【日本代表プレビュー】残り2試合のテスト、W杯出場国相手にどう戦うか
2018.06.08 12:00 Fri
▽8日、日本代表はロシア・ワールドカップ前の調整試合として、同じくロシア・ワールドカップに出場するスイス代表と対戦する。日本代表メンバー23名が発表されてから初の実戦となる試合。時間がない中でチームを作り上げる中では、重要な位置づけになる。
◆FIFAランク6位のW杯出場国
▽プレーオフでは北アイルランド代表と対戦し、2戦合計1-0で勝利。4大会連続11度目のワールドカップ出場となった。
▽伝統的に固い守備を特長としているスイスは、今回のチームも同様。しっかりとした守り、そこからの攻撃で勝利を掴むスタイルだ。
◆貴重な残り2試合の初戦
▽西野朗監督が率いる日本代表にとっては、貴重な一試合となる。ワールドカップに臨むメンバー発表前の5月30日に行われたキリンチャレンジカップ2018のガーナ代表戦では、壮行試合、そして初陣という状況ながら0-2で惨敗。内容も乏しいものとなり、国民に失望感を与えてしまった。
▽19日に控える初戦のコロンビア代表戦までには、スイス代表戦、そしてパラグアイ代表戦の2試合が組まれており、直前のこの2試合で確認をするとともに、コンディションや精度を上げていきたい。
◆新システムをテスト
▽後半は選手を入れ替え、[4-2-3-1]のシステムもテスト。前任のヴァイッド・ハリルホジッチ監督時代からもトライしていたシステムだが、[4-3-3]というよりは明確にトップ下を配置し、2列目に3枚を並べる形を見せた。
▽そこからメンバーを23名に絞って迎えるスイス戦。事前の合宿などでの雰囲気では、[4-2-3-1]を試すことが予想される。
★予想フォーメーション[4-2-3-1]
DF:酒井高徳、吉田麻也、槙野智章、長友佑都
MF:長谷部誠、大島僚太
MF:原口元気、本田圭佑、宇佐美貴史
FW:大迫勇也
▽ガーナ代表戦で採用した[3-4-2-1]ではなく、[4-2-3-1]をテストすると予想。西野監督は3バックとも4バックとも決めていないことを常に強調しており、どちらがベストなのかを判断するつもりだろう。
▽GKは川島永嗣と予想する。ガーナ戦では、2失点に絡んでしまい、良いパフォーマンスを見せたとは言いがたい。3バックで臨むならば、より足元の技術に長けている中村航輔を推したいが、4バックならば川島を起用するのだろう。
▽4バックはいつもの顔ぶれが並ぶと予想。しかし、右サイドバックの1stチョイスはDF酒井高徳になると見る。ガーナ代表戦では右ウイングバックとして後半から出場。これまではDF酒井宏樹がメインで務めていたが、西野監督は酒井高をテストするとみる。センターバックはDF吉田麻也とDF槙野智章、左サイドバックはDF長友佑都になるだろう。
▽中盤のボランチは、前回は3バックの中央を務めたMF長谷部誠、そしてポゼッションスタイルに大きな影響を与えるMF大島僚太と予想。ボールをキープし、展開できる大島の存在はカギになりそうだ。また、両サイドはデュッセルドルフでも同ポジションでコンビを組む、MF原口元気とMF宇佐美貴史と予想。クラブとはサイドが逆になり、原口が右、宇佐美が左になるとみる。トップ下は、MF本田圭佑となるだろう。MF香川真司のガーナ戦のパフォーマンスを見る限り、現状では本田のほうが調子が良い。久々のトップ下でどの様なプレーを見せるか注目だ。
▽1トップは、FW大迫勇也となるだろう。西野監督が目指すサッカーでは、大迫がキーマンとなる。ボールを収めてからどの様な展開を見せるのか。ガーナ戦で機能しなかった攻撃面に注目だ。
◆まずはテストを繰り返すこと
▽トップ下を置くシステムはハリルホジッチ前監督下ではほとんど行わず、3トップ気味の[4-3-3-]が主流だった。中央に厚みをもたらせ、ポゼッションを高めた上で、サイドをいかに使うかが重要となる。
▽また、ボランチの2枚とセンターバックの2枚の連係も重要だ。ガーナ戦では、3バックとダブルボランチの連係が悪く、ビルドアップも上手くいかなければ、GKとのコミュニケーションにも問題があり2ゴールをミスから与えてしまった。守備面でもどのように改善がなされるか。本大会では守備の時間が長くなることが予想されるだけに、今のうちに整理しておきたい。
▽ガーナ戦に出場しなかったメンバーも含め、初戦であるコロンビア代表戦に向けてどの様に調整するか。スイス代表との一戦は、8日の26時にキックオフを迎える。
◆FIFAランク6位のW杯出場国
Getty Images
▽スイス代表は、7日に発表された最新のFIFAランキングで6位。強豪国という立ち位置だ。欧州予選ではユーロ王者であるポルトガル代表と同じグループBに入り、最終節を前にしてグループ首位に。しかし、最終節でポルトガルに得失点差で抜かれ、2位でプレーオフに回った。▽伝統的に固い守備を特長としているスイスは、今回のチームも同様。しっかりとした守り、そこからの攻撃で勝利を掴むスタイルだ。
◆貴重な残り2試合の初戦
▽西野朗監督が率いる日本代表にとっては、貴重な一試合となる。ワールドカップに臨むメンバー発表前の5月30日に行われたキリンチャレンジカップ2018のガーナ代表戦では、壮行試合、そして初陣という状況ながら0-2で惨敗。内容も乏しいものとなり、国民に失望感を与えてしまった。
▽開幕2カ月前の突然の監督交代に始まり、不安要素だらけで6月に突入した日本代表。しかし、開幕が待ってくれることはなく、この期間でいかに細部を詰めていけるかが、結果を残す上では重要となる。
▽19日に控える初戦のコロンビア代表戦までには、スイス代表戦、そしてパラグアイ代表戦の2試合が組まれており、直前のこの2試合で確認をするとともに、コンディションや精度を上げていきたい。
◆新システムをテスト
Getty Images
▽初陣となったガーナ戦では、[3-4-2-1]で試合をスタートさせ、新システムを試した。ポゼッションを重視したメンバーで臨み、狙いを見せたプレーもあったが、結果として何かを残すことはできなかった。▽後半は選手を入れ替え、[4-2-3-1]のシステムもテスト。前任のヴァイッド・ハリルホジッチ監督時代からもトライしていたシステムだが、[4-3-3]というよりは明確にトップ下を配置し、2列目に3枚を並べる形を見せた。
▽そこからメンバーを23名に絞って迎えるスイス戦。事前の合宿などでの雰囲気では、[4-2-3-1]を試すことが予想される。
★予想フォーメーション[4-2-3-1]
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GK:川島永嗣DF:酒井高徳、吉田麻也、槙野智章、長友佑都
MF:長谷部誠、大島僚太
MF:原口元気、本田圭佑、宇佐美貴史
FW:大迫勇也
▽ガーナ代表戦で採用した[3-4-2-1]ではなく、[4-2-3-1]をテストすると予想。西野監督は3バックとも4バックとも決めていないことを常に強調しており、どちらがベストなのかを判断するつもりだろう。
▽GKは川島永嗣と予想する。ガーナ戦では、2失点に絡んでしまい、良いパフォーマンスを見せたとは言いがたい。3バックで臨むならば、より足元の技術に長けている中村航輔を推したいが、4バックならば川島を起用するのだろう。
▽4バックはいつもの顔ぶれが並ぶと予想。しかし、右サイドバックの1stチョイスはDF酒井高徳になると見る。ガーナ代表戦では右ウイングバックとして後半から出場。これまではDF酒井宏樹がメインで務めていたが、西野監督は酒井高をテストするとみる。センターバックはDF吉田麻也とDF槙野智章、左サイドバックはDF長友佑都になるだろう。
▽中盤のボランチは、前回は3バックの中央を務めたMF長谷部誠、そしてポゼッションスタイルに大きな影響を与えるMF大島僚太と予想。ボールをキープし、展開できる大島の存在はカギになりそうだ。また、両サイドはデュッセルドルフでも同ポジションでコンビを組む、MF原口元気とMF宇佐美貴史と予想。クラブとはサイドが逆になり、原口が右、宇佐美が左になるとみる。トップ下は、MF本田圭佑となるだろう。MF香川真司のガーナ戦のパフォーマンスを見る限り、現状では本田のほうが調子が良い。久々のトップ下でどの様なプレーを見せるか注目だ。
▽1トップは、FW大迫勇也となるだろう。西野監督が目指すサッカーでは、大迫がキーマンとなる。ボールを収めてからどの様な展開を見せるのか。ガーナ戦で機能しなかった攻撃面に注目だ。
◆まずはテストを繰り返すこと
Getty Images
▽貴重なテストマッチであること考えると、結果を残して勢いに乗りたい反面、しっかりとテストを行いたい。まずは、ガーナ戦とは違うアプローチでシステムが機能するかのチェックが必要だ。▽トップ下を置くシステムはハリルホジッチ前監督下ではほとんど行わず、3トップ気味の[4-3-3-]が主流だった。中央に厚みをもたらせ、ポゼッションを高めた上で、サイドをいかに使うかが重要となる。
▽また、ボランチの2枚とセンターバックの2枚の連係も重要だ。ガーナ戦では、3バックとダブルボランチの連係が悪く、ビルドアップも上手くいかなければ、GKとのコミュニケーションにも問題があり2ゴールをミスから与えてしまった。守備面でもどのように改善がなされるか。本大会では守備の時間が長くなることが予想されるだけに、今のうちに整理しておきたい。
▽ガーナ戦に出場しなかったメンバーも含め、初戦であるコロンビア代表戦に向けてどの様に調整するか。スイス代表との一戦は、8日の26時にキックオフを迎える。
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