スイスに無得点で敗戦の日本代表・西野朗監督「常に可能性を最後まで求める」《国際親善試合》
2018.06.09 17:10 Sat
▽日本代表は8日、国際親善試合でスイス代表と対戦した。
▽ロシア・ワールドカップ前の貴重なテストマッチだったが、2-0で敗戦。5月30日のガーナ代表戦に続き、無得点での敗戦となった。
▽試合後、西野朗監督が取材陣の質問に応対。12日に行われるワールドカップ前最後の試合となるパラグアイ代表戦では、バックアッパーを起用すると明言した。
◆西野朗監督
「可能性を常に求めて今やっているので、メンバーを固定してシステムを固定して精度を上げていこうという形ではなく、色々な可能性を求めています。バックアップの選手たち、彼らの充実、バックアッパーのコンディションやメンタル、この長い期間の中で固定した11人プラスアルファの選手で戦えると思っていません。そういったバックアッパーたちの充実というか、制限された時間の中で入ってくる選手の今の状態も必要だと思っています」
「パラグアイ戦ではバックアッパー、今トレーニングしている選手たち(スイス戦に出場しなかった選手)に入ってもらおうと思っています。常に可能性を最後まで求めて、どうコロンビア戦に入っていけるかです。チームとしては人が変わっても成立するものだと思っています」
「縦への意識というのは、これはどのスタイルをとったとしても、どの選手が入ったとしても、スイッチが縦に圧力がかからない限り、チャンスも生まれなければ、得点も…理詰めでポゼッションしていって崩れるものではないです。スイッチをいれるためのポゼッションを考えています」
「タメを作るために自分たちでボールを保持して、パスワークの中でスペースを見つけていくということはかなりできていたと思う。その中で、スイッチを入れた縦の攻撃、クロスのところが、スイスのセンターバックを含めた密集でやっていくことは、更に何かを考えてアイデアを持っていかないといけないです」
──周りのボールを持っていない選手が動く必要があると
「動きも必要ですし、高さでターゲットがしっかり取れることでもないので、武藤、岡崎、サコ(大迫)もそうですが、単純なクロスでフィニッシュに行ける訳でもないです。動きの中で、グラウンダーのボールや、ディフェンダーとGKの間に早いボールを入れるとか」
「ターゲットを狙うボールではなく、チャレンジのボールはある程度スペースに入っていく必要があるかな」
──迫力は基本原則としてみせろということか、それとも指示か
「人のかけ方もあると思います。1トップでシャドーが3枚ということは、ボックスのこぼれ球とか、ステイしているポジションではノーチャンスだと思います。迫力をつけるには、1人がニアサイドに走って行って、潰れて、こぼれ球をセカンドラインが狙うとか。数で本田が入る、原口が入る、宇佐美がボックスに飛び込んでいくという人をかけた迫力も生んでいかなくてはいけないと思います」
「単純なクロスを上げただけでは、人が入っていっても、今のシャドーでは難しいと思う」
──勝負がかかったらできるのか
「執着心というか、ボールに対しての意欲というのは、最後数%は出るとは思うが、それのための形とかチャンス作りは増やしていかないと、ボールがどんどんボックスに入って行くような状況を、今日以上に作らないとチャンスは無いと思います」
「(ディフェンダーを)引き出すためのミドルシュートも必要だと思いますし、もっと揺さぶる、変化させるというイメージを共有できればと思います。2人ではなく、3人とか。非常に難しいです」
▽ロシア・ワールドカップ前の貴重なテストマッチだったが、2-0で敗戦。5月30日のガーナ代表戦に続き、無得点での敗戦となった。
◆西野朗監督
「可能性を常に求めて今やっているので、メンバーを固定してシステムを固定して精度を上げていこうという形ではなく、色々な可能性を求めています。バックアップの選手たち、彼らの充実、バックアッパーのコンディションやメンタル、この長い期間の中で固定した11人プラスアルファの選手で戦えると思っていません。そういったバックアッパーたちの充実というか、制限された時間の中で入ってくる選手の今の状態も必要だと思っています」
「パラグアイ戦ではバックアッパー、今トレーニングしている選手たち(スイス戦に出場しなかった選手)に入ってもらおうと思っています。常に可能性を最後まで求めて、どうコロンビア戦に入っていけるかです。チームとしては人が変わっても成立するものだと思っています」
──イメージの共有という点に関しては、早くパスを繋ぐということへの手応えは
「縦への意識というのは、これはどのスタイルをとったとしても、どの選手が入ったとしても、スイッチが縦に圧力がかからない限り、チャンスも生まれなければ、得点も…理詰めでポゼッションしていって崩れるものではないです。スイッチをいれるためのポゼッションを考えています」
「タメを作るために自分たちでボールを保持して、パスワークの中でスペースを見つけていくということはかなりできていたと思う。その中で、スイッチを入れた縦の攻撃、クロスのところが、スイスのセンターバックを含めた密集でやっていくことは、更に何かを考えてアイデアを持っていかないといけないです」
──周りのボールを持っていない選手が動く必要があると
「動きも必要ですし、高さでターゲットがしっかり取れることでもないので、武藤、岡崎、サコ(大迫)もそうですが、単純なクロスでフィニッシュに行ける訳でもないです。動きの中で、グラウンダーのボールや、ディフェンダーとGKの間に早いボールを入れるとか」
「ターゲットを狙うボールではなく、チャレンジのボールはある程度スペースに入っていく必要があるかな」
──迫力は基本原則としてみせろということか、それとも指示か
「人のかけ方もあると思います。1トップでシャドーが3枚ということは、ボックスのこぼれ球とか、ステイしているポジションではノーチャンスだと思います。迫力をつけるには、1人がニアサイドに走って行って、潰れて、こぼれ球をセカンドラインが狙うとか。数で本田が入る、原口が入る、宇佐美がボックスに飛び込んでいくという人をかけた迫力も生んでいかなくてはいけないと思います」
「単純なクロスを上げただけでは、人が入っていっても、今のシャドーでは難しいと思う」
──勝負がかかったらできるのか
「執着心というか、ボールに対しての意欲というのは、最後数%は出るとは思うが、それのための形とかチャンス作りは増やしていかないと、ボールがどんどんボックスに入って行くような状況を、今日以上に作らないとチャンスは無いと思います」
「(ディフェンダーを)引き出すためのミドルシュートも必要だと思いますし、もっと揺さぶる、変化させるというイメージを共有できればと思います。2人ではなく、3人とか。非常に難しいです」
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