コートジボワールとのPK戦制したイングランドが2年連続6度目の優勝!《トゥーロン国際大会2017》

2017.06.11 02:35 Sun
▽トゥーロン国際大会2017決勝のU-18イングランド代表vsU-20コートジボワール代表が10日に行われ、1-1のドローで80分間の戦いが終了。その後、PK戦を5-3で制したイングランドが2年連続6度目の優勝を決めた。

▽U-19日本代表と同じグループAを全勝通過したイングランドは、準決勝でU-20スコットランド代表を3-0で破り、決勝進出を果たした。一方、開催国U-20フランス代表と同居したグループCを2勝1分けで首位通過したコートジボワールは、準決勝でU-19チェコ代表を破り、ファイナルの切符を手にした。
▽試合は立ち上がりからイングランドが押し込む時間が続くが、最初の決定機はコートジボワールに訪れる。10分、右CKの場面でゴール前のロバがバイシクルシュートを狙うが、わずかに枠を外れる。

▽対するイングランドは12分、左サイドからのクロスのこぼれ球をブルックスが左足ボレーで合わすが、わずかに枠の左に外れた。最初の決定機を逸したイングランドだったが、直後の14分にショートカウンターから左サイドに抜け出したブルックスが左足を振り抜くと、強烈なシュートがネットを揺らした。

▽先制を許したコートジボワールだが、すぐさま反撃を開始。失点直後には相手GKのキックミスを高い位置で奪ったダコイが無人のゴールへシュートを狙うが、これはわずかに枠を外れた。
▽その後は一進一退の攻防が続く中、前半終盤にイングランドに絶好の決定機。前半アディショナルタイム、ボックス内で仕掛けたブルックスが相手DFに倒されてPKを獲得。だが、キッカーのハーストが右を狙ったシュートは相手GKに完璧に読まれて失敗。前半のうちに引き離すことができなかった。

▽迎えた後半、ビハインドを追うコートジボワールが序盤からッリスクを冒して攻撃に出る。61分にはクラッソが際どいシュートを放つが、相手GKのセーブに遭う。

▽その後、互いに積極的な選手交代で試合の流れを変えに行くが、ゴール前に人数をかけるコートジボワールが、相手陣内でハーフコートゲームを展開。だが、日本戦を再現するかのように最後の局面で粘り強い対応を続けるイングランドを崩し切れない。それでも、諦めずに攻め続けるコートジボワールは、後半アディショナルタイムにPKを獲得。これをキッカーのロバが冷静に決め、土壇場で追いついた。

▽結局、80分間の戦いで決着は付かず、勝敗はPK戦に委ねられることになった。このPK戦では共に3人目まで全員が成功した中、4人目では先攻のイングランドが成功したものの、後攻のコートジボワールは4人目のキッカーのラザレがGKに止められて痛恨の失敗。そして、イングランドの5人目となったヴィエイラが冷静に左隅へ蹴り込んで勝負あり。激闘となったコートジボワールとの決勝を制したイングランドが大会連覇を決めた。

▽また、同日行われたスコットランドとチェコの3位決定戦は、3-0で快勝したスコットランドが今大会3位フィニッシュを果たした。
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