三笘弾で追いつくもドロー止まりで準決勝進出ならず《トゥーロン国際大会2018》

2018.06.03 23:55 Sun
Getty Images
▽U-21日本代表は3日、トゥーロン国際大会2018のグループC最終節でU-21カナダ代表と対戦し、1-1で引き分けた。

▽3日前に行われたU-19ポルトガル代表戦を10人になりながらも3-2と逆転勝利した日本(勝ち点3)は、ポルトガル戦のスタメンから4選手を変更。主将の中山雄太や田川亨介らがベンチスタートとなった。
▽横内代行監督は引き続き[3-4-3]の布陣を採用し、GKにオビ、3バックに右から橋岡大樹、冨安健洋、杉岡大暉、中盤に右から藤谷壮、松本泰志、板倉滉、初瀬亮、3トップに右から三好康児、小川航基、森島司と並べた。

▽首位のカナダ(勝ち点4)に対し、勝利した上でトルコ(勝ち点3)が引き分け以下に終わると準決勝進出となる日本は、立ち上がりからボールを保持していたが、9分に失点してしまう。初瀬のボールロストからスルーパスをボックス内のベアに通され、GKオビとの一対一を決められた。

▽その後もカナダの鋭いボールへの寄せに苦戦した日本は、ゴール前までボールを運べずシュートシーンを生み出すことができない。そんな中29分に決定機。三好のダイレクトパスをボックス右で受けた藤谷がグラウンダーのクロスを入れ、ファーサイドの初瀬がシュート。枠を捉えていたが、GKにセーブされた。
▽徐々にプレーテンポが上がってきた日本だったが、ハーフタイムにかけてはシュートシーンを作れず1点ビハインドのまま前半を終えた。

▽後半から日本は2選手を変更。小川と森島に代えてポルトガル戦で2ゴールを決めた上田綺世と、三笘薫を投入した。その後半、開始3分に上田が三好の浮き球パスに抜け出してGKを強襲するシュートを浴びせると、同8分には三笘のスルーパスから上田がスライディングシュートで同点ゴールに迫った。

▽選手交代によって攻撃が活性化した日本は、後半20分に追いつく。ロングボールがルーズとなったところをボックス中央の三笘が拾い、相手DFを外して冷静にゴールへ流し込んだ。

▽さらに同24分、三好がボックス右を突破してマイナスのクロスを送り、三笘がシュート。しかし、DFにブロックされた。その後も2シャドーの三笘と三好が攻撃を牽引する日本が攻勢に出ると、終了間際の同40分、ロングボールに抜け出した初瀬がループシュートを狙ったが、わずかに枠を捉えられず1-1で終了。

▽準決勝進出はならず、順位決定戦に回ることとなった。
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