【J1ピックアッププレビュー】低迷のトリコロールと青黒、勝利マストのオリジナル10対決へ《横浜FMvsG大阪》
2018.05.12 11:30 Sat
▽明治安田生命J1リーグ第14節の横浜F・マリノスvsガンバ大阪。苦しむ両雄にとって、今後を占う一戦になる。
◆上位ではなく下位で実現のオリジナル10対決
▽横浜FMがホームの日産スタジアムにG大阪を迎え撃つ構図の同カード。Jリーグ創世記から歴史に名を残してきた両者によるオリジナル10対決となる。
▽だが、状況は例年と打って変わり、共に15位と16位の下位。上位の常連として名を馳せてきた両者だが、異なる様相でマッチアップの一戦だ。
◆内容を結果に反映を〜横浜F・マリノス〜
▽悪い流れを断ち切れずにいる。アンジェ・ポステコグルー監督の下、相手を圧倒するポゼッションサッカーで新シーズンを立ち上げた横浜FM。だが、従来から真逆のスタイルということもあり、浸透がうまくいかず、ここまで苦しい戦いが続いている。
▽13節終了時点の順位は、3勝4分け6敗の15位。徐々にスタイルの浸透がなされてきたものの、結果が伴わず、1-1で引き分けた前節の名古屋グランパス戦を含めて、取りこぼしが相次いでいる。現在は2試合未勝利。今節のG大阪との直接対決で流れを掴みたい。
▽対するG大阪は、一時の絶不調ぶりに比べれば復調の兆しを見せているものの、依然として不安定な戦いが続く。中でも、アウェイでの弱さは深刻だ。4連勝中のホーム戦成績から一転して、アウェイ戦はここまで6戦全敗中。敵地でのポイント積み上げに苦しんでいる。
▽順位は、4勝1分け8敗でJ1参入プレーオフ圏内の16位。前節、今シーズン初連勝となるホーム2連勝の勢いで北海道コンサドーレ札幌戦に臨んだが、アウェイ戦での脆さを露呈して0-2の敗戦。そして、迎える今節もアウェイ戦となる。是が非でもポイントを手にしたい。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆横浜F・マリノス[4-1-4-1]
DF:松原健、中澤佑二、ミロシュ・デゲネク、山中亮輔
MF:扇原貴宏、喜田拓也、天野純
FW:仲川輝人、大津祐樹、ユン・イルロク
監督:アンジェ・ポステコグルー
▽横浜FMは、ミッドウィークに行われたYBCルヴァンカップをサブ面子主体のメンバー構成で消化。主力の温存に務めた。ワントップはFW大津祐樹か。ただ、ここ2試合で先発から外れるFWウーゴ・ヴィエイラの復帰も十分に考えられる。
◆ガンバ大阪[4-2-3-1]
DF:米倉恒貴、三浦弦太、ファビオ、藤春廣輝
MF:今野泰幸、マテウス
MF:藤本淳吾、遠藤保仁、倉田秋
FW:ファン・ウィジョ
監督:レヴィー・クルピ
▽レヴィー・クルピ監督は、今後の戦いを占うであろう今節に向け、先のYBCルヴァンカップで主力のターンオーバーを決断。万全の策を施している。右サイドハーフはMF藤本淳吾か。ただ、守備面や推進力を考慮すると、DF米倉恒貴の起用もなくはない。
【注目選手】
◆GK飯倉大樹(横浜F・マリノス)
◆FWファン・ウィジョ(ガンバ大阪)
◆守備面が勝負の分かれ目に?
▽理想を追い求めるが故にポイントロスを続ける横浜FMと、失点数を減らすことで勝ち点の積み重ねに光明が差し込むG大阪。攻撃的なスタイルが根にある両雄のマッチアップということもあり、激しい攻撃の仕掛け合いが予想される。
▽ただ、両者の守備面が勝敗に直結する一戦になるかもしれない。横浜FMの総失点数はここまでワースト2位タイの21失点に対して、G大阪は同3位タイの18失点。いかにして規律を持った守備を披露できるかが勝負の分かれ目になりそうだ。
▽過去3度のJリーグ制覇歴を持つ横浜FMと、2度の優勝歴があるG大阪は、25年のJリーグ史においても屈指の伝統とタイトル数を誇る名門同士。浮上のキッカケを掴みたい両雄の下位対決は、12日19時にキックオフを迎える。
◆上位ではなく下位で実現のオリジナル10対決
▽横浜FMがホームの日産スタジアムにG大阪を迎え撃つ構図の同カード。Jリーグ創世記から歴史に名を残してきた両者によるオリジナル10対決となる。
◆内容を結果に反映を〜横浜F・マリノス〜
▽悪い流れを断ち切れずにいる。アンジェ・ポステコグルー監督の下、相手を圧倒するポゼッションサッカーで新シーズンを立ち上げた横浜FM。だが、従来から真逆のスタイルということもあり、浸透がうまくいかず、ここまで苦しい戦いが続いている。
▽13節終了時点の順位は、3勝4分け6敗の15位。徐々にスタイルの浸透がなされてきたものの、結果が伴わず、1-1で引き分けた前節の名古屋グランパス戦を含めて、取りこぼしが相次いでいる。現在は2試合未勝利。今節のG大阪との直接対決で流れを掴みたい。
◆内弁慶脱却の1勝を〜ガンバ大阪〜
▽対するG大阪は、一時の絶不調ぶりに比べれば復調の兆しを見せているものの、依然として不安定な戦いが続く。中でも、アウェイでの弱さは深刻だ。4連勝中のホーム戦成績から一転して、アウェイ戦はここまで6戦全敗中。敵地でのポイント積み上げに苦しんでいる。
▽順位は、4勝1分け8敗でJ1参入プレーオフ圏内の16位。前節、今シーズン初連勝となるホーム2連勝の勢いで北海道コンサドーレ札幌戦に臨んだが、アウェイ戦での脆さを露呈して0-2の敗戦。そして、迎える今節もアウェイ戦となる。是が非でもポイントを手にしたい。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆横浜F・マリノス[4-1-4-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:飯倉大樹DF:松原健、中澤佑二、ミロシュ・デゲネク、山中亮輔
MF:扇原貴宏、喜田拓也、天野純
FW:仲川輝人、大津祐樹、ユン・イルロク
監督:アンジェ・ポステコグルー
▽横浜FMは、ミッドウィークに行われたYBCルヴァンカップをサブ面子主体のメンバー構成で消化。主力の温存に務めた。ワントップはFW大津祐樹か。ただ、ここ2試合で先発から外れるFWウーゴ・ヴィエイラの復帰も十分に考えられる。
◆ガンバ大阪[4-2-3-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:林瑞輝DF:米倉恒貴、三浦弦太、ファビオ、藤春廣輝
MF:今野泰幸、マテウス
MF:藤本淳吾、遠藤保仁、倉田秋
FW:ファン・ウィジョ
監督:レヴィー・クルピ
▽レヴィー・クルピ監督は、今後の戦いを占うであろう今節に向け、先のYBCルヴァンカップで主力のターンオーバーを決断。万全の策を施している。右サイドハーフはMF藤本淳吾か。ただ、守備面や推進力を考慮すると、DF米倉恒貴の起用もなくはない。
【注目選手】
◆GK飯倉大樹(横浜F・マリノス)
(C)CWS Brains,LTD.
▽横浜FMのキープレーヤーは、GK飯倉大樹だ。シュートストップに定評のある飯倉だが、アンジェ・ポステコグルー体制下で新たに“11人目のフィールドプレーヤー”として奮闘。まだ失点に直結するミスも目につくが、ハイラインを用いるチームの最後方のスペースカバーに奔走する姿は見慣れ、GKとは思えない運動量と走行距離を記録する試合も少なくない。対戦相手のG大阪は、縦に鋭さを持った攻撃も仕掛けてくるチームだけに、この男の出来が勝敗の行方を左右しそうだ。◆FWファン・ウィジョ(ガンバ大阪)
(c)J.LEAGUE PHOTOS
▽G大阪の注目選手は、FWファン・ウィジョ。G大阪在籍2年目の今シーズンはここまで得点ランキング3位タイの7ゴール。打ってよし、仕掛けてよしの万能ストライカーとして抜群の存在感を誇る。また、前線からの守備においても手を抜かない。ここ2試合、相手のマークも厳しくなりつつあり、ゴールから遠ざかっている状況だが、先の札幌戦でもポストを叩くシュートを放つなど状態は悪くない。ハイプレス&ハイラインが真骨頂の相手だけに、付け入る隙は十分にある。◆守備面が勝負の分かれ目に?
▽理想を追い求めるが故にポイントロスを続ける横浜FMと、失点数を減らすことで勝ち点の積み重ねに光明が差し込むG大阪。攻撃的なスタイルが根にある両雄のマッチアップということもあり、激しい攻撃の仕掛け合いが予想される。
▽ただ、両者の守備面が勝敗に直結する一戦になるかもしれない。横浜FMの総失点数はここまでワースト2位タイの21失点に対して、G大阪は同3位タイの18失点。いかにして規律を持った守備を披露できるかが勝負の分かれ目になりそうだ。
▽過去3度のJリーグ制覇歴を持つ横浜FMと、2度の優勝歴があるG大阪は、25年のJリーグ史においても屈指の伝統とタイトル数を誇る名門同士。浮上のキッカケを掴みたい両雄の下位対決は、12日19時にキックオフを迎える。
|
関連ニュース