西野朗新監督、初陣黒星後会見…「これからコロンビアに照準を」《キリンチャレンジカップ》
2018.05.31 01:00 Thu
▽日本代表は30日、日産スタジアムで行われたキリンチャレンジカップ2018のガーナ代表戦に臨み、0-2で敗れた。
▽日本代表を率いる西野朗監督は試合後、会見に出席。初陣黒星という最悪の結果に終わった中で、“トライ”というワードを頻発させ、「コロンビアに照準を合わせていく」と語った。
◆西野朗監督(日本代表)
「狙いとしてできたところと、そうでない部分…そうでない部分の中から今日の結果が出てきた。色々なトライはできた。ただ、それは勝つことを前提とした上でのトライ。結果が出ず、本当に残念」
「少しずつ時間とともに流れを傾かせられたが、スタートのところで揃っていなかった。掛け違いというか、中盤のところで少しリアクションになり過ぎた。3バックを使い、最終的に4バックに切り替えてオフェンシブに行った」
「それぞれ狙いを持ってトライしてくれた。そこは評価したい。今日はとにかく“勝ってロシアへ”という思いがあったので、それができずに申し訳ない。逆に、たくさんの課題も得られた。繋げていかないといけない」
「言い続けていることは『中盤の主導権を取れるかどうか』だと。時間とともにボールを引き出して中央にポイントを作り、ワイドな選手を使ったサイド攻撃を仕掛けるところは狙い通りできた部分もあった。ゴール前のコンビネーションがうまくとれればというところもあったが、センターからの崩しもトライをしていた」
「相手の攻撃に対して、マークの受け渡しや3バックがスライド、ボールに全員がリアクションできているところとできていない部分があった。2点目もそうだが、コンビネーションが悪かった。掴みづらいところもあったが、決定機がなかったわけではない。シュート数も少なかったわけではない。フィニッシュがどうであれ、もう少しフィニッシュの形を作ることができれば良かった」
──ガーナを相手にした感想は
「一昨日やってきたということを考えると、本来の力を出せないんじゃないかと想定していたが、想像以上だった。局面でも、予選のような間延びもなかった。相手の力を気にすることなく3バックをトライする中で、ガーナの対応力というか、相手の思惑通りというか、局面での強さを感じた」
「選手たちはセネガルより強さを感じたと思う。スピード、パワー、フィジカルだけではない対応力を感じた。立ち上がりの10分で非常に難しい試合で、色々な変化を付け加えていかないと対応できないと思った」
──3バックの手応えは
「3バックに関しては、何度も話しているが、固定しているわけではない。色々な対応策を考えていく中で、今まで3バックや5バックで押し込まれたときにどう状況していくのかをトライしてきていなかった。もちろん、選手個々の特長や、相手の良さを消すことを考えると、3バックを用いていなかったかもしれない。でも、代表として色々な局面、状況に対応するためにも、3バックをやっておきたかった」
「選手にも3バックで行くことは言っていない。良い部分も悪い部分もあったので、3バックのやり方に修正をかけていく必要がある。選手に関しては、今日の1試合だけで選考するわけではない。岡崎や香川、井手口といったゲームから遠ざかっている選手を確認しておきたい部分があった。何も理想を考えなければ、試合に出られた香川や岡崎、井手口がプレーできたことを嬉しく思っている」
──久々の指揮について。また、構想について
「ピッチに立ってみて、『広くて、スピーディ』だなと。こういう流れでゲームに入っていたんだなと感じた。選手たちが準備してきたことをトライする姿を見る中で、局面で感じることができた。でも、自分の頭の中もスピードアップさせていかないといけないとも正直感じた」
「この先、スイスとパラグアイとトレーニングマッチができるが、これからコロンビアに照準を合わせていくことになる。コロンビアに全てを合わせて、チームを作っていかないといけない。今日、トライできたことも踏まえて、第一戦への準備を考えていきたい」
──選手に対して要求する部分とは
「今日のハーフタイム、試合の前もそうだが、一方的に自分の描く3バックを押し付けることはしていない。選手たちと意思疎通を取りながら準備を進めてきた。そうやることが一番スピーディだと思っている。精度を上げてやれることをやっていきたい。これから最高のものを求めていきたい」
▽日本代表を率いる西野朗監督は試合後、会見に出席。初陣黒星という最悪の結果に終わった中で、“トライ”というワードを頻発させ、「コロンビアに照準を合わせていく」と語った。
「狙いとしてできたところと、そうでない部分…そうでない部分の中から今日の結果が出てきた。色々なトライはできた。ただ、それは勝つことを前提とした上でのトライ。結果が出ず、本当に残念」
「少しずつ時間とともに流れを傾かせられたが、スタートのところで揃っていなかった。掛け違いというか、中盤のところで少しリアクションになり過ぎた。3バックを使い、最終的に4バックに切り替えてオフェンシブに行った」
「それぞれ狙いを持ってトライしてくれた。そこは評価したい。今日はとにかく“勝ってロシアへ”という思いがあったので、それができずに申し訳ない。逆に、たくさんの課題も得られた。繋げていかないといけない」
──できた部分とできなかった部分について
「言い続けていることは『中盤の主導権を取れるかどうか』だと。時間とともにボールを引き出して中央にポイントを作り、ワイドな選手を使ったサイド攻撃を仕掛けるところは狙い通りできた部分もあった。ゴール前のコンビネーションがうまくとれればというところもあったが、センターからの崩しもトライをしていた」
「相手の攻撃に対して、マークの受け渡しや3バックがスライド、ボールに全員がリアクションできているところとできていない部分があった。2点目もそうだが、コンビネーションが悪かった。掴みづらいところもあったが、決定機がなかったわけではない。シュート数も少なかったわけではない。フィニッシュがどうであれ、もう少しフィニッシュの形を作ることができれば良かった」
──ガーナを相手にした感想は
「一昨日やってきたということを考えると、本来の力を出せないんじゃないかと想定していたが、想像以上だった。局面でも、予選のような間延びもなかった。相手の力を気にすることなく3バックをトライする中で、ガーナの対応力というか、相手の思惑通りというか、局面での強さを感じた」
「選手たちはセネガルより強さを感じたと思う。スピード、パワー、フィジカルだけではない対応力を感じた。立ち上がりの10分で非常に難しい試合で、色々な変化を付け加えていかないと対応できないと思った」
──3バックの手応えは
「3バックに関しては、何度も話しているが、固定しているわけではない。色々な対応策を考えていく中で、今まで3バックや5バックで押し込まれたときにどう状況していくのかをトライしてきていなかった。もちろん、選手個々の特長や、相手の良さを消すことを考えると、3バックを用いていなかったかもしれない。でも、代表として色々な局面、状況に対応するためにも、3バックをやっておきたかった」
「選手にも3バックで行くことは言っていない。良い部分も悪い部分もあったので、3バックのやり方に修正をかけていく必要がある。選手に関しては、今日の1試合だけで選考するわけではない。岡崎や香川、井手口といったゲームから遠ざかっている選手を確認しておきたい部分があった。何も理想を考えなければ、試合に出られた香川や岡崎、井手口がプレーできたことを嬉しく思っている」
──久々の指揮について。また、構想について
「ピッチに立ってみて、『広くて、スピーディ』だなと。こういう流れでゲームに入っていたんだなと感じた。選手たちが準備してきたことをトライする姿を見る中で、局面で感じることができた。でも、自分の頭の中もスピードアップさせていかないといけないとも正直感じた」
「この先、スイスとパラグアイとトレーニングマッチができるが、これからコロンビアに照準を合わせていくことになる。コロンビアに全てを合わせて、チームを作っていかないといけない。今日、トライできたことも踏まえて、第一戦への準備を考えていきたい」
──選手に対して要求する部分とは
「今日のハーフタイム、試合の前もそうだが、一方的に自分の描く3バックを押し付けることはしていない。選手たちと意思疎通を取りながら準備を進めてきた。そうやることが一番スピーディだと思っている。精度を上げてやれることをやっていきたい。これから最高のものを求めていきたい」
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