元アーセナルのキーオン氏、選手たちの姿勢を酷評「プロフェッショナルではなかった」

2015.02.26 10:28 Thu
アーセナルの黄金期で活躍した元イングランド代表DFのマーティン・キーオン氏は、同クラブの選手たちに苦言を呈している。

▽25日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stレグでモナコと対戦したアーセナルは、38分に先制点を献上。さらに、53分に追加点を奪われるなど、ホームながらも苦しい展開を強いられる。後半アディショナルタイムにはイングランド代表FWアレックス・オックスレイド=チェンバレンがネットを揺らしたが、直後に再び失点してベスト8進出が遠のく敗戦を喫した。

▽戦前の予想ではアーセナル有利の見方が強かったが、終わってみれば完敗と言える内容で1-3と敗れたアーセナル。かつて“フェイマス4”の1人として活躍し、アーセナルの無敗優勝も経験したキーオン氏は、低調なパフォーマンスに終始した選手たちを酷評している。さらに、アーセン・ヴェンゲル監督にはチームに“荒療治”が必要だと提言した。
▽自らが受け持つイギリス『BBC』のラジオ内で、キーオン氏が語った。

「チームはプロフェッショナルではなかった。選手たちは、雰囲気に飲み込まれていた。彼らはあまりにも(精神的に)若い。感情的になってしまうため、あのような場面に対処することができない。彼らはプロだ。あらゆる感情をおしのけて、一歩を踏み出す必要があった」
「しかし、それはチームの問題のうちの1つに過ぎない。たとえ、ロッカールームでヴェンゲルが怒号を飛ばしても、得られるものはない。彼は大きな決断をしなければならないと思う。彼は全ての選手を愛し、全ての選手を息子のように思っている。だが、チームのために冷徹になる必要がある」

▽選手たちの姿勢を批判したキーオン氏だが、同氏はかつての恩師がチームを立て直せると確信している。

「私はアーセン・ヴェンゲルを信頼している。彼は自らが持つ意志の力で全員を正しい方向に導くだろう。今夜の敗戦は本当に痛恨だ。しかし、彼はまだ勝負を諦めていない」

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