【2017-18リーガエスパニョーラベストイレブン】バルセロナから最多4選手を選出
2018.05.25 19:31 Fri
▽2017-18シーズンのリーガエスパニョーラが終了しました。そこで本稿では今季のリーガエスパニョーラベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。
◆リーガエスパニョーラベストイレブン
GK:オブラク
DF:ジェネ、ゴディン、ユムティティ
MF:ゴンサロ・ゲデス、ファビアン・ルイス、パレホ、イニエスタ、ジョルディ・アルバ
FW:メッシ、ストゥアーニ
GK ヤン・オブラク(25歳/アトレティコ・マドリー)
出場試合数:37(先発:37)/出場時間:3330分
失点数:22
DF ジェネ・ダコナム(26歳/ヘタフェ)
出場試合数:36(先発:36)/出場時間:3240分
得点数:1
DF ディエゴ・ゴディン(32歳/アトレティコ・マドリー)
出場試合数:30(先発:28)/出場時間:2553分
得点数:0
出場試合数:25(先発:24)/出場時間:2189分
得点数:1
MF ゴンサロ・ゲデス(21歳/バレンシア)
出場試合数:33(先発:27)/出場時間:2437分
得点数:5
MF ファビアン・ルイス(22歳/ベティス)
出場試合数:34(先発:30)/出場時間:2642分
得点数:3
MF ダニエル・パレホ(29歳/バレンシア)
出場試合数:34(先発:34)/出場時間:3005分
得点数:7(PK6)
MF アンドレス・イニエスタ(34歳/バルセロナ)
出場試合数:30(先発:25)/出場時間:1842分
得点数:1
MF ジョルディ・アルバ(29歳/バルセロナ)
出場試合数:33(先発:30)/出場時間:2744分
得点数:2
FW リオネル・メッシ(30歳/バルセロナ)
出場試合数:36(先発:32)/出場時間:2996分
得点数:34(PK2)
FW クリスティアン・ストゥアーニ(31歳/ジローナ)
出場試合数:33(先発:32)/出場時間:2724分
得点数:21(PK5)
◆リーガエスパニョーラベストイレブン
GK:オブラク
DF:ジェネ、ゴディン、ユムティティ
MF:ゴンサロ・ゲデス、ファビアン・ルイス、パレホ、イニエスタ、ジョルディ・アルバ
FW:メッシ、ストゥアーニ
出場試合数:37(先発:37)/出場時間:3330分
失点数:22
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▽今季も抜群の安定感を示して3年連続のサモラ賞(最優秀GK)を獲得した。今季チームは昨季から11点も少ない58得点と深刻な得点力不足に悩まされた。その中で2位フィニッシュできた最大の要因こそ昨季の26失点を上回る堅守を築いた守備陣。とりわけ、相手の決定的な枠内シュートを驚異的な反応で防ぎ続けたスロベニア人守護神の躍動ぶりは見事だった。前半戦のインパクトではバルセロナGKテア・シュテーゲンに劣るも文句なしの今季最優秀GKだ。DF ジェネ・ダコナム(26歳/ヘタフェ)
出場試合数:36(先発:36)/出場時間:3240分
得点数:1
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▽リーグ3位の堅守を支えた遅咲きの万能型DF。今季、ベルギーのシント=トロイデンから加入した26歳のトーゴ代表DFはセグンダのアルコルコンでのプレー経験はあったもののプリメーラは初挑戦だった。しかし、180cmに満たないサイズながらも圧倒的な身体能力やスピードを武器に世界屈指のアタッカー陣との一対一をことごとく制すなど対人守備は無敵。さらに、フィジカル能力に長けた選手にありがちな集中力や無謀なプレーも少なく、チームの組織的な守備にも順応していた。今夏の移籍市場では間違いなくビッグクラブが触手を伸ばすはずだ。DF ディエゴ・ゴディン(32歳/アトレティコ・マドリー)
出場試合数:30(先発:28)/出場時間:2553分
得点数:0
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▽堅守アトレティコの頼れるディフェンスリーダーは今季も健在。対戦相手による徹底対策の影響か、チーム全体でセットプレーが機能せず珍しく無得点でシーズンを終えた。ただ、本職の守備ではリュカ、サビッチ、ホセ・ヒメネスと相棒が入れ替わる中で見事な統率力を発揮して昨季以上の堅守構築に大きく貢献した。DF サミュエル・ユムティティ(24歳/バルセロナ)
出場試合数:25(先発:24)/出場時間:2189分
得点数:1
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▽前半戦の堅守を支えた若きディフェンスリーダー。加入2年目で凄みを増した今季は組織的な守備の構築に長けた新指揮官の下で守護神テア・シュテーゲンと共に躍動。卓越した身体能力とプレーリードを武器に相手のエースストライカーをことごとく封殺。また、ビルドアップの局面では昨季以上に安定したパス捌きを見せていた。MF ゴンサロ・ゲデス(21歳/バレンシア)
出場試合数:33(先発:27)/出場時間:2437分
得点数:5
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▽クリスティアーノ・ロナウド2世が完全ブレイク。昨季、途中加入したパリ・サンジェルマンでは思うように出場機会を得られず、昨夏にレンタル移籍でバレンシアに加入すると、下馬評が低かったチームと同様に序盤から快進撃を見せた。若かりし頃のC・ロナウドを彷彿とさせる驚異的な加速力と足元のテクニックを武器に左サイドを蹂躙し高速カウンターの担い手になると共に、ハイスピードでも落ちないプレー精度と判断力で5ゴール11アシストとフィニッシュの場面の存在感も抜群。両足から繰り出されるパンチのあるシュートに磨きがかかれば、さらなる飛躍も期待できる。MF ファビアン・ルイス(22歳/ベティス)
出場試合数:34(先発:30)/出場時間:2642分
得点数:3
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▽今季のリーガ最大のサプライズ。直近の2シーズンはリーグ戦16試合の出場にとどまり、同い年で同じレフティのダニ・セバージョス(現レアル・マドリー)の陰に隠れていた。しかし、セティエン新監督の下ポゼッションスタイルに変貌を遂げたチームでポジションを勝ち取ると、優れたパスセンスと球際の強さ、運動量を生かして瞬く間に若きリーダーに成長した。アトレティコMFサウールを彷彿とさせる189cmの大型MFはすでに国内外のビッグクラブの関心を集めるも、移籍のタイミングを見誤った親友セバージョスを教訓に残留が濃厚だ。来季はEL出場権を手にしたベティスで更なる飛躍が期待される。MF ダニエル・パレホ(29歳/バレンシア)
出場試合数:34(先発:34)/出場時間:3005分
得点数:7(PK6)
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▽バレンシア復活の立役者。近年、迷走を続けていたクラブと共に自身もナイトクラブでのチーム批判や移籍騒動など、ピッチ内外で問題を抱えていた悩めるカピタン。だが、今季はマルセリーノ新監督の下で堅守速攻にスタイル変更したチームの絶対的司令塔として、かつて天才MFと評された頃のパフォーマンスを取り戻した。卓越した戦術眼とパスセンスを生かして縦への意識が強いチームの攻撃に抜群の間を与えると共に、課題の守備でも大きな改善を見せて攻守に戦えるピボーテという新境地を開いた。惜しくもロシアW杯行きを逃すも今年3月には28歳でスペイン代表デビューを飾るなど、充実のシーズンを過ごした。MF アンドレス・イニエスタ(34歳/バルセロナ)
出場試合数:30(先発:25)/出場時間:1842分
得点数:1
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▽22年を過ごしたブラウ・グラナを去る偉大なるMF。加齢によるパフォーマンス低下もあってルイス・エンリケ前体制下では存在感を失いつつあったイニエスタだが、今季は[4-4-2]と[4-3-3]を併用したバルベルデ率いるチームで左サイドハーフとインテリオールで持ち味の超絶技巧を遺憾なく発揮。とりわけ、同サイドのジョルディ・アルバと盟友メッシとのコンビネーションは圧巻の一言。Jリーグのヴィッセル神戸移籍が決定し、日本のフットボールファンにとってはそのプレーをスタジアムで拝める特権を味わえることになる。MF ジョルディ・アルバ(29歳/バルセロナ)
出場試合数:33(先発:30)/出場時間:2744分
得点数:2
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▽ネイマール移籍の恩恵を最も享受した男。ここ数年は一列前のネイマールを後方から支援する黒子の役割を求め続けられたアルバだが、今季は左ウイングとしてバルセロナの攻撃をけん引した。爆発的なスピードと職人芸の飛び出しを武器に、メッシからの対角線のスルーパス、イニエスタの抜群のタメからの短いスルーパスに抜け出しては正確なマイナスのクロスやシュートでフィニッシュに絡み、2ゴール9アシストを記録。また、守備の局面でもネイマールが居なくなったことで前線からのサポートも強まり、余裕を持った対応が目立った。FW リオネル・メッシ(30歳/バルセロナ)
出場試合数:36(先発:32)/出場時間:2996分
得点数:34(PK2)
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▽今季のリーガ最優秀プレーヤー。30歳になって初めてのシーズンに臨んだアルゼンチン代表FWは、今季更なる進化を見せた。バルベルデ新監督の下でトップ下や2トップの一角という新たな役割を与えられた中、34ゴール12アシストとフィニッシャーとチャンスメーカーの2つの役割を異次元のレベルでこなした。FW クリスティアン・ストゥアーニ(31歳/ジローナ)
出場試合数:33(先発:32)/出場時間:2724分
得点数:21(PK5)
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▽3年ぶり復帰のリーガでキャリアハイの21ゴール。ミドルズブラでの2シーズンを経て2015年のエスパニョール時代以来のリーガ復帰を果たした31歳のウルグアイ代表FW。マチン監督の下で昨季セグンダ2位のジローナのエースストライカーに収まると、攻守にインテンシティの高いチームをけん引した。屈強なフィジカルを生かしたポストワーク、ベテランストライカーらしいペナルティエリア内の嗅覚、決定力を武器に小兵ポルトゥとの名コンビでゴールを量産。とりわけ、プレースキックの場面では正確なキックを誇るグラネルとのホットラインがチームの強力なストロングポイントとなっていた。
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