで彼をピッチから追い出すことで戦える確信が持てるのであれば、それも考えたい。だが、そうもいかない選手」
「彼は縦横無尽に、ピッチに、ボールに、スペースに顔を出してくる選手なので、チーム全体で彼のポジションに合わせる中で対応していきたい」
──コロンビア戦のゲームプランについて
「スタートからリアクションサッカーという戦いは望んでいない。自分たちからアクションを起こしていき、ゲームをコントロールしたい」
「ただ、それ以上に、コロンビアのハメスを中心とした攻撃の展開力や、フィニッシュに持ち込むリズムを止めていきたい」
「彼らのテンポに合わせてリアクションになるのは避けたい。その中でも、自分たちからアクションを起こしていけるようにしたい」
「それは守備から攻撃に関して、どれだけ勇気を出せるか。ゴールに向かえるか。それを選手に意識付けたい。常にディフェンスのポジショニングや、1人1人のハードワークを求めることだけに終始したくない」
「我々も十分にボールを確保できるし、攻撃を仕掛けられるという自信を選手に持たせたい。攻撃的なところのフォーカスさせてピッチに送り出したい。当然、リスペクトしてディフェンスに追われる時間も長いかもしれない」
「その中でも、選手たちに逆転していく展開のスイッチを入れることをしっかり意識させておきたい思う」
──長谷部誠主将が「準備期間に限りがあった」と話したが、明日への手応えは。また、コロンビアのフィジカル面についての対応策は
「4年間準備されてきた(コロンビアの)監督と、1カ月の準備期間しかなかった私、その時間的な差を感じたら勝てない。その中でも、選手たちとコロンビアを倒すためにできる限りの準備、これは十二分とはいかないまでも十分だったという手応えがある」
「それをぶつけるだけ。その上で、選手が明日、ああいう大舞台で違った反応を起こしてくれることを信じたいし、十分に戦えるスピリットを持ってサランスクに入ってきたつもり。自信をもって明日、ピッチに送り出したいと思う」
「コロンビアのフィジカル面に関して、色々な要素がある。我々にはクイックネスや連動する力とか、ボールを伴ってプレーできる強みがある。そういう部分、日本の選手が持っている技術力、規律を持って動きながら入っていけるようなプレーをたくさん出したい」
「選手たちの本来持っているプレーが明日の大舞台で出せるのか、ネガティブな要素もたくさんあると思う。そういう精神的な、心理的なところで少なくともコロンビアより優位性を持たせてピッチに送り出したい」
▽西野監督は、冒頭で18日に大阪府北部を襲った震度6弱の地震や、負傷離脱の恐れが取り沙汰されたFW岡崎慎司(レスター・シティ/イングランド)について触れ、「自分たちからアクションを起こしていき、ゲームをコントロールしたい」と意気込んだ。
──(会場の)サランスク入り後のコンディション
「昨日の未明に大阪を中心とした震災があり、関係している選手、(被災地に)家族がいることで、精神的な影響を受けた選手がいる。彼らの心理的なところが一番気になるところ。スタッフでケアしていて、一刻も早く落ち着いた状態に戻ってもらいたい」
「ホテル内でも動揺するような状況があった。今朝は普段通りとは言えない状況だった。そこは少し気になるところ。ただ、チームは順調に現地に入った。多分、みなさんは岡崎(慎司)のことを心配していると思う」
「確かにグラウンドレベルでできなかったこともある。だが、昨日と今日のチェックを経て、メンバーリストに入っているので、心配しないでほしい」
──“ホテル内でも動揺するような状況”というのは具体的にどのようなことか
「みなさんもご存知かと思って話したが、震災と同じ時刻に(警報器の)誤作動があった。最初はモーニングコールだと思ったが、長い間鳴り続けた。非常にデリケートな選手は毎朝見る顔と違って、寝不足の顔をしていた。昨晩はそういうトラブルがあった」
──本田圭佑の現状について。相手のキーマンであるハメス・ロドリゲスの対応策について
「本田圭佑は欧州のリーグからメキシコのリーグに移り、その中で成長を図ってきている。代表の招集を受けたり、受けなかったりした時期もあったが、私自身は彼の技術面や精神面、今の代表に不可欠な部分を期待して招集した」
「その期待に応えて、ここ1カ月のテストマッチ3試合のうち2試合にトライしてもらって、確実に彼本来のプレーに近いところにきていると確信している」
「ハメスに関して、彼はコロンビアのシンボル。プレーメーカーであり、ポイントゲッターでもあり、抑えるのは非常に難しい。誰が彼を抑えるかではなく、グループとして、チームとして彼を見ていかないといけない」
「彼を自由にさせたり、スペースや時間を与えてしまうと、コロンビアのチームスタイルが確立されていく。マンマークで彼をピッチから追い出すことで戦える確信が持てるのであれば、それも考えたい。だが、そうもいかない選手」
「彼は縦横無尽に、ピッチに、ボールに、スペースに顔を出してくる選手なので、チーム全体で彼のポジションに合わせる中で対応していきたい」
──コロンビア戦のゲームプランについて
「スタートからリアクションサッカーという戦いは望んでいない。自分たちからアクションを起こしていき、ゲームをコントロールしたい」
「ただ、それ以上に、コロンビアのハメスを中心とした攻撃の展開力や、フィニッシュに持ち込むリズムを止めていきたい」
「彼らのテンポに合わせてリアクションになるのは避けたい。その中でも、自分たちからアクションを起こしていけるようにしたい」
「それは守備から攻撃に関して、どれだけ勇気を出せるか。ゴールに向かえるか。それを選手に意識付けたい。常にディフェンスのポジショニングや、1人1人のハードワークを求めることだけに終始したくない」
「我々も十分にボールを確保できるし、攻撃を仕掛けられるという自信を選手に持たせたい。攻撃的なところのフォーカスさせてピッチに送り出したい。当然、リスペクトしてディフェンスに追われる時間も長いかもしれない」
「その中でも、選手たちに逆転していく展開のスイッチを入れることをしっかり意識させておきたい思う」
──長谷部誠主将が「準備期間に限りがあった」と話したが、明日への手応えは。また、コロンビアのフィジカル面についての対応策は
「4年間準備されてきた(コロンビアの)監督と、1カ月の準備期間しかなかった私、その時間的な差を感じたら勝てない。その中でも、選手たちとコロンビアを倒すためにできる限りの準備、これは十二分とはいかないまでも十分だったという手応えがある」
「それをぶつけるだけ。その上で、選手が明日、ああいう大舞台で違った反応を起こしてくれることを信じたいし、十分に戦えるスピリットを持ってサランスクに入ってきたつもり。自信をもって明日、ピッチに送り出したいと思う」
「コロンビアのフィジカル面に関して、色々な要素がある。我々にはクイックネスや連動する力とか、ボールを伴ってプレーできる強みがある。そういう部分、日本の選手が持っている技術力、規律を持って動きながら入っていけるようなプレーをたくさん出したい」
「選手たちの本来持っているプレーが明日の大舞台で出せるのか、ネガティブな要素もたくさんあると思う。そういう精神的な、心理的なところで少なくともコロンビアより優位性を持たせてピッチに送り出したい」
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