ケイン2戦連発で辛勝イングランドが無敗締め! 熾烈な2位争いを制したのはスロバキア!《ロシアW杯欧州予選》
2017.10.09 03:24 Mon
▽ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選グループF最終節の3試合が8日に行われた。
▽前節、本大会出場を決めた首位イングランド代表(勝ち点23)と、5位リトアニア代表(勝ち点6)の一戦は、アウェイのイングランドが1-0で勝利した。
▽前節、新主将ケインの劇的ゴールでスロベニア代表を破り、本大会出場を決めたイングランドは、予選最終節を勝利で飾るべく格下リトアニアとのアウェイゲームに臨んだ。スロベニア戦からはケインとストーンズ、ヘンダーソン、ラッシュフォードの4選手を除き先発7人を変更。出場停止明けのデレ・アリ、これが代表デビューのウィンクス、マグワイアらが先発に入り、[3-4-3]の布陣に変更した。
▽立ち上がりからボールを保持して相手を押し込むものの、なかなか相手の分厚い守備ブロックを攻略できないイングランド。25分にセットプレーの流れからボックス中央でデレ・アリが落としたボールに反応したマイケル・キーン右足を振り抜くが、これはわずかに枠の左に外れる。
▽それでも、27分にボックス内でヘンダーソンのパスに反応したデレ・アリが相手DFに倒されてPKを獲得。これをキッカーのケインが左ポストの内側を叩く際どいシュートで流し込み、エースの2試合連続ゴールで先手を奪った。
▽迎えた後半も相手を押し込むイングランドは53分、ボックス手前でルーズボールを回収したウィンクスが枠の右隅を捉えた左足のボレーシュートで代表初ゴールに迫るが、これは相手GKの好守に遭う。さらに69分には右サイド深くに抜け出したヘンダーソンからの浮き球クロスをファーサイドのクレスウェルが頭で合わすが、これもGKの好守に阻まれる。
▽時間の経過と共にセルナスらのカウンターを受け始めるなど、拮抗した展開に持ち込まれたイングランドは、ラッシュフォードとデレ・アリを下げて75分過ぎにスタリッジ、リンガードを続けて投入。83分にはケインのポストプレーからリンガード、スタリッジとボールが繫がり、スタリッジが右足のシュートを放つが、これは枠の右に外れる。その後もスタリッジらに決定機が訪れたものの決め切れないまま、試合は1-0でタイムアップ。格下相手に辛勝のイングランドが、今予選を無敗で突破した。
▽この試合での勝利に加え、スコットランドの勝ち点逸が2位浮上の条件だったスロバキアは、立ち上がりから今予選未勝利のマルタを押し込むと、ハムシクのラストパスに反応したネメツのゴールで33分に先制点を奪う。
▽前半を1点リードで終えたスロバキアは62分、ボックス右に抜け出したシュクリニアルの折り返しを中央で受けたネメツが左に持ち出して正確な左足のシュートで2点目を奪取。さらに69分にはボックス右でルスナークが折り返したボールをゴール前に飛び込んだドゥダがワンタッチで流し込み、試合を決定づける3点目を奪い、3-0の快勝を収めた。
▽だが、後半に入って相手の反撃を受け始めると、いずれもセットプレーからベジアクに続けてゴールを許し、72分に逆転される。このままでは敗退となるスコットランドはここから猛攻に転じると、88分にはダレン・フレッチャーのロングフィードに抜け出したスノッドグラスが胸トラップから冷静にGKオブラクの頭上を抜くシュートを決めて追いつく。その後、後半アディショナルタイムに相手に退場者が出て、決死のパワープレーを敢行も、勝ち越しゴールを奪うことはできず。最終節での痛恨ドローで厳しい予選敗退となった。
▽なお、グループE2位で予選を終えたスロバキアだが、2位通過9チームのうち上位8チームが進めるプレーオフに関しては、現状の9チーム中7位の位置におり、他グループの結果次第ではプレーオフに進めない可能性も十分にある厳しい状況だ。
◆ロシアW杯欧州予選グループF最終順位
(勝ち点、得点、失点、得失点差)
1.イングランド 26pts 18得点 3失点 +15
2.スロバキア 18pts 17得点 7失点 +10
3.スコットランド 18pts 17得点 12失点 +5
4.スロベニア 15pts 12得点 7失点 +5
5.リトアニア 6pts 7得点 20失点 -13
6.マルタ 1pts 3得点 25失点 -22
▽前節、本大会出場を決めた首位イングランド代表(勝ち点23)と、5位リトアニア代表(勝ち点6)の一戦は、アウェイのイングランドが1-0で勝利した。
▽立ち上がりからボールを保持して相手を押し込むものの、なかなか相手の分厚い守備ブロックを攻略できないイングランド。25分にセットプレーの流れからボックス中央でデレ・アリが落としたボールに反応したマイケル・キーン右足を振り抜くが、これはわずかに枠の左に外れる。
▽それでも、27分にボックス内でヘンダーソンのパスに反応したデレ・アリが相手DFに倒されてPKを獲得。これをキッカーのケインが左ポストの内側を叩く際どいシュートで流し込み、エースの2試合連続ゴールで先手を奪った。
▽この先制点でようやくリズムが出てきたイングランドは、デレ・アリの仕掛けやラッシュフォードとケインのコンビで2点目に迫るが、前半のうちにゴールをこじ開けることはできなかった。
▽迎えた後半も相手を押し込むイングランドは53分、ボックス手前でルーズボールを回収したウィンクスが枠の右隅を捉えた左足のボレーシュートで代表初ゴールに迫るが、これは相手GKの好守に遭う。さらに69分には右サイド深くに抜け出したヘンダーソンからの浮き球クロスをファーサイドのクレスウェルが頭で合わすが、これもGKの好守に阻まれる。
▽時間の経過と共にセルナスらのカウンターを受け始めるなど、拮抗した展開に持ち込まれたイングランドは、ラッシュフォードとデレ・アリを下げて75分過ぎにスタリッジ、リンガードを続けて投入。83分にはケインのポストプレーからリンガード、スタリッジとボールが繫がり、スタリッジが右足のシュートを放つが、これは枠の右に外れる。その後もスタリッジらに決定機が訪れたものの決め切れないまま、試合は1-0でタイムアップ。格下相手に辛勝のイングランドが、今予選を無敗で突破した。
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▽同日行われた3位スロバキア代表(勝ち点15)と最下位マルタ代表(勝ち点0)の一戦は、スロバキアが3-0の快勝を収めた。この結果、勝ち点を18に伸ばしたスロバキアが、同時刻開催で4位スロベニア(勝ち点14)と2-2で引き分けた2位スコットランド(勝ち点17)と同勝ち点で並んだ結果、得失点差で上回りプレーオフ圏内の2位で予選を終えた。▽この試合での勝利に加え、スコットランドの勝ち点逸が2位浮上の条件だったスロバキアは、立ち上がりから今予選未勝利のマルタを押し込むと、ハムシクのラストパスに反応したネメツのゴールで33分に先制点を奪う。
▽前半を1点リードで終えたスロバキアは62分、ボックス右に抜け出したシュクリニアルの折り返しを中央で受けたネメツが左に持ち出して正確な左足のシュートで2点目を奪取。さらに69分にはボックス右でルスナークが折り返したボールをゴール前に飛び込んだドゥダがワンタッチで流し込み、試合を決定づける3点目を奪い、3-0の快勝を収めた。
Getty Images
▽一方、スロバキアの結果次第で順位が入れ替わるためスロベニア相手に勝ち点3が求められたスコットランドは、前半32分にマッカーサーの浮き球パスに反応したグリフィスがボックス左角度のないところから左足のシュートをファーポストに流し込み、名手オブラクからゴールを奪う。▽だが、後半に入って相手の反撃を受け始めると、いずれもセットプレーからベジアクに続けてゴールを許し、72分に逆転される。このままでは敗退となるスコットランドはここから猛攻に転じると、88分にはダレン・フレッチャーのロングフィードに抜け出したスノッドグラスが胸トラップから冷静にGKオブラクの頭上を抜くシュートを決めて追いつく。その後、後半アディショナルタイムに相手に退場者が出て、決死のパワープレーを敢行も、勝ち越しゴールを奪うことはできず。最終節での痛恨ドローで厳しい予選敗退となった。
▽なお、グループE2位で予選を終えたスロバキアだが、2位通過9チームのうち上位8チームが進めるプレーオフに関しては、現状の9チーム中7位の位置におり、他グループの結果次第ではプレーオフに進めない可能性も十分にある厳しい状況だ。
◆ロシアW杯欧州予選グループF最終順位
(勝ち点、得点、失点、得失点差)
1.イングランド 26pts 18得点 3失点 +15
2.スロバキア 18pts 17得点 7失点 +10
3.スコットランド 18pts 17得点 12失点 +5
4.スロベニア 15pts 12得点 7失点 +5
5.リトアニア 6pts 7得点 20失点 -13
6.マルタ 1pts 3得点 25失点 -22
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